かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

念願のラーメン屋さん

2015年08月31日 21時34分18秒 | みゆみゆとの生活
ショートステイ明けのそうちゃん。
楽しみにしていたラーメン屋さんに来られて、とってもうれしそう。
クックックッとこみあげてくる笑い。

このあと嬉しすぎてお水をこぼしましたが、店員さんが「冷たくない?大丈夫?」とか声をかけながら拭いてくれました。
そうちゃんのこと、覚えていてくれるみたい。
親が何も言わなくてもいつも取り皿とフォークを出してくれる、優しい店員さんです。


さ、明日から学校だ。
なんかさっき、「1おきる2あさごはん3じびか」って言ってたけど。
まさか登校拒否とかじゃないよね…。
すんなりスクールバスに乗ってくれることを、祈る!

この城どこの城?

2015年08月30日 22時24分14秒 | みゆみゆとの生活
夏休みのシメに。
3人でちょっと足を伸ばして行ってきました。
近江八幡と、彦根、日帰りの旅。
お城は彦根城でした。

電車の旅、買い物や食事も楽しめて、みゆみゆとゆっくり付き合えました。
そうちゃんを連れて…は絶対無理なコース。
何よりそうちゃんが喜ばない。

こんな旅ができて、また明日から頑張ろう、と思えるのは、福祉サービスのおかげ。
それは、先輩のお母さん達が、必死で切り開き整備されてきたものです。

だから、私も次の世代のために、私にできることはやりたいと思う。
みんなの学校もその思いの一つです。

さて、明日はそうちゃんのご帰還だ。
しっかり寝て、とびっきりの笑顔で迎えに行くんだぁ!
待っててね、そうちゃん

いつでも捜しているよ

2015年08月28日 15時29分22秒 | みゆみゆとの生活
時事ネタはあまり書かないのですが。
最近のニュースを見るにつけ、一体どうなってるんだこの時代は、と感じます。
子ども達を取り巻くスマホやラインの世界とか。
突然起きる(ように見える)凶悪な犯罪とか。
過去や未来の戦争の影とか。

そんな中、撮りためていたビデオから、NHKの「バナナ♪ゼロミュージック」という番組を見ました。
この番組の途中、山崎まさよしさんが「One more time, One more chance」を歌いました。
何年ぶりかで聴いて、無性に涙が出ました。

 いつでも捜しているよ どっかに君の姿を
 交差点でも 夢の中でも
 こんなとこにいるはずもないのに
 奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい
 新しい朝 これからの僕
 言えなかった「好き」という言葉も

そうちゃんを施設に預けている間、ごはんの時間には椅子に、寝るときには布団に、そうちゃんの幻をみます。
罪悪感と切なさの入り混じった、でもしんどさも同時に思い出す、複雑な思いで。

歌を聞きながら、大切な人をまっすぐに想う気持ちや、その気持ちに恥じないように自分自身が一生懸命生きていくということについて、考えました。
若い時に何度も聞いて感動した歌に久しぶりに出会い、こんなに違って聞こえるものかと震えました。

「One more time, One more chance」はYouTubeで海外でも随分聴かれているそうです。
このひたむきな感覚を共有することが、平和につながるのではないかと。
そんなことを真剣に考えた、夜でした。


一応リンク貼っとく。
One more time, One more chance
これよりもテレビの方がよかった。
でも、テレビはバナナマン日村が途中で映って、しかも私より先に泣かれて残念だった
あ、日村、芸人としては好きだけどね。

学校の居心地のいい場所

2015年08月26日 09時43分55秒 | みゆみゆとの生活
急に涼しくなったせいか、そうちゃんが思い出されてなりません。
一人でも、「こみしいよー」(寂しいよ、のそうちゃん語)ってつぶやいてしまう。
精神力が回復してきた証拠だな。
そうちゃん帰宅まであと5日。

そうちゃんがいない分、みゆみゆさんとのお付き合いが濃いです。
深い、というより、濃い

2日に一回は大バトルなんですけど。
原因は、大抵「遅い」か「片付けなさい」。
みゆみゆの片付けの苦手さと忘れ物の多さは、かなりのもので。
まあ、私も子どものころそうだったから人のこと言えないけど。

