こんちゅう探偵団

日本各地の昆虫好きが集まる謎の探偵団結成・・・!?
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ビロウドサシガメ

2024年04月13日 | ■カメムシ目


ビロウドサシガメ Ectrychotes andreae

[分 布] 日本各地
[食 樹] 小昆虫など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約11㎜~14㎜前後でカメムシ目サシガメ科ビロウドサシガメ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数はやや少ない。
成虫は日中に草地・葉上や地面を歩いている姿が見られる。
体はビロードの様な鈍い光沢のある翅を持ち、頭部・胸部は光沢の強い黒色。
腹部側縁は白~薄赤色と、黒色の縞模様になっているのが特徴。
ビロウドサシガメは主に明るい草原に生息し、落葉下や石下・植物の根際などに生息し
ヤスデや多足類・小昆虫などを捕らえて鋭く尖った口吻を刺し体液を吸います。



海岸付近のコンクリート地面で見つけたビロウドサシガメ



ビロウドサシガメの標本


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アカヒメヘリカメムシ

2024年04月12日 | ■カメムシ目


アカヒメヘリカメムシ Rhopalus maculatus

[分 布] 日本各地
[食 樹] イネ科・タデ科・キク科など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約6.5㎜~8.5㎜前後でカメムシ目ヒメヘリカメムシ科ヒメヘリカメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
成虫は日中にホストの葉上などで見られる。
体は全体的にやや毛深く茶褐色で、上翅には黒い小点紋が散りばめられている。
平地~山地の明るい草原環境で主に見られる。




北海道で見られたアカヒメヘリカメムシ


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オオイトカメムシ

2024年02月09日 | ■カメムシ目


オオイトカメムシ Metatropis rufescens (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] エゾミズタマソウなどのアカバナ科植物など
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約10㎜~11㎜前後でカメムシ目イトカメムシ科イトカメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し局地的で個体数は少ない。
成虫は日中に落葉広葉樹林の日陰、主に湿った環境で見られる。
体は細長く茶褐色で、触角と脚に黒い斑点模様が見られる。
メスは6月~7月にアカバナ科植物の茎と葉に個別に卵を産みます。
成虫は木の樹皮や地面の落葉下などで成虫のままで越冬するそうです。

イトカメムシ科では日本に以下の6種が知られている。
・ヤエヤマツノイトカメムシ
・ヒメイトカメムシ
・アカオオイトカメムシ
・オオイトカメムシ
・イトカメムシ
・トゲイトカメムシ




2016年9月 北海道 湿地の脇の草地で見つけたオオイトカメムシ





2022年6月 北海道 札幌市内の森で見られたオオイトカメムシ



オオイトカメムシの標本


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シロヘリナガカメムシ

2024年02月05日 | ■カメムシ目


シロヘリナガカメムシ Panaorus japonicus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] タデ科などの植物の汁
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約7㎜~8㎜前後でカメムシ目ヒョウタンナガカメムシ科ヒョウタンナガカメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
成虫は日中にホストの葉上などで見られる。
体は細長く黒褐色~黄褐色で上翅の縁は淡い白っぽい色で縁取られる。
別名:ウスグロシロヘリナガカメムシ



北海道で見られたシロヘリナガカメムシ


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ケブカヒメヘリカメムシ

2024年02月03日 | ■カメムシ目


ケブカヒメヘリカメムシ Rhopalus sapporensis (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] イネ科・タデ科・キク科など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約6.5㎜~8㎜前後でカメムシ目ヒメヘリカメムシ科ヒメヘリカメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
成虫は日中にホストの葉上などで見られる。
体は茶褐色で、全体的に白く細い毛がまばらに生えている。
触角の第4節の付根と先端の色は黄褐色。



北海道で見られたケブカヒメヘリカメムシ


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アカヘリサシガメ

2024年01月31日 | ■カメムシ目


アカヘリサシガメ Rhynocoris rubromarginatus (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] チョウやガの幼虫などの小昆虫など
[時 期] 6月~8月
※ 体長は約12㎜~16㎜前後でカメムシ目サシガメ科モンシロサシガメ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
成虫は日中に植物の葉上などで見られる。
体は光沢のある黒色で、胸部と腹部の外縁が赤く縁取られている。



