かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

手を変え品を変え

2005年05月27日 06時53分22秒 | みゆみゆとの生活
「ちょーらい ちょーらい」
「みーちゃんも みーちゃんも!」
の連呼をする我が家のみゆみゆ。
「あとでー」とはぐらかしていると、違う手で来ました。

「おねがいっ! おねがいっ! おねがいっ!」

・・・なんでそんなにお母さんの歯磨き粉が欲しいのー。

男の料理

2005年05月22日 13時20分25秒 | みゆみゆとの生活
体調が悪くて横になっていた時。
自称「料理をする夫」が、麻婆豆腐を作ってくれると言い出した。

やったー、とメニューを聞くと、「麻婆豆腐・肉豆腐・ごはん」だと言う。
どんだけ豆腐好きやねん、とは突っ込まずに、
「んー、それだと緑がないね。」と控え目に言って、ブロッコリーをゆでようとお湯を沸かした。

台所から夫の声がする。「お湯沸いたけど。」
私「あ、ブロッコリー入れて。」
夫「そのままでいいの?」
私「まぁ、洗わんでもいいわ。」
夫「でもお湯からはみだしちゃったよ。」

・・・いやな予感がして見に行ったら、ブロッコリーが丸ごと小さな鍋に突っ込まれていました。
絶句。Oh、かわいそーなブロッコリーちゃん。

あのね、ブロッコリーって、ちぎってからゆでるのよ。できれば塩を入れてね。


また、ある日のこと。

我が家では夏恒例の、ゴーヤーチャンプルーを作ろうと買い物して帰ってきたものの、やっぱり調子が悪く横になっていた私に、天の声が。「ちゃんぷるーくらい作ったるわ。」

よろしくー、と本格的に寝に入った私。
そこへ不安を誘う夫の叫び声が。「あー、失敗した~!」
今度はなに?
すっとんで見に行きたいのをこらえて、努めて冷静に「どうしたん?」と尋ねると。
「いや、何でもない。ちょっとゴーヤー大きめやけどいいやろ。」
「う、うん。」

不安的中。どうやら、「ゴーヤーチャンプルーの素」の説明書きを読み誤ったらしく、「ゴーヤーを2~3mm」はずが、「2~3cm」に切ってしまったらしい。
なんで?何回も食べたことあるのに!なんで!
夫は「うーん、ゴーヤーのうまみがしっかり出てる」「噛みごたえがあって、ゴーヤ食ってるって気がする」などと自画自賛しておりましたが・・・。

ここで妻としての感想。
「ほめて伸ばす」って、難しい!
ご飯作ってくれようという、その心は本当にうれしいんだけど!ほんとうに、ほんとうに。
でも、しばらくゴーヤーは食べたくない!って思っちゃったんだもん!

心の叫びでした。

みゆみゆの歌

2005年05月12日 07時05分34秒 | みゆみゆとの生活
「じゅんばん じゅんばん ばんばばーん タッチ タッチ お歌でタッチ」
という歌を頻繁に歌っているみゆみゆ。
上手に歌って動作もついてるけど、一体この先はどんな歌なんだろう・・・。
と常々疑問に思っていました。

そこで、昨日保育士さんに「保育園でこういうお遊戯やってるんですか?」と聞いてみたら。
「それはみゆちゃんの作曲です。」だって。
手を洗うときに「じゅんばん、じゅんばん」と言って並ぶのですが、特にメロディーはないらしい。
みゆみゆだけ勝手に歌ってるんだって。

それにしてはメロディーがはっきりしてる。
「すごいんじゃなーい?みゆみゆ」と、またまた親バカが小躍りしましたとさ。

ちなみにそんな親を見て冷めたのか、「歌って」って言ってもみゆみゆは歌ってくれなくなってしまいました。

イヤイヤ星人

2005年05月07日 06時52分23秒 | みゆみゆとの生活
ついにこのときがやってきました。
2歳児の壁、イヤイヤの時期到来

誰にでもあることとはいえ、このゴールデンウィークで突然始まったことに、母としてはショックを覚えています。
そして、やっぱりみゆみゆは一味違う。
子どもにありがちな「イヤー!ヤー!(叫)」ではないのです。

たとえばこんな感じ

「みゆ、ごはん食べるよ。」
「いやだ、そんなこと。」
「みゆ、エプロンしなさい!」
「いやだ、そんなことするの。」(逃亡)

そういえば、そういう家系なのか、みゆみゆは一言多い子です。
「あっち、行きまちょ、早く。」
って。早くじゃないでしょー。


ゴールデンウィークの過ごし方

2005年05月03日 20時45分25秒 | みゆみゆとの生活
ゴールデンウィーク突入の、4月29日。
懲りずに精力的に動きます。いいのか・・・
みゆはは幼馴染の結婚式に出席のため、3人そろって実家へ里帰り。
3月4月での2ヶ月間で、通算4回目の結婚式も、やっと最後です。
少しお腹の張りが気になりましたが、今回はなーんにも役がなく、お気楽に座っていられたのでよかった。
幸せを分けてもらった感じで、中学時代の友人にも15年ぶりに再会でき、とっても楽しいひとときでした。

翌日は、大事をとってとんぼ返り。
帰りに「びわこ博物館」だけ少し寄りました。
地味~な淡水魚ばかりいる水族館があるのですが、魚好きのみゆみゆは気に入ったらしく、大はしゃぎでした。
「おたかな、いっっぱい、いたねー
と言っておりました。

そこでの一幕。
最近わがままが加速してきた「魔の2歳児」真っただ中のみゆみゆ。
あっち行く、こっち行くと好きなように動き回り、親にもああしろこうしろと指差しで要求します。
「だぁっと、だぁっとー」と抱っこをせがんできたのですが、切迫妊婦の私としてはあまり抱っこしたくなく、しぶっておりました。
そこでうちの優しい旦那さま、「よし、みゆ、肩車したろ
とみゆみゆを抱き上げたのですが・・・
おとうさんではイヤだったらしく、みゆみゆは激しく泣き叫び、あろうことか全身をのけぞらせて絶叫しました。
「たすけてー!たすけてー!たすけてー!」
一体どこでそんな言葉覚えたの!?と、一瞬目が点になりました。

不審そうな目で振り返る周囲の人々。
あわてた夫、誰も聞いてないのに「おとーちゃんが誘拐犯みたいじゃないかよー。変なこと言うなよー。」と、不自然に大きな声で一生懸命言い訳しておりました。
自ら発した「誘拐犯」という言葉が、皮肉にもその場面にはぴったりしすぎていて、申し訳ないと思いながらも、私は大爆笑してしまいました。

そのときは一緒になって笑っていた本人も、よほどショックだったらしく、その後一人ぽつんと離れて不人気のカメにうつろな視線を投げかけている姿は、かなり不憫でした。