nasu_star's blog

那須で自然に親しみ、星と自然を愛するブログ

古い三脚のグレードアップ

2024-04-19 07:28:41 | ビデオ撮影
私が高校生の時に写真クラブに入ったのを機に三脚を買いました。
当時5千円くらいだったと思いますが、自分にしてはかなり高価な買い物でした。

それがこの三脚です。

プラスチックは取っ手などに使用されてるだけで、他はほぼ金属(アルミ)製で、50年経った現在でも現役で活躍する優れものです。

ただ、この三脚の弱点は水平出しするための水準器が無い事。

まあ、スチルカメラ使用においてはカメラのファインダーやモニターの映像を見てその時だけ水平が取れていれば良くてあまり問題にはなりません。

しかし、この三脚もビデオ収録時にはビデオカメラを乗せて撮る事に使うため、水平出しが出来れば設置時に助かります。
とは云っても固定撮影にしか使わないので横方向のパンをする事は無いので、設置した状態でモニター上で水平(正確には垂直面で合わせます)がとれていればOKですが、設置時間短縮のためには水準器が有った方が良い。

そこで・・・
小型の水準器を買いました。
4個セットで売ってました。


それを、三脚の肩の部分に取り付けました。


雲台を回転させながら、雲台上が完全に水平になる様に三本の脚の長さや角度を調整して別の手持ちの水準器で確認して完全な水平状態にします。

ただ、この三脚の肩の部分は斜めになっています。
そこで、いつものUVレジンである程度水平になる様に硬化させて土台を作ってから、その上にレジンを付けた水準器をバブルが中央に来るように静かに置いてそのまま紫外線を当てて硬化させれば出来上がりです。

この手の内側のステーの無い三脚は、各脚それぞれを自由に開脚角度を変えられるので、簡単に水平出しが出来ます。

これにより、雲台を回転させて違う方向の被写体に向けても常に水平が保たれます。

ごく簡単なアイテムですが、スチルカメラ使用においても利便性が上がる優れもののアイテムです。

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三脚の新調

2024-04-14 08:09:28 | ビデオ撮影
三脚はビデオ専用の物含めて5本持っています。
その内のSONY製のビデオ用の一本が40年くらい使って来て、もうボロボロで先日もまたパン棒の根元が折れて修理しました。

どうしてもプラスチックの部分が多い物は経年劣化で様々な所でひび割れや破損が生じて来てしまいます。

そろそろもう一本買った方が良さそう・・・

ビデオ撮影で自分で操作するドリーに乗せて使っているリーベックの業務用大型三脚はかなり堅牢なので全く問題は無く、固定撮影に使うビデオカメラ用の簡易な物が欲しいです。

そこで調査して行くと、最近流行りの三脚がありました。
「一脚スタンドポッド」と云う三脚です。


普通の三脚と違って、脚が大きく広がらないので、狭い場所に設置したり目立ってはいけない場所に設置したりするにはとっても良いです。


大型スチルカメラを乗せても大丈夫です。
ただ、屋外では風で倒れる危険があるのであまり高くしない方が良さそうです。
屋内でのビデオ収録使用においても無人で固定設置する場合には以前に紹介した砂袋などでの安全対策が必須です。


勿論、クイックシューは必須アイテムです。


このクイックシューはスマホも取り付け可能です。


ただ、弱点が一つ。
屋外などで立てる際に足元が水平でない場合があり、普通の三脚なら足の長さを調整して水平を出せますが、この三脚ではそれは出来ません。
そこで、ビデオ用三脚では当たり前のボールレベラーを買いました。

簡易な物ですが、凄く使えます。


最大で15度まで調整できます。


普通の自由雲台と何が違うかと云えば、水準器が付いている事。
買った三脚のヘッド部はネジ込みなので、それを取り外してカメラレベラーをねじ込みます。


更に、外した雲台を上にねじ込んで取り付けて完了。
水準器を上から覗いてカメラレベラーのバーを緩めて水平を合わせて固定すれば即座に水平出しが出来ます。

手軽に持っていけるので個人的撮影の簡易なビデオ撮影にも使えそうですが、ビデオカメラでは水平方向にパンする事が前提なので、水平が出せていないとカメラを横に回した時に斜めになってしまったり不都合を生じるため、水平出しを如何に早く正確に出せるかはかなり重要な事です。


ちょっとした旅行などに持て行くにもスリムで操作も簡単なので日常使いするのにも使えそうです。
最長に伸ばすと1.7m近くなるのでかなり高位置からの撮影もできますが、転倒防止に充分配慮することが求められそうです。

 
 

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ランタンの卒業式ビデオ収録とブログ訪問者200万人突破!

2024-03-20 08:09:30 | ビデオ撮影
昨日、先日とは違う学校の卒業式のビデオ収録がありました。
式はランタンの灯で始まりました。

丸い物は子供たちが自分で作ったそうです。
その中に色が変わるLEDを入れて光ります。

沢山集まって個々のランタンがそれぞれに違った色に変化して行くとても綺麗な初めて見る卒業式の風景でした。

最後は校庭で風船を一斉に放って、親も子も見えなくなるまでその風船を追っていました。
この学校の卒業式を撮って3年目でしたが今までにない演出に驚きました。

---200万人突破!---

このブログへの訪問者の延べ人数が、先週初めに見た時にはあと5万人で200万人突破と云うところでしたので5月には到達するだろうと考えていましたが・・・
gooブログスタッフさんに選んで頂いて先週6日間に渡ってトップページに載ったからだと思いますが、

今朝気が付いたら、とっくに200万人突破していました。


閲覧数はお一人が10回見れば10カウントですが、訪問者数は何度アクセスしても一日1カウントしか上がらないようになっている様です。

なので、自分で何度も見たりしてそれがカウントされる閲覧数はあまり意味が無いので、過去の総数表示は「訪問者」だけにしています。

でも、2010年から始めたブログですので今年5月で丸14年です。
平均すれば年間14万人以上の方が訪問に来て頂いていたことになります。
始めた頃ではとても思い付く様な数値じゃありません。

