長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

初春の邦楽寄席

2020年01月07日 01時07分08秒 | お知らせ
 令和時代、最初のお正月。
 街頭で往き違った老婦人の「今年はどんな年になるんでしょうね…」という嬉しそうな話し声を耳にし、そのお元気で朗らかなお声がまぶしいというか、うらやましいというか…(しっかりせよ、自分)。

 年を重ね、生きることに倦んだわけではありませんが、どういうわけでしょう、新年を寿ぐ思いよりも、時代に対する違和感が。
 2020とは、SF小説、近未来映画の中に存在する暗号のようなものではなかろうか…いまだに、見慣れないカレンダーの表記。

 昔、巷説にては、寄席(落語? お笑い?)が流行るときは、不況である、と言われておりました。
 確かに、不況なのでありましょう。このところ、自営業の各方面からの方々の廃業のお知らせが夥しく……
 庶民が肌で感じることには真実があるのです。国の経営は虚構ではなく、事実に基づいて行って欲しいものであります。

 さて、年寄り一人が力んでみてもどうなるものでもあるまい…と雷蔵の眠狂四郎にすげなく躱された加藤嘉のお奉行さまのように些かシュン…としつつ、大繁盛の落語の定席にあやかりたいとの気持ちを込めて、ご案内申し上げます。

 来る1月9日木曜日、お江戸両国亭にて、第10回を重ねます和ライブ寄席がございます。
 席料500円にて、尺八、箏曲、能楽、長唄、三味線、お囃子、幸若舞…などなどがおたのしみいただけます。
 昼12時15分から午後2時ごろまで上演いたします、ランチ寄席です。

 大相撲初場所の準備で賑わう両国界隈散策と合わせまして、ぜひお越しくださいませ。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

 
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