かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

今日

2005年10月31日 13時58分20秒 | みゆみゆとの生活
先週までは、おばあちゃんや保育サポーターさんにお願いしていた保育園の送迎を、今日から自分で行くことにしました。
私の体調は、まだ出血が少しあること、股関節(と骨盤)が夜になると痛むこと、体重がまだまだ戻らないことなど、不安要素はあるものの、ほぼ元通りに回復してきました。幸いそうちゃんが夜よく寝てくれ、お昼寝も一緒にしているので、今のところ寝不足にもなっていません。

「なんとかなるでしょう」精神で、今日から保育園送迎をやると決めたものの、ほんとは少し不安でした。
「イヤイヤ期」のみゆみゆをなだめたりすかしたり怒ったりしながら、機嫌を損なわせずに準備させるのが一番のポイント。
「くちゅした、はかなーい」「ほいくえん、いかなーい」「ぎゅうにゅ、いらなーい」と首を横に振り続けるみゆみゆ。

やっと行く気になったみゆみゆの手を引き、肩にはカバンとお昼寝布団を斜めにかけ、左手にそうちゃんを抱っこしながらオムツを入れるバケツと着替えの入った保育園バックを持つ。この状態で階段を下りる・・・やればできるもんです。人が見ると夜逃げかサーカスかって思うかも。
今朝はなんとか遅刻せずに登園できましたが、明日はどうかな。がんばろ。


子どもが生まれてから(正確には子どもを身ごもってから)は毎日毎日が必死でここまで来たような気がする。
そうちゃんも、みゆみゆも、大好きだしとってもかわいい。でも、同時に激しく泣かれたり、みゆみゆが思い通りにいかなくてパニック状態になったりすると、ついイライラしてしまいます。子どもをかわいく思えなくなって、どなったり、叩いてしまったり、ひどいと無視してしまうこともある。そういう時は自分が被害者のような気分になって、「なんでお母さんをいじめるのっ。」って言ったりしたことも・・・。辛かったのは、きっとみゆみゆの方なのに。そういうことを言ってしまったり子どもに当たってしまったときは、あとで寝顔を見て、後悔するんだけど。

実は先日、親戚に不幸があり、お通夜に行きました。若くして、生まれたばかりの赤ちゃんと妻をおいて、旅立たれてしまった人の無念、残された人たちの思いを考えると切なくて、涙がこぼれました。人ごととはとても思えなくて・・・。
消えてしまった命と、生まれてきた命。どちらもかけがえのないものです。両方を一度に家族として持つつらさ、切なさは計り知れません。赤ちゃんをその胸に抱け、本当に短い間だったけど親子3人の時間を持てたことを、せめてもの幸いと思い、胸が熱くなりました。
人生が長いのか短いのかは誰にも分からないけれど、今生きている者として、精一杯、一日一日を大切にしなくちゃ。今日は、今日しかないんだから。
子育ての大変さも、人生の一ページ。根気よく、みゆみゆと付き合ってあげよう。みゆみゆの「今日」のために。

カメムシさん来襲

2005年10月29日 11時28分17秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんが生まれ、洗濯物倍増の我が家。
特に、うちは布オムツなので、毎日2回洗濯機をまわしています。

で、ベランダに干すと・・・。
夕方になると、取れる取れる。カメムシさんが洗濯物に付着すること10匹以上。
数えると増える気がして(ニキビじゃないんだから)正確には数えていませんが、ともかくすごい数なんです。
目を皿のようにして一匹一匹爪ではじき飛ばしても、やっぱりたたむ時にはまだ2~3匹残っている。
そぅっと外へ出して逃がしてやれば臭いもつかないし、家の中を飛び回るわけでも刺すわけでもなく、今まではそれほど気にもとめていませんでした。
しかし、ここまで多いと・・・。
すっかりカメムシに敏感になり、豆粒のように小さなゴミにも「もしやカメムシ?」と過敏に反応する身体になってしまいました。

なんとか対策はないかとネットで調べ、以下の情報が得られました。
・うちの洗濯物につくのは「マルカメムシ」
・カメムシの中でも1,2位を争う、くさい臭いを放つ種類である。
・「つぶさないようにする」以外、対策はない。
・秋に草むらで大量発生し、落葉樹の皮などで、集団で越冬する。
・つかまえて殺してもきりがなく、有効な産業的利用法(!)も今のところない。
などがわかりました。