200万人都市って、調べると札幌がほぼ200万人だそうで、200万人台の都市は名古屋とか大阪だそうです。
札幌の市民の方全員が見てくれたと思うとワクワクしますね。
でも、所詮「延べ人数」ですからユニーク数は少ないのでしょうね。

何時も訪問頂いている方々、そして通りすがりの方、ご訪問本当にありがとうございます。

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小型ビデオカメラの機動性UP

2023-11-21 07:44:17 | ビデオ撮影
屋内での大規模イベントなどには大型のカメラをメインに小型カメラは固定でのサブカメラとして利用して多角的に撮影します。

ただ、あちこち動き回って撮影するようなイベントでは、家庭用小型カメラが軽いし機動性が有って使えます。
ところが、そうは云っても三脚に乗せて撮影したい状況も有るのですが、私の中では一番新しいFDR-AX55(上記写真の一番右のカメラ)が光学ズーム比も大きくて広角側も広いのでそれを使いたいのですが、最近のカメラはLANC端子でのリモコンでは無くなりMULTI端子でのリモコン端子になってしまいました。

そのため、これまで三脚に取り付けて使っていたLANCリモコンが使えません。

注意しないといけないのは、LANC端子をMULTI端子に変換するケーブルもありますが、HDR-790Vでしか動作しません。
790Vで使っていた物を利用しようとして分かりました。

形状は全く同じ端子なのですが、790Vは過渡期のカメラでMULTI端子ですが、LANC信号で動作します。
しかしそれ以降のカメラは通信信号が違うようです。

また、国内のメーカーで同様な業務用的に使えるMULTI端子対応のリモコンが見当たりません。
唯一SONY純正のリモコン付き三脚は有るのですが、三脚部が今一軟弱に感じるので手を出したくないし、そのリモコンはその三脚専用品で他のメーカーの三脚のパン棒に取り付けて使う事が出来ません。

とりあえず私は小型カメラ用にはDAIWAのボールレベラー三脚を持っているので、この三脚のパン棒に取り付けて使いたい訳です。
ビデオ撮影にはやぱりボールレベラーが無いと使い物になりません。
水平命ですから、水平出しに手こづっていたら撮影チャンスを無くします。


固定撮影なら良いですが、三脚部も堅牢でないとパンする時に画像がヘナヘナしてしまいますし、ヘッド部の滑らかな動きが特に重要で望遠側での撮影には顕著にその差が現れます。
また、SONYのRM-VPR1と云う製品もありますが、クリップ式でちょっと・・・

そこで、ネットで使えそうな製品を探しまくって、JJCのSR-F2と云うMULTI端子対応のリモコンを買いました。
SONYのRM-VPR1とほぼ同じなのですが、GRID LINEの表示の制御ボタンも付いていて、裏面にはネジ穴も付いています。
更に約半額で買えます。


全く外観が同じ製品が他社でも販売されていますが、実は裏面にネジ穴が無い物があるんです。
JJCのは裏側に三脚のネジと同じネジ穴が付いているので何か役立つこともあるだろうとこちらにしました。

ただ、想定はしていましたが、この製品をパン棒に取り付けるのは付属のバネ式のクリップなのですが、ちょっと頂けません。
上の写真の如く、左右にグラグラ動いて安定しません。
更に、取付けた際にリモコン部がパン棒を握った状態ではズームボタンを押そうとすると高すぎて親指の根元の掌が浮いてしまってぎこちなくなります。


これではダメです。

そこで、アイデア炸裂です。
以前に何かに使えるかと、買っておいたゴムのシートがあり、それを見てピンときました。

サクッと作ってみました。
リモコンを乗せる側です。


パン棒側になります。

先ずは、作ったゴムシートの台をリモコンにネジでしっかり取り付けます。

こんな感じで下部のゴムシートが湾曲してパン棒に巻き付く訳です。
ゴムのため滑ったり緩んだりする事も無く、ゴム部とリモコンはネジでしっかり取り付けるのでグラつきもありません。

バンドは何度でも取り外し可能な結束バンドを使いましたので、必要に応じて脱着も簡単に出来ます。


見てのとおり、高さも低くなったのでパン棒を握りながら親指でズームボタンも安定して操作できるようになりました。
なによりも、グラつく事も無くしっかり確実な操作が可能となりました。

使って初めて気が付いた事があります。
このリモコンを買う際に記載も無かったし可変ズームスピード全く期待していなかったのですが、2段階の可変ズームスピードが可能です。
軽く押すとゆっくりで、さらに押し込むと微かに手ごたえが感じられて、ハイスピードになります。

まあ、大型カメラで使っているリモコンはシーソー式で押す深さによって5段階変速ですし、それに比べれば2段階変速は使い勝手が良い訳ではないですが、無いよりマシです。

更に、カメラ側にも手を加えました。
FDR-AX55は、付属での専用フードがありません。
屋外での撮影などではフレアなどの影響でコントラストが下がったりする事もあり、出来ればフードが欲しい所です。

ところが、前述したようにAX55は広角側が広いため、ヘタにフードを付けると四隅がケラれてしまいます。
ケラレない様な薄っぺらなフードでは直射日光を避ける効果が殆どありません。

そこで、55mm径から62mmにサイズアップリングで拡大してそこへ花形フードを取り付けてみました。
残念ながらこれではケラれてしまいました。

次に55mmから72mmへのサイズアップにしたところ、レンズ保護用フィルターを付けた状態でもぎりぎりケラぜずにすみました。
フィルターを付けなければ余裕は生まれます。

ただし、花形フードが斜めについていたりすると最広角で空間手振れ補正で内部レンズが動くとケラレる事が有るのでフードの取り付け角度には注意が必要です。


取り付けた状態での外観はこんな感じになります。


これで、屋外での撮影も完璧です!


