昨日は函館4レースにピークブルーム、12レースにメリタテスが出走、ピークブルームは出遅れからの13着に終わったものの、メリタテスは『古川奈穂騎手気合の出ムチ!』からの単騎逃げがハマって見事に優勝してくれました。
3歳未勝利のピークブルームは権利が獲れず、次走以降の作戦が難しくなりましたが、少なくとも距離延長が成功したとは言い難く、ある程度節をあけつつ芝の中距離戦出走を狙っていくことになりそうです。
一方のメリタテスは、レース直後の関係者コメントで明らかになったように、日曜日の檜山特別(2勝C/ダ1700m)に登録されています。矢作厩舎のメリタテスの場合、連闘策ぐらいで驚くことはないのですが、今回は見事な逃げ切り勝ちを決めた直後のレースですからね。まあ、勝ったご褒美的な休みはないだろうと思ってはいましたが、まさかこのタイミングでも連闘とは…。
もっとも、陣営はいつも通り、よくメリタテスの状態を見極めてから結論を出してくれますので、もしも連闘するようなら好調キープと考えて良いはずですし、昇級初戦であっても(昨日同様)型にハマれば一発が期待できると思います。
もしもメリタテスが檜山特別(函館10R)に出走となると、同日メインのUHB杯(函館11R)に登録されているプライムラインの露払いを務める事になります。プライムラインは実に久しぶりの芝レース、初の芝1200m戦に挑むことになりますが、追い切りの動きは好調を示していますので、メリタテスにバッチリ露を払ってもらって良い流れでUHB杯に突入し、好結果を残したい…といった都合の良い日曜午後のストーリーを思い描ています(^^ゞ
来週6/19にはバスラットレオンのさきたま杯がありますので、今週はその動向にも要注目、また、今ひとつ状態が上がらず先週の出走を見送ったアスロスがどうなるかも気になります。そろそろトレセンに戻って次走の準備に入るテラステラも含め、(簡単ではないですけれど)6月はあと一つや二つは勝ち星を積み上げたいところです!
ところで、昨年の通常募集は6/17出資受付開始でしたから、そろそろラインアップ発表くらいはあって良いはずなのですが、そちらの方はどうなっていますかね?? 私のような広尾一本会員はどうせ待つだけなので良いですが、そうでない方もいるでしょうし、前の年と時期が一ヶ月もズレるなら、スケジュール感のアナウンスはあってしかるべき…な気はします(^^;)
**出資馬の状況**
**2024年総合成績**
函館12レース 3歳以上1勝クラス(ダ1700m)で優勝したメリタテスの関係者コメントです。
◇古川菜穂騎手のコメント 「1700mだと多少強引に逃げる形になったとしても、今日のような競馬が一番だと思います。ゲートは出てくれたもののダッシュが今ひとつでしたので、出ムチを入れてハナを主張していったところ、相手が引いてくれて自分のペースに持ち込めました。それでも速いことは速いんですけどね。福島の時とは違って競り込まれなかった分、4コーナーでも余裕がありましたし、今日は馬のおかげで勝たせてもらえました。ありがとうございました」
◇矢作調教師のコメント 「やっぱり現地の競馬だと違いますね。滞在がいい馬なのでしょう」
◆クラブのコメント 「外から先手をうかがう12番を制して1コーナーより単独先頭に立って行くと、道中のリードに物を言わせてそのまま力強く逃げ切っての完勝。昨夏の札幌以来となる待ちに待った2勝目のゴールとなりました。なお、このあとは、「次週の檜山特別に特別登録を行い、上がりの状態を確認しながら出否を検討していく予定」(厩舎陣営)となっています」
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古川奈穂騎手が仰る通り、1700m戦なら多少強引に逃げてもすごくイイ形が作れますよね。
1400mに出てくる馬と1700mに出てくる馬では速さの質が違うからでしょうか、多少強引であっても、多少時計が速くても、結果的に1700mだとメリタテスにとってちょうど良いペースになるのが不思議です。
古川さんは「馬のおかげで勝たせてもらえました。ありがとうございました」と謙遜しておられますが、調教からずっと本馬の面倒を見てくれているのは分かっていますし、人馬一体で勝ち取った見事な優勝だったと思います(^^)
という事なのですが、何と矢作先生、メリタテスを簡単に休ませる気などサラサラないようで、来週の檜山特別(2勝C/ダ1700m)に登録をして連闘策が可能かどうかを見極めるとのこと。。
いや、私は中2週で竜飛崎特別(2勝C/ダ1700m)に向かうのかな?と考えていたのですが、矢作先生的には「行けるようなら檜山特別へ、もしも勝てない時はさらに中一週で竜飛崎特別!」くらいのことをお考えなのかもしれません。
いずれにしても、まずはメリタテスの状態確認を慎重にやって頂いて、あとはビビらず前進あるのみ…ですかね。メリタテスは多少厳しいローテでもへこたれないタフさを持った牝馬ですし、きっと頑張ってくれるでしょう!(^^)
函館12レース 3歳以上1勝クラス(ダ1700m)に出走したメリタテスが優勝しました!!!
