宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

関係機関一体となって石巻の農業振興を進めます ~令和6年度石巻地域農政担当課長会議を開催~

2024年06月07日 20時34分35秒 | ⑩要請・緊急対策,その他

令和6年5月28日、石巻合同庁舎において、令和6年度石巻地域農政担当課長会議を開催しました。

この会議は石巻市、東松島市、JAいしのまき、農業共済組合、土地改良区、みやぎ農業振興公社等、関係機関の農政担当課長が出席し、石巻地域の農業振興施策等に関する情報を共有し、協議する場です。

今回、東部地方振興事務所農業振興部から、本年度の石巻地域における農業振興施策として、石巻地方米づくり方針や園芸産出額増大に向けた取り組み、普及センターからは、令和6年度普及指導計画等について説明したあと、現在、各地域で取り組んでいる地域計画の推進について、さらには農業の大きな課題である農業後継者の確保・育成・定着について意見を交わしました。

各関係機関からも、独自に取り組む事業の紹介が行われ、関係機関相互の農業施策の共有が図られました。

今回の会議を踏まえ、今後も関係機関一体となって、石巻地域の農業振興を進めていきます。

 

<連絡先> 宮城県石巻農業改良普及センター地域農業班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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JAみやぎ登米花卉部会、スターチス専門部で出荷査定会・現地検討会が開催!

2024年06月07日 17時21分47秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年5月30日に、出荷最盛期に向けて、JAみやぎ登米花卉部会スターチス専門部の出荷査定会・現地検討会が開かれました。

 JAみやぎ登米大瀬集出荷場での出荷査定会では10人が参加し、市場関係者から助言を受けながら規格・品質の目合わせを行うとともに、今後の品種選定や出荷の方針についても話し合いが行われました。

 また、現地検討会では、今後収穫を迎えるハウスを巡回し、病害虫の発生が少なく生育・品質とも良好であることを確認しました。

 普及センターからは今後の栽培管理や農薬の適正使用について情報提供を行いました。特に農薬の適正使用については、薬剤耐性及び抵抗性の発達を防ぐためのローテーション散布を呼びかけました。

 普及センターでは引き続き産地発展に向けた支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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みやぎ食材伝道士認定に向けた生産現場実習「りんごの摘果作業」が 亘理町の遠藤果樹園で開催されました

2024年06月07日 15時24分28秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和6年5月30日(木)、亘理町の遠藤果樹園においてみやぎ食材伝道士「農林水産物生産現場実習「りんご」」が開催され、ホテル等の料理人3人が参加し、摘果の実習を行いました。みやぎ食材伝道士認定事業は、農作業実習等を通して生産者と料理人が交流を深め、料理人の方々により深く仙台地域の食材に関心や愛着を持っていただくことで、地域食材の利用拡大を推進することを目的に、平成19年度から実施しているものです。一定の現場実習を実施した料理人を認定し、料理の提供を通じて生産者の想いを消費者に伝え、消費者の地産地消に対する意識向上に寄与することを目指しています。

  実習では遠藤果樹園の三代目遠藤圭一さんと範子さんから丁寧に作業の説明を受け、「ふじ」と「シナノスイート」の摘果を行いました。参加者は、中心果のみ残し、残りの側果を慎重に切り落としていきました。

 摘果作業を行うことは、今年だけでなく、来年、再来年のりんごのためになること、直売しているお客様に対しておいしく大きく実らせるために重要であること等ご夫妻の熱い想いが伝えられました。参加した料理人の皆さんは、りんご栽培について理解を深め、さらに、品種に関する知識も得たいと意欲的でした。当普及センターからも亘理のりんごの特徴を伝えるとともに、今秋の実習作業(葉つみ・玉回し)を案内しました。今後とも当地域の農産物の利活用拡大に向けた取組を支援していきます。

 

<連絡先>宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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農地整備事業古宿地区の担い手が加工用トマトを視察しました

2024年06月06日 08時42分23秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 登米市迫町古宿地区では、農地の再整備による担い手への集積、大区画化(2ha区画)による低コスト化、スマート農業の導入による省力化、高収益作物の生産拡大を目指し、令和6年度農業競争力強化農地整備事業に採択されました。

 令和6年5月25日に、古宿地区の担い手が、ヤンマーアグリジャパン株式会社や、農業・園芸総合研究所からの紹介で、栗原市金成にある農業法人の加工用トマトの定植作業約50aを視察しました。

 地区担い手である、株式会社アグリふなこしでは、現在、加工用ばれいしょを約50a試作していますが、新たな品目として、加工用トマトを検討しており、定植、収穫の機械化体系や、各作業に必要な人数、注意点などについて、視察先や関係機関からアドバイスを受けました。

 普及センターでは、今後も生産者同士の繋がりを大切にして、登米管内の新たな担い手の育成と高収益作物の生産拡大に向けた取組について支援を行ってまいります。


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ぶどう栽培者の巡回指導を実施しました。

2024年06月05日 13時36分57秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

  普及センターでは園芸振興や中山間地域の活性化、管内直売所の販売額向上などを目的に令和3年度から4年度の2か年にわたり、プロジェクト課題「直売所と連携した中山間地域でのぶどうの生産・販売」を実施しました。

 活動を実施した時点では、植栽直後で収穫には至らない未結果樹であった園地も順次結果樹齢を迎えており、直売所への出荷も年々増加してきています。このため、活動期間終了後もフォローアップのための巡回指導を継続しています。

