モウズイカの裏庭2

秋田在・リタイア老人の花と山歩きの記録です。

カテゴリー「my 花の絶景」の目次

2023年02月20日 | my 花の絶景

【カテゴリーごとの目次・頁の作成にあたって】
ブログを始めて三年目になると、
いつの間にか記事の数が増え、自分自身でも旧記事を探すのがタイヘンになって来ました。
当初はカテゴリーを細分化して対応しておりましたが、カテゴリーの数は本ブログでは百個まででした。
また私の使用しているテンプレートでは、
カテゴリーをクリックして出る「カテゴリーごとのブログ記事一覧」は五個まで表示される設定となっております。
すると、記事数が六個以上あるカテゴリーでは目的の記事を探すには、
記事一覧の最下段、「前ページ」を1~複数回、クリックする必要があります。
もう少し楽に記事を探す方法はないものか。
ブログではあまり例のないことかもしれませんが、
カテゴリーごとに目次の頁を作成し、「カテゴリーごとのブログ記事一覧」の先頭に据えることにしました。
というわけで、記事数が多めのカテゴリーから徐々に「カテゴリーごとの目次」の頁を作って行きます。
なお新しい記事を加えたら、その都度、目次の頁が先頭に来るようにしなければなりません
(現実には年一、二回やれればいい方かもしれません)。
ちょっと面倒ですが、少なくとも今までよりは効率よく記事が探せるようになることでしょう。
冬場は山に行かないので、新ネタ記事は夏場に較べて格段に少なくなります。
しばしの間、「カテゴリーごとの目次」の新規作成や更新が続きますので、どうかご了承お願いいたします。


(「絶景」の定義は難しい。本カテゴリーでは、私が勝手に「絶景」だと思った花風景を並べてみた。)
(記事の配列は年に関係なく、概ね月日の順に並べ、降順としたが、一部、エリアを考慮に入れた順になっている。)


New 大場谷地に真っ白い銀河、いや綿の国星を見た。(2009年7月上旬)・・・「八幡平」と共用。


New 鳥海山で見た花の海(2)ニッコウキスゲ編

New 鳥海山で見た花の海(1)ハクサンイチゲ編


New 焼石岳で見た花の海(2)イエローガーデン編


New 焼石岳で見た花の海(1)天国のお花畑編


早坂高原にアヤメの大洪水を見た。(2011年7月2日)・・・「早坂高原」と共用。

十ノ瀬・藤の郷(2019年5月24日)

西和賀のスプリングエフェメラル花筵。(2007年5月4日)・・・「西和賀・女神山」と共用。

秋田にも桃源郷があった!!(2009年4月16日、5月9日)

国花苑でお花見メレンゲ♪2(2021年5月1日)

国花苑でお花見メレンゲ♪1(2021年4月27日)


続・西木のカタクリ畑ほか(2016年4月19日)・・・「田沢湖・角館」と共用。



2022/07/08 鳥海山長坂道稜線のお花畑



2016/04/19 西木のカタクリ群落



2009/05/09 手這坂の桃花



以上。

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大場谷地に真っ白い銀河、いや綿の国星を見た。(2009年7月上旬)

2023年02月19日 | my 花の絶景

本記事は自ホームページの旧記事をブログ用にリメイクしたものである(2020/04/16 初回アップ)。
(2023/02/19 写真を入れ替え、カテゴリーを変更し、再アップ)。


7月上旬のとある日、
ガーデニング仲間の土樋さん(お庭はこちら)から次のようなメールがあった。

・・・大場谷地?でしたっけ 玉川温泉からもう少し鹿角方面に来た湿原に行ってきました。

キスゲ ツツジ ワタスゲ コバイケイソウが 爆発的?に咲いてました。足元にも小花がいっぱい。
毎年、今頃訪れてますが 昨年とは大違いでした。 自然の造形美には敵いません。・・・
 
ん? (´π`; ナニナニ?
今頃の時期の大場谷地はそんなにたいしたことがない筈なのにいったいどうしたことだろう。
でも沈着冷静な彼女がわざわざメールをよこすくらいだから、何か凄いことになってるかもしれん。

こりゃタイヘンだ~! ε=ε=へ(+´π`;)ノ と私も行ってみた。
クルマを降りて、歩き出した途端、いきなり満開モードに圧倒される。




少し歩くと、ワタスゲの実(果穂)が加わってきた。





うわっ( ̄π ̄; おみごと! 
湿原の奥に白く光るものは何だろう?