【レース内容】互角のスタート。内外から先行希望の馬たちが出ようとしましたが、鞍上古川奈穂騎手は「私たちの前を走るなんて絶対に許さないわよっ!」と言わんばかりに出ムチをくれて、強引にハナを取り切ってくれました。1~2角を回って向こう正面に入った時には後続に3~4馬身差をつけての単騎逃げ。向こう正面から3角手前にかけて後続勢が差を詰めにかかりましたが、そこでもメリタテスの快調な脚取りは全く衰えず、逆に3~4角で後続勢の手応えが怪しくなる最高の展開に! 函館の短い直線に入った時点で私は勝利を確信していましたが、おそらく古川奈穂騎手もそうだったのではないでしょうか。最後は兄弟子坂井瑠星騎手のオーバーザドリームを2馬身抑えて余裕の勝利を飾りました(^^)
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そうなんですよ!
強いんですよ!!
やはり、型にハマれば楽勝までありますよね(^^)
今日は、なかなか2勝目が挙げられず、苦労していたことがウソのような快勝劇でした。
勝因はもちろん、古川奈穂騎手が自信を持ってハナを取ってくれたこと、変に溜め逃げせずにメリタテスを気分良く走らせてくれたこと。。ハイペースで飛ばして後続に脚を使わせる、最も得意なカタチに持ち込んでくれたのが全てでした。
しかし、こうなると438kgの軽量も何も関係ないですね。1400mだと、逃げるにしろ控えるにしろ他馬との関係が出てきますし、砂を被るのがイヤとか何とか、メリタテスの気難しいところが出てしまいますからね。その点、1700m戦だとある程度行く気を見せれば他は控えざるを得ませんし、一人旅を完成させやすい条件なのは間違いないでしょう。
これはアレですね、ダート1700m戦が組まれていない時季であっても、1400mよりは1800mを使った方が良いのかも… みたいなことは追々考えて頂くとして、今日は気持ちの良い勝利を素直に喜びたいと思います!
迷わず函館1700m戦を選んでくれた陣営、うまく調子を整えてくれたシュウジデイファームの皆さん、バシッと勝利を決めてくれた主戦古川奈穂騎手、本当にお疲れ様&ありがとうございましたm(_ _)m
**2024/6/9函館12R 3歳以上勝クラス(ダ1700m)・良**
サラ系3歳上1勝クラス【2024年6月9日函館12R】:競馬ラボ
函館4レース 3歳未勝利(芝2600m)で13着となったピークブルームの関係者コメントです。
◇佐々木騎手のコメント 「枠内での駐立は悪くありませんでしたが、片側に寄ってバランスが整っていないところでスタートを切られてしまいました。こうなった以上は内目に入れて前に馬を置き、折り合って行こうかと思ったのですが、馬が結構行こうとしてしまって…。実戦に乗るのは今日が初めてなので何とも言えませんが、この感じだと、もう少し短い距離のほうがレースがしやすいのではないでしょうか。下手に乗ってしまいました。すみませんでした」
◆クラブのコメント 「これまで芝・ダート両方を試し、今回は洋芝の長距離に新味を求めましたが、道中で何度も頭を上げるなど折り合いを欠いてしまう格好に。結果的には距離が長かったようで、早めに消耗してしまいました。なお、このあとは、「上がりのテンションや状態を確認しながら、改めて考えていく」(厩舎陣営)予定となっています」
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佐々木騎手のコメントは、まあ、その通りですね…という感じ。正直、距離適性というよりは、折り合いがつきやすいだろうという点において、今のピークブルームには2600mよりマイルや中距離の方が合っていそうな気はします。
あと、出遅れやその後の騎乗については仕方がない面がほとんどだったと思います。佐々木騎手は謝ってくれていますが、私だってそのうちにお世話になることもあるでしょうし、その時には若々しい騎乗で頑張って頂ければと思いますm(_ _)m
陣営の「上がりのテンションや状態を確認しながら改めて考えていく」については、まあ、現時点ではそういうことしかないですよね。状況的にはかなり追い込まれた感がありますし、芝の中距離に戻して開き直って勝負をするのか、はたまたほかの作戦があり得るのか…。諸々ピークブルームの状態と見比べながら考えて頂ければと思います。
厳しいけれど、まだ結論が出たわけではないですから、最後まで前を向いて応援したいと思います!
