かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

キッズ トリエンナーレ

2010年09月26日 20時04分29秒 | みゆみゆとの生活
こんなオブジェが吹き抜けにあり、いかにもアートな空間。
あいちトリエンナーレは、現代アートの祭典だそうです。

「美しいものが好き」で、美術館などには割と足を運んでいた独身時代。
でも、現代美術にはちょっと苦手感があります。
だって、題が長いのが多くて。
あと、「無題」とか「sー1」などの不明な記号がついてるのも、いい加減にしてほしい…
ま、単に私の頭が固く理解しようという気持ちが薄いせいだと思いますが。

ともかく、時間もないことだし、1800円のチケット代を払ってまで行く気にはなれない。
あれ?よくチラシを読むと。
キッズトリエンナーレは無料らしい。

ただなら。
というわけで、みゆみゆと行ってきました。

結局は児童館みたいなもので、画材や道具、素材が自由に使え、好きなものを作って遊ぶ、という場所でした。
それでもみゆみゆは大満足!!

電車で行けたのも嬉しかったらしい。
行く途中、一度地下鉄構内の床で滑って転び、メガネがふっとんだのですが、
慌ててメガネを拾い、「ふぅー。せめてメガネだけでも無事で、よかったぁ。」と何事もなかったように立ち上がっていました。
以前だったら泣き崩れてた場面です。
みゆみゆの成長を感じました。

電車に乗るときは、やたら一番前か一番後ろに乗りたがり、なんのわがままかと思っていたら。
「ほほぅ。ここのトンネルは四角い形ですねぇ。発見。」とつぶやいていました。
トンネルの形が丸か四角か、めちゃめちゃ気になるらしい。
みゆみゆらしいです;

帰りはチーズケーキを買って帰り、とても喜びました。

トリエンナーレ、10月末までらしい。
もう一回くらい、行ってもいいかなーと思いました。

国勢調査だよ!

2010年09月26日 17時49分39秒 | みゆみゆとの生活
国勢調査、思ったより大変です。
「臨時国家公務員」という立場となり、報酬は少しもらえるのですが、確かにこれは、ボランティアではできないわ…という仕事量です。

まず、事前準備として、番号を振ったり名簿を作ったり、封筒づめしたり、不在票作ったり。それだけで、3時間くらいはかかります。
それから担当する家一軒一軒にチラシを入れ。
アパートは空き部屋があるかもしれないので、不動産屋にも確認。

で、いよいよ配布始めが23日。
担当の91軒を、とりあえず初日で全部回ってみよう、というわけで。
そうちゃんは児童デイに。
みゆみゆは、申し訳ないけどおばあちゃんに。
それぞれお願いし、夫婦で一日かけて回ることにしました。

ところが、その日はざあざあ降りの大雨。
「雨のほうが人が家にいていいんじゃない。」という強気の考えで家を出たものの、1時間ちょっとでギブアップ。
短パン・裸足にビーチサンダルのほうがいいのでは?と思うくらい、強めのシャワーのような降りでした。
一旦切り上げてお昼を食べよう、ということに。

お昼ご飯中には小降りになり、これなら午後はいいかな?と思ったら…
午後、家を出た瞬間に大粒の雨が。
なんの嫌がらせ?カミナリさま。

びしょびしょになりながら配り終えた頃、雨が上がりました。

いなかった家(31軒)には、電話番号を書いた不在票を入れてきましたが。
決まりでは、1週間以内に全員に会って、書類を渡さなければいけません。

面倒にも思うけど、近所の家に顔を出してお話するのは、いいこともあります。

収穫のひとつは、ずっと気になっていた近所の書道の先生に、始めてお会いできたこと。
とっても印象が良かったので、みゆみゆを通わせるために申し込みをしてきてしまいました。来週から、金曜日は書き方の日o(^-^)o

保育園のママ友達との交流も、貴重な機会でした。
かなり話し込み、盛り上がりました。
働いていると、なかなか交流できないので。

とはいえ、これは私の担当がごく近所だったから良かっただけで。
夫は未知のアパートを担当し、「借金取りと間違われた??」なんてこともあり、苦労したようです。

さてさてあと数軒。
早く配ってしまいたい!