「もう中学生なのに」が私の頭の中に浮いては消えて、焦り感でつい怒ってしまうんだな。
将来は大丈夫だろうか・・・って先の心配をして。
「この間まで小学生だったし、急に『中学生なんだから○○』とか言われても困る」とみゆみゆが言うのもわかるんだけどね。
そもそもみゆみゆは、常識にしばられないいたいけな思春期を謳歌してる人ですから。


「母さん、学校で居心地のいい場所見つけた。壁に囲まれてて、そこに座って本読むとすっごく落ち着くんだ
ほう、それはいいね。学校のどこにあるの?
「教卓の中だよ。」

!!
そ、そこはやめとこか。
「え?なんで?」
いや、スカート汚れるし、周りから見たらおかしいよ。
「ぶー。じゃあやめるー。」


こういう会話でのポイントは、
どんなにびっくりしても驚いた顔をしないこと
びっくりして「えっ!なんて言った?」なんてリアクションすると、次から言ってくれなくなりますから。

しかし、
母も鍛えられるわー。

かーちゃんのお絵かき

2015年08月24日 23時49分05秒 | みゆみゆとの生活
スナフキンとミイ。
異母きょうだいで、ミイが姉って知ってた?


みゆみゆのピアノ発表会があと2週間と迫ってきました。
久々に家族アンサンブルやります。
みゆちちとみゆみゆがピアノ連弾、私がフルートで、「花は咲く」です。

発表会恒例の、「出演者は絵を描く」というのがあり、絵が苦手な夫の代わりに私が2枚描きました。模写。A4サイズです。
昨日一人旅をして心の洗濯してきたので、今日は意欲的に働くのだ!
(あ…遊んでるように見えるかもしれないけど。)

上が夫、下が私、それぞれ名前を入れます。
この絵を興味深そうに見ていたみゆみゆは、
「わが家の力関係をそのまま表してるね」としたり顔でうなずきながら去って行きました。

そーかなー?
母さん、噛み付いたりはしないよ。
いや、たまーに噛み付くか。けんか売るって意味で。ハハハー。

虹色とかげ

2015年08月23日 23時45分14秒 | みゆみゆとの生活
しっぽがメタリックブルーに輝く虹色とかげを見つけました。
おとなになると、普通の茶色のとかげになるらしい。
どこで見つけたかというと…

神戸の山ん中。滝が見えるとこ。
普通電車、日帰り一人旅。
無計画、無鉄砲。
片道3時間強。
思ったより近かった。

このまま失踪する?くらいの勢いだったけど、ちゃんと帰って来たよ。
気持ちがふさぐ時は、体を酷使して、なんにも考えずに寝ちゃうこととする。
そして明日になったら、また考える。
一生懸命、生きなきゃ。
虹色とかげが励ましてくれたし、ね。

みゆみゆのご高齢の友人

2015年08月19日 23時05分07秒 | みゆみゆとの生活
みゆみゆは、大人の友達が多い。
今回の「日本の伝統文化についてインタビューしてくる」宿題も、「盆栽やってる○○さんち行ってくる。」と言って近所のおじいさんに約束を取り付けてきた。

去年もその方には、夏休みの宿題でお世話になりました。
今回は、みゆみゆが宿題の趣旨を説明すると、「じゃあ日本庭園の方がいいんじゃない?」と言って、自作の(!)ミニ庭園を紹介してくれたらしい。
ししおどしも、巨大金魚が泳ぐ池も、小さな滝も、立派な松も、全ておじいさんが手をかけて作ってきた物。
四国から持ってきた岩(?)とか、こだわりの結晶のようです。

いつもみゆみゆ一人でお邪魔していて、私はお会いしたことがなかったのですが、
さすがに一度はあいさつに行った方がいいだろうと、菓子折りを持って今日の夕方訪ねました。

