こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ヒメクロホシフタオ

2016年03月31日 |  ●ツバメガ科

ヒメクロホシフタオ Dysaethria illotata
2011年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-8月] 開張[16-20㎜]
ホスト[不明]
写真の個体は夜間に外灯付近のガラスにいたヒメクロホシフタオを撮影。

日本各地に生息するツバメガ科[フタオガ亜科]に属する蛾の仲間。
過去に近似種のクロホシフタオと混同されていた種で、外見上でも非常に良く似ている。
クロホシフタオとの区別は以下の[ヒメクロホシフタオとクロホシフタオの違い]を参照下さい。

平地~山地まで分布し、クロホシフタオよりは個体数は少ない様に感じます。
また大きさもヒメクロホシフタオの方がクロホシフタオよりも一回りほど小型となる。
翅は薄い褐色で、前翅外縁に黒い半月型の紋と、内縁の中央付近にも不明瞭な褐色紋がある。
フタオガの仲間はどれも止まり方に特徴があり、折り紙の[ヤッコサン]の様に見えて愛嬌があります。
フタオガの[二尾]とは、後翅にある二つの小さな突起からきているものと思われる。



2014年9月 北海道 ヒメクロホシフタオ Dysaethria illotata
山地の公衆トイレ内で撮影した小型のヒメクロホシフタオ。自身の指を比較して見た。


[ヒメクロホシフタオとクロホシフタオの違い]

 
左:ヒメクロホシフタオ
右:クロホシフタオ
①の外横線はヒメクロホシフタオは[コの字型]でクロホシフタオは[くの字型]になる。
②の前翅外縁はヒメクロホシフタオはなめらかになるが、クロホシフタオは中央付近で角張る。
①・②以外にはヒメクロホシフタオの方がより小型になる。また前翅内縁中央にある褐色紋もヒメクロホシフタオの方が不明瞭で小型な紋になるケースが多い。


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ヒメウチスズメ

2016年03月30日 |  ●スズメガ科

ヒメウチスズメ Smerinthus caecus
2014年7月 北海道

分布[北海道] 時期[5-8月] 開張[60-70㎜]
ホスト[ニレ科:オヒョウ ヤナギ科:ドロノキ・ヤマナラシ カバノキ科:ウダイカンバなど]
写真の個体は夜間外灯付近にいたヒメウチスズメを撮影。

日本では北海道のみに生息するスズメガ科[ウチスズメ亜科]に属する蛾の仲間。
山地に生息し、分布は局地的で個体数は少ない。
近似種にウチスズメ[Smerinthus planus]・コウチスズメ[Smerinthus tokyonis]がいる。
コウチスズメとは大きさで簡単に区別が出来る、ヒメウチスズメの方が遙かに大きい。
ウチスズメ と ヒメウチスズメは割と良くにていて、後翅の模様を見れば簡単に識別は可能です。
※ 下記比較画像参照下さい。



2015年7月 北海道 ヒメウチスズメ Smerinthus caecus
夜間外灯下にイタヒメウチスズメ



2015年7月 北海道 ヒメウチスズメ Smerinthus caecus
羽を広げると目玉模様が見え始める。


[ヒメウチスズメ・ウチスズメの上翅比較画像]
 
左:ヒメウチスズメ [Smerinthus caecus]
右:ウチスズメ [Smerinthus planus]



[ヒメウチスズメ・ウチスズメ・コウチスズメの標本画像での比較]



上:ヒメウチスズメ [Smerinthus caecus]
中:ウチスズメ [Smerinthus planus]
下:コウチスズメ [Smerinthus tokyonis]



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[北海道編] 飛べないカラス②

2016年03月29日 | 探索日記(野鳥・動物)
2016年3月 

前回1月に見つけた『飛べないカラス
あれから約2ヶ月の月日が流れた。
偶然同じ道を通ると、以前と同じ場所に小さなカラスを見つけた、車を止め見てみるとあの時の飛べないカラスでした。
ちゃんと生きていたんだね、良かった (´ノω・。)クシュン

飛べないカラス②(By:だんちょう)