国勢調査は今回から回収がなくなり、各自郵送となりました。
うちの配った人達が、すぐにポストに投函してくれるといいけど…。
郵送してくれなかった場合、市役所から連絡が来て、再度行かなければなりません。

みなさーん!
国勢調査は10月7日までです。
調査員に、再ピンポンされないように、ポストに入れてくださいね!

歯医者さん

2010年09月22日 12時16分17秒 | みゆみゆとの生活
土曜日のこと。歯医者さんに行ってきました。
そうちゃんを産むまでは一本も虫歯がなく、歯医者さんには縁がなかったのですが…。
冷たいものだけでなく、熱いものまでしみるようになったので、近所の歯医者さんに、渋々行ってきたのです。
ソフトな語り口で、丁寧に説明してくれる、なかなか親切な先生でした。

「歯医者は久しぶりですか?」と聞かれ。
「ええ、2度目です。」
「人生で?」
「ええ、人生で。」

そして、初レントゲンを撮り。
先生の見立ては、
「虫歯ですね。C3です。銀歯になります。」
「えぇー!C3?初銀歯ですか?」
「ああ、そうですね、初銀歯となりますね。」
驚いている間に、初麻酔。
そして削る、削る。
「虫歯なんかになるわけない!」と豪語していた過去の自分を恨む。
まさに、まな板の上のコイ状態。
なにせ、歯医者経験が少な過ぎて、とにかく怖くて仕方ない。
で、しきたりがわからない。
例えば、
「治療中は目を開けているのか?閉じるのか?」
「椅子にはスリッパを履いたまま乗るのか?ぬぐのか?」とか。
うがいも、水の出し方がわからず、じぃっと待っていたら、「ボタンを押してください」と冷静に言われ、赤面。

痛い痛い思いをし、麻酔がちゃんと効いているのかよくわからない状態で治療終了。
先生によると、神経を抜かなければいけないかどうかは五分五分、とのこと。
この日は抜かなかったけど、また様子を見て抜くかも、だって。

治療終了後、半泣きで、
「せんせー、痛いです。なんでこんなことになっちゃったんでしょうか。」
と間抜けなことを聞く。
ソフトな語り口の先生は、
「虫歯だから、ですよ。」と端的に答えてくれましたf^_^;
ごもっとも。

家に帰ってからも麻酔が切れると同時に激痛が襲い…。
2時間ほど、絶望的な気分に。
痛いのヤダー。もう二度と甘いものは食べないよぅ。
と旦那に訴え、うっとうしがられました。

幸い痛みは夜にはすっかり消え、
あっという間に喉元を過ぎて、夜はジュースを飲み、ケーキを食べました。(全く反省してない人。)

その晩は、そうちゃんと同じ日に同じ病院で生まれた、元気のいいお友達一家と、恒例のお誕生パーティーでした!
絶望的な気分だったお昼には、ご馳走食べられないかと思いましたが…。
無事何事もなく、しっかりご馳走になりました。
お友達のママ、お料理ありがとう(^O^)

さてさて、それは置いといて、歯医者にはしばらく通わなきゃいけなさそうです。
がんばろっと。

ちなみに職場の後輩の歯科衛生士さんに、「歯医者でのしきたり」について聞いたところ…。
「目は、閉じといてください!」と言われました。
治療中じっと見られるとイヤだって。
はいはい。
勉強になりました。

人生は、勉強だな。(byゴードン)

二重チーム、リベンジ!

2010年09月20日 17時59分50秒 | みゆみゆとの生活
二重チーム、リベンジ!
というわけで、懲りずにまたそうちゃんと電車に乗ってお出かけしました。

今年、町内会の組長に当たっている関係で、夫が「国勢調査員」になっており、準備があるため、また二重チームで午前中を過ごすこととなったのです。
ちなみにみゆみゆは、スイミングスクールのバスハイク、「ブルーベリー・りんご狩り」に一人で出かけて行きました。
人見知りなし!のみゆみゆは、お友達がいなくても一人で参加し、楽しんで来られるのです。
あー、ありがたい。

そうちゃんと、本当は車で出かけるつもりだったのですが、リュックを背負わせた瞬間、
「でんしゃに のるよっ」と脱走され、選択の余地なく電車に乗ることに。
つまり、そうちゃんの勝ち

