かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

対策

2023年11月30日 22時05分56秒 | みゆみゆとの生活
家に帰ってきたらすぐにコルセットを外してしまうそうちゃん。
そのため、コルセットに結び付けてあるGPSが機能せず、肝心の迷子の時に役に立ちませんでした。
夫は解約しようと言ったけど、ちょっと一工夫させて、ということで。

100均行って、腕組みして考えて。
タオルと小物入れとマジックテープを購入。
帰宅後ミシンを出し、腹巻き型のGPS入れを作成しました。
これを着けて夜も寝てもらう。
朝、起き抜けにパジャマのまま飛び出して行方不明になったことあったからね。
念のため、腹巻きに名前と生年月日、私の携帯番号も書いた。
次がないことを祈るけど、もしもの時は今度こそ実力発揮してくれますように。

※※※※※※※※

今日は学校祭(学習発表会)でした。
今年も感染症対策のため、体育館でビデオ鑑賞。
今までで一番たくさんのセリフを言って、「マジック」する役を務めていました。
小学部から一緒のお友だちを見ていると感慨深くなって、うるうるしました。

あと3ヶ月で卒業か。
卒業したくないよー。(私が)



速くて追い付けず

2023年11月29日 22時15分58秒 | みゆみゆとの生活
詳細省きますが。
玄関から靴下のままダッシュされ、私も靴下のまま100メートルほど追いかけましたが降りきられ、見失いました…。
めちゃくちゃ速い。とても追い付けない。
とまって!明日学校行けなくなるよ!家帰ってみかん食べよう!
色々言ってみたけどこちらを振り返ることはなく。
むしろかーちゃんが追いかけてくれてることに興奮してニコニコしながら。
夜の闇に消えていった、午後7時15分。

とりあえず車を出して、最寄りのスーパーとかっぱ寿司を探した。
かっぱ寿司の入り口にいた若い男性店員さんは、
「ああ、この前来ましたね。今日は来てないですよ。」
そうか、やはり前回の行方不明の時に寄ったんだ。
「その子、一人でいたら迷子なので、もし今日もこの後来たら110番してください。」
「わかりました。」

いなくなって15分は経ってる。この時点で110番。
警察に行方不明届けを出しに行った。
そしたらこれは初めてなんだけど、「警察犬を依頼するので、本人の靴下か靴などをご用意ください。」と言われた。
ちょうど帰宅していた夫に、靴をビニールに入れて待機するよう電話で伝えた。

このあと警察官が自宅に来られ、家の中と庭などをかなり入念に探したみたい。
押し入れの中やクローゼットまで。
確かに、家にコソッと帰ってきてかくれんぼする子とかもいるかもしれないからね。
ただ、そうちゃんはそのタイプではないけど。

警察での届け出に時間がかかり、署を出たのが8時10分ごろ。
家は夫に任せて、車で心当たりを回った。
まずはビデオ屋さん。
レンタルDVDコーナーの店員さんに、「高校生の障害のある男の子が来ませんでしたか?」と聞いたら、「来ましたよ。」とこともなげに。
えっ。いつですか。
「7時50分頃ですかね。」
もう30分も前だ。
何回も借りたいDVDを持ってきたので、「お父さんお母さんと一緒にお金持ってこないとダメだよ。」と言ってくれたらしい。
そのうちに出て行ってしまった、と。
「その子、勝手に家から出て迷子になっていて、今警察も探してくれてるんです。今度一人のところを見かけたら110番してください。」
頭を下げてお願いした。

ここを出て次に行くところは…
隣のショッピングセンターしかない。
慌ててサービスセンターへ。
ここの係員さんの対応が素晴らしかった。
すぐに店内放送かけてくれて。
「業務連絡です。靴を履いていない、上下ジャージをお召しの、身長174センチの◯◯君(フルネーム)を見かけたら、サービスセンターまでお連れください。」
すごい。「障害」とも「迷子」とも言わずに、きちんとお客様としてお呼び出ししてくれてる。
しかも「靴を履いてない」から始めることで緊急性が端的に伝わる!
この放送で、館内中の店員さんが一斉に動き出したのがわかりました。

その数分後、夫から電話が。
「見つかったよ。道を歩いてるところを警察が保護してくれた。」
ああ、よかった。涙出る。

サービスセンターに飛んで来てくれていた店長さんに、「見つかりました。お騒がせしました。」と言ったら、その場にいた人みんなに「あー、よかったです。」と言ってもらえた。
なんて優しい世界線なの。

