かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

幼児教育について

2009年07月27日 22時18分55秒 | みゆみゆとの生活
昨日のテレビで「ヨコミネ式幼児教育」というのをやっていました。
6月に別番組で放送されたものが大反響だったらしい。
その時も見たのですが。
いろいろ考えさせられました。

なんといっても、ヨコミネさん(あのさくらさんの叔父)の幼稚園に通う子ども達は、3歳で字が読め、4歳で字が書け、5歳児全員が逆立ち歩きができ、10段の跳び箱を跳び、15メートル泳げ、絶対音感があって目隠しでピア二カを吹ける。全員。
映像で見ると、それはそれはインパクトがあります。

その理論によると。
子供が誰でも持つ「4つのスイッチ」を押せば、スパルタでなくても子供達が勝手に育ちあっていく・・・らしい。
4つのスイッチとは。

1.子供は競争したがる
2.子供は真似したがる
3.子供はちょっとだけ難しいことをやりたがる
4.子供は認められたがる

とのこと。なるほど。すごいかも。
「どの子も天才」、素敵な言葉^^

しかし、私も2児の母なので、自分の子にあてはめてみました。
・・・うちはふたりとも、4の「認められたがる」以外はあまりあてはまらないかも;

テレビの映像というのは一面的な切り取りなので、それだけを見て評価をしてはいけない、とは思いますが。

いいなーと思ったのは、朝、全園児の体操をやめて、順番に裸足でグルグル園庭を走らせていたこと。
あれは、いい。
みんなで走れば自然に競争が生まれ、全員の基礎体力があがる。
思い切り裸足で走るって、楽しいし!
それで、たっぷり体力を使ってから、集団での活動に移行するというのも、理にかなっている。
しっかり発散すると、ちょっと頭がすっきりすること、大人でもあるもんね。

気になったのは・・・。

全員にさせていた、川への飛び込み。
水を怖がる子供が、恐怖に打ち勝ち最後には自ら水に飛び込む、感動を誘う場面。

というつくりだったと思うのですが、なんとも、切なかった・・。

自分以外の子がさっさと楽しそうに飛び込むのを見せられ、「できるなっ。強いなっ。」とプレッシャーをかけ続けられ、号泣しながら決死の飛込みをする子。
あがってきた所を迎えた保育士に、「大丈夫?」と声をかけられ、
しゃくりあげながら、「こわくなかった。だいじょうぶ。」と唇をかみ締めて言っている姿。
そのあと園長が「もう一回やりたい人?」と声をかけると、他の子に混じって、やっぱり泣きながらまっすぐ手を上げているその子。

うーん、思い出すだに切ない。

ひとつのできごとを乗り越えられたことは、子供の力になるかもしれない。より、強い子に、一皮むけたのかもしれない。

でも私はこう思う。
嫌なことでも頑張って挑戦することは、大切なことだけど、怖かったことを「怖かった」と人に訴えられる力のほうが、ずっと大事なことなのじゃないかと。
 
 怖かったよ。すごく頑張って、1回だけやったよ。もうやりたくないよ。

そう言えて、信頼できる他人(保育士)に「よく頑張ったね」と両手で受け止めてもらえること、そういう経験こそが幼児期には必要なんじゃないかと思う。

技術的なことよりも、人との関係の中に心地よさを感じてほしい。
全然違う個性を持った、キラキラした原石のような子供達を、同じ色に染めないでほしい。
学校に入れば、教育の名の下、ある程度同じ色になっていくのだから。

そんなことを、いろいろ考えてしまいました。
一瞬、こんな幼稚園に入れるとうちの子も逆立ちできるようになるのか?と妄想しかけましたが・・・
そうちゃんも私も、今の保育園がとってもとっても気に入っているので、違うとこなんか行きたくない!

集団からはみだしがちなそうちゃんを、園全体で受け入れて、可愛がっていてくれる先生達がいて。
1歳児から一緒に生活してきたお友達も、「そうちゃんってこういう感じの子」ってわかっていてくれて。
なによりそうちゃんが、いつもニコニコ、走って行くくらい保育園が大好き!!

親は、先生やお友達が笑顔で「そうちゃん!」と呼びかけてくれるのを聞くだけで、最高に幸せな気持ちになるものなのです

マルコメ

2009年07月27日 21時08分22秒 | みゆみゆとの生活
ソファーに座ったまま寝た、我が家のマルコメ君。

とーちゃん床屋にて、どんどん収拾がつかなくなり…。
最終的には私が仕上げました(^^)v

3分刈り、というやつです。
保育士さん達に大人気(?)で、朝、みんなに「そうちゃーん!」となでられたそうな。
何度も触りたくなる、この感触!