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以前と同じ道を通る、約2ヶ月振りに通って見た。
すると、民家の脇にあの時の『飛べないカラス』が



もういないと思っていたら、ちゃんと元気に生きていました!!!
飛べないからテクテク・・・・テクテク・・・歩いています。
以前よりも人に慣れている感じがしました。



表情は以前と同じで、どことなく悲しい目をしています。
やはり付近には以前と同じ様に2羽の仲間が樹の上から見守っていました。



ハシボソガラスでしょうね。
人間の髪の毛の様に、新しい羽毛は生えてこないのでしょうか?
また機会があればたまに様子を見に行って見ます。

[おまけの動画]

飛べないカラス③


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ヒメシロコブゾウムシ

2016年03月28日 |  ●ゾウムシ科


ヒメシロコブゾウムシ Dermatoxenus caesicollis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ウコギ科:ウド・タラ・ヤツデ ニンジン類など
[時 期] 4月~8月
※ 体長は約11㎜~14㎜前後のゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は多い。
後翅が退化して飛べないゾウムシで、本来分布のなかった北海道ではウドなどの苗と一緒に持ち込まれた可能性もある様です。
幼虫は土中でウドやニンジンなど根を加害する。
大きくて表面がゴツゴツとしたゾウムシで体は全体的に白っぽい。
上翅の胸部側の方は濃茶色の模様が目立つ、胸部にも延長上の同じ色の縦状の模様が見られる。
シロコブゾウムシ[Episomus turritus]とよく似ているが、本種はやや小さく背中の中央付近が黒い。



ヒメシロコブゾウムシ
2020年 北海道 夜間に葉の上で交尾中のヒメシロコブゾウムシを見つけた。



ヒメシロコブゾウムシ
2020年 北海道 伐採木にいたヒメシロコブゾウムシ





ヒメシロコブゾウムシ
2022年 北海道 ウドなどの葉の上で多数見られたヒメシロコブゾウムシ





2018年 北海道 ヒメシロコブゾウムシ Dermatoxenus caesicollis



2018年 北海道 ヒメシロコブゾウムシ Dermatoxenus caesicollis



2012年 北海道 ヒメシロコブゾウムシ Dermatoxenus caesicollis





2017年 採集 北海道


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クロカレキゾウムシ

2016年03月27日 |  ●ゾウムシ科


クロカレキゾウムシ Acicnemis albofasciata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 広葉樹各種
[時 期] 6月~10月
※ 体長は約4.5㎜~5.6㎜前後のゾウムシ科アナアキゾウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中に、広葉樹の伐採木や倒木・衰弱木・薪などで見られる。
上翅は黒地で後方にM字型の白紋が特徴的な小型のゾウムシ。
北海道では今まで、サクラやハンノキ・シラカバなどの樹木で多数確認する事が出来た。



2014年6月 北海道
低山地の小規模な広葉樹の土場にいたクロカレキゾウムシ、この材では無数の本種を確認。



2012年6月 北海道
ハイイロハナカミキリを探しに山地の針葉樹の土場を回った際にシラカバ材の伐採木上にいたクロカレキゾウムシ。



2022年5月 北海道
ハンノキの枯れ枝で見つけたクロカレキゾウムシ



前胸背板には細かい凹凸が密になっており、その両側は白くなっている
まるで魚のウロコの様な感じで面白い


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[北海道編] タンチョウ

2016年03月26日 | 探索日記(野鳥・動物)
2016年3月 

3月の在庫から・・・

タンチョウ

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タンチョウ Grus japonensis
タンチョウを探鳥してきました (●´/∀`)/・:*:・゜お疲れ様`★.・









































2羽のタンチョウに出会う事が出来ました  ワ――゜.+:。ヾ(o・ω・)ノ゜.+:。――イ

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ウスモントゲトゲゾウムシ

2016年03月25日 |  ●ゾウムシ科

ウスモントゲトゲゾウムシ Colobodes konoi
2012年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-8月] 体長[5.5-7.3㎜]
ホスト[シオジ・サワグルミなど]
写真の個体は低山地の得られたウスモントゲトゲゾウムシを室内撮影。

