こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ミイデラゴミムシ

2024年03月24日 |  ●オサムシ科


ミイデラゴミムシ Pheropsophus jessoensis

[分 布] 日本各地
[食 樹] 蛾の幼虫や小昆虫など
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約11㎜~18㎜前後のオサムシ科ホソクビゴミムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、平地の農耕地や水田など、湿った草原に生息し個体数は普通。
成虫は石の隙間や落ち葉下などで見られ、夜間灯火にも集まる。
上翅は黒色で中央付近に1対のオレンジ色の大きな紋が見られ肩部にも小さいオレンジ色紋が1対見られる。
頭部・胸部もオレンジ色で黒い特徴的な縦筋紋がある。
成虫は夜に活動し、地表を徘徊しながらの昆虫など動物質のものを食べて生活している。
幼虫は土中でケラの卵塊を食べる。

外敵に襲われると、腹部末端から高温で刺激の強い霧状のガスを噴出する事から「ヘッピリムシ」とも呼ばれる。
また、このガスは「過酸化水素」と「ヒドロキノン」を反応させることで発生する水蒸気と「ベンゾキノン」との事。
近似種のオオミイデラゴミムシ(南西諸島に分布)に似るが、オオミイデラゴミムシは頭部の紋が大きく
腹面の縁が黒く縁取られているなどから区別する事が出来る。

ミイデラゴミムシのミイデラは漢字で書くと「三井寺」。
和名の由来は滋賀県にある三井寺、この地にある「放屁合戦」と言う鳥羽絵から名付けられたのでは
ないかとされるが詳細は不明。





ミイデラゴミムシの標本


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ヒョウタンゴミムシ

2022年02月22日 |  ●オサムシ科


ヒョウタンゴミムシ Ancyrona haroldi (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 3月~10月
※ 体長は約15㎜~20㎜前後のオサムシ科ヒョウタンゴミムシ亜科に属する甲虫。

日本各地に分布しており、海岸に生息し個体数はやや少ない。
成虫は海岸の砂浜の流木や人工物の下などで見られる。
体は黒光りして、上翅には太い筋が見られる、クワガタの様な大きな顎で
日中は流木や藻・人工物などの下に潜り込んでおり、
日没後に地表に出てハマベハサミムシなどの昆虫やオカダンゴムシなどの小型甲殻類の死骸を食べる。











砂浜の流木をひっくり返すとヒョウタンゴミムシが見つかる


[採集時のヒョウタンゴミムシと生息環境]

 
左:採集時のヒョウタンゴミムシ
右:ヒョウタンゴミムシの生息する砂浜


[ヒョウタンゴミムシの標本]



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エゾマイマイカブリ

2021年10月23日 |  ●オサムシ科


エゾマイマイカブリ Damaster blaptoides rugipennis (北海道)

[分 布] 北海道
[食 樹] カタツムリ・ミミズ・小昆虫など
[時 期] 5月~9月
※ 体長は約30㎜~45㎜前後のオサムシ科オサムシ亜科に属する甲虫。

国内では北海道のみに分布し、平地~山地まで広く見られ個体数は普通。
マイマイカブリの北海道亜種で林縁や道路の側溝、樹上や倒木などで見られる。
上翅は凹凸のあるゴツゴツとした暗藍色をしており、胸部~頭部は緑~赤色に輝く綺麗な甲虫です。
地域によって色のバリエーションがありコレクターには人気のある種類の様です。
触って刺激を与えると腹部先端から刺激臭を発する、昔自分が子供の頃に知らずに触って
目に入ってしまい大変な思いをしたことがある。
成虫・幼虫共にカタツムリなどの小昆虫を捕食している、冬は朽木内や土中で越冬するが
成虫・幼虫のどちらでも越冬出来るようです。
雌雄の識別点としては大顎の横から生えている小髭の形状が幅広く台形型になっているのが♂で
やや細くヘラ状になるのが♀です。

















エゾマイマイカブリ(札幌市産)





エゾマイマイカブリ(北広島市産)



エゾマイマイカブリ(勇払郡産)



エゾマイマイカブリ(樺戸郡産)



エゾマイマイカブリ(道東産) カタツムリを捕食していた





エゾマイマイカブリ(道北産) 海岸の砂地を歩いていた



10月 朽木内で越冬の準備をしていたエゾマイマイカブリ





たまに木を上り下りしている個体を見る事があります。
木登りも上手な様です。



エゾマイマイカブリの標本


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ヤホシゴミムシ

2017年12月14日 |  ●オサムシ科

フタツメゴミムシ Lebidia octoguttata
2011年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[4-11月] 体長[10-11㎜]
ホスト[小昆虫など]
写真の個体は日中に林道脇の葉の上にいたヤホシゴミムシを撮影。