やっぱり夏は、坊主が一番!!

音楽

2009年07月22日 09時19分16秒 | みゆみゆとの生活
ずっとフルートをやってきたので、音楽がある生活が当たり前だった私。
それから、あまり知られていない事実ですが、夫はピアノが弾けます。

みゆみゆが生まれてからも、細々と家庭内で演奏して遊んだりしていましたが、そうちゃんが暴れるようになってからは、そんなこと思いつかない生活になってしまい…。
音楽と言えば子どもが好きなものに限られていました。

みゆみゆのピアノ教室のクリスマス会に、親がフルート&ピアノでゲスト出演(ただ出しゃばっただけ;)してから、演奏する楽しみを思い出しました。
そしてもうすぐみゆみゆの発表会では、3人で親子競演することに!
(…諸事情により、父娘の連弾になる可能性大、なのですが。)

また、みゆみゆのピアノ発表会ではママ達の自主活動によるコーラスもあります。
面白そうなので出かけていって練習に参加してみたら。

声が良く出る!気持ちいい!

私は「耳」には少し自信があったのですが、「歌」はひどく自信がなく、人前で歌うことにためらいがあったのです。
それが、自分の声じゃないように、声が出る。

どうやら、そうちゃんやみゆみゆに「ダメでしょ!」「いいかげんにしなさい!」と大声で怒鳴っていたことで、喉が鍛えられたらしい
特にそうちゃんは、出かけるとあっという間に走って遠くまで行ってしまうので、いつも大きな声を出していたのでした。

思わぬ効用。
ちなみに「徹子の部屋」で野際陽子さんが「子育てをしたら歌がうまくなった」と、私と同じことを言っていました
イライラしてついつい子どもに大声を出してしまう人には、歌をぜひおススメします。

声が出るって楽しくて、早速家でも歌の練習。
時には夫も一緒に、ハモったり伴奏してくれたり。
みゆみゆも一緒に歌ったり、そうちゃんは横で踊ったり。
かなり我を忘れてストレス発散になり、楽しいけど、

近所の人は不気味におもってるだろうなぁ

声が出るようになったとはいえ、だいぶ「音痴」なことに変わりはないので。
えへ。

夏休みの宿題

2009年07月20日 10時55分47秒 | みゆみゆとの生活
早速取り掛かっています。
写真は、「家で育てている花か野菜の絵を描いて、文を書きましょう。」という宿題。
ゴーヤの大きさが、臨場感たっぷり。
なかなかいいねー、みゆみゆ。

それにしても。
この宿題の多さ!!

特に、読書感想文ってなんだ?!
まだカタカナもろくに書けない1年生に、400字詰め原稿用紙を2枚も渡されても(><)

ごちゃごちゃ言うと、本自体が嫌いになりそうな気配だったので、まずは自由に書かせました。
 
がまくんは「すげえ!」とおもったのかもしれません。

とか。
欄外に矢印で
→さいごに…
と書いてあったり。

ま、いっか。
2枚字が埋まってるだけで、奇跡だわ。

チューペット

2009年07月17日 22時34分42秒 | みゆみゆとの生活
今日と昨日は雨でしたが。
雨が上がると、カッーっと日差しが照りつける、本格的な夏休み到来!

そうちゃんの通う保育園では、基本的に毎日プールがあります。
そして、保育園の夏といえば、「チューペット」。
ジュースを凍らせた、あれです。
私の小さい頃は「チューチュー」と呼んでおりましたが、地域性があるのでしょうか。

今日の夜、寝る直前のハイテンションそうちゃんが、突然「チューペット!」と言い出しました。
あー、保育園で食べたんだなーと思い、「チューペット食べたね。おいしかった?」など話しかけると・・・
そうちゃん、歌いだしました。

 ♪さーいーたー さーいーたー チューペットーの はーなーがー

会心の替え歌に、そうちゃん自慢げな笑み。

 ♪なーらんだー なーらんだー チューペットーの きいろー
  チューペットーは チューペットー 
 チューペーットー

そして2番。
 
 ♪チューペットー チューペットー チューペットーはチューペットー
 (爆笑しながら踊り始めるそうちゃん)