 
 
 

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保育園運動会収録とご馳走

2023-10-08 08:42:02 | ビデオ撮影
水曜日実施予定だった保育園の運動会は夜から降り続いた雨で翌日に順延となりました。

そうは云っても翌日も朝からどんより曇り空。
天気予報では「晴れマーク」なんだけど・・・

今年は父兄の来場も制限無かった様で、沢山の観客になりました。

それでもなんとか開催中の雨は無く、助かりました。

事前にカメラにはビニールカバーは着けておきましたが、カメラ8台ですから途中で雨が降ると大変な事になります。
音声も子供たちの声が良く入る様に別取りで録音しました。
勿論、先日作ったウインドウジャーマーが活躍したのは当然です。

ビデオ収録も無事終わって、片付けも終了して車に乗ると間もなくポツポツ来ました。
結構、30分くらい雨が降って路面も濡れました。
さて、ランチはどこにしよう?

ふと脳裏に浮かんだのが、8月にマツさんからのLINEで「中華そば 葵」が開店したらしいよ と云う情報でした。
元々は福島県の白河にあったお店なのですが、今年の春に大田原市に移転しました。

帰り道でもあるし、行ってみよう!!
ほぼピッタリ12時に着きましたが、駐車場は私の車で丁度満車。
軒下には5人くらい並んでいました。
良かったです。
後から来た方は駐車場が一杯で何台か帰って行きました。


ビデオ収録お疲れさん。
ですからここは豪華にチャーシューワンタン麺にして当然でしょう!


チャーシューで中が見えません。


チャーシューを避けながら麺をひとすすり。
わーうめ~!


次、ワンタンを引きづり出しました。
これも、うめ~!


次、チャーシュー!
これも、うめ~!


ただ、チャーシューは白河ラーメン独特の燻製の様な燻った香りはあまりしませんでした。

白河時代のお店には行ったこと無かったのですが、近くに移転して来てもらえて嬉しいです。

完食!!


収録が上手く行った日は何時までもご機嫌が続きます。
帰りがけにスーパーに寄ったらアジの叩きがお値打ち価格でした。

紫蘇の実も食べ頃だし・・・・

紫蘇三昧!!


シソの葉は30枚くらい、シソの実も30本くらい畑から採って来ました。

自分の感の読み通り。
アジの切り身も30個くらい有った様で、シソの葉もピッたり足りました。


紫蘇は葉も実も抗酸化作用が強いですから、疲れた体を労わるのにも最適です。

良い一日でした。
さあ、編集頑張ろう!
---

ところで自分の孫の幼稚園では昨日運動会があって、応援に行きました。
天気が良くて最高の運動会日和でした。

勿論、自分の孫は自分で撮ります。
手持ちの1カメですけど、存分に孫狙いで撮って家族で見ます。
今の小型カメラは空間手振れ補正で、手持ちで充分ブレずに安定して撮れますから手軽で良いです。

以前はこの幼稚園ではずっとビデオ業者が入っていたのですが、今年は居ませんでした。

入場制限が有った昨年までは業者のビデオも必要性がありましたが、みんなスマホや小型ビデオカメラで動画を手軽に撮れる時代ですから、もはや必要無いかも知れません。
でも、依頼要望があれば期待に応えたいと思っていますが、殆どボランティアの域です。
私が依頼を受けている保育園も今年は配布本数が減ると思っています。

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今年度最後の大仕事終わった!

2023-03-18 08:27:13 | ビデオ撮影
昨日は先週に引き続いて卒業式の収録でした。
自分の子供でも無いのに感動の連続でとっても疲れました。

収録は8台のカメラと音声レコーダーのデータをPCに落としながらおよそのチェックして大丈夫でした。
ただ、一人一人が父母への花を渡すシーンを手持ちカメラで撮る際に、うっかり手振れ補正機能がOFFのままだったのに気が付きましたが、途中でどうにもならず最初の数人若干手振れが入ってしまいましたが、Adobe Premiereのワープスタビライザーエフェクト機能で完全に修正出来ました。
その後は機転を利かせて近距離に寄って広角撮影して難を逃れました。

こう云う時のとっさの判断って本当に大切です。

そんな訳で、またもやお疲れ様会を自分で開催!
美味しい水もご用意!

ほら! アップで・・・
豪華絢爛!!


夕ご飯は手作り焼肉丼。

実はこの焼肉丼のタレは卒業生の御父兄から前日に手作り品だと云って一瓶頂いたものです。
瓶には焼肉丼のレシピまで貼り付けてあり、妻がそのとおりに作ってくれました。
チエーン店の焼肉丼より美味しいです。

ありがたい限りです。
ありがとうございます。

今度、このタレのレシピ教えてもらえないかなぁ。

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卒業式ビデオ収録準備と戻りつつある卒業式

2023-03-12 08:48:19 | ビデオ撮影
卒業式の季節です。
今年も昨日ビデオ収録しました。

そんな中、以前から気になっている事が有って使う時になると思い出します。

それは、音声収録用のディジタルレコーダー専用に10年前に自作した電池ボックスです。


エネループ電池(Ni-MH)12本直列接続で14.4Vを2セットをケースに入れて、それを並列接続で容量を稼いでいます。
お陰で10時間の連続録音が出来るのでどんなイベントの録音も電池交換無しで出来るので失敗した事が有りません。

万が一の電池トラブルを想定して、並列接続を解除してセパレートで使える様にスイッチを設けてあります。

これがハイマチュアです。


ところが、この並列接続が厄介なんです。

故障した電池は今までは事前の充電時にエラーになって分かるので、現場での不具合を経験した事はありませんでした。
充電時に全ての電池状態をチェックしてくれる機能はとても助かります。

でも今後も現地で不具合を絶対回避出来る保証は無いです。
勿論、1セット分の予備電池は常に持って行ってはいますが・・・
実際のところ、ワンマンでの撮影なので撮影が始まったらどうにもなりません。

正常な直列電池側はそのまま使うので、新品交換した直列電池側とは多少なりとも電位差を生じます。
つまり、並列接続相互で迷走電流が流れてしまって多少なりとも無駄な電力を消費して良くありません。
実際、充電後にセパレート状態で相互間の電位差を確認すると、0.2Vの電位差が有りました。

