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2024年05月05日 | 社会・経済

「動物のエサ」を食べて飢えをしのぐ。子どもが餓死…。ガザで広がる「壊滅的飢餓」。日本政府も緊急食料支援

「ガザの人々は動物の飼料を食べ、物乞いをし、食べ物を買う現金を得るために持ち物を売り払うなど、全ての手段を尽くしています。飢えで命を落としている人もいます」
 

現地で支援を続ける国連機関が警鐘を鳴らしている。

緊急で食料支援が必要な状況の中、日本政府もガザ地区南部で食料キットを配布した。
ガザ地区南部・ラファで、人道支援団体による炊き出しに並ぶ子どもたち。一家族につき、ボウルや鍋一杯が支給された。

ガザ地区南部・ラファで、人道支援団体による炊き出しに並ぶ子どもたち。一家族につき、ボウルや鍋一杯が支給された。Anadolu via Anadolu via Getty Images

ガザで「壊滅的な飢餓」広がる。飢えで死者も

国連は4月24日、ガザ地区での危機的な食糧難について指摘。現地で食料支援をする国連世界食糧計画(国連WFP)は「ガザの人々は飢えで命を落としている」とした。

「人々は動物の飼料を食べ、物乞いをし、食べ物を買う現金を得るために持ち物を売り払うなど、全ての手段を尽くしています。飢えで命を落としている人もいます」

現在、2歳未満の子どもの30%が急性栄養失調か衰弱状態にあると推定している。

母親も食べるものがないため、乳児にも母乳があげられなくなっている。

ガザ地区では、人道支援を行う人々への攻撃が起きており、4月には食糧支援NPO「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」のスタッフ7人が殺害された

7人は、海路で搬入された100トン以上の食料をガザ中部デイルアルバラの倉庫に届けた後、空爆を受けて亡くなった。装甲車の屋根にはWCKのロゴが描かれており「非紛争地帯」を走っていたほか、輸送経路を事前にイスラエル軍に伝えていた。

JICA、食料キット3780箱を緊急で支援

ガザ地区に届けられた、JICAによる食料キット

日本政府も緊急人道支援を行なっており、独立行政法人国際協力機構(JICA)は食料キット3780箱を送った。

中身は、鶏肉・豆類・フムス(ひよこ豆のペースト)・ツナ・イワシの缶詰、オリーブオイル、高エネルギービスケットやハルヴァ(練り菓子)、イチジク、アプリコット、レーズンのドライフルーツなど。

JICAがガザ地区に届けた食料キット

JICAがガザ地区に届けた食料キット JICA

今回のJICAからの緊急支援は3回目で、初回はテントや毛布、2回目は医療用消耗品を届けていた。

2024年4月30日現在、死者は3万4500人を超え、約193万人がガザ南部に避難している。

ガザ地区の他、東エルサレムを含むヨルダン川西岸地区にも人々が逃れており、日本政府は緊急のニーズに対応するため、国連児童基金(UNICEF)の2つの支援事業に対して、計約950万米ドルの資金協力を実施した。



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