こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
Let's 昆虫採集!! Since in 2013.10.12

エリザハンミョウ

2022年01月22日 |  ●ハンミョウ亜科


エリザハンミョウ Cylindera elisae (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約9㎜~11㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~低山地に生息しやや局地的ですが個体数は多い。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

エリザハンミョウはハンミョウの仲間の中でも珍しく灯火に集まる習性のあるハンミョウで
主に河原や海岸付近の湿った砂地に生息し、夜間灯火にも飛来する。
北海道での産地はやや局地的で見られる環境が年々減少傾向にある。
成虫は春から見られ、小さい昆虫を補食している。
天気の良い日は積極的に泥地や裸地、砂地などに出てきて忙しなく歩き回り小昆虫を捕食している。
小型のハンミョウで、他種との区別は上翅の模様などで容易に区別する事が出来る。
上翅は光沢のない暗銅色で、上翅に特徴的な湾曲する帯紋がある。
色彩変異があり、黒いタイプや上翅の湾曲帯が太くより白いタイプなども見られる。





とても綺麗な上翅の模様を持つエリザハンミョウ



海岸沿いの砂地でも多数のエリザハンミョウが見られる





河川敷の湿った泥地で見られたエリザハンミョウ















夜間灯火で見られた各地のエリザハンミョウたち


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[採集時のエリザハンミョウ]

 
 


[エリザハンミョウの標本]

 



[エリザハンミョウの生息環境]

 
左:海岸などの砂地
右:河川敷などの湿った泥地


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また明日もどうぞ、宜しくお願い致します ・・・ 

ホソハンミョウ

2022年01月21日 |  ●ハンミョウ亜科


ホソハンミョウ Cicindela gracilis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 7月~9月
※ 体長は約10㎜~12㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~低山地に生息し局地的で個体数は少ない。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

ホソハンミョウはハンミョウの仲間の中で唯一飛べないハンミョウで(マガタマハンミョウも飛べない)
主に明るく開けた赤土の多い裸地に生息し、オオクロアリと共に行動している事が多い。
北海道での産地は極めて局地的で見られる環境が年々減少傾向にある。
成虫は夏から見られ、小さい昆虫を補食している。
天気の良い日は積極的に裸地に出てきて忙しなく歩き回り小昆虫を捕食している。
小型のハンミョウで、他種との区別は上翅の模様などで容易に区別する事が出来る。
上翅は光沢のない黒色で、縁に特徴的な白紋が4つある。
色彩変異があり、上翅に赤紋の出るタイプもいる。





明るく開けた裸地で見つけたホソハンミョウ



日が差さない時は草地で隠れている事が多いホソハンミョウ


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[採集時のホソハンミョウ]




[ホソハンミョウの標本]




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カワラハンミョウ

2022年01月20日 |  ●ハンミョウ亜科


カワラハンミョウ Chaetodera laetescripta (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 6月~9月
※ 体長は約14㎜~17㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地に生息し局地的で個体数は少ない。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

カワラハンミョウは主に海岸砂丘や広い河原の砂地に生息し、北海道での産地は局地的で見られる環境が年々減少傾向にある。
成虫は初夏から見られ、小さい昆虫を補食している。
天気の良い日は積極的に河川敷や海岸沿いの砂地をブンブン飛び回る姿が見る事が出来る。
大型のハンミョウで、他種との区別は上翅の模様などで容易に区別する事が出来る。
上翅は光沢のない深い暗緑色で、縁に特徴的な白紋がある。
色彩変異があり、白紋が発達して上翅が白っぽく見える個体もいるが北海道ではいまだ見たことがない。





海岸付近の砂地で見つけたカワラハンミョウ


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[採集時のカワラハンミョウ]

 


[カワラハンミョウの標本]

 
 


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ミヤマハンミョウ

2022年01月19日 |  ●ハンミョウ亜科


ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis (北海道)

[分 布] 北海道・本州・四国
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約15㎜~20㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

北海道・本州・四国に分布しており、低山地~山地に生息し局地的で個体数は普通。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

ミヤマハンミョウは主に低山地~山地に生息し、明るい裸地や林道・登山道などで見る事が出来る。
北海道での産地は局地的で見られる環境が年々減少傾向にある。
成虫は春から見られ、小さい昆虫を補食している。
天気の良い日は積極的に林道や登山道の裸地をブンブン飛び回る姿が見る事が出来る。
大型のハンミョウでニワハンミョウやアイヌハンミョウと良く似ている。



初めて札幌市内で見つけたミヤマハンミョウ 2010年 北海道





山地の林道で見つけたミヤマハンミョウ 2021年 北海道


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[ミヤマハンミョウの標本]