これまではそれを防ぐため、充電したら並列接続を切るためスイッチをセパレート側にしておいて、現地に着いてからマルチ側に切り替えて並列接続にして使っていました。

しかし、もし運用中に電池が一本逝かれたりしたら、正常な電池セット側から電圧が落ちた側へ無駄な電力が消費されてシステム全体の電池容量が減ってしまって途中で録音が止まってしまう事も考えられます。

これを防ぐには、ダイオードを入れてやれば良いのですが、ダイオードは0.6V程度必ず電圧降下します。
すると、連続使用時間が短くなってしまうためこれまで、ためらって来ました。


電池ボックスは2台作ってありますが、全数同一時期購入電池だけのボックスでは電位差は全く無く、並列接続相互間での迷走電流も流れませんでした。

更にもう一つの課題はダイオード挿入による電圧降下することで、レコーダー側の12Vの終止電圧に早く到達してしまいレコーダーがこれまでより短時間でシャットダウンしてしまう可能性が出て来ます。

今まで10時間使用できたのが8時間とかになったりすると、長時間運用するイベント録音では余裕が無くなってちょっと困ります。

でも、よく考えたらこのEDIROLのディジタルレコーダーは終止電圧の設定が出来るんです。
その値を0.6V下げてやれば良い事に今更ながら気が付きました。

ニッケル水素電池側にも空っぽになる直前の終止電圧があります。
充電直後は12本直列で14.4Vあります。
そしてその本数では12Vが終止電圧です。
これを無視してこれ以上使い切ると電池寿命が短くなります。

現在のレコーダー側の終止電圧設定も電池の規格に合わせて12Vにしてあります。

それをダイオードの電圧降下分の0.6V下げてやれば良いですが、0.5V単位でしか設定できないので11.5Vにしました。


あとは、ダイオードを電池のプラスの出力部に挿入します。
回路図的にはこんな感じになる訳です。


こんな接続にすれば、電池1<ー>電池2 相互間での電圧干渉は防げます。
スイッチをマルチにした状態(並列接続)で電池2がトラブって仮に10Vになったとしても電池1の電流はD2により電池2へは流れないので、出力端子には電池1だけの電力で14Vが供給される筈ですね。

そのダイオードですが、手持ちのジャンクパーツには1Aのダイオードしか無く、最低2A流せるダイオードが欲しかったので新たに買いました。

IN5408で1000V3Aの物にしました。
販売は20本単位だったので1セット購入です。


これがダイオード接続前。

接続後


改造が終わったので、実験してみます。

電池ボックスの出力には、電圧確認のテスターと実際のレコーダーを接続します。
当然、裏面スイッチはマルチ側にして並列接続運用状態です。


この状態で、電池直の電圧は充電直後なので15.1Vあります。


ダイオードを通過した電池ボックスの出力側は14.5Vです。
確実に0.6Vの電圧降下になっています。


まず、右側の電池セットの1本が逝かれて通電しない想定で抜きます。

その時の出力電圧は当然左側の電池セットからの供給だけになりますが出力電圧の変化も当然なくて、抜く前とほぼ同じ14.4Vあります。


さて、次にその一本が不良により一本分の電圧が減った状態としてみます。
クリップで一本分を直結します。


右側の直列電池直の電圧は一本分(Ni-MHは1本1.2V)減ったので約14Vになりました。

でも、ボックスの出力電圧は14.4Vのままです。


確実にダイオードの機能が働いています。

あとは、実際にこの設定状態でレコーダーが何時間動作出来るかの実証実験を行います。
今まではファンタム電源使用で10時間でしたから同等の連続使用が出来れば良いですが、もし下がっても9時間は最低欲しいところです。

この実験は時間が掛かるので収録が終わってから実施します。
今回の収録は2時間程度なので確認せずとも問題はありません。

--
そして卒業式当日を迎えました。
気温も高くて春本番の様な天気に恵まれ、最高の卒業式でした。

今年は3年ぶりに両親揃っての参加と在校生の参加が許可され、以前の状態に近い卒業式となりました。
校長先生の生徒達への心底からの想いの式辞も感動的でした。

「極普どおりに出来る」事が、こんなにも幸せな事なのかと内心思いました。

7カメ+音声レコーダー2台での収録でしたが、何一つ不具合なく撮影が済みました。

このボランティアを始めて早24年。

独学でのビデオ撮影と編集ですが、技術雑誌からの最新情報と機器とソフトウェアの技術進歩のお陰もあって、素人的な域を超えた作品を作り続けられて来ました。
「自分の趣味を生かせる機会を与えて頂いて大いに感謝している」というのが私の本音であり、「楽しい」ので多くのアイディアも湧き出てきます。
そんな事は周囲に伝えてもいるため何かと協力体制でいてくれます。
中には、私の作品に感動して頂ける方もいる様です。

何度も何度も「何時辞める?」と自分に問いただしてみるものの、幾度かの危機はありましたが先生方や父兄の方々の想いに支えられてこれまで継続してきました。
きっと、辞める時は自然な成り行きで辞める事になるのかなぁ。
体と頭が正常に動く限り続けるんだろうな。たぶん。

家に帰ると妻が「お疲れ様」と、2種類のマグロの刺身を買っておいてくれました。
近年はマグロも年に数回しか食べられませんからね。
ありがとうございます。


今週、もう一つビデオ収録依頼がまだあるので気を引き締めて行こう!

