なかねっと

中根直行九段と金賢貞四段のオフィシャルブログです

中根式上達法

2012-09-29 16:53:57 | 中根


ようやく朝晩が涼しくなってきましたぁね


でもまだまだ日中は暑いので温度差には気をつけましょう!


このブログも書く側と読んでくださるみなさまとの温度差に気をつけなければ!





中根でございます。


「普段どんな勉強されているんですか?」


よく訊かれます。ごめんなさい。特別なことは何もないんです。


打碁を並べ、詰め碁を解き(解けない日もある)ネット対局で一喜一憂し、テレビの対局を観戦。


同じでしょう? みなさんと同じ。  ただ・・・もし・・・強いて・・・挙げるとするならば・・・






最後のテレビ観戦のところで、対局者もしくは解説者に確実に ”ツッコミ” をいれることです。







例えば解説の先生が




「こう打つ感じなんです」




感じ? 感じって何? なぜそう打つのか詳しく教えてください!






「昔は必ずこう打ってました」




昔?昔て?・・・いつ? 紀元前? 江戸時代? それとも・・・30年ぐらい前の話?

いや・・・去年ぐらいか?・・・・・・もしかして・・・・・・先週? 







「対局者はわかってるんでしょうけど、私には全然わかりません。」






またまた! そんなことないでしょう? 最善手がはっきりしない、ってことをオーバーに言ってるだけですよね?


そもそも全然わからん人が解説者になれるわけがない! なんなら私、代わりましょか?








そして局後の検討では対局者が






「ひどい!最悪を尽くした」






う~ん確かに最善手を逃しましたよね~。しかし、少なくとも“最悪”ではないし“尽くして”もいない。



そもそもプロが“最悪を尽くす”なんてことは、やろうと思ってもできないですよね~









「何百目損したか解らない」






いやいやいや!!!


何百て・・・あの・・・・まずあり得ないですけど!  プロの碁で百目単位で損をするなんて・・・見たことないです!


そもそも盤は361路のはず! 実際は今、数目ぐらいは損をしましたね・・・・プロにとっては確かにひどい損。


でも、なぜ百倍に表現した!なぜ? な~ぜ~だ~あああああ!!!








と、まあ、このようなツッコミを実践していけば上達すること間違いない  (かもしれん)

ツッコムことにより自分も解説や検討に参加しているような気になるからだ  (かもしれん)

私自身もこうして強くなってきた  (かもしれん)

そして後輩たちにもそれを伝え彼らもまた実践している  (かもしれん)

このブログを見て「なんでやねん」とかツッコンでいるあなた! もうすでに中根式上達法を実践している  (かもしれん)

ただ・・・家の人には、まえもって断っておいたほうがよい  (かもしれん)




次の試合もがんばります。早速今からテレビに向かって特訓する!  (かもしれん)
















































コメント (4)
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