もはやチューペット、としか言ってないし
よっぽど食べたいのか!?そうちゃん。
そんなことでそこまで笑えるなんて、アンタ、幸せだねぇ。




1学期終了

2009年07月16日 22時02分47秒 | みゆみゆとの生活
インフルエンザB型集団感染にはじまり、涙の登校拒否にじんましんで点滴という、波乱の幕開けとなった、みゆみゆの学校生活でしたが。
あっっという間に1学期終了。早い!
明日は終業式。人生初の通信簿をもらってきます。
ドキドキ。

先日の個人懇談では、「みゆみゆさんは、授業はあまり聞いてませんが今のところ勉強はわかっているみたいです。何をするにも遅れる、ということはありますが、手伝ってくれたお友達に『○○くん、ありがとう』とか『○○ちゃんはすごいね』とか言えるところが、いいですね~。」
と、担任からお褒めの言葉(?)をいただきました。

我が家の育児方針として、「ありがとうが言える子」をずっとめざしてきたので、本当にうれしいお言葉でした。
(遅いくらいはいいか、と・・・。)

結論として、先生は「私は困ってません。少しまわりのペースからそれるのも、1年生の範囲内のことで、集団適応はできてると思います。」と言われました。
みゆみゆは困ってると思う・・・と心の中でつぶやきながらも、でも、その子の個性を大切にしてくれる先生のスタイルに、ありがたいなーと感じました。

ただ、家でのわがままっぷりを伝えると、先生かなりびっくりしていたので、やっぱり学校では相当頑張ってるんだな、と思いました。

明日の終業式が終わると、恐怖の夏休みだぁ!
毎日の弁当、つらいけどがんばろ。


じんましん

2009年07月10日 19時19分54秒 | みゆみゆとの生活
会社の夏休みを利用し、少しまとまった休みを取って、そうちゃんと私で、とあるところに山ごもりしてまいりました。
(知る人ぞ知るグリーンハウスですが。)
いつもみゆみゆのことが気になって、しっかりそうちゃんと向き合えていないので、いい機会となりました(*^□^*)

で、父と祖母と3人で留守番していたみゆみゆ。
風邪気味だったのかストレスからか、全身にじんましんが!!
帰ってきて見たら、顔もボンボンに腫れてしまいました。
かわいそうに。

というか。
伸びて2センチになった前髪に、前歯が上下抜けた口。その上試合後のボクサーのような腫れあがった顔。
集合写真のない時期でよかった、と心底思いました。(;^_^A

早く治るといいな。
私のかわいいみゆみゆ、戻ってこーい!

おとーたんと!

2009年07月02日 22時05分30秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんはパパっこ。

夫が遅く帰ると連絡があった日、「そうちゃんお風呂入ろう」と誘うとすかさず
「おふろ、おとーたんと!」
「まだ帰って来ないからお母さんと入ろ。」と言うと
しぶしぶ私の手をつなぎに来ます。
そして悲しそーうな顔をしてぶつぶつ独り言。
「おとーたん、おしごとー」
「パパは、かいしゃー」
自分に言い聞かせて耐えているよう。

なんだよぉ。かーちゃんでもいいでしょー。
と、ついついひがんでしまいますが。

みゆみゆが2歳の時、夫が抱っこしようとしたら「たーすけてーっ!」と言われてたのよりはましか。
なーんてその昔の出来事を引き合いに自分を慰めたりして。(いじわる?!)

それにしても、「おとーたんと!」、当分続きそうな感じです。
困ったねぇ。

「おとーたんとおふろ!」「おとーたんとネンネ。」「おとーたんとほいくいぇーんいく。」

余談ですが、そうちゃん、保育園を「ほいくいぇーん」と発音します。
ほいっいぇーん!とも聞こえる。
楽しげな場所に聞こえますよね?!

メイプル

2009年07月01日 12時45分21秒 | みゆみゆとの生活
うちの家族になって、10日が過ぎました。
はじめはびくびくしどおしで、えさもあまり食べなかったのですが、最近は慣れてきたようで…

よく食べる!
よく動く! というか落ち着きがない。

それでこそ我が家の次男、と褒めそやしております。
私や夫になついて、昨日は手をペロペロなめたり甘がみしたりしました。

天敵は、やっぱり長男坊そうちゃん。
いきなり目をつつかれそうになることがわかったようで、そうちゃんが走って来るとゲージの奧に避難しています。
なかなか賢いのだ!