これもワタスゲの群生とすぐにわかったものの、
( ̄π ̄;こんなに密なワタスゲの花(実)風景はいまだかつて見たことが無かった。


 

ニッコウキスゲもほどよく混じっている。










湿原の中ほどから、焼山方面を振り返る。




70歳くらいの女性が仰るには、
「(^_^;)地元なので、何十年も前から数え切れないくらい通ってますが、
こんなにびっしりとワタスゲが咲いたのは初めてです。」

山慣れしている感じの初老の男性は、
「( ̄π ̄;今年のワタスゲは異常だ。天変地異の前触れかもしれん。」
 

ちなみに昨年のほぼ同時期、ほぼ同じ場所はこうだった。

2008年7月上旬某日



いかに今年、ワタスゲが多いか、お分かりかと思う。







何だか♪綿の国星に迷い込んだような気分 。

 


耳かきの綿のようなものは花ではなく果穂。

ちなみにワタスゲの花はこんな感じ。

ワタスゲの花。2009/06/02撮影。
 



ワタスゲ以外の花は・・・




レンゲツツジや
ニッコウキスゲ も例年より多い感じ。

 








去年は全く不発だったコバイケイソウが今年はいっぱい花穂をあげていた。
もう少し早く来てたら、もっと新鮮な眺めだったろう。




コバイケイソウ
                                                                                                            ハクサンチドリ


再びワタスゲ。



 

この湿原では、木までもワタスゲ化していた。




嘘。正しくはサワフタギの花だった。



日が陰って来た。
大場谷地よ。今年は素晴らしい花(実)風景をありがとう。


以上。

2023/02/19 追記。
大場谷地湿原は人食いクマの出没等により、2018年以降、立ち入りが制限されております。
今年(2023年)はそろそろ解禁されるかと思いましたが、先ごろ、立ち入り制限の延期が発表されました。

 

 

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焼石岳で見た花の海(2)イエローガーデン編

2023年02月18日 | my 花の絶景

(本頁は「焼石岳で見た花の海(1)天国のお花畑編」の続きです。)

焼石岳にはいつも岩手県側の中沼コースから登っているが、
登山再開後、二度目となる
(2017年)7月8日は秋田県側の東成瀬村から登ってみた。




参考マップ(イエローガーデンへの道程)



このコースは歩き始めの横林道終点、三合目の標高が900mを越えている。

山頂までの標高差は600m程度なので楽そうに感じるが、距離が長い。
途中、胆沢川の谷に降りたりとアップダウンが多く、三回くらい渡渉しなければならない。
また20数年前に登っていた頃は、途中の焼石沼付近でベコ(牛)が放牧されていた。
当時、此処を通ると、ベコがモ~♪と鳴いてすり寄って来たり、
その産物が湯気を上げていたりして (´π`;)たじろいだ記憶がある。

その後、放牧は終わったと聞いたので、どうなったのか確認も兼ねて行ってみたような次第。

今回はしばらくブナの森林帯を歩き、八合目の焼石沼(標高約1240m)が間近になったら、
冒頭写真や次のような花風景に遭遇した。

バックの山は左から三界山、もっこ岳






それは黄一色の花園、イエローガーデンだった。
密に咲く黄いろい花の正体はミヤマキンポウゲ







少し進むと、紅紫のランや白い小花も混じって咲いていた。




 


紅紫のランはハクサンチドリだったが、白い小花は何だろう。




 


白花の苺はノウゴウイチゴにしては、花弁の枚数が少ない。
シロバナノヘビイチゴだろうか。

しかしシロバナノヘビイチゴは山形より南に分布と聞いていた。それなのに此処では凄い群生になってる。
(焼石岳の白い苺は北海道道東や道北に生育するエゾノクサイチゴ(エゾクサイチゴ)ではないかとの意見も有る。)