駅前で歩く途中、当然のように
「けんこうのもり いこうね」と言うそうちゃん。
そうだよね。先週と一緒、がいいよね・・・。

でも、今日は行き先変更。ごめんね。
健康の森は、ちょっと遠すぎるわ
何かあった時にも、とーちゃんに車で迎えに来てもらえる、名駅周辺へ。

先週よりは随分暑さがゆるみ、それだけでもだいぶラクでした。
出るときに、「ジュースは買いません」をしっかりお約束。
でもやっぱり、途中で自動販売機を見つけると、
「ジュースほしいぃ」となり、ひっくり返って怒っていました。
いやいや、ここで負けてなるものかと、私はじっと我慢の子。
自動販売機の前に一緒に座りこんで、「買わない」をそうちゃんに伝えます。

そのうちにあきらめるまでの時間が短くなり・・・
最後の方には、
「さっきおちゃのんだでしょー ジュースはない!」と自分で言うように
素晴らしい。
わざと自動販売機の前を選んで通り、泣かせた甲斐があった

そうちゃんにしては順調に目的地に着き、持参したおやつを食べました。
さて、電車乗って帰ろう、となった時くらいから、そうちゃんの雲行きがあやしく・・・

道端にコンビニを見つけ、「このなか、はいるー」と言いだしてから、大パニックに。
「コンビニに入る」を癖にしてしまうと、自動販売機と同じくらい困る、と思い、止めたのですが、そうちゃんにとってはそこが我慢の限界だったらしい。
怒る、怒る
その場所を離れた後も気持ちが収まらなかったようで、久々に叩かれ・蹴られ・引っ掻かれました;
しかも、自分がつねっておいて「いたーい!」と叫んだり、「たすけてー!」と言ったりするので、人目を引きます。
こういうとき辛い・・・。

結局耐えかねて、とーちゃんにヘルプコール。
お出かけは、おーしーまい。

身体が大きくなってきたので、暴れられると大変です。
人を傷つけない、穏やかな子に育てたいんだけど・・・どうしたらいいのかな?
そうちゃんの子育ては難しいです。

最後があまりにひどくて、私に精神的なダメージがあったけど、一日を振り返れば、それほど悪くなかったかも。
何せ、行きの電車と目的地までは、先週からは見違えるように、楽しく行けましたから
一歩一歩、ちょっとづつ。
私もめげずに付き合おうっと。

あー、それにしても、国勢調査・・・
思ったより大変です。
うちの担当が100軒近くあって、全員に会って書類を手渡ししなければいけないらしい。
そんなん、できるんかいな?
やらなしゃーないけど。
頑張ろ、夫

はらぺこあおむし

2010年09月16日 21時33分25秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんは、絵本「はらぺこあおむし」が大好き。
一時期ブームが去っていたのですが、また最近、本を見ながら一日中歌っています。

♪おや はっぱのうえにー ちいさなたーまーごー
 おつきーさまがー そーらからみてぇ いーいまーしーたー

途中から、アップテンポになります。

♪げつようび げつようび りんごをひーとつたべました
それでーも やっぱーり おなかはぺっこぺこー

ここが一番かわいい(^O^)

で、最後のクライマックス。
ちょうちょになるところが、なかなか感動的です。

 ♪まもなく あおむしは さなぎになって何日も眠りました
 それから さなぎの皮を脱いで でてくるのです
 あっ ちょうちょ
あおむしはきれいなちょうちょになりました 

そうちゃんはどんなちょうちょになるのかなー、なんて、親元を巣立つときを思い浮かべ、センチメンタルな気分になったりする…。
巣立ってくれるか、わからんけど f^_^;

でも、そんなことはお構いなく、そうちゃんはこう歌う。

♪それからサラミのかわをむいてー でてくるのですぅー (゜▽゜)

なんですと?
なにが出てくるって?!
そうちゃんの頭の中は、食べ物のことのみ、と思われます。

それにしても絶妙だわ、そうちゃんの「惜しい!」間違え方。

二重チーム

2010年09月14日 21時08分23秒 | みゆみゆとの生活
日曜日。
つまり、みゆみゆと音楽デートの、翌日。
今度はチーム編成を変えて、二重チームと一重チームに分かれることに。