日本各地に生息するゾウムシ科の仲間。
平地~山地に生息し個体数は普通。
上翅の後方には白色の[V字]模様が特徴的なウスモントゲトゲゾウムシ。
第3・5・7間室に直立鱗片の房があり、第3間室中央前の黒房は大きい。
幼虫はシオジやサワグルミなどの枯木樹皮下を食べるとされる。



2012年8月 北海道 ウスモントゲトゲゾウムシ Colobodes konoi
刺激を与えると写真の様に丸くなってしまいましたウスモントゲトゲゾウムシ


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ギンスジカバハマキ

2016年03月24日 |  ●その他科

ギンスジカバハマキ Acleris askoldana
2011年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[7-8月] 開張[13-14.5㎜]
ホスト[タニウツギ・ツクバネウツギ・ウツギ類など]
写真の個体は夜間に外灯にくっついていたギンスジカバハマキを網で捕獲し撮影。

日本各地に生息するハマキガ科[ハマキガ亜科]に属する蛾の仲間。
綺麗な赤と黄色の特徴的な小型の蛾。7月頃から成虫が出始め8月頃まで見られる。
似た様な種にギンヨスジハマキ・ナカトビハマキなどがいるが上翅模様で区別は容易です。
個体数は多いのか少ないのか良く分かりませんが、個人的には少ない様に感じます。


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[北海道編] オオハクチョウ

2016年03月23日 | 探索日記(野鳥・動物)
2016年2月 

2月の在庫から・・・

ウルフルズ - どうでもよすぎ

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オオハウチョウ Cygnus cygnus
農耕地へオオハウチョウの群れがやってきました。



一斉に畑へ降り立ち餌を食べ始めます。
1羽が鳴き始めると他の子も一緒に鳴き始めました。



可愛いですねぇ。



この子だけ色が違います、子供のオオハクチョウでしょうか。



飛翔写真にはもっと時間をかけタイミングを見計らう必要があります。
難しいです。

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シラハタリンゴカミキリ

2016年03月22日 |  ●カミキリムシ科

シラハタリンゴカミキリ Oberea shirahatai
2014年5月 [採 集] 埼玉県産

分布[本州] 時期[5-7月] 体長[12-19㎜]
ホスト[スイカズラ・キンギンボク・ヒョウタンボク類など]
写真の個体は友達のマイスターさんから頂いたシラハタリンゴカミキリを撮影。

本州に分布するカミキリムシの仲間。
平地~山地まで広く分布し個体数は普通。
近似種にニセリンゴカミキリがいますが、ニセリンゴカミキリは愛知県以西に、シラハタリンゴカミキリは静岡県以北に分布する。
しかし長野県では両種が生息しており、今後の調査による詳細が楽しみです。
リンゴカミキリの仲間の中でも特に大型で体型も太い為立派で迫力あるカミキリムシです。
上翅は艶の無い薄黒色で、小楯板付近と胸部・腹部・手足はオレンジ色になる。翅端は鋭く尖り頭部・触覚は濃黒色をしている。
黒とオレンジと言う非常に美しいコントラストをもつカミキリムシです。
羽化後、スイカズラなどの葉脈を後食する為、その様な葉を見つけると付近の葉裏などに付いていることが多い。
またシラハタリンゴカミキリは夕刻になると活発に飛翔する姿が見られる。

※ [シラハタ]とは山形県の昆虫研究家で白畑孝太郎氏に献名されました。



2014年5月 [採 集] 埼玉県産 シラハタリンゴカミキリ Oberea shirahatai
1枚目の画像と同じ個体のシラハタリンゴカミキリ、硬くて細くて格好良いカミキリですね。



2012年5月 [採 集] 埼玉県産 シラハタリンゴカミキリ Oberea shirahatai
こちらのシラハタリンゴカミキリは2012年に初めて我が家に来たもので、同じくマイスターさんから頂いた個体です。



シラハタリンゴカミキリのお尻、サリーちゃんパパみたいです。


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