右上のやや淡い黄のバラ科は何だろう。花は終盤モードだった。
この花はまた後で出てくる。
オレンジがかった大きな黄花はシナノキンバイだった。




この場所には他にズダヤクシュやツボスミレのようなスミレ科も群生していた。
黄色い花の多いこの場所を、私は『イエローガーデン』と呼ぶことにした。

同じ場所は翌年、2018年6月23日にも訪ねている。

焼石沼と西焼石岳



この日はミヤマキンポウゲはまだ咲いてなかったが、別の黄色い花が最盛期だった。







代わりに咲いていた花は黄色がやや淡く、バラ科と思われる。

葉の特徴などから、後でエチゴキジムシロだとわかった。
向かいの湿地にはリュウキンカが群生していた。




何故この場所にこのようなイエローガーデンが出来たのか。
先にも述べたように、20数年前までこの場所はベコ(南部短角牛)の放牧場になっていた(夏場のみ)。
植物に関しても、おそらくはベコの好みで毒があるとか味が悪い、
棘が痛いなどベゴの嫌な植物だけが残って繁栄していた可能性がある。
イエローガーデンの主役、ミヤマキンポウゲは有毒植物だ。
牛が食べないので繁茂したのだろう。
となると、この花園、イエローガーデンはベコが作ったガーデンということになる。

リュウキンカは焼石岳ではあちこちで見かける。
次の写真二枚は中沼コースの銀明水付近で見たもの。

2019年6月4日、銀明水付近のリュウキンカ、ミズバショウの群生







銀明水付近では、シナノキンバイも群生していた。

この花、東北では少なく、私自身は焼石と八幡平でしか見たことが無い。

2021年8月5日、銀明水付近のシナノキンバイ群生



写真は省略するが、この山には真夏以降、
トウゲブキ、キオン、ミヤマアキノキリンソウ(いずれもキク科)が多く咲く。

この山はとにかく黄色い花が多い。

以上。

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焼石岳で見た花の海(1)天国のお花畑編

2023年02月17日 | my 花の絶景

自然の花絶景、鳥海山(こちら)に次いでふたつ目は焼石岳で行こうと思う。
この山は岩手県の南部、秋田との県境付近にあるが、私の実家(秋田県横手市)あたりからも東に望める。
30歳代に初めて登ってみたら驚いた。
わずか1500m程度の地味な山なのに、高山植物の種類、量が半端でなかった。
メインのお花畑、姥石平は焼石岳山頂の東側、標高1400m付近に広がる風衝草原。
それはなだらかな東焼石岳山頂(1507m)まで繋がっているので、
単一のお花畑としては東北では最大規模と思われる。
初夏の六月上中旬に登ると、中腹には残雪が多く、夏道の多くは雪で塞がれたままだが、
登るにつれて、雪が無くなり、花が咲き出している。
東北には花の名山が幾つかある(早池峰山や秋田駒ヶ岳、月山など)が、
焼石岳はそれらと同等、いや上回るかもしれない。
初夏の姥石平は天国のようなお花畑だった。

自分の身近なところにこんな素晴らしい花の山があることを誇らしく思った。
次の二枚の写真は1994年6月12日に撮ったもの。
既に劣化したリバーサルフィルムをスキャンしたものなので、見苦しい点はご寛容願いたい。







当時は十回くらい登っただろうか。

登山者は非常に少なく、熊に怯えながらの単独行だったが、
おかげで山上の広大なお花畑はいつも独占状態だった。

その後、私自身の心境の変化もあり、しばらく(20数年ほど)山から遠ざかった。
会社退職の少し前から山歩きを徐々に再開、焼石には2017年6月17日に訪れた。
20数年ぶりの焼石岳で、最初に驚いたのは登山者の数だった。
メインの中沼コース、登山口に早朝5時半に着いたら、広い駐車場が既に満杯寸前。
私より後から来た皆さんは全て路肩駐車になった。
車のナンバーを見ると、関東地方が多かった。
いずれにしろひと昔前には考えられないような混みようで、
登山者の列は山頂までパラパラと続いていた。