函館4レース 3歳未勝利(芝2600m)に出走したピークブルームは13着でした。
【レース内容】痛恨の出遅れで最後方から。掛かり気味に馬群に取り付くと力んだ走りになり、鞍上佐々木騎手が何とか宥めて1週目の3~4角へ。1週目の直線に入ってしばらくすると、何とか落ち着いたように見えましたが、スタートからずっと掛かっていたロスが大きかったか…。向こう正面に入ったあたりの手応えは悪くなかったように思いますが、勝負どころの3~4角では余力がなく、直線でも脚を伸ばせず13着での入線となりました。
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いやぁ、、厳しいっすねぇ…
大きな前進どころか、全く見せ場がなく(T_T)
まあ、戦前の作戦では「できるだけ前に行って…」という作戦でしたから、出遅れでそれが崩壊した時点で今日は失敗、その後のレースが厳しくなるのは分かっていました。ただ、この時期の未勝利戦ですからもう少し頑張って欲しかったなと。。
初めての2600m戦ということもあったでしょうか、今日はハッキリ折り合いを欠いていましたし、その後のレースぶりを振り返っても、期待したほど長距離適性があるようには思えず…。
いや、大敗をくらったばかりとは言え、あまり暗くなってはいけません。
今日は最終レースにメリタテスも出てくれますし、それまでに関係者コメントも確認できますから、何とか気持ちを立て直してお昼ご飯を食べ、午後からの生活に前向きに進んでいきたいと思います(^^;)
でもなぁ… 勝ち上がりをめざす手掛かりが全く見えなかったしなぁ… (´Д`)ハァ…です。
**2024/6/9函館4R 3歳未勝利(芝2600m)・良**
サラ系3歳未勝利【2024年6月9日函館4R】:競馬ラボ
【2歳新馬・東京5R】コートアリシアンが突き抜け5馬身差の圧勝 - サンスポZBAT!
6月8日の東京5R(2歳新馬、芝1600m、8頭立て)は、菅原明良騎手の2番人気コートアリシアン(牝、美浦・伊藤大士厩舎)が道中は中団を追走すると、直線で豪快に突き抜けてデビュー勝ちを果たした。タイムは1分35秒1(良)。
5馬身差の2着に好位から粘り込んだベルリネッタ(3番人気)、さらに3/4馬身差の3着はヴィーデ(4番人気)。単勝1.6倍の断然人気に支持されたグラフレナートは、スタートが決まらず後方2番手を追走するも挽回できず6着に敗れた。
コートアリシアンは、父は新種牡馬のサートゥルナーリア、母コートシャルマン、母の父ハーツクライという血統。
◆菅原明良騎手(1着 コートアリシアン)「スタートが(うまく)切れなかったんですけど、掛かりそうだったので馬込みに入れてうまく我慢できました。終始手応えが良くて、追ってからも反応が良かったです。テンションが上がりやすいので、そこだけ我慢してくれればと思います」
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6/8の東京5レースは、新種牡馬サートゥルナーリア産駒のコートアリシアンが勝ち、タワーオブロンドン産駒のベルリネッタが2着、ルヴァンスレーブ産駒のヴィーデが3着、さらにはフィエールマン産駒のレイヤードレッドが4着に入るという、まるで新種牡馬産駒のお披露目会のようなレースになりました。
中でも目立ったのは、当然ながら5馬身差の圧勝劇を見せたコートアリシアン。
1000m通過61.3秒のゆったりした流れを折り合って、直線でアッサリ突き抜けた時の脚(3F・33.3秒)は他馬を全く寄せ付けないもので、早くもサートゥルナーリアの成功を予感させる勝利だったと思います。
ちなみに1番人気(単勝1.6倍)に推されたキズナ産駒のグラフレナート(鞍上ルメールさん)は、出負けしたまま良いところなく6着に敗退。グラフレナートが追い切りで抜群の時計をマークしていたことを考えると、改修後の美浦ウッドの時計がいかにアテにならないものか、今後の新馬戦を予想する上でも考えさせられるレースになってしまいました(^^;)
