長唄三味線/杵屋徳桜の「お稽古のツボ」

三味線の音色にのせて、
主に東経140度北緯36度付近での
来たりし空、去り行く風…etc.を紡ぎます。

転宅

2024年05月19日 02時02分03秒 | 趣味です。
いつものことだが諸事情あって…ベランダの模様替えの必要に迫られた。
レモンの鉢の向きを換えたら、美しい可愛い蛾が。
拡げた翅にピースマークに似た笑顔があって、気持ちがほぐれた。

黄色いので毒蛾かも…と調べてみたら、シャクガの一種らしいことが判明。
…そういえば、レモンの枝に時々尺取り虫が生息していたらしいことは気が付いていた。
駆除から逃れて無事成虫になれたお祝いにもう一枚。



浮世絵の柱絵を意識したトリミングになっております( =^ω^)
さて、先日の風の強い日に終齢幼虫へと目出度く脱皮したアゲハチョウの幼虫が居たのだが、翌日、行くがた知れずになっていた。

自然の厳しさ無常さに些か意気消沈していたのだが、我が檸檬林には二番目の青虫くん候補が次に控えていた。
順序立ててご報告いたしますれば、
遡ること10日ほど前の5月7日。


そして5月11日撮影。


5月13日には随分大きくなって…


翌5月14日。


5月15日 少し体長が縮んでじっとしているので、そろそろ脱皮かも…


5月16日早朝は白地がますます緑色になって…


同日、終齢幼虫に脱皮。


新生アオムシくんは、自らの脱殻もキチンと完食致します。


さて、次なる観察者の役割は、彼に食事環境を提供することでありました。
彼が只今の棲み処は、実生のレモン3年目の苗木なのです。
アゲハチョウのお母さんは葉を見て木を見ない性癖なのか、当方のベランダにある七つ(年齢ではなく個数)ほどの実生のレモン小鉢は、毎年アゲハチョウの揺籃となっておりました。それがため小体なまま中々丈が伸びないのが不憫ではあるのですが、卵を産み付けやすいのかご用命が多く、揚羽蝶のお母さん方からは絶大な支持を得ているのでした。

昨シーズンまでレモンも幼虫も共倒れにならぬうち、ある程度まで育ったら、割箸を幼虫の体に添って掬うように挟み、本人が気が付かないうちにパッと大きいレモン樹へ引っ越しさせていたのですが、迚も気を使う微細な手際を要求される作業で、気疲れがしてしまうので、今夏は方針転換して、


レモンの小鉢を大鉢の根方に、枝が交差してかかるように配置し、本人の自由意思に任せました。


しめしめ、上手く移動してくれたようです。


翌日はまたとても風の強い日で、またまた青虫が見当たらなくなり、心配していたのですが…


18日の今日、葉陰で寛いでいる姿を見付けました。
どうやら新居は居心地がよさそうです。ひと安心。


コメント
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