この日は一日、社会的資源(託児・児童デイなど)を入れておらず、家族で過ごすことになっていました。
一家4人で行動すると、昼過ぎの2時頃には夫婦でバテてしまい、決して昼寝をしないそうちゃんに太刀打ちできないので、午前と午後でそうちゃん係を分けることになったのです。

午前6時、起床。
朝の支度はあっという間にできてしまうそうちゃん。
あれこれ時間を引き延ばしても、すぐに家でやることはなくなり、8時半には出かけざるを得ないことになりました。

こんな時間から車で出かけても、どこも開いてない。
それに、車だと時間が持たない上にそうちゃんが疲れない。
というわけで、電車でお出かけすることに。
ヘルパーさんたちはいつも電車でそうちゃんと出かけ、5時間過ごしてくるので、私が連れていっても大丈夫だろう、と高をくくっていました。

ところが。
ヘルパーさんと母とでは、そうちゃんにとって何かが違うらしい。

玄関を出たところから、ヘルパーさんとは手をつないでニコニコ歩いて行くのに。
私と出ると、一瞬で手を振りほどいて走り出してしまいました。
そして、5軒ほど行った家の前で、キュッと曲がり、
勝手に人のうちに入って行ったのです
なんで?そうちゃん、今までそんなことしたことないのに。
どうしよう!?と私の頭が一瞬頭が真っ白になっているうちに、
すぐに、「ここのおうちは、はいりません」と言いながらニコニコと出てきました。
おい

そこから電車を2つ乗り継ぐ間も、
私の顔を見ては近くの人を蹴ったり叩いたりし、「おねえさんにごめんなさいして」「おとうさんにごめんなさいして」と、私に言って欲しいセリフを言う。
自動販売機を見るたびに、「ジュースかってください!」「シーシーレモンでいいよー」「こうちゃ、おうちにかえってのもうね!」など叫びながら要求。
「ジュースは飲まない!」とはっきり断ると、床に寝そべったり手を振り切って走り出そうとしたり…
私も必死なので、切符を買うときは寝転び暴れるそうちゃんを両足ではさんで購入。
自動販売機が並ぶところは足を引っ張って引きずってでも拉致。

それでも、電車が危険、水筒のお茶がなくなったから、などやむを得ない理由で、3本はジュースを買いました。

その時その時の場面だけを見た人によっては、
「しつけのなってないわがままな子」だったり、
「人を叩いたり蹴ったりする乱暴で危険な子」だったり、
「子どもが泣いてるのに言うこと聞いてあげないひどい母」に見えたり、
「泣くからってすぐジュースを与える母」に見えたり、するんだろうなー。
周りからどう見えようと、ほんとは気にしなくていいと思うんだけど…
やっぱり、母は気になってしまうのです。周りからどう思われてるのか、が。

大府の駅に着き、健康の森行きのバスを待とうとしたけど、20分待ちという不運。
スーパーハイテンションに陥ってしまっているそうちゃんが20分も待てるわけもなく…
結局、2キロの道のりを、炎天下歩いて行くことに。
ちなみにこの日の名古屋は35℃でした。

熱中症になりかけながら歩き、なんとか着いた芝生でお弁当、が上の写真。
さすがのそうちゃんも暑くてバテたらしく、食べ終わったらすぐに
「でんしゃのって、おうちにかえろう!」と言いました
おー、アンタも疲れるってことあるのね。

その後もだましだまし歩き通し、「元気の郷」という道の駅からバスに乗って、またまた電車を乗り継いで…
命からがら2時前に家に帰ってきました。

帰りの電車も、行きと同じような感じで、一瞬たりとも気が抜けない旅。
車掌さんに向かって、「メガネはずしてはいけません!」と笑いながらメガネを奪おうとし続ける(!)のには、困りました。

それにしても、私が言いたいことは。
なんで世の中ってこんなに自動販売機があるの
ホームに3つもあるとか、どういうこと??
極力トラブルを避けるため、自販機を見つけると私が壁になったりサッとそうちゃんの身体の向きを変えたり。相当不自然な動きをしてたと思う
とはいっても、そうちゃんの方が自販機見つけるの早いけどね。

なんでこんなに大変なのかなー。
ヘルパーさんとお出かけするときは、床に寝転んだりしないみたいだし、ジュースも帰り道に一本買うだけで満足するみたいだし…
「母には甘えが出るんだね」と保育士さんたちは言ってくれるんだけど、そうなのかな?

