こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ルイヨウマダラテントウ

2024年01月23日 |  ●その他科


ルイヨウマダラテントウ Henosepilachna yasutomii (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] ルイヨウボタン・クコ・イヌホオズキ・ハシリドコロ・トチバニンジンなど
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約6.5㎜~7㎜前後のテントウムシ科テントウムシ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、平地~山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中に、ルイヨウボタンなどの葉上で見られる。
オレンジ色の上翅にたくさんの黒紋がある大型のテントウムシ。
近似種にヤマトアザミテントウ・エゾアザミテントウ・オオニジュウヤホシテントウなどがいる。
北海道ではオオニジュウヤホシテントウ(上翅基部の大型の黒紋が左右で離れている点で区別できる)と
エゾアザミテントウ(上翅基部の大型の黒紋が左右でつながっている)が札幌近郊でも普通に見られる。
南部ではルイヨウマダラテントウ・ヤマトアザミテントウの2種がみられるが見た目はそっくりで同定には注意が必要。
エゾアザミテントウ・・・(北海道での分布は南部・東部を除く、ホストは主にアザミ類・ルイヨウボタンなど)
ヤマトアザミテントウ・・・(北海道では南部に分布、ホストは主にアザミ類、上翅先端の張り出しあり)
ルイヨウマダラテントウ・・・(北海道では南部に分布、ホストは主にルイヨウボタンなど、上翅先端の張り出しなし)


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エゾベニヒラタムシ

2024年01月20日 |  ●その他科


エゾベニヒラタムシ Cucujus opacus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~11月
※ 体長は約11㎜~17㎜前後のヒラタムシ科ヒラタムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数はやや少ない。
成虫は日中に倒木や伐採木、樹皮下などで見られる。
体へ扁平で、頭部・胸部は光沢のある黒色、上翅は光沢のないくすんだ紅色をした綺麗な甲虫。
幼虫・成虫ともに樹皮下などに潜む昆虫類の幼虫などを捕食していて、成虫で越冬する。
北海道では平地~山地まで見られるが本州以南では比較的高地で見られるそうです。
近似種のベニヒラタムシと言うのがいるが区別は以下の通り。

ベニヒラタムシ・・・上翅には光沢がある、前胸背板側縁は弧状で中央付近が最大幅となる、触角の第3節は第2節の2倍よりも長い。
エゾベニヒラタムシ・・・上翅には光沢がない、前胸背板側縁は後方に向かい細まる、触角第3節は第2節の2倍よりも短い。



2010年10月 北海道 山地の衰弱木で見つけたエゾベニヒラタムシ



2011年5月 北海道 フキの葉の上で休んでいる個体



2012年5月 北海道 山地の林道にいたエゾベニヒラタムシ、アリの大きさと比較すると大きさがわかりやすい



2012年11月 北海道 山地の壁に張り付いてエゾベニヒラタムシ




2013年10月 北海道 山地の鉄塔にいたエゾベニヒラタムシ




2015年5月 北海道 市内広葉樹の倒木にて



2019年5月 北海道 山地で採集したエゾベニヒラタムシ



2022年5月 北海道 杉の伐採木で見られた


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カクムネケシキスイ

2024年01月19日 |  ●その他科


カクムネケシキスイ Glischrochilus cruciatus (北海道)

[分 布] 北海道・本州
[食 樹] 不明
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約4.5㎜~6.9㎜前後のケシキスイ科オニケシキスイ亜科に属する甲虫。

北海道・本州に分布し、低山地~山地まで幅広く見られ局地的で個体数は少ない。
成虫は日中に倒木や衰弱木などで見られる。
体へ扁平で、光沢のある黒色。
上翅基分から後方に向かって「X型」の赤褐色紋が見られる。
複眼は前胸に接しない、体背面の点刻は小さく全体的に見られるが
会合部付近ではやや密になる。



2022年6月 北海道 山地の衰弱木で見つけたカクムネケシキスイ


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クロトサカシバンムシ

2024年01月16日 |  ●その他科


クロトサカシバンムシ Trichodesma japonicum (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 朽木や木材など
[時 期] 6月~7月
※ 体長は約4.5㎜~7㎜前後のシバンムシ科シバンムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中に木材や朽木などで見られる。
前胸背板の突起は鋭く突出し、その頂上の毛束は黒褐色(トサカシバンムシは黄褐色~暗褐色)。
初めて見るクロトサカシバンムシ、詳細は良く分かりませんでした。
全身が毛深く、特に胸部にある長い毛がとさかの様に見えるため
「トサカ」と名が付いたのでしょう。





