ヒメクロホシフタオ Dysaethria illotata
2011年6月 北海道
分布[日本各地] 時期[5-8月] 開張[16-20㎜]
ホスト[不明]
写真の個体は夜間に外灯付近のガラスにいたヒメクロホシフタオを撮影。
日本各地に生息するツバメガ科[フタオガ亜科]に属する蛾の仲間。
過去に近似種のクロホシフタオと混同されていた種で、外見上でも非常に良く似ている。
クロホシフタオとの区別は以下の[ヒメクロホシフタオとクロホシフタオの違い]を参照下さい。
平地~山地まで分布し、クロホシフタオよりは個体数は少ない様に感じます。
また大きさもヒメクロホシフタオの方がクロホシフタオよりも一回りほど小型となる。
翅は薄い褐色で、前翅外縁に黒い半月型の紋と、内縁の中央付近にも不明瞭な褐色紋がある。
フタオガの仲間はどれも止まり方に特徴があり、折り紙の[ヤッコサン]の様に見えて愛嬌があります。
フタオガの[二尾]とは、後翅にある二つの小さな突起からきているものと思われる。
2014年9月 北海道 ヒメクロホシフタオ Dysaethria illotata
山地の公衆トイレ内で撮影した小型のヒメクロホシフタオ。自身の指を比較して見た。
[ヒメクロホシフタオとクロホシフタオの違い]
左:ヒメクロホシフタオ
右:クロホシフタオ
①の外横線はヒメクロホシフタオは[コの字型]でクロホシフタオは[くの字型]になる。
②の前翅外縁はヒメクロホシフタオはなめらかになるが、クロホシフタオは中央付近で角張る。
①・②以外にはヒメクロホシフタオの方がより小型になる。また前翅内縁中央にある褐色紋もヒメクロホシフタオの方が不明瞭で小型な紋になるケースが多い。
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