私の知らぬ間にお花畑の素晴らしさが全国に知れ渡っていたのだろうか。
以下、2017年6月17日に撮った画像を列挙する。

バックは焼石岳



バックは横岳






1994年に較べると、花のボリュームは明らかに減少していた。
また笹や灌木の侵入により、お花畑のエリアも以前より狭くなったように感じた。
咲いている花は、ハクサンイチゲ(白)が多く、それに黄色のミヤマキンバイやキバナノコマノツメ、
マゼンタのミヤマシオガマ、青みがかったピンクのユキワリコザクラ、
チングルマ(白)、イワカガミ(ピンク)などが加わり、おおむね四色の花むしろを形成していた。




ハクサンイチゲとミヤマシオガマ



ユキワリコザクラとミヤマシオガマ



ミヤマシオガマと周りはミヤマキンバイ



ミヤマキンバイ
 
                                             ミヤマシオガマ(白花品種)


更なる詳細については ⇒「久々の焼石岳お花畑。(2017年6月17日)


初夏の姥石平を次に訪ねたのは、二年後の2019年6月4日だった。
この時は、前回よりも二週間くらい早く来ている。
そのためミヤマシオガマはあまり咲き出していなかったが、
前回、少し草臥れ気味だったハクサンイチゲやユキワリコザクラが初々しい姿で迎えてくれた。




ハクサンイチゲ






ユキワリコザクラ



ユキワリコザクラと右端にミヤマキンバイ










更なる詳細については ⇒「焼石岳花紀行(2019年6月4日)

最後にチングルマ群生を。
これは姥石平ではなく、北側に連なる南本内岳の山頂で見た。

2019年6月4日、南本内岳山頂のチングルマ群生。バックは三界山。



なお焼石岳の花の海は、初夏の姥石平だけではない。

焼石岳で見た花の海(2)イエローガーデン編」に続く。

以上。

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鳥海山で見た花の海(2)ニッコウキスゲ編

2023年01月06日 | my 花の絶景

(本頁は「鳥海山で見た花の海(1)ハクサンイチゲ編」の続きです。)


今年(2022年)7月8日の鳥海山はニッコウキスゲが凄かった。




この花(標準和名はゼンテイカ)の開花はこの山では七月の上中旬がメインだが、
雪消えの遅い場所では八月にも咲いている。
花が大きく、開花にエネルギーを使うのか、年によって開花にむらがある。
3,4年に一回くらいのペースで大量に咲くようだが、
今年(2022年)はどうしたのか、

もしかしたら十年に一度有るか無いかの当たり年かもしれない。

鳥海山は彼方此方にニッコウキスゲが群生しているが、
西側、長坂道稜線の群生は規模も大きく、見ごたえが有る。
ニッコウキスゲの群生地は全国に数あれど、
ここは花だけではない。鳥海山のおまけつきだ。
個人的には素晴らしい山岳花風景だと思う。
今まで見た中では最も密度が濃く、しかもフレッシュだった。













数は少ないが、エゾヨツバシオガマやコバイケイソウも混じる。

 



長坂道稜線を更に進んで、笙ヶ岳方面を振り返る。




この場所は半月前の6月22日に来た時はこうだった。




白い花はハクサンイチゲだ。
鳥海山の面白いところは、初夏にハクサンイチゲの白い花園だった場所が
その半月後に橙黄色のニッコウキスゲに変わる点だろうか。
更に7月30日に訪ねたら、こうだった。

2022年7月30日



黄色はトウゲブキ、白いのはミヤマトウキ・・・と変わっていた。

同じ場所を前年の7月15日に訪ねた時はこうだった。

2021年7月15日



この年(2021年)はニッコウキスゲがさっぱりだった。

代わりに多いマゼンタ色の穂花はエゾヨツバシオガマだ。

エゾヨツバシオガマ
 

                                            ニッコウキスゲとエゾヨツバシオガマ


更に前年(2020年)はどうだったか。

2020年7月17日



この年はニッコウキスゲがまあまあ咲いていた。

他の場所はどうだろう。

バックは月山。



エゾヨツバシオガマの多いエリア






ニッコウキスゲの多いエリア



今年(2022年)ほどでは無いが、ニッコウキスゲもよく咲いていたことがわかった。

この花の絶景エリア、来年はどう変わるのだろう。


以上。

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