白内障が進み、目が見えなくなってずいぶん経ち、すっかりその生活にも慣れきっているレーヌ。
普通に自分の行きたいところにスタスタと歩き、ソファーにもベッドにも軽々と飛び乗り、傍から見ると見えているんじゃないかと思うほど、不自由なく過ごしています。
たまにその辺にぶつかるときもありますが、全くへこたれません。
ただ、ベッドやソファーで寝ている他の子たちが見えないので、踏んでしまい反感を買うこともあります
レーヌは見えないのだから許してやってと、他の子たちに言い聞かせても、そんな言葉を理解することもできず、嫌な顔をされています。
白内障が進んできたときは、どうなることやらと、随分心配しましたが、進行を止めることはできず、先生にも徐々に見えなくなるのだから、本人は慣れて平気だと言われました。
本当にその通りで、普段の生活範囲の場所内なら、全く怖がることもありません。
違う場所に行くと、腰が引けて、躊躇するときもありますが、心配したほどではありません。
フルールも白内障の気配が見えてきたので、将来は見えなくなるのかもしれません。
進行を止める薬ができればと祈っているのですが、我が家が通っている病院では完全に止めるのは無理なようです。
なるようになる、そう前向きに考えることにします