日本各地に分布するオサムシ科に属する甲虫。
平地~山地まで広く分布し、個体数は普通。
樹上性の為、林道などの樹木の葉を網でスウィープするとたまに得る事が出来る。
夜間灯火にも飛来する為、外灯回りなどで見つける事もしばしば。
体色は透き通る様なオレンジ色で上翅の後方に白い小型紋が8つ見られる。
ゴミムシなので触ると当然、臭いを出すので注意。


 
左:2013年5月 北海道 [山地の外灯回りで、見つけたヤホシゴミムシ]
右:2013年5月 北海道 [山地の外灯回りで、見つけたヤホシゴミムシ]



2011年6月 北海道 [山地の林道脇の葉の上にいたヤホシゴミムシ]


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フタツメゴミムシ

2017年09月05日 |  ●オサムシ科

フタツメゴミムシ Lebidia bioculata
2015年4月 北海道

分布[日本各地] 時期[5-10月] 体長[7-9㎜]
ホスト[小昆虫など]
写真の個体は夜間外灯回りしていて見つけたフタツメゴミムシを撮影。

日本各地に分布するオサムシ科に属する甲虫。
平地~山地まで広く分布し、個体数は普通。
樹上性の為、林道などの樹木の葉を網でスウィープするとたまに得る事が出来る。
夜間灯火にも飛来する為、外灯回りなどで見つける事もしばしば。
体色は透き通る様なオレンジ色で上翅の後方に白く大きな目玉模様が見られる。
1枚目の画像はその目玉模様の中の黒目が消失したタイプ、北海道ではたまにこの様に白一色の模様になる事もある。
ゴミムシなので触ると当然、臭いを出すので注意。



2012年5月 北海道 [山地の外灯回りで、見つけたフタツメゴミムシ]
 

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アオオサムシ

2013年12月27日 |  ●オサムシ科

アオオサムシ Carabus insulicola
2013年1月 室内撮影

分布[本州] 時期[4-10月] 体長[22-33㎜]
ホスト[小昆虫やミミズを捕らえて食べる]
写真の個体は知人から頂いたアオオサムシ[埼玉県産]を撮影。

北海道には生息していないオサムシで、深い緑色の綺麗な上翅を持つ。
平地~山地の林や周辺に生息、後翅は退化していて飛ぶことができない。
夜間活動し、日中は落ち葉下などで休んでいる。
成虫はほぼ一年中見られ、本州では普通種の様で他のオサムシに比べると良く見つかるらしい、成虫で越冬する。
体色の変異があり、赤褐色~緑・青褐色まで様々な色彩のアオオサムシがいる。


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アオゴミムシ

2013年12月20日 |  ●オサムシ科

アオゴミムシ Chlaenius pallipes
2013年6月 北海道

分布[日本各地] 時期[6-9月] 体長[13-14㎜]
ホスト[小昆虫やミミズを捕らえて食べる]
写真の個体は河原付近の泥炭地で撮影したアオゴミムシ。

日本各地の平地~山地に生息するゴミムシの仲間。
各地に普通で、上翅の緑色の輝きがとても美しい反面、刺激を与えると強烈な異臭を放つ。



2013年6月 北海道 アオゴミムシ



2010年9月 北海道 アオゴミムシ


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アオカタビロオサムシ

2013年12月10日 |  ●オサムシ科

アオカタビロオサムシ Calosoma inquisitor
2011年5月 北海道

分布[北海道・本州(中部以北)] 時期[5-8月] 体長[17-22㎜]
ホスト[成虫は樹上で蛾の幼虫など食べる]
写真の個体は樹の葉スウィープしたら落ちてきたアオカタビロオサムシを撮影。

北海道では最も普通に見られる、カタビロオサムシの仲間でクロカタビロオサムシに似ている。
飛ぶ事が出来ないオサムシの中でもこのカタビロオサムシの仲間は飛ぶ事が出来る。
平地~山地の森や樹上などで見られ、成虫は蛾の幼虫などを食べて生活している。
体色は緑色~銅色を帯る。
お尻の辺りから有害な液体を噴出する、皮膚に触れると激しい痛み・炎症などの症状を引き起こす。



2012年5月 北海道 アオカタビロオサムシ



2011年6月 北海道 アオカタビロオサムシ



2012年6月 北海道 アオカタビロオサムシ


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