こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ヨツメアオシャク

2023年05月31日 |  ・アオシャク亜科


ヨツメアオシャク Thetidia albocostaria (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヨモギ・キクなど
[時 期] 6月~9月
※ 開張は約23㎜~37㎜前後のシャクガ科アオシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は普通。
夜間灯火に飛来する。
前翅・後翅は綺麗な黄緑色で、外縁に褐色で縁取られた白紋が点列する。
前翅中央には淡い褐色で縁取られた大きな白紋があり中央には褐色点が見られる。
※写真の様に褐色の縁取りや中央の褐色点が出ない個体もいるようです。
後翅にも同じく白紋が見られるが翅の付け根付近に寄っている。
近似種のコヨツメアオシャクに似るが大きさ・斑紋などで区別は容易。
オスの触角は櫛歯状でメスの触角は糸状。
成虫は前脚の中間付近に黒褐色の毛束が見られる。
幼虫はホストとなる葉を切り、体にくっつけて外的から身を守っていると思われる。



2015年7月 北海道 ヨツメアオシャク、綺麗なエメラルドグリーンの色彩にはっとさせれる



2014年7月 北海道 メスのヨツメアオシャク、夜間の外灯回りで見つけた個体



2015年7月 北海道 メスのヨツメアオシャク 触覚は糸状



2014年7月 北海道 オスのヨツメアオシャク 触覚は櫛歯状




2022年7月 北海道 羽化したばかりのヨツメアオシャクのメス、羽化直後はとても鮮やかな色彩です


[ヨツメアオシャクの飼育記録A]

 
左:6月12日 ヨモギで見つけた幼虫(ヨモギの葉をちぎって体に貼り付けます)
右:6月16日 ヨモギの葉で飼育しています

 
左:6月24日 繭を作り始めました
右:6月29日 ヨモギの葉を少し剥がすと蛹が現れました

 
7月3日 メスのヨツメアオシャクが羽化しました


[ヨツメアオシャクの飼育記録B]

 
左:6月18日 ヨモギの葉で幼虫を採集
右:6月24日 ヨモギの葉を身にまとったまま蛹の準備を始めます

 
左:6月26日 蛹化
右:6月29日 蛹の大きさを計測してみました

 
左:7月6日 羽化 メスのヨツメアオシャクが先に羽化してきました
右:7月7日 羽化 続いてオスのヨツメアオシャクが羽化しました


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オオアヤシャク

2022年06月09日 |  ・アオシャク亜科


オオアヤシャク Pachista superans (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] コブシ・モクレン・ホオノキ・オオヤマレンゲ・タムシバ・トチノキなど
[時 期] 6月~9月
※ 開張は約45㎜~65㎜前後のシャクガ科アオシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~低山地に生息し個体数は普通。
成虫は夜間灯火に飛来する。
大型のシャクガの仲間で、大きさ・模様から他種との区別は容易。
雄の触角は櫛歯状で、雌の触覚は糸状。
秋になると幼虫の体は褐色になり、そのまま幼虫で越冬する。





夜間灯火に飛来したオオアヤシャク(北海道)


 
 
 
 
北海道で見られたオオアヤシャクの色んな写真





オオアヤシャクの幼虫
モクレン科の葉の上で見られた幼虫、冬芽の様な形で擬態しているようです。



オオアヤシャクの蛹


[手乗りオオアヤシャク]

 


[オオアヤシャクの翅の裏と表]

 


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ウスアオアヤシャク

2022年05月22日 |  ・アオシャク亜科


ウスアオアヤシャク Pingasa aigneri (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 不明
[時 期] 6月~7月
※ 開張は約36㎜~38㎜前後のシャクガ科アオシャク亜科に属する蛾の仲間。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し個体数は少ない。
成虫は、夜間灯火に飛来するが局地的でなかなかお目にかかれない。
メリハリの利いた模様で内横線は数字の『3』に似る。
この『3』の数字部分が細かい波型模様になっているのがオオシロアヤシャク。
また外横線は鋸歯状になっているが。オオシロアヤシャクは比較的緩い曲線を描く。
近似種のコアヤシャク・オオシロアヤシャクに似る。