それにしても世の中広い。いろんな人がいるものです。
昨日カメムシを検索していて、見つけたサイトに行ってみると、なんとカウンターが「あなたは○○○○○番目の、カメムシファンのお客様です」となっていました。
「えー!ファンじゃないし」と思わずのけぞりながら突っ込んでしまいました。
どうやらカメムシは種類が多く色も多彩なため、家で育てる愛好家がいるようなのです。
ちなみにそのサイト、飼育されているカメムシさんの写真が公開されており、カメムシさんとの出会いから、現在の生活まで、カメムシさんへの愛があふれています。
・・・にもかかわらず、掲示板のメッセージは「私はどうしてもカメムシが好きになれません」とか、「駆除方法で決定的なものはないか教えてください」など、カメムシ全否定発言の嵐。私もカメムシ否定派ながら、管理人さんの気持ちを思うと、少し切なくなりました。

以前、探偵ナイトスクープで、「カメムシの臭いが何よりも好き」と、カメムシ集団の入ったビニールに頭を突っ込んで至福の表情を浮かべていた人がいたのを思い出しました。
ああいうおっさんがいるのは大阪ならでは。(偏見以外のなにものでもない・・・。ごめん
「カメムシ香水」なるものを作っている人も、いるらしい。大阪人かどうかは知らない。
ちょっとかいでみたいような気もする

お笑いセンス

2005年10月27日 09時51分16秒 | みゆみゆとの生活
「♪いきなり はっちゃん!」
と突然腰に手を当てて歌ったみゆみゆ。
ん?なんだって?もう1回頼む。

「♪いきなり はっちゃん!」(超笑顔)

確かにそう言っている。
わかった。
この前ついていたテレビで出ていたあの人、「パッション屋良」だ
(そのときは特に反応してなかったと思うんだけど、強烈な印象だったらしい。翌日急にやったので。)

パッション屋良。知らない人がほとんどだと思うけど、説明しにくい。
おそらく一発屋で終わるであろう今のお笑いブームの一人で、ジャンル的には「筋肉芸」。「マイケル」とか「なかやまきんに君」とかの仲間(?)と考えてもらって差し支えない。
大きな声では言えないが、マイケルやなかやまきんに君よりは有望だと私はひそかに思っている。今注目の駆け出しお笑い芸人は、「オリエンタルラジオ」「パッション屋良」そして「末高斗夢(すえたかとむ)」。・・・。マニアックでごめん。

で、正確には
「♪エブリィ バディ パッション!」なのです。
「エブリィ バディ」→「いきなり」 「パッション」→「はっちゃん」
とは、みゆみゆ、斬新な聴覚をお持ちのこと。

早速振り付けつきで仕込む。
「『♪エブリィ バディ パッション!』だよ。やってごらん。」

「エブリィ バディ はっちゃん!」
不思議な2歳児みゆみゆ。なんで「エブリィ バディ」は言えるのに「パッション」は「はっちゃん」になるのでしょう・・・。
その後も特訓を続けましたが、最後まで「はっちゃん!」と言ってニコニコ笑っておりました。

そういえばみゆみゆ、しまじろうに出てくる「みみりん」も「みりりん」と言う。
夫が「みみ」「りん」に分けて言わせ、少しづつ間隔を狭めて言わせているのだけど、ある一定のタイミングで必ず「みりりん」になる。
白熱してきて「みみりん!」「みりりん!」と向かい合って言い続けている父子。お互い意地になりすぎ。なーんて静観している私も、やっぱり懲りずに「♪エブリィ バディ パッション! はっちゃんじゃない。パッション!」と教えてしまうのでした。

我が家の教育、これでいいのか


保育参観

2005年10月26日 12時44分08秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんは無事退院しました。
ほとんどいい子にネンネしているそうちゃんですが、どうやら夕方から夜にかけてはご機嫌斜めのようで、結構泣きっぱなし。
・・・その時間はみゆみゆにとっても魔の時間帯なのよねぇ。
帰宅後一日で、早くも疲れ気味です。

疲れた身体に鞭打って(というほどでもないけど)、母にそうちゃんを預け、みゆみゆの保育参観に行ってきました。
みゆみゆは乳児クラス(3歳未満児組)なので、その中では真ん中より大きい方。小さい子達がたくさん増えてきていて、去年のみゆみゆを思い出しました。