結論的には、ビデオ屋さんのあと、やはりショッピングセンターに寄って、そこから出て道を歩いているのを巡回のパトカーが見つけてくれたみたい。
発見は午後8時40分。
行方不明時間1時間25分はこれまでで最長です。
靴下はどろどろで大きな穴が開いていました。
たまたまそこまで寒くない日でよかった。上着も着てなかったし、真冬で時間が遅くなれば凍えてしまう可能性もあった。

警察官二人に連れてこられたそうちゃんは、少しばつが悪そうに笑っていました。
ひたすら謝る私に警察官は、「もし今度同じようなことがあっても、迷わずすぐに電話してくださいね。こういうことは早ければ早いだけ見つかる確率も上がりますから。」と強く言ってくれた。
心強い。素晴らしい。日本の警察。

皆さんのお近くで、靴履かずに一人でいる障害児者を見かけたら、「どうしたの?お母さんは?」と声をかけてみてください。
返答ができない場合は、一旦椅子にでも座らせて近くに保護者さんがいないか確認し、本当に誰もおらず迷子が疑われる場合は、110番してください。

この長文を読んでくださってありがとうございます。
明日は学校の学習発表会。
なんとなく、そういう緊張も関係ある気もする。

今日も脱走未遂

2023年11月28日 21時41分34秒 | みゆみゆとの生活
なーんかテンション高い。
気分のむらも大きくて、不機嫌な大声が止まらなくなることもある。
今朝は朝から家族の会話が聞こえないほど。

そんな中、体調不良のみゆみゆを病院に連れていかなきゃいけないし、月末で仕事も外せないし。
あー、もう無理だー。
ちょっとした感情のすれ違いも重なり、朝から涙ぐんでしまった。
家事しながら涙ぐむなんて、心の中は大号泣だよ。まったく。

夕方、仕事から帰宅して慌てて夕食づくり。
大根とがんもどきを煮ながらちょっと一息ついたところで、ピンポーン。
お、そうちゃんがデイから帰ってきた。
急いで玄関を出てみたら、あれ?ご近所さんだった。
と思ったと同時にデイの送迎車到着。やば。

ご近所さん、横に避けて「お先にそちらをどうぞ」とジェスチャーしてくれてる。
すみません、と言いつつそうちゃんを受け取り、さようならを…
ここでダッシュ。
車の横をすり抜けて逃げようとしたのをすかさずキャッチ。
定位置まで戻して、デイスタッフさんに改めて「さようなら」のご挨拶。

デイの車が行ったらそうちゃんを家に入れて、「水筒と連絡帳出して、トイレ行ってね」と指示。
そして玄関へ戻り、待っててくれたご近所さんに話しかけた。
「すみません、さっきは。何でした?」
「あ、ごめんなさいね、大変な時に。外壁工事の挨拶で…。」
ってしゃべり始めたところで玄関が勢いよく開いて、「飛び出す絵本」みたいに飛び出してきた!
鍛えられた俊敏性でつかまえられたから行方不明にはならなかったけど…。
思い切りポストの支柱にぶつかって派手な音がして。
あやうく一緒に階段転げ落ちそうになったところを、なんとか踏ん張って耐えた。
ああ、危なかった。また足首捻挫するとこだったよ。
驚いたご近所さん、「あとでいいから」と夜7時半に出直してくれました。

2回目の訪問時は外から玄関の鍵を閉めて話したけど、またそうちゃんが中から体当たりしてガチャって音がした。
ご近所さんに一応説明。「こうやって脱走するんです。先日は2キロ離れたところを靴も履かずに歩いてて、保護されたんですよ。」
「それはたいへんですね・・・。」のあとの会話が続かない。
お返事に困らせて申し訳なかった。
けど理解してもらえた感じはあって、ありがたかった。
一人でも多くの近所の人に知っててもらうに越したことはない。
たまたま見つけてくれるかもしれないし、災害時のこともあるし。