2022年6月 北海道 ニガキの葉で見つけたクロトサカシバンムシ


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ウスイロクビボソジョウカイ

2024年01月15日 |  ●その他科


ウスイロクビボソジョウカイ Podabrus temporalis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 5月~7月
※ 体長は約7㎜~9㎜前後のジョウカイボン科ジョウカイボン亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は普通。
成虫は日中に草原や雑木林の植物や草の葉上などで見られる。
前翅は透明感のある淡い褐色で、頭部の複眼裏から胸部にかけて黒い紋が見られる。
胸部の黒紋は左右に1個づつあり、弓状に湾曲している。
別名:ウスイロニンフジョウカイ

[近似種との比較写真]


左:ウスイロクビボシジョウカイ
右:アイヌクビボソジョウカイ


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キボシテントウダマシ

2024年01月14日 |  ●その他科


キボシテントウダマシ Mycetina amabilis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 朽木に生えるキノコ類・菌類など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約4㎜~5㎜前後のテントウダマシ科オオテントウダマシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中に枯れた木や朽木などに生えるキノコ類で見られる。
体は光沢のある黒色で、上翅には黄色~赤褐色の紋が4つある。
オスの前脚はメスの前脚より発達し、前脛節がやや湾曲する。
前胸背板は側縁が隆起している。


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アリモドキカッコウムシ

2024年01月13日 |  ●その他科


アリモドキカッコウムシ Thanasimus lewisi (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] キクイムシの幼虫など
[時 期] 4月~11月
※ 体長は約6.6㎜~9.3㎜前後のカッコウムシ科カッコウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は少ない。
成虫は日中に倒木や伐採されたスギやヒノキ・マツなどの枝で見られる。
倒木に集まり、木材に入り込むキクイムシの幼虫などを捕食する。
上翅は黒色で肩部分には赤・黒・白の特徴的な紋があり、後方には白い横帯が見られる。
頭部・胸部は黒、腹部は赤く脚には白毛が生えている。



2022年5月 北海道 スギの伐採されている枝に付いていたアリモドキカッコウムシ


[近似種との比較写真]


左:アリモドキカッコウムシ
右:ムネアカアリモドキカッコウムシ


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ベニモンムネビロオオキノコ

2023年10月15日 |  ●その他科


ベニモンムネビロオオキノコ Microsternus perforatus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] サルノコシカケなどのキノコ類
[時 期] 6月~10月
※ 体長は約5㎜~7㎜前後のオオキノコムシ科オオキノコムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は少ない。
成虫は主に夜間活動し、サルノコシカケなどのキノコ類に集まる。
光沢のある黒色で、上翅には肩部と後方にオレンジ色の特徴的な紋が見られる。
体型はやや紡錘型で上翅基部付近で最大幅となり、翅端にかけて緩やかに細くなる。
北海道ではかなりレアなオオキノコムシの仲間で、写真の個体はサルノコシカケなどの
キノコ類から羽化した個体。
別名:ベニモンムネビロオオキノコムシ


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ミツノゴミムシダマシ

2023年10月13日 |  ●その他科


ミツノゴミムシダマシ Toxicum tricornutum (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 枯れ木・カワラタケ等のキノコ類など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約13.5㎜~18.5㎜前後のゴミムシダマシ科ゴミムシダマシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数はやや少ない。
成虫は主に、キノコ類の生えている朽木などで見られ、それらを食べているものと思われる。
体は艶の無い黒色で脚・触角は赤褐色、上翅は浅い点刻列が見られる。
オスの頭部中央先端にはカブトムシの角の様な突起があり、頭部左右には茶色の毛束が生えた突起が一対見られる。
メスには角状突起は見られない。



正面から撮影したオスのミツノゴミムシダマシ



オスのミツノゴミムシダマシ



本種が羽化したキノコ類を持ち帰った際に確認出来た幼虫
おそらくミツノゴミムシダマシの幼虫と思われる


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ナミテントウ

2023年09月18日 |  ●その他科


ナミテントウ Harmonia axyridis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] アブラムシ・キジラミなど
[時 期] 7月~8月
※ 体長は約6㎜~7㎜前後のテントウムシ科テントウムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布し、平地~低山地まで幅広く見られ個体数は多い。
成虫は日中に、様々な環境で良く見られる。
上翅の模様には色んなバリエーションがあり、ときに紋が消失する個体も見られる。
草原・海岸・山地・住宅地など様々な場所で見られ、一般的に
ナナホシテントウと一緒に馴染み深いテントウムシで益虫としても知られています。
成虫は集団で越冬する、冬になる前に室内にも入り込んでくることも多いです。



ナミテントウは色んな模様があって、まるで違う種類のテントウムシかと思ってしまいます




過去に見た斑紋の中で個人的に好きな斑紋はこの2匹でした


[様々な模様のナミテントウ]

 
 
 
 
 


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