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孫娘のピアノ発表会

2023-02-06 07:55:04 | ビデオ撮影

今回も小学2年生の孫娘と娘の二人でのピアノ発表会での連弾です。
曲は「千と千尋の神隠し」の「♪あの日の川」。

しかし、前回も今回も入場できる家族の人数制限があって、前回は娘の夫が行けなかったので私と妻が行けましたが、今回は娘の夫とその長男が行くので、私達は一番下の孫とお留守番です。

でも、前日に家のピアノで練習したいと云って、二人でピアノを弾きに来たのでその様子を収録しました。
リビングは、即席でスタジオ化してしまいました。


窓ガラスは二重樹脂サッシのため外音の防音効果も充分なので、定刻の時計のチャイムだけ気を付ければ立派なスタジオになります。

10年間も調律していないピアノで、和音とかちょっと汚い音ですが録音自体は96kHz24bitサンプリングの高品質です。
(とは云いながらYouTubeにUPする際に圧縮掛かってますが・・・)
そろそろ調律をしないと限界です。

そんな状況ではありますが、良かったらご視聴してくださいませ。
2分50秒程の演奏です。

今回はコンクールでは無く、発表会なので優劣や順位などはありませんが、親子で千と千尋の衣装を着て出場した様です。
他の子達は全員ドレス姿でしょうから、さぞ受けたんじゃないでしょうか。
帰り掛けに家に寄って、着替えてくれたのでその姿を庭で撮りました。


こんな感じの衣装での演奏だったらしいです。

販売される高額なビデオをあとで見せてくれると思います。

でも最後の終わり方が、なんか中途半端なところで終わるので違和感を感じますが、そう言う曲なんだそうです。
今まで知りませんでした。

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小学校の卒業式ビデオ収録

2022-03-19 17:11:11 | ビデオ撮影
小学校のビデオ収録は15年振りくらいになります。

今回、知人の仲介でどうしてもと言う事で引き受けました。
小学校の卒業式の式台のお花は小ぶりだけど、ビビットカラーの花ばかりで、とっても華やかでした。

注文の際に「鮮やかな花でお願いします」とか云うのか、花屋さんの計らいなのか?

この花の中に授与のシーンを間近に撮るための小型ビデオカメラが隠れているのがお分かりでしょうか?(これでも4Kまで撮れる性能のカメラです)
保護者席の方からはまず分からないと思います。
こう言った式典では目立つカメラワークは敬遠されますからね。

今回は8台のカメラで撮りましたが、全てできるだけ目立たないところでの設置です。
更に、私が操作するカメラが来賓席周辺を時々うろうろするので、事前に来賓の方々にはその旨説明し、了解を得る様にしています。

でも、小学校のビデオは中学校と違って殆どが学校主体ではなく学年部会主体なので、毎年部会役員も変わり、考えも変わるためとっても煩雑です。
時にはビデオ制作依頼先を巡って部会長と保護者間で紛争が起きたりして過去に2回も巻き込まれそうになりました。
私に実害は無かったのですが2回目の時は変更されること無く業者へ無理やり依頼したため部会長に対しての保護者の怒りが半端なく、ちょっと恐ろしくなり自分の本業の仕事が忙しかった事を理由にその騒動を契機に小学校からは手を引きました。

私は趣味のハイアマチュアなので宣伝などせず口コミだけでの依頼のみですが、業者の方はあの手この手と部会長さんにアタックして来て陰の一存で決まってしまったりして、私の作るビデオを望む保護者との間で対立してしまうんです。

中には業者さんのあまりに目立つカメラワークに校長先生が叱ったという話もあります。

最近は見かけなくなりましたが、民生用の上級ビデオカメラと中身は同じなのに「業者用カメラ」(「業務用」でないところが面白い)としてワザと見かけの大きさを大きくしただけのカメラもあったくらいで、業者としての威厳と云うか差別化を図りたいのだと思います。
君たちのカメラとは違うんだぞ~って?
作品の中身が問題だと思うのですが・・・

今回の小学校では卒業ビデオ制作自体が初めてらしく前例がない中での依頼だったので、部会長さんも先生方も校長先生もとっても協力的でしたので私としても、とってもやり易かったです。
今後も、こんな関係のまま続けられたら良いですね。

まあ、その前に良い作品に仕上げないといけません。
頑張ろう!
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卒業式ビデオ収録完了

2022-03-11 08:58:38 | ビデオ撮影
昨日は近くの中学校の卒業式でした。
毎年この10日か11日は卒業式です。


この学校の卒業記念ビデオを作り出してもう丸23年です。

始めた当初から卒業式だけでなく、3年間の様々な思い出を詰め込んだビデオのため、編集のし甲斐がある作業になります。
でも、素材としての「卒業式」の収録は一番緊張します。
卒業証書授与の場面は場所を変え二重にカメラを設置して、いかなる事態も回避できるようにしています。
今回は全部で7台のカメラとマイク3本での収録でした。

今年も校長先生の想いのこもった祝辞には皆さん感動していました。

在校生は学校が用意した3台のカメラをスイッチングしての教室でリモートビューイングで卒業式参加でした。
全くもって変な世の中になりましたが、先生方も良く勉強されていて校内ネットワークも自分達で構築されたみたいです。
カメラ操作も生徒に任せて、画像のスイッチングをやっていました。

私も助手が欲しいです。


教室での最後の学活を終了して外での在校生の祝福の中、卒業生が通る花道が終わっても、みんなずっと写真などを撮り合いながら恩師との別れを惜しんでいました。
昨日は完全に春の陽気で天気も良くて穏やかで最高の花道になったと思います。

でも私は昼食後も「先生方からのメッセージ」の収録をお願いしているので帰らず2時半くらいまでは何時も校内に残っています。

終わるとカメラ好きの校長先生に校長室へ呼ばれて、カメラ談義に花を咲かせて帰って来ました。

私の趣味ごときのビデオがここまで長期に継続できることに本当に感謝致します。
でも、私が趣味で行っている事を知っているのは先生方とPTA役員の方々だけで、一般の保護者の方は殆どプロの業者だと思っているのでは無いでしょうか。

ただ、配布費用は作成のための原材料分とその行為が継続出来るだけの維持費分しか頂いていなく、人件費はほぼボランティアで非常に安いので常識の分かる人ならその異常に気が付くと思います。

それでも楽しく続けられる事に感謝です。

今でもこんな大それたことをやっている自分を他人の様な不思議な感じに思う事があります。
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学校祭ビデオ収録2021