ああ!
気を付けよう。という言葉ではとても足りない。
ともかく私は心身ともに回復せねば。
おやすみなさい。


独り言

2023年11月26日 21時24分14秒 | みゆみゆとの生活
日曜日。午前中は合唱団の練習、午後はヘルパーさんとお出かけでした。
合唱練習中は部屋をうろうろ歩き、大声での独り言が止まらず。
かといって合唱に興味がないかというとそうでもないようで、微妙に合いの手になってたり、音楽に合わせてリタルダント(だんだんゆっくり)してたりします。
参加者の皆さん、特に気にせず歌ってくれてありがたい。
2/3の本番に向けて「通し練習」してみたら、バッチリ時間通り。
わが合唱団の歌声が確立してきたなー、と思った。
美しいだけじゃない、一人一人の個性を残した、でもまとまりのある歌声。
みんなが楽しそうに歌ってくれるので、指揮者の私も楽しい。
幸せだなー、と思う。
今度のコンサートにたくさん聴きに来てもらって、また仲間を増やしていきたいです。

さて、表題。
今日のそうちゃんの独り言がちょっと面白かった。
「コマをまわすよー はい こまってしまったー」
「コマ」と「困る」がかかってるダジャレと思われる。
何度も言ってはグフグフ一人で笑ってるそうちゃん。
誰かに教えてもらったのね。
関わってくれている支援者の皆さま、そうちゃんにダジャレを教える時は慎重にお願いしますね。
ハマるとずっと言うので。
「ずーっと いってるねぇー」ほら、これもずっと言う(笑)。



気分転換、余暇

2023年11月25日 20時42分15秒 | みゆみゆとの生活
学校を卒業して社会人になると、余暇をどう過ごすかが重要になってくる。
思えば学校はたくさんの経験をさせてくれ、しっかり運動させてくれた。
基本敷地が広いし。教室移動したり運動場に行くだけでもまあまあの距離を歩く。
通勤するのに自分で徒歩や自転車、公共交通機関などを使える人は別として。
生活介護やB型事業所は自宅へ送迎車が来てくれることが多く、学校を卒業した途端に体重がどんどん増えてしまう人もいます。
また、知的障害が重い場合は特に、家族以外と「余暇を楽しむ」ことのハードルは想像以上に高く、増えた自由時間をどう過ごすかわからずに困ってしまうこともあります。

だからというわけでもないのですが、学校卒業後の生活に向けて徐々にシフトしていこうと画策中。
今日はそのうちの一つ、日中一時事業所の利用です。
卒業後に利用予定の生活介護事業所が、土曜日は日中一時で余暇支援をしてくれるので、一足先に利用し始めています。
何度か実習に行き、スタッフさんにも慣れてきているみたい。
ぎんなん祭りの屋台で買い物をして食べたとのことで、写真をもらえました。

めちゃ笑顔。いちょうキレイ。

その間に私は名駅でお買い物。(久しぶり)

キッテのツリーがナチュラルで素敵でした。

それぞれに楽しく過ごし、晩ごはんはゆっくり家族で。

かき揚げうどん、ツバスのお刺身。
お酒は「玉乃光」です。
甘くてスッキリしてて呑みやすい日本酒。
独身時代に初めて呑んだ時にビックリしたの覚えてる。
おいしかった。

3泊4日の短期入所、講演会

2023年11月23日 22時36分36秒 | みゆみゆとの生活
今週は火~金でショートステイ(短期入所)です。
毎月1回、3泊4日。小さい頃からデイなどでお世話になった事業所さん。
そうちゃんも慣れてるし、スタッフさんも慣れてくれている。
元々自立に向けた訓練的な意味合いに力を入れているようで、洗濯を干したりお風呂を洗ったり、できる範囲で自分でさせてくれるのも素晴らしい。
ただ、毎日朝迎えに行って私が学校に送らなきゃいけないのが大変っちゃ大変。
それもあと少しですが。

今日は祝日なので昼間はデイでした。このデイはショートへの送迎をしません。
なので…
朝はショートに迎えに行って家に一旦帰り、デイの迎えを待ちました。
夕方はデイから家に帰宅し、またショートまで送り届けました。
てなことになる。
これに「はい」と従ってくれるそうちゃんはエライ。
ちゃーんとスケジュールが頭に入っているので。 
一旦家に帰った時も、「ショートに行きたくない」とは言わない。
私ならめんどくさくなってクズりそうだけど…。
ほんとにそうちゃんは勤勉だなぁ。

