むすんで ひらいて

すべてが帰着するのは、ホッとするところ
ありのままを見て、気分よくいるために

紫陽花 しっとり

2014年06月18日 | 日記

先週末、水辺に自転車を止め、夕陽にカメラを構えている人を見ました。

美しいものを追う人の姿は美しく、周りの空気が、きりりとしていました。

 

 

 

 

 

日が沈んでからは、満月の明かりが水面を輝かせ、耳に届くのは、静かな波の音だけでした。

 

 

お寺の紫陽花たちが、日傘や帽子で訪れる人びとを祝福してくれました。 

 

 

 

これからの季節、外気と空調の効いた室内の温度差が大きいですね。

羽織るものなど工夫して、からだにやさしくお過ごしくださいね

 


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孤独の続きに

2014年06月13日 | こころ

物事が決まる時は、それまでどんなに考えても進まなかったことが、

ぽとんぽとんと運んでいくものだなと思う。

 

自分の力より大きな、流れの力がある。

荒天の中にいても、深い特別なところでそれを信じて、

ムリをせず、日々種を蒔いていこう。

 

 

 

「孤独の続きに」

 

自分を大切にすることは、父母、祖父母、そのまた先の人々を大切にすること。

今を生きるぼくの体に、いろんなひとの、いろんなことのあった人生が溶け合ってる。

その余韻は、気づかれなでられ、癒されて、ぼくが笑うといっしょに笑ってこだまする。

つらい時も一人じゃないよ。

気づいてないかもしれないけど、いつも、いっしょに受け止めてる。

 

もしも、自分を信じなかったら、みんないっしょに悲しいよ。

そんなこと言ったって、て思うかもしれないけど、

いつだって、力を合わせたくて待ってるんだ。

 

体を大事にすることは、包み込んでるたくさんの命を大事におもてなしすることだよ。

忘れないでいてね。

どんなことがあっても。

 

 


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ちょうどいい

2014年06月10日 | 日記

70代の男性が、こんな話しをしてくれました。

 

僕の人生は、妻で成り立っていたんだな。と、思ったんです。

でも、それに気付いたのは、妻が亡くなってからでした。

いつも足りないところを見てたんだね。

だから、手遅れにならないうちに、すべてが今のあなたに

「ちょうどいい」と知ってくださいね。

 

この三日間に、ふたりの方から一冊ずつ本をプレゼントしていただき、

ご主人を亡くされた60代の女性から、今も彼を想う気持ちを聴かせていただきました。

重なるものです。

本を手渡してくれた方の、体験を話してくれた方の、熱が後から沁みてきます。

 

 

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流れを流れさせて

2014年06月03日 | こころ

金縛りって、あったことありますか?

この間、ミスタードーナツで友人を待ちながらポンデ黒糖をかみしめていたら、お隣から

「もう、たーいへんだったわよぉ!

と、ほんとにたいへんそうな声色が飛び込んできて、すぽっと耳が引きこまれてしまいました。

 

はす向かいに座っている彼女は、60代後半くらいで、息を弾ませるようにしてお友達にこう続けました。

「だいぶ前だけどね、毎っ晩、金縛りが続いたのよ。

それでもう、怖くて眠れないから、隣の子ども借りてきて一緒に寝ることにしたの。

そーしたら、まあ、その子が夜トイレに何っべんも立つもんだから、しょっちゅう起こされてねぇ。 

眠れやしないの。 

そんでしょうがないからあきらめて、ちょうど近所にひよこをくれるって人がいたもんだからね、それいっぱいもらってきたのよ。

それだけ庭に放したら、気もまぎれるかもしれないと思ってね。

そぉしたらまぁ、一週間もしない内に、ぜーんぶだめ! 夜中にネコが来たんだわ。

あっれはもうねぇ。 あんなにひよこ外出しとくんじゃなかったなーって思ってねぇ。」

 

と、お皿のドーナツに被さる大きなため息。 それは、ちょっと哀しい懺悔のようでした。

 

避けたいことが避けられない時、ジレンマを紛らわすために反応したことは、きっと虚しいから....

そこにあるものを見据えながら、今を意識して生きる力が、人と人の間で熱く支えられていくといいな。

と、自分津々浦々に思いを巡らせながら、しみじみ熱いカフェオレを飲み込みました。 

 

わたしは金縛り、インドの市場で、鶏がさばかれているのを初めて見た夜、あいました。

そしてベッドの左側には、日本の古風な女性の幽霊が立ったままこちらを見下ろしていて...恐れおののいたのですが、お昼間のショックでできた頭の中のズレが、寝ている間に揺さぶり直されて、そういう現れ方をしたのかな...という気がします

 

 

さて、話変わってこのところ、お昼間は半袖の似合う暑さになり、急に海が見たくなってきました。

そんなわけで先週、静岡県の中田島砂丘を歩いてきました。

朝、家族からここに行こうか~と提案が出たのですが、たまたまその前日の夜、仕事でお世話になった方と久しぶりに連絡を取り合っていて、二か月前に東京からこの砂丘のそばに引っ越したんだよ~と聞いたばかりだったので、あまりにタイムリーな時間と場所にびっくり。

 

 

深雪をザックザックと踏みしめるように、砂の丘を越えていきました。

 

そして今は、鳥羽の海に友人を訪ねて来ています。

母国のインドネシア語と英語をミックスして話す彼の日本語会話には、まだ漢字の熟語が少なくて、シンプルな言葉がよく出てきます。

「何を言おうとしてるかな。」と想像するのは、まるで絵本を読むような新鮮さで、わかってくると、そこに彼の豊かな内面がはだかのまんまにじみ出ているものだから、妙に心に沁みてきました。

ひとしきりお互いの近況を話して、印象に残ったフレーズは、これ。 

“ Let the current flow ”   

わたしは、単純翻訳の「流れを流れさせて」が気に入りました。

いろいろやっかいなこともあるけれど、荒波に立ち向かわずに、流れを見て、そこで今できることを精一杯していこう。

 

波打ち際のぬるい水の中を歩くと、砂がこしょぐったくて足の裏がわくわくしました。 

 

お昼下がり、お部屋から、フェリーが行き交うのを眺めていました。

下の階のせり出した屋根の端っこにも、カラスと鳩が変わりばんこにやってきて、やっぱり眺めていました。

その後ろ姿は、さっそうとして見えました。

 

 


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