2021-10-31 07:54:45 | ビデオ撮影
またこの季節が来ました。

学校祭のビデオ収録、編集を手掛けて24年目です。
でも、アナログ時代からのビデオカメラ歴は丁度40年になります。
時が経つのは早いものです。
学校祭のビデオを始めた切っ掛けは驚きのイケイケモードでした。

SONYが1995年に画期的なDVテープ記録のディジタルビデオカメラ(XV-1000)を発売して、同時期にSONYがタワー型VAIO(PCV-R70 )を発売しました。
趣味とは云え、それまでのアナログ録画のアナログ編集にうんざりしていたので、1996年だったと思いますが、生命保険契約を解約してそのお金で買ったのには、かなり妻に叩かれました。

でも、その半年もしない時に在学していた子供が切っ掛けで学校から保護者の立場で編集の依頼が舞い込んで、渡りに船的な・・・

そこからパソコンでのディジタル編集が始まったので、学校関係は全てディジタルで始まりました。
その内SONYはタワー型VAIOから撤退してしまい、私が最後に買ったVGC-RA73PSが殆ど最後のタワー型VAIO(その後Pentium4のVAIOが出て最後だと思います)になりました。
でも、このCPUが素晴らしく消費電力の大きなPentiumDでした。
発熱が凄くて常にFANがフル回転、しかも8インチFANだったのでうるさい、暑いで大変でした。

VAIOの後継も無くなり、仕方なく自作PCの道を歩みました。
VAIO以上に満足の行く最高スペックで静音にも優れました。
そこから快適な編集環境になりました。

今ではカメラもパソコンも4K編集にも十分耐えうる環境になっていますが、ニーズが無いのでハイビジョン止まりです。
ちなみに現在使用中の8台のカメラ中5台が4K対応です。
過去に買ったカメラの台数はSVHS-C時代含めると15台くらいになります。

録音環境も2008年からは96kHz24bitサンプリングでの録音を初めて、その後同サンプリングでの4ch録音に着手してもう10年以上学校祭の録音は5.1chサラウンドで編集しています。
マイク選びにはかなり苦労しましたが、RODEに出会ってからぞっこんです。
国産のSONYのマイクも及ばないSN比の良さと高品質な音に満足しています。

ちょと、何がなんでもやりすぎですよね。

学校の体育館は基本、録画環境的には良い訳がありません。
なので照明も自分で持ち込みだし、一通りの全ての機材を持っています。

ハイアマチュアがここまでやっちゃ、皆さん驚いて当然かと思いますが、アマチュアだからこそ冒険が出来るんです。

昨日は、孫の運動会と重なってしまって、収録が終わってから帰る途中でお肉を買って孫達来てると思っていたのでバーベキューをしようとしましたが、妻は娘の家に行っていていなかったので一人バーベキューをしました。

大役を終えてのこの解放感。
毎年、本当に至福の時です。
以前は、先生方とPTAの反省会の飲み会に参加していましたが、昨年から無くなってしまったのにはとても残念です。

その後、頂いたお弁当も食べました。
朝6時に食べて2時まで食べず飲まずで撮っていたのでお腹ペコペコでした。
お弁当も、とっても美味しかったです。

ごちそうさまでした。

しかし、今年は父兄を一切呼ばずに子供達だけで学校祭をしました。
校長先生判断で、YouTubeでの生配信にして父兄は皆さん家で子供たちの発表や合唱などの様子を見ていた様です。
見る環境は大丈夫なのかと思いましたが、今は全校生にタブレットが配られているので、それで見れるんだとか・・・

凄い世の中になって来ましたね。
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久々のビデオ収録

2021-10-08 07:51:30 | ビデオ撮影
昨日は9月に急に依頼が舞い込んで来た保育園運動会のビデオ収録をしました。
実は保育園を撮るのは初めてで勝手が分からずドキドキしていましたが、先日のリハーサルに試し撮りさせて頂いたので、要領を得ました。

今年は、行事がみんな無くなって5月の中学校の体育祭以来の撮影になります。
保育園は小さな子たちなので長い時間行えないのでとにかく進行が早くて、休んでいる暇も次の競技に向けたビデオカメラ位置変更の余裕はありません。

初めての保育園でも有ったので、念には念をで7カメで挑みました。
それと、卒業ビデオのカットに使う中学校の体育祭と違って、この運動会だけで完結するものなので、音もしっかり録らないといけないのでNT-4のステレオコンデンサーマイクも使用しました。

競技間の空き時間も殆ど無いので、次の競技時に邪魔になるカメラが2台あるので、その一台はカメラ屋さんが場所移動の面倒見てくれました。
感謝に尽きます。 ありがとうございました。
ビデオは、のべつメインカメラを操作しているのでとても一人で離れた場所の2台の移動カメラは管理できません。

そんな状況でしたが、無事撮影は完了。

お昼近かったので、帰宅経路の「阿Q」西那須野店に食べに行きました。
そうです、「ソース焼きそば」。
今日は定休日じゃないぞ。

はっきり言って、このお店で多分10年以上焼きそば以外には殆ど食べたこと無いです。
私は、このお店の焼きそばにぞっこんです。
それがこれ。

ちょっと、比較するものが無いので分からないと思いますが、全てのメニューの「普通盛り」が超大盛なので有名なお店です。
知らないで大盛なんか注文したら腹がはじけて歩けなくなります。
ミニとか半分とか云って注文してる人もいましたが、多分メニューには無いような?
とにかく私は、お店に入るなり「焼きそばお願いします」って云ってしまうのでメニューは何年も見て無いです。

今日は、肉丼を頼んでる人が多かったです。
遠目に見ると、大きなどんぶりに豚肉と玉ねぎを炒めたような物がてんこ盛りになっていました。

とにかく、目の前の焼きそばを平らげるのが私の幸せです。
キレイサッパリ全部食べました。

---
帰る途中で、安いスーパーの脇を通るのでそこへも寄ってみると、美味しそうな中トロマグロが安かったので、この際頑張った自分へのご褒美という事で買って帰りました。