※※※※※※※

昨日は私が関わっている不登校・引きこもり支援団体主催の講演会がありました。

約70名の参加者があり、とても盛況でした。
不登校引きこもりの子どもやおとなの「居場所づくり」、ほんとに必要だなーと思った。
そしてまた、当事者や支援者がつながってネットワークを作り、困った時に「地域に選択肢がある」ことが大切だと感じました。
私にできることって何かなー、とはいつも考えます。
あまり背伸びせず、でも絵空事も口にしつつ、目の前の親子に向き合っていきたいと思う。
それが私のライフワーク。(かっこよく言ってみた。)

※※※※※※※

わが町のお城に秋が来た。

庄内緑地公園はバラがキレイに咲いてたよ。

いい季節ですねー。
絶好のお散歩びよりでした。

寝不足が一番つらい

2023年11月21日 18時38分45秒 | みゆみゆとの生活
盛りだくさんな毎日ですが。
なんと言ってもやっぱり寝不足が一番つらい。
ここのところ続いた早朝(夜間)覚醒で、たぶん睡眠負債がたまってる。
そしてそれはそうちゃんも同じだっただろう。

昨夜は久々に8時間近くぐっすり眠れた。
つまりそうちゃんもしっかり眠れてた。

そしたら朝、ルーティーン通り「おかあさんといっしょ」DVDを見るのに、ソファに座ってくれたよ。
最近ずっと、踊ったり回ったり頭や肩でリズム取りながら見てたから。
座って楽しめるの、いいね。

ニコニコ踊ってるのを見ると、「ご機嫌なのね」って微笑ましく思えるけど、
ほんとは「落ち着かない気分」なことも多くて、それは楽しいばかりではなく焦燥感のような不安とセットだったりもする。
だからこそ、脱走や睡眠の乱れが表れてたのかも。

今日から金曜日まで、そうちゃんは慣れたショートステイにお泊まりです。
ぐっすり眠れますように。

※※※※※※

家事をしながらYouTubeめぐり。
かてぃん、ずっと聴いていられるな。
きらきら星変奏曲
途中で木枯らしチックになるとこ絶対笑っちゃう。

ラプソディインブルー
途中でおもむろに出してくるあの楽器がオシャレすぎる音色。
20分くらいなのでお時間ある人はお酒片手にでも聴いてみてね。

行方不明再び

2023年11月19日 21時12分46秒 | みゆみゆとの生活
続くときは続きます。
本日また行方不明になりました。

土日ショートステイに行ってくれて、やっとホッと一息。
土曜の晩、GPSから「充電が切れます」とメールが来た時は「しまった」と思った。
けどショート先まで行って充電し直すほどの必要性は感じず。
「ショートステイ中で職員さんがよく見ててくれるし、きっと大丈夫。ていうかGPSは肝心な時に役に立たなかったから解約しよう」そんなふうに夫と話した。
が、これが大間違い。やはりこまめに充電はチェックしとかなきゃいけないです。

今日の夕方、ショートステイ先に迎えに行った夫が、午後5時過ぎに上ずった声で電話してきた。
「ごめん!そうちゃん脱走した!」
えっ。なんで?
「薬局で買いたい物があって車で待たせてたら、いなくなってた。」
うわー。助手席から逃げたんだな。
「助手席って開くの?知らなかった。外から鍵閉めたら出られないかと思ってた。ほんとごめん。」

とりあえず、先日見つかった場所の近くにあった回転寿司へ向かってもらって、私は自転車で近所を探した。
日暮れが近づく。耳をすます。パトカーと救急車の音がしないか。
気持ちがざわざわ。痛恨のGPS充電切れ・・・。

コンビニを見て、一旦家に帰ったところで夫から着信。
「いたよ。スーパーでキウイ食べちゃったみたい。」
ふう。
よかった。
生きてた。

交通ルールがわからないそうちゃん。無事見つかってよかった。
帰宅した夫、反省しておりました。
スーパーの人も、もう5度目くらい?なのでわかってくださっており、店長さんが「キウイの代金だけいただければ大丈夫ですよ」と言ってくれたみたい。
手がベタベタではなかったので、もしかしたら従業員さんが拭いてくれたのかも。
ありがたい。

うう。
心配って身が削られる。
こんなことがないように気をつけよう。っていつも思うんだけどね。

※※※※※※※※※

昨日はそうちゃんがいない間に映画館に行って「正欲」観てきた。
朝井リョウの原作がとても良かったので観に行ったんだけど、映画はまた違う良さがあった。
マイノリティがテーマになってるんだけど、「多様性を認め合いながら・・・」みたいな言葉が空虚に思えるような深さがあって。
孤独を扱っており暗いトーンが続くので、メンタルが相当弱ってる時はやめた方がいいやつかも。
私はやや弱り気味だったので途中までちょっとしんどかった。(後味悪い作品ではないのでご安心を。)

