こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

ウスクモエダシャク

2024年04月19日 |  ・エダシャク亜科


ウスクモエダシャク Menophra senilis

[分 布] 日本各地
[食 樹] ブナ科・カバノキ科・タデ科・クスノキ科・ムクロジ科・カエデ科・クロウメモドキ科・ツゲ科・カキノキ科・スイカズラ科など
[時 期] 4月~10月
※ 開張は約30㎜~40㎜前後のシャクガ科エダシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
成虫は夜間灯火に飛来する。
オスの触角は櫛歯状、メスは糸状。
翅は淡い茶褐色で黒く明瞭な内・外横線が見られる。
色彩には若干の変異が見られ、メスの翅の色はオスよりもやや淡い傾向がある。








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フトフタオビエダシャク

2023年10月11日 |  ・エダシャク亜科


フトフタオビエダシャク Ectropis crepuscularia (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 広食性で様々な植物の葉など
[時 期] 3月~10月
※ 開張は約27㎜~42㎜前後のシャクガ科エダシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
夜間灯火に飛来する。
色彩斑紋には変異があり、淡い色彩から暗い色彩まで見られる。
後脚脛節には毛束がなく触覚は雌雄共に糸状。
近似種のオオトビスジエダシャクではより大型で翅は白っぽく後脚脛節には毛束が見られる。
またウスジロエダシャクは小型で、後脚脛節には毛束が見られる。









北海道のフトフタオビエダシャク


[フトフタオビエダシャクの飼育記録]

 
左:7月3日 ヨモギで見つけた幼虫
右:7月6日 ヨモギの葉で飼育し、体が小さくなったので土を入れました

 
左:7月9日 土の中で蛹化
右:7月16日 羽化


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キマダラツマキリエダシャク

2023年09月26日 |  ・エダシャク亜科


キマダラツマキリエダシャク Zanclidia testacea (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ツルウメモドキなど
[時 期] 7月~8月
※ 開張は約35㎜~48㎜前後のシャクガ科エダシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
夜間灯火に飛来する。
前翅・後翅は茶~黄褐色ので前縁中央に淡白色の大きな紋が見られる。
前後翅の横脈上に小さい白紋があり、後翅の外縁は波状。



キマダラツマキリエダシャクの翅の裏面




北海道のキマダラツマキリエダシャク


[キマダラツマキリエダシャクの飼育記録]

 
左:6月17日 ヨモギで見つけた幼虫
右:6月21日 ヨモギの葉で飼育し、4日後蛹になりました

 
左:6月30日 蛹になってから9日後に無事に羽化しました
右:6月30日 羽化


7月1日 別個体も羽化しました 


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オオトビスジエダシャク

2023年09月23日 |  ・エダシャク亜科


オオトビスジエダシャク Ectropis excellens (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ツバキ・ヤマノイモ・ブナ・キツネノボタン・スイカズラ・バラ・ヤナギ・キク・タデ科・マメ科・ヒノキ科など
[時 期] 4月~9月
※ 開張は約32㎜~50㎜前後のシャクガ科エダシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
夜間灯火に飛来する。
灰色の翅に褐色の模様が見られるやや大型のシャクガ。
外横線中央に黒っぽいM字模様があり、背面に黒い紋が並ぶ。
近似種のウストビスジエダシャクに似るが本種は赤味を帯びず、淡褐色~灰褐色となる。
オスの触角は微毛状、メスの触覚は糸状。






北海道のオオトビスジエダシャク


[オオトビスジエダシャクの飼育記録A]

 
左:7月3日 マメ科植物で見つけた幼虫
右:7月3日 同個体

 
左:7月5日 ハギの葉で飼育
右:7月10日 蛹化


7月19日 羽化


[オオトビスジエダシャクの飼育記録B]

 
左:7月18日 ハギの葉で幼虫を発見
右:7月18日 幼虫を採集した葉

 
左:7月25日 蛹化
右:8月4日 羽化


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ウメエダシャク

2023年09月22日 |  ・エダシャク亜科


ウメエダシャク Cystidia couaggaria (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ウメ・モモ・サクラ・リンゴ・ニシキギ・ツルウメモドキ・マユミ・エゴノキ・スイカズラなど
[時 期] 6月~8月
※ 開張は約35㎜~46㎜前後のシャクガ科エダシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
昼行性の為、成虫は日中に飛翔中の個体や葉上などで静止している姿が見られる。
前後翅は白色で黒い独特の太い波模様が見られ、他種との区別は容易。
腹部は黄橙色で黒色の斑紋が縦に並ぶ。
日中にホストとなる植物の回りでたくさんの本種がひらひらと飛んでいる姿を目にすることがある。


[バラ科植物の葉で見られたウメエダシャク]

 
 
バラ科植物の葉をたくさんのウメエダシャクの幼虫が食べている様子で、
一度に蛹や終齢幼虫なども見られた


[ウメエダシャクの飼育記録]