夕方畑からシソの実をたっぷり取って来て中トロをペロリ。

うわー!
この美味しさ半端ねー!
お酒は「会津ほまれ」にしました。
この中トロに日本酒!最高に美味しいです。

なんて幸せな一日なんでしょう。

翌日から編集頑張ろう!
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SONYアクションカムユーザ必見 ノウハウ集

2021-03-14 08:20:32 | ビデオ撮影
3回連続でマニアックなSONYアクションカムの話題です。

私はSONYアクションカムの歴代モデルを持っています。
下からHDR-AS100V/FDR-X1000V/FDR-X3000V
上2つは4K対応です。


今回は、ついでなのでカタログに載っていないアクションカムの癖やノウハウについて書いてみます。

まず、内蔵電池は小型リチュームイオン電池(NP-BX1)を使いますが、「小型」だけあってフルハイビジョンでWiFi接続状態だと1:30の撮影時間と見ておいた方が無難ですね。
長時間撮影するにはモバイルバッテリーは必須で、USBケーブルで供給できます。

この時にこんな注意が必要です。

●外部電源は内部電池が入っていて、しかも電池残量が無いと使えません。

 なので、一旦内部電池が空になってから外部電源を接続してもある程度内部電池に充電されてからでないと使えません。

●外部電源接続時の内部電池の消耗に注意

 カメラ電源OFFで外部電源を接続している状態だと、充電が開始されます。
 カメラ電源をONにすると外部電源に切り替わりますが、実はその状態でも内部電池は少しづつ消費されている様です。
 なので、内部電池の残量が少ない場合に長時間撮影すると、途中で内部電池が無くなり外部電源が使えなくなる可能性があります。

●内部電池が満充電の状態で外部電源接続時に重要な確認

 内部電池が充電したての満充電状態でUSBで外部電源を接続すると、時々外部電源接続した証の「コンセントマーク」が点灯しません。
 その場合には、5分程度で良いので内部電池を少し消耗させて本体の充電ランプが点く状態にしないと外部電源を供給出来ません。
 物理的に外部電源を接続したものと思って安心していると内部電池が空になって驚くことになります。
 外部電源接続時には必ず「コンセントマーク」の点灯を確実に見届けましょう。

次にその他のノウハウ

●FDR-X3000Vの「WiFi-HI」機能がON時の問題

 以前にブログしていますが、WiFiの電波を強くする「WiFi-Hi」と云う機能がありますが、これがONになっていると外部マイク使用時にマイクによっては定期的なノイズが入る場合があるので、使用するマイクとの素性を事前に確認しておく必要があります。
音声にノイズが入る場合には「WiFi-HI」をOFFにすれば直ります。

●スマホを複数台使った場合の不具合

 スマホを2台以上持っていて、それぞれのスマホで同一アクションカムをペアリング設定してあると、一つのスマホで接続後に一旦接続解除するとその後どのスマホからも再接続できなくなる(カメラからWiFi電波が出力されなくなる)事があります。
 スマホが複数台有っても1台のみしかペアリング設定してしてなければ問題ありません。(専用アプリまたはスマホのWiFi設定からのペアリング設定は1台のスマホに限定しておいた方が良いです)
 この状況になった場合、ほぼ電源OFF/ONで直りますが、場合によってはアクションカムのシステムリセットをしないと直らない場合もあります。

●内蔵電池(NP-BX1)のカメラ本体での残量表示

 内蔵電池の残量表示は充電器での残量表示より本体に内蔵した際の残量の方が沢山ある様に表示される(2目盛りくらい多く)。
 そのため、本体の表示で残量表示が消え始まると意外と早く電池が無くなる様に感じます。

●HDR-AS100V/FDR-X1000Vのレンズ保護カバー
 FDR-X3000Vの保護カバーは画質には殆ど影響ありませんが、上記2機種の保護カバーは若干ピントに影響がある様に思います。
 画質重視の場合には外して撮影した方が良いです。

●レンズ性能、画質
・HDR-AS100V
 流石に初代だけあって動画の圧縮技術的に動きが多いとボケた感じになります。
 また、静止画用としてはシャッターボタン(録画ボタン)が非常に硬くて裏面に付いているので押しづらくてはっきり言って使えません。

・FDR-X1000V
 4K対応になり、動画画質もAS100に比べて一皮むけた感じです。
 でも、みんなかなりの広角レンズですが、若干湾曲した画像になります。
 静止画はボタンが上部に変わってボタンも軽く押せるので、最近は自転車で走りながら景色を撮る際に背中のポケットに入れておいて静止画専用として使っています。
 AS100VとFDR-X1000Vは空間光学方式 でないため手振れONにすると画角が少し狭くなります。

・FDR-X3000V
 やはり世代を重ねた結果として一番良い仕上がりです。
 レンズの湾曲歪もX1000Vより少ないです。
 空間光学方式 になったため、手振れONにしても画角は変わりません。
 意外と使えないのが画角の選択で、メディアムとナローは結局画像を拡大するために全画素から一部を切り取って撮影するため、その分使用画素数が減って画質が悪くなります。(アクションカムは光学ズームは有りません)
 同じ画質が悪くなるならワイドの全画素使用で撮っておいて、あとで編集ソフトでトリミング兼ねて拡大しても同じですので、私は一番良い画像でのワイドのみ使用しています。

・共通
 4K撮影は発熱が大きく、長時間連続撮影は冬の屋外でもないと熱補償により自動で停止してしまいます。
 また、夏の屋内使用での長時間撮影時はハイビジョンであっても熱により停止する場合があります。
 絞った濡れタオルなどを被せておくと持ちます。

 WiFi接続距離は過去にAS100Vで実験した時には18mでした。
 中学校の体育館内での舞台上への設置の撮影で、館内であればどこへ移動しても殆ど切れないです。
--
これらの情報は、これまで数年間自ら使って体感したノウハウです。
恐らく、ネット検索してもあまり出て来る内容ではありません。