「地球に留学しに来てるみたい」
という主人公の言葉、自閉圏の人たちからも聞いたことがあるなぁと思った。
主人公はあるフェチズムがあってそれで社会からの疎外感を感じているわけだけど、これは一種の比喩であって様々なマイノリティに当てはめられる話だと思う。

誰かとつながりたい、わかり合いたいという切実な気持ちが心にどーんと来て、たくさん泣いてしまいました。やっぱり弱ってるかな。
こうしてブログを書いてるのも誰かとわかり合いたい気持ちからだもんなー。
一人じゃないって思えることって生きる力になるんだな。

からの、2時起き

2023年11月17日 22時49分15秒 | みゆみゆとの生活
早朝覚醒にもほどがあるので、夜間覚醒と呼ぼう。
午前2時半。甲高い裏声で叫びながら起きてきたそうちゃん。
私の寝室にガラリと入ってきて、布団に潜り込んできた。
「自分のお部屋に帰って。まだ夜だよ。」
極力穏やかに言い聞かせると戻って行ったけど、ものの3分でまた甲高い裏声、ガラリ、布団乱入。
たまらんな。

頓服飲ませて、子守歌歌って、二度寝させた。
よかった。もう一度寝てくれて。

なんだか疲れてしまっていたので、ゆっくり寝かせてから学校まで送っていった。 
学校は遅刻で、9:30着。
いいよね、たまには遅刻したって。
 
かーちゃんは疲労困憊。
この土日は何も予定がない。
しっかり休もう。

行方不明、110番

2023年11月15日 22時33分41秒 | みゆみゆとの生活
んー、油断していたのかもしれない。
行方不明は9か月ぶり。
110番は1年8か月ぶり。
だいぶ落ち着いておとなになって、もう勝手に出ていくことはないのではないかと思ってしまっていた。
とはいえ、玄関の鍵はしっかり閉めてたつもりなんだけど。

私が夕食の準備をしている間、上の部屋でゴロゴロしていると思っていたら。
いつの間にかいなくなっていた!

「そうちゃん、晩ごはんできたから降りといでー」
と声をかけたのに反応がなく、2階の部屋のどこにもいないと気付いた時には血の気が引いた。
玄関見たら、鍵が開いてる。
補助キーは抜いてあったけど、開けられるとわかったんだな。これは初めてだ。

何時にいなくなったのかわからないけど、10~15分くらい経ってる可能性がある。
この時点で迷わず110番した。
その間に夫は近くのスーパーとコンビニに自転車で走ってくれた。

電話に出た警察官に聞かれるがままに答える。
「名前は?」「生年月日は?」「服装は?」
高校生ですか?と聞かれ、「そうです。特別支援学校高等部です。」と答えた。
服装は、学校のジャージ上下。
靴は履いてません。
「えっ?靴履いてないんですか。」
ここで「最重度の知的障害があるんです。」と伝えたけど、いまいちイメージできなかったのか、
「急に出ていったのは、喧嘩か何かしたんですか?」と質問された。
そっかー、高校生が家を出て行って行方不明となると、喧嘩きっかけが多いんかー。
そう思いつつ、「いえいえ。そういうのじゃなくて、急に出ていきたくなる子なんです。今までにも何回もあるんです。」と説明。

とりあえず警察署に届け出を出しに来てください、と言われたので、そうちゃんの写真を持って車で出発。
運転しながら車にひかれてないかと気が気じゃない。
車の窓を開けて救急車の音がしないか確認しながら向かいました。

半分ほどの道のりを来たところで、そうちゃんが利用しているデイから電話が。
もしかして目撃情報かも?と慌てて電話に出た。
「そうちゃんが一人で歩いていたので、今捕獲しました。」
ああーーー。ありがとうございます!!
命拾いした。

ひとまず怪我がなくてよかった。
デイの職員さん、ほんとにありがとうございました。

ちなみにGPSは自ら家で外していて役に立たず。
行方不明になる時のいつものパターンですが、靴なし持ち物なしの丸腰でした。
 
あー、無事に見つかったのはよかったけど。
私のショックが大きい。
明日精神科受診だから報告してこよう。
その前にしっかり寝とこ。寝れるかな。寝れるといいな。