うちでは頑固一徹、ワガママ放題の上に赤ちゃん返りが加わったみゆみゆが保育園でどう過ごしているのか、不安いっぱい興味津々だったのですが。
意外とみんなと一緒に行動できており、一安心。ちゃんと自分でズボンもパンツも脱いでトイレに行ったり、家ではやらないこともできてるし。
とはいえ、なーんでも最後なんだけどね。のんびり、マイペースだから仕方ないよね。

面白かったのが、来年年少にあがる子達だけでやったイス取りゲーム。
おっとり性格のみゆみゆ、目の前のイスがなくなるとゆったり他のイスを探し、普通に歩いて座りに行く・・・と、もう別の子が座ってる!
あれ?おかしいな・・・と思っている間に先生に手を引かれ、真ん中の1回休み席(通称べんじょ)に誘導され、おとなしく座って見学。
みゆみゆはべんじょ率最多(たぶん)の、3回でした。
負けても、どの子もさほど悔しそうにもせず、淡々とゲームは進んでおりました。
こんなに安心して見ていられるイス取りゲームもないでしょう。
もし、保育士の先生達だけでイス取りゲームをしたら、血を見るだろうな、きっと・・・。
とK先生を横目に不謹慎な想像をしてしまいました

再入院

2005年10月22日 22時00分12秒 | みゆみゆとの生活
今日は私とそうちゃんの1週間健診。
若先生(副院長)の診察だといいなー。と言いながら行く。じい(別名らくだ院長)は、内診や消毒などが痛いし、早口で説明がわかりにくいので・・・。

受付を済ませ、しばらく経ってから呼ばれました。
「では2階に上がってください」と受付嬢。
ガビ~ン。(死語)
2階に上がる、ということは、すなわちこの病院では「院長の診察です」という意味です。
この病院、1階の外来は若夫婦、2階から上では分娩・入院を牛耳るじいが、と、はっきりくっきり棲み分けできています。

あ~またじいに会うんか。と多少げんなりしながらエレベーターをのぼり、いざ診察。
そうちゃんの顔を見るなり、看護師さん・助産師さんたちがみんなして、「黄色いね。」「うん、黄色いね。」「検査しとこうか。」とささやきあっている。嫌な予感。さらに体重を測って追い討ち。「体重の増えが悪い。一日24gしか増えてないねー。おっぱい足りてないんじゃないの?」(個人的には完全母乳でそれだけ増えてれば十分のような気もしたけど。)
その上、机の上に「新生児スクリーニングテスト」の結果が。・・・赤字で「クレチン症再検査」と印が押されている。「これについて、今から院長が説明しますから、そこに座っててね。」と助産師さん。

非常に嫌な雲行き。

かくしてじい登場。
まず「クレチン再検査」について説明してくれるのかなーと思ったら、その紙をポンと叩いて、「これはね、何ともないことがほとんどだから。心配しないで。」
説明終わり。
「じゃ、診察しますから台に上がって。」と言われ今度は私が内診台へ。
傷の治り具合を見るだけかと思いきや、「ちょっと取りますから。」
??抜糸するんか。まさか。

抜糸でした。
もうこれで痛いのは終わり、きっと、終わりよね。お産に比べたらこのくらいの痛みなんて。と自分に言い聞かせながら・・・ウ。やっぱり痛かった。
溶ける糸だから抜糸はないって言った看護師さんを逆恨みしつつ、処置終了。

げんなりの気分がげっそりに変わるのを感じつつ、再度じいの前に座る。
そこで決定的な一打が。
「赤ちゃんやっぱり黄疸強いから、しばらくお預かりしますね。」
「はぁぁ~。」搾り出すようなため息しかでませんでした。

というわけで、最悪の1週間健診でした。
そうちゃんの着ていた服だけを受け取って、病院を去るときの辛さ。
みゆみゆだけは明るく「そうちゃんおうち帰っちゃったねー。」と言っていましたが。(そうちゃんの家は病院だと思っているらしい。)

光線療法のための入院なので、3~4日で家には帰ってこられそうです。クレチン症疑いの方がとても気になりますが、ほとんど偽陽性だと言うし、心配しても仕方がないのでなるべく考えないようにします。

