こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ヒメカメノコハムシ

2024年01月28日 |  ●ハムシ科


ヒメカメノコハムシ Cassida piperata (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] アカザ・シロザ・ハマアカザ・イヌビユ・テンサイ・フダンソウ・ヒユ・イノコヅチなど
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約5㎜~5.5㎜前後のハムシ科カメノコハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は多い。
成虫は日中にホスト植物の葉の上で見られる。
上翅は黄褐色の半透明の翅で、中央に黒い模様があります。
また後方の左右の端に黒紋が見られる。
近似種のイノコヅチカメノコハムシ(ホスト:イノコヅチ類)と似ているが、本種は上翅後方の両側に黒紋があるのに対し、
イノコヅチカメノコハムシでは黒紋がないことで区別する事ができる。
他にもキイロカメノコハムシ・チャイロカメノコハムシ・スジミドリカメノコハムシなどに似る。











2022年7月 北海道 ヒメカメノコハムシ(イノコヅチと思われる葉で複数の本種が見られた)


[ヒメカメノコハムシの見られる環境]

 


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ルリハムシ

2024年01月27日 |  ●ハムシ科


ルリハムシ  Plagiosterna aenea (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ハンノキ・ケヤマハンノキなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約6.8㎜~8.5㎜前後のハムシ科ハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中にホストの葉上などで見られる。
体は光沢の強い瑠璃色~緑色・銅色で色彩には変異が多く大変美しいハムシです。
割と大型で、体は丸みをおびる。









北海道で見られたルリハムシ



虹色に輝く美しいルリハムシ


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ブドウサルハムシ

2024年01月26日 |  ●ハムシ科


ブドウサルハムシ  Bromius obscurus (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ブドウ・ヤナギラン・ハコヤナギ・フキなど
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約5㎜~5.5㎜前後のハムシ科サルハムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中にホストの葉上などで見られる。
体背面は細い剛毛を密生し、粗大な点刻を密に装う。
体背面の色彩は変異があり全体黒色の個体なども見られる、前胸背板および小楯板は黒色。
別名:フキサルハムシ



北海道で見られたブドウサルハムシ





ブドウサルハムシが見られた植物(ヤナギの幼木っぽい感じでした)


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ヤナギルリハムシ

2024年01月21日 |  ●ハムシ科


ヤナギルリハムシ  Plagiodera versicolora (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヤナギ類・ポプラなど
[時 期] 4月~11月
※ 体長は約3.3㎜~4.6㎜前後のハムシ科ハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中にホストの葉上などで見られる。
体は光沢の強い瑠璃色で体は丸みをおびる。
ヤナギ類をホストとする為、柳で見られる瑠璃色のハムシはたいがい本種の可能性が高い。
触角は基部付近が褐色で先端に向けて黒色となる、成虫で越冬する。





北海道で見られたヤナギルリハムシ


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タテスジヒメジンガサハムシ

2023年10月30日 |  ●ハムシ科


タテスジヒメジンガサハムシ Cassida circumdata (沖縄県)

[分 布] 本州以南
[食 樹] サツマイモ・ハマヒルガオなど
[時 期] 3月~11月
※ 体長は約4.2㎜~5.6㎜前後のハムシ科カメノコハムシ亜科に属する甲虫。

本州以南に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中にサツマイモやハマヒルガオなどの葉の上で見られる。
上翅中央にある金緑色の色彩の中に黒いU字模様が見られる美しいカメノコハムシ。
国内では1990年代頃確認されて、2018年には大阪府でも生息が確認されている。
成虫・幼虫ともにサツマイモ・ハマヒルガオなどの葉を丸く齧り食害する。
※ アサガオへの食害も確認されています。



2012年6月 沖縄県 タテスジヒメジンガサハムシ


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スキバジンガサハムシ

2023年10月29日 |  ●ハムシ科


スキバジンガサハムシ Aspidimorpha transparipennis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヒルガオなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約6.2㎜~7.2㎜前後のハムシ科カメノコハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中にヒルガオなどの葉の上で見られる。
上翅は黄褐色で光沢があるが若干色彩の変異が見られる。
ジンガサハムシよりは一回り小さく、小判型で面長の形をしている。
小楯板の後方側の隆起が弱くなだらかとなるが、ジンガサハムシはその隆起が大きく強い。
※ 近似種のジンガサハムシは大型(体長:7.2~8.2㎜)で小楯板の後ろの隆起は強い。