 
左:6月1日 ヒメリンゴっぽい葉で幼虫を発見
右:6月1日 自宅のスモモで飼育

 
左:6月6日 終齢幼虫
右:6月16日 糸を吐いて蛹になる準備を始める

 
6月17日 蛹化

 
6月29日 羽化

 
6月30日 羽化


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カバエダシャク

2022年10月28日 |  ・エダシャク亜科


カバエダシャク Colotois pennaria (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] カエデ・サクラ・ミズナラ・コナラ・クリなどの広葉樹各種
[時 期] 10月~12月
※ 開張は約39㎜~50㎜前後のシャクガ科エダシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は多い。
晩秋~初冬にかけて出現し成虫は夜間灯火に飛来する。
オスの前後翅は明るい橙色で幅が広く、メスの前後翅は薄い灰黄色で翅の幅は細い。
雌雄共に内横線・外横線は茶色の横線が走り、翅頂付近に小さい白紋が見られる。
オスの触覚は羽毛状でメスの触覚は糸状に近い櫛歯状。



夜間外灯付近に飛来したオスのカバエダシャク



夜間外灯付近で見られたメスのカバエダシャク



日中の雑木林の笹の葉の上で見られたカバエダシャク


 
羽化不全のカバエダシャクのオス





北海道で見られたカバエダシャク


[カバエダシャクのオスとメス]

 

 
オスのカバエダシャク


 

 
メスのカバエダシャク


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ウスアオエダシャク

2018年04月15日 |  ・エダシャク亜科

ウスアオエダシャク Parabapta clarissa
2017年5月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[5-7月] 開 張[25-30㎜]
ホスト[ブナ科:クヌギ・ミズナラ・クリなど]
写真の個体は夜間ライトトラップを行って飛来した、ウスアオエダシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し個体数は普通に見られます。
新鮮個体は翅は全体的に淡黄色で前翅の2本の横線は明瞭。
以下の2種が似ているので同定には注意が必要。
■ フタスジウスキエダシャク・・・全体的黄色が強く、2本の横線は太く不鮮明
■ ウスオビシロエダシャク・・・全体的に白く、半透明。2本の横線はややぼやけており前縁付近で内側へゆるくまがる。



2015年7月 北海道 ウスアオエダシャク Parabapta clarissa
[夜間道央圏内にて外灯回りを行って見つけた、かなり擦れたウスアオエダシャク]



2017年5月 北海道 ウスアオエダシャク Parabapta clarissa
[湿地帯でライトトラップを行った際に飛来したウスアオエダシャク]


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ウスフタスジシロエダシャク

2018年04月07日 |  ・エダシャク亜科

ウスフタスジシロエダシャク Lomographa subspersata
2017年6月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[4-8月] 開 張[20-26㎜]
ホスト[バラ科:リンゴ・マメザクラ・ナナカマド]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ウスフタスジシロエダシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、個体数は普通。
前翅・後翅は白色で全体的に灰色鱗を散布しており、前縁・外縁は褐色に縁取られる。
写真の個体では、前翅の中央の小さな黒点が見られるが、黒点が見られない個体もいる。


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コスジシロエダシャク

2018年03月28日 |  ・エダシャク亜科

コスジシロエダシャク Cabera purus
2015年7月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[5-8月] 開 張[24-30㎜]
ホスト[カバノキ科:ヤシャブ・ハンノキ類・シラカンバなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけたコスジシロエダシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
個体数は普通か少なめな印象を受ける。
小型な種で♂の触角は両櫛歯状で、♀の触角は糸状となる、体翅は白色で
各横線は強く屈曲する、また♂の前翅後縁の縁毛の色は黄色。
以下の2種に似ているので同定には注意が必要。
■ ミスジコナフエダシャク(翅が全体的に黄色味が強い)
■ ヒラヤマシロエダシャク(局地的で翅は全体的に白い、♂前翅後縁の縁毛の色が白色)

写真の個体は♂で、♂の前翅後縁の縁毛が黄色なのが写真からも見て取れます。



2015年7月 北海道 コスジシロエダシャク Cabera purus
[♀のコスジシロエダシャク、1枚目の画像と同じ場所で撮影]



2015年7月 北海道 コスジシロエダシャク Cabera purus
[♂のコスジシロエダシャク、1枚目の画像と同じ場所で撮影]



2015年7月 北海道 コスジシロエダシャク Cabera purus
[♂のコスジシロエダシャク、別のポイントで撮影]


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ヒメミスジエダシャク

2018年03月12日 |  ・エダシャク亜科

ヒメミスジエダシャク Hypomecis kuriligena
2015年7月 北海道

分 布[北海道・本州] 時 期[6-9月] 開 張[32-36㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ヒメミスジエダシャクを撮影。

北海道・本州に生息するシャクガ科[エダシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、個体数はやや少ない。
近似種のウスバミエダシャクに似るが本種の方が小型で、前翅は明らかに短く丸みがある。
またウスバミエダシャクの後翅裏面には後縁1A+2Aの間に長毛列が見られるが
ヒメミスジエダシャクにはそれがない。
本州にも産しているが、青森県ではレッドデータに記載されている。



2015年7月 北海道 ヒメミスジエダシャク Hypomecis kuriligena


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