しかし、今年の新種牡馬たちは、スワーヴリチャードが活躍した昨年以上に元気一杯でイイですね。
新種牡馬レースの大本命であるサートゥルナーリアは今日の東京5レースにも産駒を送り込み、2頭のキタサンブラック産駒に挑戦することになっていますし、京都5レースの1200m戦にはナダル、ルヴァンスレーヴ産駒が人気を背負って出走します。今後の新馬戦、未勝利戦で新種牡馬産駒がどこまで勝ち星を伸ばすのか、引き続き注目したいと思います。
ちなみに、広尾TC的にはデビューを控えるラパンチュール(蛯名正義厩舎)の父、タワーオブロンドンが頑張っているのは嬉しいですね。個人的にはモズアスコットの産駒に傍目に勝って欲しいのですが…。あ、むしろ、アスゴッドやストラテージュが初勝利を飾るようなら『初年度代表産駒』の座をゲットできるので、そこまで待ってもらうってのも悪くないかな(^^ゞ
**2024/6/9函館12R 3歳以上1勝クラス(ダ1700m)16:05発走**
◎ メリタテス
○ コスモオピニオン
▲ オーバーザドリーム
△ ロードブレイズ
△ トウロウノオノ
△ メイショウクモイ
メリタテスは5枠5番になりました。
おそらく今回、古川菜穂騎手は前走以上に思い切って行くでしょうから、枠順云々よりもゲートが決まるかどうかが重要でしょう。好スタートと言わないまでも、互角に出ればガッツリ押してハナを取り切ってしまいたいですし、そういう作戦だと腹を括ってしまえば、内でも外でも真ん中でもあまり気にはなりません。
ということで、当然、逃げのカタチができる前提で気合いの本命にさせてもらいます。
木曜近況で岡助手が仰っていましたが、スタートが決まって逃げハマれば後続を突き放す強い競馬になってもおかしくない…。その一方で、レース前にテンションが上がり過ぎたり、何らかの要因で出遅れたりすると、全然ダメなことだってあり得るでしょう。メンバー的には上位勢実力拮抗の混戦に見えますので、尚更自分の型に持ち込めるかどうかが重要ですね。
実力拮抗の上位勢の中では、最内枠から先行しそうなコスモオピニオン、そして兄弟子坂井瑠星騎手騎乗のオーバーザドリームがメリタテスをマークしてきそうで、メリタテスが勝つ流れになればこの2頭が相手筆頭でしょう。
展開的にいやなのはオーバーザドリームが内から強引にハナを主張すること、あるいは道中で早めに動いてメリタテスを潰しに来ることですが、好青年の坂井騎手はそんなエゲツナイ事はしないだろう…と信じて応援したいと思います!(^^ゞ
**2024/6/9函館4R 3歳未勝利(芝2600m)11:25発走**
◎ スターチョウサン
○ サトノファントム
▲ ピークブルーム
△ サンライズガッツ
△ ミスガリレオアスク
△ アークドール
△ カラーオブジアース
ピークブルームは7枠11番になりました。
陣営によれば、今回はこれまでと違って「できるだけ前に行きたい」とのことだったので、もう少し内枠が欲しかったのですが、逃げ先行希望の有力2頭、スターチョウサン、サトノファントムよりは内に入りましたので…。ゲートが決まるか、二の脚がどうなのかによりますが、スターチョウサン、サトノファントムのすぐ後ろがキープできれば面白いと思います。
あとはダートから芝に戻ったこと、2600mという距離がプラスに働くこと、スターチョウサン、サトノファントム以外は(言い方がアレですが)どんぐりの背比べに見えること、全部ひっくるめてピークブルームにもチャンスがあるんじゃないのかなと。。
いや、もう6月になりましたので、いろいろ可能性を探るのはこれが最後かもしれませんので、条件替わりと先行策を是非とも成功させて欲しいですし、できればあわやの場面ぐらいは作って欲しいと思います。