 商品価値の高いぶどうの果実を生産するためには、季節ごとに手間のかかる作業を行う必要がありますが、今回は、あ・ら・伊達な道の駅に出荷予定の生産者6戸を巡回し、この時期の作業である花穂整形や新梢管理に関する巡回指導を行いました。今回巡回した生産者はいずれも年々技術が向上してきており、この秋の高品質果実の出荷が期待されます。

あ・ら・伊達な道の駅をはじめ管内の農産物直売所では、「シャインマスカット」など地場産ぶどうの出荷が年々増えてきています。普及センターでは、今後も摘粒などの房づくりや新梢管理、せん定など季節ごとの作業時期の巡回指導を行い、高品質ぶどう生産に向け支援を行っていきます。

 <連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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いちじく芽かき講習会が開催されました

2024年06月04日 11時49分26秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 

 令和6年5月21日、蔵王町において、JAみやぎ仙南蔵王地区いちじく部会の「いちじく芽かき講習会」が開催され、普及センターからの資料説明を行った後に、参加者相互で検討しながら実際に芽かき作業を行いました。今年度は以前の部会員も含めて新たに3人が加わり、初心者からベテランまでの栽培者が集まった中での講習会となりました。

今後も部会では講習会等を計画しており、普及センターではJA等と連携して、継続的な支援に取り組んでいきます。

 

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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南三陸町でぶどう栽培研修会を開催しました

2024年06月04日 10時49分20秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年11月に南三陸町のぶどう生産者で設立された「南三陸大粒ぶどう協議会」では、会員が生産した大粒種ぶどうのブランド化を目指しており、ブランド化の前提として高品質なぶどうの生産に向けた栽培技術の向上が必要とされています。

 そこで、令和6年5月24日に協議会の会員9人を対象に普及センター主催による栽培研修会を開催しました。普及指導員が講師となり、新梢誘引や花穂整形等の栽培管理については実演を交え、また無核化処理や副梢管理等の今後の重要な栽培管理について説明を行いました。参加者からは、「形の悪い花穂はどう扱うのか」、「無核化処理のタイミングが難しい」など、多くの質問や意見が寄せられたほか、参加者同士で活発な意見交換を行っている様子も見られ、有意義な研修会となりました。

 普及センターでは、会員9人の技術レベルを平準化するため、今後も支援を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606


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酒米サポーターズの田植えが開催されました

2024年06月04日 10時46分36秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

気仙沼市廿一地区は、中山間地域に棚田の広がる風光明媚な地域です。

 清流「蔵の華」廿一会(会長:熊谷公兵氏)では、この地域で酒米「蔵の華」を約7ha栽培し、気仙沼市内の蔵元2社(株式会社男山本店、株式会社角星)に全量出荷しています。

 令和6年5月26日に、廿一会員のほ場を会場に気仙沼市民有志らでつくる「酒米サポーターズ」の田植えが行われました。

 当日は好天に恵まれ、廿一会の会員や蔵元関係者など約50人が参集しました。参加者は田んぼに足を取られつつも、楽しみながら丁寧に作業を進め、1時間余りで約5aの田植えを終えました。

秋には収穫イベントも企画されています。普及センターでは、高品質・多収に向け、現地での栽培研修会開催など、引き続き支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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【今年の夏も野菜の高温対策を!】JA新みやぎ松山営農センターで野菜栽培講習会が開催されました

2024年06月03日 11時42分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年5月21日、JA新みやぎ松山営農センターで野菜栽培講習会が開催され、ミニトマトや白ねぎなどの生産者12人が参加し、夏季の高温対策や管理のポイントなどについて学びました。

 講師には、宮城県農業・園芸総合研究所の鹿野弘上席研究員を迎え、高温等の環境条件に合わせた品種の選定やかん水等の作業を行うタイミング、遮光資材の活用方法等について説明がありました。

 また、スケールメリットで考える露地野菜の栽培体系や松山地域で拡がる西洋野菜の取組等についても触れ、野菜の栽培管理について広く学ぶ機会となりました。

 普及センターからは、昨年の夏季の気象経過と野菜品目ごとの高温の影響等について報告するとともに、気象予報や県の試験研究等、これからの栽培管理で役立つ情報サイトを紹介しました。

 生産者からは「昨年の夏は、例年になく発芽不良や腐敗等が生じて大変だったので、このような講習会で高温対策等を知ることができて良かった。」といった声がありました。

 今年の夏も高温になる可能性が高いと言われています。普及センターでは、異常気象への対策などを支援し、園芸品目の安定生産を推進していきます。

 

野菜栽培講習会

 

<問合せ先>

 美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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水稲乾田直播栽培現地検討会が開催されました。

2024年06月03日 11時26分27秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年5月17日に、JAいしのまき稲作部会水稲乾田直播栽培現地検討会が開催され、石巻・東松島市の農業者など40人ほどが参加しました。検討会には、東北農業研究センターから講師を招き、乾田直播栽培ほ場を3か所巡回して稲の苗立ち本数や雑草の発生状況を確認し、今後の除草剤の処理時期や種類、水管理などについて説明しました。3月~4月上旬の降雨で播種時期は昨年より遅めでしたが、4月の記録的な高温により出芽や生育は順調で、どのほ場でも十分な苗立ちが確保されていました。参加者は、今後の管理や雑草対策について積極的に質問していました。

 また、5月20日には稲作部会矢本支部で普及センター職員が講師として乾田直播現地検討会が開催され、農業者など30人が参加しました。5か所のほ場を巡回し、苗立ちや雑草の発生状況を確認し、今後の管理等について指導を行いました。石巻管内は乾田直播の実施面積が概ね1,000haと多いことから、今後も肥培管理技術等支援をしていきます。


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