北海道で見られたアカヘリサシガメ


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シロヘリカメムシ

2023年11月07日 | ■カメムシ目


シロヘリカメムシ Aenaria lewisi (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ネザサ・チジミザサ・ミヤザサ・メダケなどのササ類
[時 期] 5月~7月
※ 体長は約12㎜~15㎜前後でカメムシ目カメムシ科カメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数はやや少ない。
成虫は日中にホスト植物の葉上などで見られる。
体は茶褐色で黒い点刻が密に装う、上翅の縁がクリーム色に縁取られる。
頭部は先端に向かって緩やかに山なりにカーブしていてる。
近似種のイネカメムシに似る。
※ イネカメムシは前胸背と小楯板に小黒点が2個づつあり、上翅後方に一対の白色点が見られる。



2022年7月 北海道 初めて見る事が出来たシロヘリカメムシ




シロヘリカメムシの標本(裏と表)


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クチブトカメムシ

2023年11月06日 | ■カメムシ目


クチブトカメムシ Picromerus lewisi (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] チョウやガの幼虫・小昆虫など
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約11㎜~16㎜前後でカメムシ目カメムシ科クチブトカメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は普通。
成虫は日中に樹木の葉上などで見られる。
体は一様に茶褐色で、黒い点刻が密に装う。
前胸背側角は鋭く尖り、側方に突出している。
近似種のオオクチブトカメムシに似るが本種の腹板第4~7節の中央に黒色斑が1個づつあるが
オオクチブトカメムシのメスの腹板は第7節の中央に黒色斑が1個だけ見られる(オスには黒色斑はない)。
成虫で越冬する。






北海道で見られたクチブトカメムシ


[近似種の比較写真]


左:クチブトカメムシ・・・オオクチブトカメムシよりやや小さく、前胸背側角は鋭く尖る。
中:オオクチブトカメムシ・・・クチブトカメムシよりやや大きく、前胸背側角が細く鋭く尖り、腹部の張り出しも強い。
右:チャイロクチブトカメムシ・・・体の赤味が一番強く、前胸背側角は丸みを帯び側方に突出する。


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エゾアオカメムシ

2023年11月05日 | ■カメムシ目


エゾアオカメムシ Palomena angulosa (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] マメ科・キク科・ダイズ・イネなど
[時 期] 5月~10月
※ 体長は約12㎜~16㎜前後でカメムシ目カメムシ科カメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~山地まで広く生息し個体数は多い。
成虫は日中にホスト植物の生える草原などで見られる。
体は緑色で、膜質部は黒褐色。
前胸背側角はやや尖る。
越冬時は茶色くなり、成虫で越冬する。
山地性のカメムシだが、北海道や東北地方では平地でも普通に見る事が出来る。




越冬時には茶褐色になるエゾアオカメムシ












北海道で見られたエゾアオカメムシ


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ウズラカメムシ

2023年11月04日 | ■カメムシ目


ウズラカメムシ Aelia fieberi (北海道)

[分 布] 日本各地
[食 樹] ススキ・エノコログサ・カニツリグサなどのイネ科植物の穂など
[時 期] 4月~10月
※ 体長は約8㎜~10㎜前後でカメムシ目カメムシ科カメムシ亜科に属する。

日本各地に分布し、平地~低山地まで広く生息し局地的で個体数は少ない。
成虫は日中にイネ科植物の生える草原などで見られる。
体は薄い茶色で頭部の先端から上翅中央にかけて太い茶褐色帯が見られ、胸部・上翅の両側にも同じ色の太帯がある。
頭部は細長く尖っていて、触角は基部が茶褐色でそれ以外は赤色となる。
エノコログサ・ススキ・スズメノチャヒキなどのイネ科植物の穂を吸汁する。
ウズラカメムシは年2化で成虫で越冬する。



2013年6月 北海道 札幌市内の住宅街の空き地で見られたウズラカメムシ



2015年5月 北海道 海岸の小さな草地で見つけたウズラカメムシ



2022年7月 北海道 夜間ツユクサの葉の上で休んでいたウズラカメムシ


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