 
 
 


[採集時のミヤマハンミョウ]

 
 


[ミヤマハンミョウの上唇]

 
 


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アイヌハンミョウ

2019年04月25日 |  ●ハンミョウ亜科


アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~6月
※ 体長は約16㎜~17㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し局地的で個体数は普通。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

アイヌハンミョウは主に上流~中流域の河原に生息し、北海道での産地は局地的で
見られる環境が年々減少傾向にある。
成虫は春から見られ、小さい昆虫を補食している。
天気の良い日は積極的に河川敷の裸地をブンブン飛び回る姿が見る事が出来る。
大型のハンミョウでニワハンミョウやミヤマハンミョウと良く似ているが本種のオスの大顎先端は幅広くヘラ状
となる為他種と区別する事が出来る。



正面から撮影したアイヌハンミョウ。



体の下面は、綺麗な金属光沢があり白色の長毛に覆われるている。


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[アイヌハンミョウの生息環境]

 


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コニワハンミョウ

2014年01月17日 |  ●ハンミョウ亜科


コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約10㎜~13㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し局地的で個体数は普通。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

コニワハンミョウは主に平地~山地に生息し、特に河原の乾燥した砂地に多い、成虫・幼虫共に昆虫などを補食する。
晴れた日は良く活動し、曇った日は石の下やゴミ・流木の下などで休んでいる事が多い。
他のハンミョウ類に比べ小型で、上翅は光沢がなく暗銅色~暗緑色をしており白い斑紋も独特の模様をしている。
札幌市内では産地はかなり局地的ですが、郊外へ行くと割と産地も多く個体数も非常に多い。



2013年 北海道 コニワハンミョウ



2013年 北海道 コニワハンミョウ



2011年 北海道 コニワハンミョウ


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[コニワハンミョウの標本]

   
※ 画像をクリックすると拡大致します。


[コニワハンミョウの生息地]

  
※ 画像をクリックすると拡大致します。


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ニワハンミョウ

2014年01月11日 |  ●ハンミョウ亜科


ニワハンミョウ Cicindela japana (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約15㎜~19㎜前後のオサムシ科ハンミョウ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地~山地に生息し局地的で個体数は普通。
「ハンミョウ」とは甲虫目・オサムシ科・ハンミョウ亜科に属する昆虫の総称で幼虫・成虫ともに肉食性の甲虫である。
人が近づくと「パッ」と飛び、1-2メートル程前方へ着地する、この動作を繰り返す様子から
まるで道を教えている案内人「ミチシルベ」「ミチオシエ」と言う別名を持つ。

ニワハンミョウは主に平地~山地に生息し、河原付近の湿った地表を徘徊し、昆虫などを補食する。
晴れた日は良く活動し、曇った日は石の下やゴミ・流木の下などで休んでいる事が多い。
他のハンミョウ類に比べ大型で、上翅は光沢がなく暗銅色~暗緑色をしており黒い小さな点が2列並んでいる。
上翅に白い小さな紋があるが、紋の形には変異がある。
腹部は青緑色の金属光沢があり白い毛が生えている、体が大きいので、光を浴びて飛ぶ姿はまるで「宝石」の様に美しい種類です。
北海道産は翅端の弦紋を欠く個体が多く、エゾ型とも呼ばれている。

近似種のアイヌハンミョウとは♂の大顎の形で区別する事が出来る。
ニワハンミョウ (♂)・・・大顎の先端が鋭く尖る
アイヌハンミョウ(♂)・・・大顎の先端がヘラ状



2013年 北海道 ニワハンミョウ



2013年 北海道 ニワハンミョウ



2013年 北海道 ニワハンミョウ



2013年 北海道 ニワハンミョウ


北海道に分布しているハンミョウを探して見よう!!

□ ミヤマハンミョウ Cicindela sachalinensis ★ 
□ アイヌハンミョウ Cicindela gemmata aino ★★★
□ ニワハンミョウ Cicindela japana ★★
□ コニワハンミョウ Cicindela transbaicalica ★
□ カワラハンミョウ Cicindela laetescripta ★★
□ エリザハンミョウ Cylindera elisae ★
□ ホソハンミョウ Cicindela gracilis ★★★★
□ マガタマハンミョウ Cicindela ovipennis ★★★★★
※ ★は個人的な探索難易度を示します。


[黒化タイプのニワハンミョウ]

 
左:黒化型ニワハンミョウと通常型ニワハンミョウ
右:黒化型ニワハンミョウと通常型ニワハンミョウの腹面


[ニワハンミョウの標本]

 
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[ニワハンミョウの生息地]

   
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