2018年7月 北海道 スキバジンガサハムシ




2018年7月 北海道 南部で見られたスキバジンガサハムシ(右)
※ 左の個体はジンガサハムシ


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ジンガサハムシ

2023年10月28日 |  ●ハムシ科


ジンガサハムシ Aspidimorpha indica (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ヒルガオなど
[時 期] 4月~9月
※ 体長は約7.2㎜~8.2㎜前後のハムシ科カメノコハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は多い。
成虫は日中にヒルガオなどの葉の上で見られる。
体背面の隆起は弱く平滑。
小楯板後端にかけての隆起はやや強い、跗節の爪は内側にくし歯状の構造を装う。
体腹面・脚は赤褐色、上翅の隆起部は時に黒色となる。
和名の「ジンガサ」は上翅の茶色部の模様が陣笠に似ていることから名付けられたと思われる。
※ 近似種のスキバジンガサハムシは小型(体長:6.2~7.2㎜)で小楯板の後ろの隆起はなだらかに翅端に隆起する。



2010年6月 北海道 山地の市内の森で見つけたジンガサハムシ



2010年9月 北海道 市内のミズナラの葉で見られたジンガサハムシ



2011年9月 北海道 コブシの葉で見られたジンガサハムシ



2013年6月 北海道 イタドリの葉上で休んでいたジンガサハムシ



2018年5月 北海道 葉の上で見つけたジンガサハムシ





2018年7月 北海道 南部で見られたジンガサハムシ(左)
※ 右の個体はスキバジンガサハムシ



2022年6月 北海道 市内のヒルガオで見つけたジンガサハムシ、日が当たるとたくさんの本種が出現した



2022年7月 北海道 ヒルガオの葉で見つけたジンガサハムシ


[ジンガサハムシの見られた環境]

 


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ネギオオアラメハムシ

2023年10月27日 |  ●ハムシ科


ネギオオアラメハムシ Galeruca extensa (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] タチギボウシ・ネギ・ニラ・ニンニク・ノビル・ギョウジャニンニクなど
[時 期] 5月~8月
※ 体長は約11㎜~12.2㎜前後でハムシ科ヒゲナガハムシ亜科に属する。

北海道・本州に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ局地的で個体数は少ない
成虫は日中にホストとなる葉上などで見られる。
体は暗い茶色で、上翅の隆起は強く明瞭。
頭部・胸部は上翅より暗色となる。
近似種のアザミオオハムシに似るが本種の方が体がやや大きく前胸背板の側縁は角ばらず
全体としてまるく、前縁角は突出しない。
ネギの害虫としてしられ時に大発生する事もある。
幼虫は黒色で、全体にトゲ状の突起が見られ、灰褐色の毛がまばらに生える。



シュロソウで採集したネギオオアラメハムシ



ネギオオアラメハムシの標本


[近似種との比較写真]


左:ズグロアラメハムシ・・・(ホスト:ヤナギ・ドロノキ・ミズバショウなど、体に光沢があり頭部が黒い)
中:アザミオオハムシ・・・(ホスト:アザミ・フキなど)
右:ネギオオアラメハムシ・・・(ホスト:タチギボウシ・ネギ・ニラ・ニンニクなど、3種の中で一番黒っぽい)


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フジハムシ

2023年10月26日 |  ●ハムシ科


フジハムシ  Gonioctena rubripennis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] フジ・ニセアカシアなど
[時 期] 4月~7月
※ 体長は約4.5㎜~6㎜前後のハムシ科ハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は多い。
成虫は日中にホストとなる葉上などで見られる。
上翅は光沢のある赤色で縦状の点列が見られる、頭部・胸部・腹部・脚は黒色。
触角は黒色だが基部から4節程度が褐色となっている。
通常は上翅は赤色だが、一部黒色または全体的に黒色となる個体などが見られる。







北海道で見られるフジハムシ



フジハムシの卵





フジハムシの幼虫


[フジハムシが見られた環境]

 



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ハギツツハムシ

2023年10月25日 |  ●ハムシ科


ハギツツハムシ  Pachybrachis eruditus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ハギ・ヤナギ類など
[時 期] 6月~7月
※ 体長は約3.8㎜~4.0㎜前後のハムシ科ツツハムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中にホストとなる葉上などで見られる。
色彩の変異が多く、黒色~黄褐色のものまで様々なタイプが見られる。
前胸背板の基部は明瞭に縁取られ後角は後方へ突出せず、上翅基部と密接に接しない。
触角は細く長い(体長とほぼ等長)、脚は黄褐色。



2011年7月 北海道 割と黒化タイプのハギツツハムシ



2018年6月 北海道 黄色が強いタイプのハギツツハムシ



2019年7月 北海道 スタンダードなタイプのハギツツハムシ




北海道で見られるハギツツハムシ


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