これだけ小型なカメラにも関わらず、素晴らしい性能である事は何よりも歓迎すべきことですが、これらのいくつかの癖を知った上で初めて完全な使用に耐えられるすばらしい機材かと思っています。

どうぞ、この情報をご活用ください。

PS.
 FDR-X3000は最近通販サイトでは「在庫限り」とかになってきていますが、単に季節的な事象なのでしょうか?後継機の話題などもありません。
 販売から今年6月で丸5年経ち、ロングライフなカメラです。
 このまま終了してしまうのでしょうか?
 気になります。

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卒業式ビデオ収録完了

2021-03-13 08:28:37 | ビデオ撮影
3月11日に中学校の卒業式がありました。


数日前にSONY FDR-X3000というアクションカムのWiFi不調を発見して、当日直前のぎりぎりで解決した事は昨日ブログしました。

で、卒業式前日に6台の固定カメラを無事セッティングして当日を迎えました。
式の終了後に固定セッティングした6台のカメラを回収しに行くと、卒業証書の授与を目前で収録するために使用していたアクションカムが既に止まっていました。

??これ、マズくない?

でも、手でカメラ本体を触った時にかなり熱を持っていたので、直前まで動作していたし、途中まではスマホで動作の確認はしていたので、あまり不安も感じませんでした。

家に帰って来て確認すると・・・・

凄いです。
卒業生が退場したと同時に止まっていました。
奇跡です。

どうして止まったのか?
事実としてはモバイルバッテリーの電池切れでした。

大容量モバイルバッテリーは5つ持っていますが、先月1台が充電不良となったので新たに10Ahの大容量バッテリーを買ったので、それを使用しました。
本来なら10時間以上使えるはずなのに、たった2時間くらいしか持たなかった事になります。

一応、日本のメーカーの物だったのですが、模造品だったのでしょうか??
実際にそれだけの容量があるか早速実験してみました。

録画開始後9:40でモバイルバッテリーからの電源供給が止まりました(モバイルバッテリーの残量ランプが消えて、カメラ側の外部電源動作表示のコンセントマークも消えました)


外部バッテリーの供給が止まった後は本体内に入っているバッテリーで駆動します。
多分、このまま放置しておくと完全に全ての電源が枯渇して止まるのは録画開始後約10時間は確実に可能かと思います。

全く異常なし。
ある意味、困りました。

当日、録画開始時にバッテリー側の残量ランプ4つ全て点いている事も何度も確認したし、USBケーブルの接続状況もスマホでモニター出来ていたし、何故2時間でモバイルバッテリーも内部電池も全て空になったのか??

事象の再現が出来ないので、これでは原因が特定できません。

現実を踏まえた想定で行けば、モバイルバッテリーからは30分程度しか供給されずに空になり残りは内部電池だけで録画を続けた物と思われます。

考えられるとすれば、モバイルバッテリーの残量表示がおかしかったとしか思えません。
確かに今思い出すと、残量表示が満充電状態だったのであたらめて直前に充電することはしなかったように記憶しています。

今後、影響の無い場面で何度か使って事象の再発等について確認して行かないと、このモバイルバッテリーはちょっと大切な撮影には使えそうにありません。

やっぱりモバイルバッテリーは個人的にはANKERが良いですね。
デザインも良いし一度も訳の分からない事象に遭遇した事は有りません。

--
今回の撮影は7カメ(固定6カメ)、ステレオマイク2本(ONマイクとOFFマイク)で撮影しました。

重要な場面は別なカメラの別なアングルでも撮っているので、もし1台が不調を来しても編集には問題ない様にしています。

でも、今年度の卒業生は修学旅行も中止だったし、部活の大会も全て中止だったけど、これからの未来にはきっともっと凄いチャンスをモノにできるんじゃないかって、今回の奇跡で感じました。

ピンチはチャンス! 卒業生がんばれー!
コメント (2)
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SONY FDR-X3000のWiFi不安定

2021-03-12 10:18:16 | ビデオ撮影
いよいよ中学校の卒業式が近づいた3日前。
今年も収録のご依頼を受け、何時も撮影のための事前動作確認をしていましたが、そこで思わぬトラブルを見つけました。

この場に及んでソニーのアクションカムFDR-X3000のWiFi接続がスマホとの接続をすると直ぐに切れてしまいます。

このカメラは卒業証書授与の際に壇上の花の中に忍ばせて目の前で授与の映像を撮るのに不可欠です。
最悪はFDR-X1000でも可能ですが、出来れば広角レンズの画像歪の少ないX3000で撮りたいです。

スマホも3台でしかもアプリのバージョンも全部違う物で実験しても、専用のモニター(RM-LVR3)で確認しても同じ事象になります。
結局、アクションカムからのWiFiの電波自体が切れてしまっている事がWiFiの電波自体をモニターしていて分かりました。

何らかのデータスタックが起きているのかと思い、電池を外して暫くおいてから再挑戦しましたがやはりダメでした。

諦めかけた時、ふとシステム初期設定を思い付きました。
何処かに初期設定用の小さな穴が無いか見ましたがありません。
そこで、メニュー内をくまなく見ていくと、ありました。
「RESET」


当然、リセットすると日付けや時刻、それに常に使用している設定なども全部再設定が必要です。

でも・・・・

これを実施したら直りました。
良かった~!

様々な条件での動作確認もOKです。
今回は6カメで卒業式を撮る予定です。

--
そういえば、昨年秋にHDR-PJ790V用のWiFi装置(ADP-WL1M)が壊れましたが、もしやと思ってSONYに電話を入れた所、まだ保有年数内なので交換修理が出来ると云うのでお願いしました。


ところが、翌日になって中国の工場からの部品入荷が出来なくなり修理が出来なくなってしまったので、SONYがその故障品を買い取ると云い出しました。
こんな事、生涯初めてです。

後日、銀行の口座にお金が振り込まれました。
でもHDR-PJ790VのWiFiが使えなくなってしまったことは、ワンマン撮影にはちょっと痛手です。

こんなところにも新型コロナの影響が及ぶとは思いませんでした。

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