外灯に飛来したウスアオアヤシャク


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ズグロツバメアオシャク

2018年03月03日 |  ・アオシャク亜科

ズグロツバメアオシャク Maxates fuscofrons
2015年7月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[6-7月] 開 張[27-31㎜]
ホスト[ニシキギ科:ツルウメモドキなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ズグロツバメアオシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[アオシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで生息し、個体数は普通。
近似種のスジモンツバネアオシャクに似るがスジモンツバネアオシャクは翅全体的に
白色短線をまばらに散らすのに対し、本種にはそれが見られず翅全体は薄い緑色。
内横線・外横線は細い白色で外横線は波型状となる。顔面は黒色らしいが
写真では確認出来ず。



2015年7月 北海道 ズグロツバメアオシャク Maxates fuscofrons 


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クロモンアオシャク

2018年03月02日 |  ・アオシャク亜科

クロモンアオシャク Comibaena delicatior
2014年8月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[5-9月] 開 張[18-26㎜]
ホスト[ブナ科:コナラ・クリ マメ科:ヤマハギ ニレ科:アキニレなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、クロモンアオシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[アオシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで生息し、個体数は普通。
翅は全体的に淡い緑色、前翅では2本の白く細い線が明瞭で外横線の白線はT字型となる。
前翅後角には赤褐色の丸紋と、後翅翅頂付近に変形の茶褐色紋が見られ外縁は淡黄色で縁取られる。
前翅・後翅の各翅中央付近には小さい黒点が見られる。
♂の触角は櫛歯状、♀では糸状。



上左:2015年7月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior
上右:2014年9月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior
下左:2015年8月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior
下右:2012年6月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior



上左:2011年8月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior ♀
上右:2016年8月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior ♀
下左:2016年8月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior ♂
下右:2015年8月 北海道 クロモンアオシャク Comibaena delicatior ♂


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ヘリジロヨツメアオシャク

2018年03月01日 |  ・アオシャク亜科

ヘリジロヨツメアオシャク Comibaena amoenaria
2014年8月 北海道

分 布[日本各地] 時 期[6-8月] 開 張[22-31㎜]
ホスト[ブナ科:コナラ ヤナギ科:シダレヤナギなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ヘリジロヨツメアオシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[アオシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで生息し、個体数は普通。
翅は全体的に淡い緑色、前翅では2本の白く細い線が明瞭で前縁が白く縁取られる。
前翅後角と、後翅翅頂に変形の赤褐色紋が見られる。
前翅・後翅の各翅中央付近に見られる小さな黒点が恐らく[ヨツメ]の由来だろう。
♂の触角は櫛歯状、♀では糸状。


 
左:2015年7月 北海道 ヘリジロヨツメアオシャク Comibaena amoenaria
右:2015年6月 北海道 ヘリジロヨツメアオシャク Comibaena amoenaria


[ヘリジロヨツメアオシャクの特徴]


赤色・・・和名の由来となる[ヘリジロ]は前翅前縁が白く縁取られる。
黒丸・・・前翅・後翅の各翅に1個づつ見られる小さい黒点、恐らく[ヨツメ]の由来。
黄色・・・前翅後角・後翅翅頂に見られる変形の赤褐色紋


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カラフトウスアオシャク

2018年01月14日 |  ・アオシャク亜科

カラフトウスアオシャク Comibaena ingrata
2015年7月 北海道

分布[北海道・本州・四国] 時期[7-8月] 開張[26-36㎜]
ホスト[不 明]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、カラフトウスアオシャクを撮影。