おじいさんはとてもあったかい方で、「孫みたいに思ってるから」と言ってくださいました。
そしてひとしきり庭園の話をされ、最後に…

「お母さん、この子の将来の夢が何か知ってる?」と尋ねられました。

あ、一応、「小説家」だと思います。

と小声で答えたら、
おじいさんはカッと目を見開いて、
「なれるかもしれんよ、小説家。いろんなことに興味を持つことは小説にもつながっていくから!この子は小説家になるかもしれん!」
えらい力強く言われました。
ドドーンって。
本物の予言する時のトレローニー先生みたいな勢いで。

そしてみゆみゆには優しく、
「もし賞取ったら、一番にサインもらいに行くからね。」と。
チョコレートくれるルーピン先生みたいに。

あまりにも真っすぐに言われたので。
子供を信じなさい、心配しすぎなくてよろしい、と肩を揺すぶって諭されたような感覚がした。

どこにでも神様はいる。
そしてこの人は、仙人かな?
帰り道、そんなことをふんわりと考えてしまいました。

再びショートへ

2015年08月19日 16時06分29秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが、昨日からまたショートステイに行きました。
2週間の予定です。

施設の職員さんは、1年生の夏に初めて利用したそうちゃんのことをよく把握していてくれます。
はじめは児相からの措置入所でしたから、まあそれはすごい荒れ方でしたので。
「ごはん食べるたびに毎回全着替えしなきゃいけないくらい、食事がこじれてた。」と言われ、「それが今はずいぶん偏食も減って、頑張って食べられるようになりました。」と言っていただけました。
やはり施設でも離席や盗食(!)はあるようで、「ここがそうちゃんの席です」と紹介されたところは、食堂の隅っこの壁に囲まれた角。
職員さんが横について、見守っていてくれるみたい。
少しでも離席が減るよう、いろいろな椅子を試してくれるなど、試行錯誤がうかがえました。
ありがたや。

そうちゃんにとっては慣れた場所で、「遠くの親戚の家」みたいに安心できる場所。
危ないものがなく、一日のスケジュールがほとんど変わらないという点で、そうちゃんの中の時計がリセットされやすいのだと思われます。

着いた時も、知っている職員さんの手をすぐに取りに行って、「ドラえもんとのびた 見たいです!」と話しかけていました。
別れの時もすんなりと、「おかあさん バイバイ」と言ってくれました。
よかったよかった。
泣かれたり暴れられたらどうしようかと思った。

さて、そうちゃんがいない間にまずは休息・・・のはずなんですけど。
なんか忙しいぞ
おかしいな、今年は仕事減らしたはずなのに。

今週は毎日半日づつ仕事に行っている。
あと、勉強会「みんなの学校」の企画に向けた話し合いをしたり、
「特別支援学級保護者会」の交流会のための準備や打ち合わせ、
それから、現役母子通園組のお母さん達から相談を受けたり、
来月のピアノ発表会に向けて家族アンサンブルの練習をして、
朝は早朝からみゆみゆに弁当を作る。
普段会えない人に会ったり、お手紙書いたり読書もしたいんだけど。
この合間に家事と休息って、時間足りなくない?
あれ?なんでだろ。
好き放題やりすぎか
あと、やらなきゃいけないことを後回しにしすぎ!(反省)

みゆみゆの災難

2015年08月17日 09時44分32秒 | みゆみゆとの生活
今日からみゆみゆは、中学の「夏期特別講習」。
久々に6時前に起きて、私もお弁当をそうちゃんと二人分作りました。

朝、結構雨が降っていたので、駅まで車で送っていき、いつものようにやいやいと指示を飛ばしながら送り出しました。
やれやれ、と車で帰宅して、自分の携帯を見たら、学校からメールが来ている。

「大雨洪水警報発令のため、登校を見合わせ自宅待機してください。」
おおーっと。
急いでみゆみゆの携帯に電話したら、もう電車に乗った後で、出ず。
一歩遅かった。
メールにはすぐに返信が帰ってきて、思わず笑ってしまった。ごめん、みゆみゆ。

 は?(一瞬思考停止)
 えええーーーー!

みゆみゆの顔が浮かぶメールだ。
電車の中で、それ口から出てたと思うよ

ともかく急いでとんぼ返りして、意味なく朝から電車で往復したみゆみゆ嬢。
学校は休校になり、この時間は立派にゴロゴロしています。