月曜日は、疲れが残っていました。
今日は、疲れは取れてきたけど、腕が筋肉痛。
2日後に筋肉痛って…年かな

しばらく、そうちゃんと電車に乗るのはやめよう。
今度は一度、ヘルパーさんのお散歩に、こっそり同行してみよっかな。

まぁ、今回は、「生きて帰ってこれた」で良しとするか。
誰にも傷つけたり物を壊したりしてないわけだし。
体力温存していてくれた夫が午後代わってくれ、私もその後ゆっくり昼寝できたし。
何より、クタクタに疲れたそうちゃんが、夕方に少し寝てくれて、嬉しかった
トータルで考えれば、行かなきゃよかった、ってことはないな、うん。
(無理やりにでもポジティブシンキング

いつかそうちゃんとも、ゆったり電車の旅、できるかな。
いやいや、夢は大きく。
そうちゃんとも、オーケストラ、聴きに行けるといいな

女チーム

2010年09月14日 21時07分06秒 | みゆみゆとの生活
土曜日。
みゆみゆのピアノの先生に、オーケストラのコンサートのチケットを頂き(ありがとうございます)、行ってきました。
コンサートは私とみゆみゆで行き、そうちゃんはお父さんとお留守番。

女チームでのお出かけは、結構楽しい
つい最近まで、みゆみゆと出かけるのも大変だったけど、今では随分楽になりました。
演奏中にじっと座っていられるかとても心配でしたが…
「持って行ったぬいぐるみにバイオリンを弾かせつづける」というみゆみゆらしい過ごし方で、ほぼ人に迷惑を掛けることなく過ごすことができました。
上の写真が、その立役者、「べス」です。
おばあちゃんが連れて行ってくれた子供向けの音楽界で、買ってもらった(ありがとうございます)ものです

演奏会は、
 リスト:交響詩「レ・プレリュード」
 ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調
 ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
京都市交響楽団でした。
ラベルのPコンは、「のだめカンタービレ」で先にRuiに弾かれてしまった、ジャズの要素たっぷりの現代曲です。管楽器いじめ(?)甚だしいオーケストレーションで、目が点でした。ほんとに素晴らしかった!
特にホルンのハイFには目が飛び出ました。
ドボルザークも派手で、寝る暇なく、みゆみゆも釘付けで見ていました。

滋賀に住んでいたので、京響はなじみのある楽団ですが・・・
パンフの端に書いてあった、
「今日、京響?」
というキャッチフレーズに、関西色をビンビンと感じました

ほんとに久々の、オーケストラ。
そしてはじめてのピアノコンチェルト。
娘と一緒に行ける日が来るなんて、夢のようでした。

コンサート後は、ピアノの先生と3人でお食事して帰ってきました。
日ごろ話せない色々な話をし、貴重なお話も聞かせてもらい、
これからもついていきますぅ、ピアノの先生!って感じに
お留守番の男チームには申し訳なかったのですが、
とてもとても楽しい、ひとときでした。


そうちゃんのこと

2010年09月09日 20時39分46秒 | みゆみゆとの生活
昼間は相変わらず暑いですが、朝晩の風に、秋を感じます。
子どもたちが折り重なってソファの上で寝てしまったので、一人、パソコンに向かってます。
この時間にこういうことは珍しいので、ちょっと嬉しい

今日は少し、そうちゃんのことを書いてみようと思います。
(ブログという公共の場で、どこまで書いてよいものか迷うところですが。)

我が家のそうちゃんは、こんな子です。

・いつもニコニコ笑っていて、とても人が好き。お友達の名前もすぐに覚えます。特に若い女の人が好きで、ちょっかいをかけたり、いたずらをします。
・走るのがとても早くて、やりたいことや興味のあるものがあると、飛んで行ってしまいます。たとえば朝、ご飯を食べて着替えると、すぐに保育園に行きたくなって、お母さんが「ちょっと待ってて」と言うのも聞かずに勝手に玄関を開けて飛び出し、一人で保育園まで行ってしまいます。
・歌が大好きで、いつも歌っています。替え歌にするのも得意です。新しい歌でも、リズムがいいとあっという間に覚えてしまいます。
・年中さんになってから、言葉が急に増えたけど、こちらの言うことに、いつも答えてくれるわけではなく、会話にはなりにくいです。
・保育園では、みんなと一緒に行動したり椅子にじっとしていることが難しく、一人先生がついてくれて、過ごしています。
・一度行った場所はよく覚えていて、同じものを食べたり同じもので遊んだりすると安心します。前に来た時と状況が違ったり思ったことができないと、気持が不安定になって急に走りだしたり、食べ物や知っているビデオの名前を言い続けたりします。