北海道・本州・四国に生息するシャクガ科[アオシャク亜科]に属する蛾の仲間。
山地性の蛾の様です。
北海道では平地でも見られる蛾ですが個体数は少ない様に感じます。
♂の触角は櫛歯状で、♀の触角は糸状。
写真の掲載画像は触角の形状が櫛歯状なので♂のカラフトウスアオシャクと分かります。
全体的に薄い緑色でしおらしい綺麗な色彩です。外横線・内横線は白色です。
本州では主に関東から中部地方の山地の針葉樹林帯に多いという。


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ウスアオシャク

2017年03月13日 |  ・アオシャク亜科

ウスアオシャク Dindica virescens ♂
2015年8月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-8月] 開張[32-45㎜]
ホスト[クスノキ科:ダンコウバイ・クロモジ・ヤマコウバシ・アブラチャンなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、ウスアオシャクを撮影。

日本各地に分布するシャクガ科[アオシャク亜科]に属する蛾の仲間。
各地で普通に見られる蛾ですが、北海道では南部のみに分布している。
一見ヤガ科のグループかと思う様な風貌で、初めて見た時はシャクガ科とは思えなかった。
♂の触角は櫛歯状で、♀の触角は糸状。写真の個体は♂のウスアオシャク。頭部は濃い茶色毛で覆われる。
翅全体的に和名の通り薄い緑色をしている、内横線は後縁付近で大きく曲がるのが特徴で
外横線は外縁に向かって大きく山なりに曲がる。



2021年8月 北海道 ウスアオシャク Dindica virescens [擦れたウスアオシャク]


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アトヘリアオシャク

2017年03月10日 |  ・アオシャク亜科

アトヘリアオシャク Aracima muscosa
2015年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-8月] 開張[32-44㎜]
ホスト[カバノキ科:ヤマハンノキ・コバノヤマハンノキ・ミヤマハンノキなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、アトヘリアオシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[アオシャク亜科]に属する蛾の仲間。
平地~山地まで広く分布し、個体数は普通。全体的に薄い緑色で外縁には茶褐色のギザギザ帯が見られる。
前翅中央付近の茶褐色紋も特徴的で割と安定しています。
前翅・後翅共に外縁は波型模様の中型種のアトヘリアオシャク。
幼虫は主にハンノキ類などの葉を食べる事が知られている。
新鮮個体は写真の様に綺麗な薄緑色で、日が経つに連れ下記の写真の様に褐色になる。



2015年7月 北海道 アトヘリアオシャク Aracima muscosa [擦れて褐色型になったアトヘリアオシャク]


  
左:2015年7月 北海道 アトヘリアオシャク Aracima muscosa [湿地帯の外灯付近にいたアトヘリアオシャク]
中:2011年8月 北海道 アトヘリアオシャク Aracima muscosa [山地の外灯下の道路にいたアトヘリアオシャク]
右:2011年7月 北海道 アトヘリアオシャク Aracima muscosa [低山地の外灯下で見つけたアトヘリアオシャク]


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アカアシアオシャク

2017年03月04日 |  ・アオシャク亜科

アカアシアオシャク Culpinia diffusa ♀
2015年7月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-9月] 開張[16-22㎜]
ホスト[マメ科:シロツメクサ/シソ科:イヌコウジュ/クワ科:クワなど]
写真の個体は夜間外灯回りで見つけた、アカアシアオシャクを撮影。

日本各地に生息するシャクガ科[アオシャク亜科]に属する蛾の仲間。
前翅がエメラルドグリーン色で綺麗で鮮やかな小型のシャクガ。
前翅・後翅共に白い2本の波型模様が特徴で、翅の縁は赤いまだらな縁取りと長い白毛が目立つ。
雌雄共に腹は肌色。 北海道では割と少ない種。



2016年9月 北海道 アカアシアオシャク Culpinia diffusa ♂
♂のアカアシアオシャクの触角は櫛歯状で♀は糸状なので雌雄の区別は触角だけでも容易です。


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