野坂屋旅館

自然の豊かな小さな町で、不知火海で獲れた天然の美味しいお魚をメインに、四季折々のお料理をお客様にお出しします。

7月4日水害

2020-07-20 04:37:56 | Weblog

野坂屋旅館のホームページ

 

 

久しぶりにブログの更新をします。

7月4日の明け方県南地方に豪雨が降りました。

残念ながら、芦北や、人吉、八代市、球磨村、小国町などが被害に遭いました。

当日は、焼酎を少しだけ飲んで、早めに休みました。

2時半頃、携帯電話が鳴ってしばらくして目が覚めました。

前に写真館の奥様からの電話でした。

最初は、電話の誤動作かなあと寝ぼけながら思っていると、ふと「水だ!」と我に返りました。

起き上がり、水着を穿いて、Tシャツのヤッケを着て、サンダル履きで写真館へ行きました。

「何か手伝いは?」と訊くと、ご主人が「正ちゃんやばかばい!」「今回は水が違う」と言われました。

すぐさま川を見ると、水位が見た事のない所まで、水の勢いも凄まじいという言葉がぴったりするぐらいの勢いで流れています。

写真館の息子さんが、近所に知らせに回りました。

私は、自宅へ戻り家族を起こし、「大切なものは2階へ上げるように」指示して旅館へ戻り、

旅館の金庫の中身や、パソコン、カメラ等々を2階へ上げて、宴会場の畳絨毯(リバーシブル)をテーブルの上に乗せました。

その時点で、ご宿泊のお客様5人と1人。

1人のお客様は、7月3日に雨が降るので怖いので泊めて欲しいと、8時半頃電話で予約された80歳女性のお客様でした。

それにご近所が写真館のご家族4人、1人暮らしの方が2人、3人のご家族が旅館に。

自宅にも、お1人暮らしの方、お2人暮らし方の3人が避難されていらっしゃいました。

畳を上げるのを写真館のご家族にもお手伝いいただき、ようやく2階へ避難しました。

お客様にも、水が出る事をお伝えすると、車に乗せた貴重品を取りに何度も往復されました。

そして、あとは見守ることしか出来ませんでした。

あとは時間経過とともに佐敷川の様子です。

 

 

見た事のない凄まじい流れでした。

 

 

 

雨の降り方も尋常ではなくすでに堤防を越えて水が流れ込んで来ました。

 

 

見る見るうちに堤防が見えなくなるくらいの水の量でした。

 

 

 

写真館さんは、シャッターを1枚開けたままの避難でしたので、シャッターが壊れている様子が見れます。

 

 

 

旅館の駐車場に停めてあった車も水没。

 

 

軽自動車が150m先のお宅の自動車が流られて来ました。

実は野坂屋旅館の車も、その前に流されていました。

 

 

 

 

車のライトが点滅したりしていました。

 

 

 

 

一夜明けて、野坂屋旅館の屋上からの景色です。

 

 

 

 

 

 

 

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