小さいころから愛嬌たっぷりの、とてもパワフルなそうちゃん。
このそうちゃんの個性あふれる特徴を、障害名で言うと、「知的障害を伴う自閉症」となります。

「自閉症」がよくわからない方もいるかと思うので、少し説明をしたいと思います。
自閉症とは、ごく簡単に言うと、「こだわり(想像力の障害)」「言葉の遅れ(コミュニケーションの遅れ)」「社会性(相互交流)の障害」の3つが、3歳以前から見られる場合に、診断されます。
育て方などの後天的な環境でなるものではなく、いわゆる「殻に閉じこもる病気」でもありません。
原因は不明ですが、何らかの脳の機能障害と言われています。
自閉症の中にも、知的障害を伴うものと伴わないものがありますが、そうちゃんの場合は知的にも遅れがあります。
よくある症状に、「同じ物を一列に並べ続けることに没頭する」「言われたことをオウム返しする(「何歳?」「なんさい?」)」「手のひらを自分の方に向けてバイバイする(逆手バイバイ)」「多動でどんどん走って行ってしまい制止が効かない」「親の手首をつかんで物を取ろうとする(クレーン現象)」「つま先立ちで歩く(感覚過敏)」「いつもの道順でないとパニックになる」・・・などがあります。そうちゃんは全部やりました^^
ただし、このうちどれかがあったからと言って即障害というわけでは、もちろんありません。

そうちゃんが診断を受けたのは、2歳のころです。
言葉が遅いこと、動きが激しすぎること、物を投げる・自分の頭を打ち付ける・夜寝ない…など、様々な症状があり、少しでもこの子のためになることをしてあげられるなら、と、専門医を受診しました。
仕事上、私に多少なりとも知識があり、「普通の子とは違う」と思っていたので、受診まではそれほど迷いませんでした。

それから、言語療法・母子通園(療育)・音楽療法・行動療法など、仕事をしながら、できる範囲で、そうちゃんと一緒に、いろいろなところへ通いはじめました。
なんとかこの子を伸ばしてやりたい一心で、必死の毎日でした。

わが子の障害を認め、向き合っていく作業はとても辛いものです。
思うように成長していかないそうちゃん。パニックを起こして激しく泣き続けるそうちゃん。ニコニコ笑いながら「叱られることしかしない」そうちゃん。
どうやって育てていけばいいのか分からず、私は何度も何度も泣いてしまいました。

目の前にいる、人が大好きなニコニコそうちゃんと、「自閉症」という言葉の響きはあまりにかけ離れているように思えて。
「自閉症」であるという(行動上の)証拠はうなるほどあるのだけど、いつか伸びて普通の子になるのではないかと、心のどこかで思ってしまうのです。

ある本に、障害児の親の持つ「目が覚めたら普通の子かも」といういわば幻想は、きっとずっと抱えていくもので、抱えていって味わい尽くしていいのだと、書いてありました。
吉田友子先生と言う方の本です。とても救われる思いでした。

一時期、私は仕事をやめて、そうちゃんの療育・訓練に専念するべきじゃないかと本気で考えたことがありました。
でも、結局そうしなかった。
私が仕事を続けることが、家族全体のバランスとしてギリギリのところで均衡が取れる、と考えたからです。

家族だけで抱え込むことはやめ、なるべくあちこちにお願いすることに決めました。
今、そうちゃんは、たくさんの人に育ててもらってます。
まずは一番長い時間を過ごす、保育園。理解ある園長のもと、園全体で、そうちゃんをあたたかく見守ってくれています。
そのほか、土曜日や平日夕方預かって療育的な関わりをしてくれる「児童デイサービス」、
休みの日にヘルパーさんが電車でお散歩に連れて行ってくれる「行動援護」、
そうちゃんがお腹にいたころからお世話になっている「子育てサポーターさん」、
あと、「個別療育」「個別指導(ABA)」など…
近所の人や私の貴重な友人知人、変則的な休みにも理解してくれる職場の方々も含めれば、本当に数えきれないくらいの方々に支えられて、なんとか生活ができています。