そうそう、鞍上の佐々木大輔騎手は弱冠二十歳の若者ですが、蛯名厩舎+広尾TCのランドオブラヴではとてもイイ仕事をしていますしね。今回はデビュー以来ずっと面倒を見て頂いた吉田豊騎手からの乗り替わりながら、若者らしい思い切った騎乗でピークブルームの覚醒を後押しして欲しいです。思い切って行ってダメだったら、それはそれで仕方がないですから(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めをコンスタントに乗り込まれています。5月下旬の馬体重は465kgです。
◇岸本担当のコメント 「トラックだとリラックスして走れますが、坂路だとまだテンからワーッと行って、終いが甘くなることがありますね。とても前向きでスピードがありそうですが、良くも悪くも敏感なところがありますので、調教メニューにメリハリを利かせながら、さらに成長を促していければと思います」
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「とても前向きでスピードがありそう」なのは良いですが、「坂路だとまだテンからワーッと行って終いが甘くなる」とも言われていますので、まだまだ勉強すべきことがたくさん残っているということですね。
まあ、テンションの高さや敏感なところが勉強でどうにかなるかは微妙ですが、しっかり調教を積み、騎乗者とのコンタクトを通じて指示通り走ることの大切さを覚えていけば、単に成長を待つだけ以上の進歩を示してくれるかもしれません… と口で言うのは簡単ですが、正直、マードラドは結構難しいタイプだろうとは思います(^^;)
それでも走る能力は相当に高そうですし、結局のところ、それがあるかどうかが一番重要ですからね。落ち着いて走ること、上手に競馬することを覚えても、そもそも速く走れなければどうにもなりませんので…。
ということで、マードラドは臨機応変に、状況に応じて器用に立ち回るタイプではなさそうなので、ある時期に『自分なりの戦法を確立し、それにハメればとんでもなく強い…』みたいなタイプをめざすべきかも。。いや、半兄パンサラッサがそだったように、気性が激しい馬は放っておいてもその方向に進んでいくのかもしれません(^^)
シュウジデイファーム在厩のアスゴッドは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めをコンスタントに乗り込まれています。5月下旬の馬体重は520kgです。
◇岸本担当のコメント 「3F38秒台で登坂した日も最後まで元気よく動いてくれましたし、順調に進めることができていますよ。まだこの時期ですから、もちろん荒削りなところはありますが、今これだけの時計でやれるということはタフなタイプと見てよいでしょう。ゲートについては、駐立時により安定できるよう練習を重ねています」
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調教ペースはさらに上がって、3F38秒台になることも…。それでもアスゴッドには余裕がありそうですし、「今これだけの時計でやれるということはタフなタイプと見てよい」というのはとても嬉しいコメントです。
まあ、デビュー前の2歳馬に「荒削りなところ」があるのは当たり前ですし、一般的にはそういう部分が伸びしろ、魅力に感じられる場合もあるでしょう。特にアスゴッドは520kgの大型馬ですし、あまり最初から小さくまとまって欲しくはないですからね。はい、この調子でガンガン鍛えて傍若無人の走りを身につけて欲しいと思います!
あ、そうは言ってもゲートだけはしっかり練習しておかないと。。
どんな馬でもゲートで遅れると、どうしてもその後の走りに制約ができて窮屈になりますから、少なくとも人並みに出られるようになっていて欲しいです。逆に、それさえ無難にできれば、あとはできるだけ自由に(無理に行かせたり、抑えたりせずに)走らせてみたいかも。もちろん、最低限の作法は覚えなければいけませんが、とりあえず自由に走らせてみて、いろいろ難しい競馬を教えるのはその内容を見てからで良いかもしれません(^^)