またしばらく、搾乳の毎日が続きそうです。
頑張るぞ。

光線療法

2005年10月14日 08時51分39秒 | ベイビー
黄疸のために光線療法中のそうちゃんです。
裸で31℃の保育器の中に入り、目が痛まないようにアイマスクをされて、青色の光を当てられています。この状態で24時間。
昨日面会に行ったときはちょうどミルクの時間で、保育器の穴から手を入れて、ミルクをあげてきました。抱っこしてあげられなくて残念。目隠ししてるので、お顔も見られません。
今日は出られているといいな~。明日は家に帰ってこられますように。

今日で産後1週間が経ちました。
私の身体は日一日と回復してきています。まだ立ったり座ったりの動作はしんどいけれど、傷の痛みは引いてきました。痔が出たらしく、排便が本当に苦痛だったのですが、やっと普通にトイレに行けるようにもなりました。
親孝行のそうちゃんのことだから、母の回復を待ってうちに来てくれるのかな、その猶予をくれたのかな、なんて、都合よく解釈しています。

ところでみゆみゆのこと。
私が入院中、そこそこいい子にしていたようなのですが、明け方に必ず「おかーちゃーん」と泣いたらしい。(かわいい
夫が、「よしよし、大丈夫だよ」と抱きしめてあげようとしたら、布団の上に座って「おとーちゃんは、あっち!おとーちゃんは、あぁっち!」と、追い払われたんだって。ぷぷぷ。かわいそうに。

笑いながら報告してくれた割には相当傷は深かったようで、昨日もまた同じ話をして、へこんでいました。

でもおとーさん、今朝はあなたが出勤したあと起きてきて、「おとーちゃーん。どこー?」て、何度も呼んでたよ。自信持ってね。

ただいま

2005年10月12日 22時44分54秒 | みゆみゆとの生活
本日、無事に退院いたしました。
ただし、私だけ。

そうちゃんは、黄疸が出て、光線療法(保育器の中で光線をあてる)が必要となり、あと3日、入院することになってしまいました。退院は早くて土曜日になりそうです。
みゆみゆのときも黄疸で2回光線療法をしており、それほどの動揺はなかったものの、一緒に帰宅できないことが寂しくて、少し泣いてしまいました。
せっかくおっぱいが出始めているのに、吸わせられないのがとっても残念。こうして家に帰ってきていても、「今頃お腹すいて泣いてるかな」なんて、考えてしまいます。

早く帰ってこーい、そうちゃーん

初授乳

2005年10月10日 20時26分08秒 | みゆみゆとの生活
はじめてのおっぱいは、昨日あげました。さすがは男の子、すごい食欲で上手に吸い付いてくれます。まだおっぱいがしっかり出ておらず、母乳だけでは全然足りないので、ミルクを50cc足しています。
ところでタイトルの「初授乳」は、そうちゃんのことではありません。今日はじめて授乳したのは、おとーちゃん。そして飲んでたのはみゆみゆ!
そうちゃんの授乳をニコニコ恥ずかしそうに見守っていたみゆみゆに、冗談で「おとーちゃんにおっぱいもらってくる?」と言ったら、目を輝かせて「はい」といいお返事。
突然指名を受けた夫もまんざらでもなさそうで、口では嫌がりながらもボタンに手をかけている。

1分後。
「気持ち悪ーい。くすぐったいよー。えっちぃ。」
ノリノリのそっくり父子。自分で言ったことに少し後悔しながら、苦笑するしかありませんでした・・・。ま、おうちに帰ってからも仲良くやっておくれ。

2日目

2005年10月08日 18時35分56秒 | みゆみゆとの生活
まずは今日の晩ご飯から。大エビの塩焼き・茶碗蒸し・てんぷら・ごはん・漬物・ソーセージ・グレープフルーツです。
和食でおいしい。量もたくさんあります。一日中寝てるのにペロッと食べられてしまうのが、自分でこわい。それにしても個室でごはん、幸せー。
そうちゃんとは、今日は窓越し面会だけ。まだお乳も張ってこないので、直接授乳は明日からです。午前中みゆみゆが遊びに来ましたが、おかーちゃんべったりで私が全然休めなかったので、お昼を一緒に食べて、帰ってもらいました。(帰る時もめちゃめちゃ泣いてました;)
私の身体は順調に回復しており、ペンギン歩きでゆっくり歩いたりしてます。会陰裂傷が肛門から腟内にまで及んでいるようで、消毒するのも痛くて辛い。溶ける糸を使っているので抜糸がないのが救いですが。
明日からは乳房マッサージが始まるよー。痛いかな。ちょっと怖いです(*_*)