マニュアルのない育児です。
「どうやって育てていいかわからない」の毎日。
比べても仕方ないのに他の子と比べてしまって、落ち込むことも多々あります。
そんな時、「そうちゃんっていつもいい笑顔だね」「今日そうちゃんがお友達にはじめて『あそぼ』って言えたよ」などと声を掛けてもらえた時に、どんなに嬉しいか。
あるいは、「お母さん、大変だね。」という共感や、「園ではこんなことしたらうまくいきましたよ。どうすればいいか、一緒に考えましょう」という言葉。
手を差し伸べてもらえる、味方になってもらえる人がいることで、気持がとても軽くなります。

このブログで、「ある一つの育児」「元気のいい男の子の話」として、そうちゃんのこと(やみゆみゆのこと)を書くのは、私にとって貴重な「肯定の場」でした。
なるべく楽しかったこと、面白いと思ったことを中心に書くことで、前向きになれたのです。

でもここのところ、一般の4歳児との差が広がってきて、障害のことを伏せて書くには無理が出てきてるなーと感じ始めました。
思い切って一旦公表して、そのうえで、やっぱり「楽しいそうちゃん」の話を自由に書きたいな、と。

そんなわけで、かなり重い話題となってしまいました。
この長い文章を読んでくださった方、ありがとう。
これまでと変わらず、「かーちゃんはつらいよ」は「2人の子育てをしながら働くかーちゃんのつぶやき」です。
日本一(たぶん)体力のある4歳児そうちゃんと、夢見る本の虫みゆみゆの、事件簿(!)を、更新していく予定
今後も応援いただけると、ありがたいです。
よろしくお願いいたします

イルカ

2010年09月06日 00時01分38秒 | みゆみゆとの生活
我が家の定番、ビーチランドにまたまた行ってきました(^O^)/
写真は、イルカショー。
お姉さんが、イルカに乗って立っています。(すごい!)

行くのは半年ぶりくらい。
リニューアルしてから、初です。

イルカショーのステージが改装され、より近くでショーを見られるようになった!
とのことで、濡れてもいいようにカッパ持参で行きました。

朝早く出たこともあり、中央最前列の席をゲット!
プールが客席とフラットに近く、何の柵もないので、本当に臨場感があります。

これは、そうちゃんには危険すぎる…。
迷うことなく、そのまま中に入って泳ごうとするに違いない。

というわけで、私とそうちゃんは後列へ。
みゆみゆとみゆちちは最前列で、イルカショーを楽しみました。

今日もとても暑かったけど、海からの風が少しあり、屋根もしっかりあったおかげで、思ったより体力消耗せずにすみました。

また行きたいな、ビーチランド。
今度は秋に。

引き取り訓練

2010年09月01日 22時38分42秒 | みゆみゆとの生活
毎年、保育園では、「引き取り訓練」というものがあります。
午後3時に災害が発生したと仮定し、その時間に家または職場を出て、子供を迎えに行く、訓練です。

このために、今日は午後仕事を休みました。
昼まで仕事して、お昼ご飯食べがてらぶらぶら買い物。
3時にお迎えに行って…
あと夜までどうする??

というわけで、そうちゃんとふたりで、4時からプールに行ってきました。
夏休みが終わったこともあり、いい具合にすいていました(^O^)

プールで、いつになくハイテンションだったそうちゃん。
やらかしてくれました。

流れるプールを流れながら、プールサイドにあったコーナーポールとそれをつないだバーをつかんでしまい…
ミニコーナーポール(赤い三角のやつ)が4つと1.5メートルはあるプラスチックバーが3本、芋づる式にプールに落下してしまいました!
全てはあっという間の出来事。
プカプカと棒が流れだしたのを、「昔の材木屋みたい」と思いながら一瞬見つめてしまいました。

結局周りの方がいい人で、流れて来る人がみんな回収に協力してくれ、助かりました。
もぅ、どうなることかと思ったよ。

帰宅後は、さすがに疲れたらしく、今日は早く寝ました。
私も眠い。
おやすみなさい (´Q`)。oO