チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

沈丁花の香り

2022年02月28日 03時53分43秒 | 

晴、3度、60%

 昨日は朝から異常なまでに温かな一日となりました。座敷の雨戸を朝開けると、春の気配の中甘い香りがふっと鼻を掠めます。「咲き始めた!」沈丁花です。

 低木、しかも大きなマキの木の後ろにある沈丁花は私が立っている縁側からは姿が見えません。昨年末、いえ、十一月には花芽をつけていました。緑の花芽が次第に赤く染まり、寄せ集まりの小さな花がひとつふたつと開きます。花が開き切るともっと香りは高くなりますが、咲き始めは薄ピンクと濃いピンクののコントラストが可愛い沈丁花です。 白花もあります。香りの良い花木の3つのうちの一つに数えられます。沈丁花、クチナシ、金木犀。それぞれの香りは季節を知らせてくれます。

 この家の庭には小さい頃からクチナシがありました。私がこの家にいなかった40数年の間にキンモクセイが植えられていました。沈丁花は私の帰国後、私が穴を掘って植えました。5年目の沈丁花、木の大きさは3倍近くになりました。3大香木が全部庭に揃いました。

 帰国後、造園の人たちが作っただけの庭は索漠としたものでした。一年経ちまた一年経ち、庭の緑が濃くなり、全体が調和し始めています。今少し暖かくなると庭仕事再開の季節です。

 北側の庭には梅が香っています。家の中にはヒヤシンスが3つ咲いています。 父母に沈丁花を供えました。玄関には梅の花をいけました。家の中も外も春の香りで満たされています。

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イワシのサンドイッチ

2022年02月27日 03時54分32秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、9度、66%

 年明けてからずっとイワシを食べています。小羽のイワシの淡白な美味しさ、大羽のイワシに成長するとその脂ののった美味しさ、大羽のイワシはお刺身にしても食べました。福岡に入ってくるイワシは北上中です。昨日のイワシは岩手から、丸々と大きなイワシでした。焼くとジュルジュルといい音を立てています。この焼きたてイワシを朝焼いたフランスパンに挟みました。

 オイルサーディンを挟んだ時とは違います。 口いっぱいに広がるイワシの香ばしさ、ジュッと沁みている脂の旨さ、フランスパンがしっかりと受け止めてくれます。ルッコラのほろ苦さ、トマトのジューシーな甘みがアクセントです。サバが美味しい時期には、同じようにしてサバサンドイッチを作ります。考えてみると、サンマやアジはサンドイッチにしたことがありません。 青魚を焼いただけのサンドイッチ、美味しい魚のおかげです。パンからはみ出している尻尾までムシャムシャ。

 昨日から急に気温が上がりました。私も急に忙しく体を動かしています。ココとの散歩の距離も延びました。温かなサンドイッチはお家のデッキで食べるのが一番です。

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孫娘の初めてのカレー作り

2022年02月26日 03時53分07秒 | 孫娘

晴、2度、70%

 日本の国民食の一つがカレーだそうです。多いですね、カレーの種類、スーパーのカレーの棚の前に立つと楽しくて袋の裏書きをよく読みます。インドのカレーばかりか東南アジアのカレーもレトルトやルーやペーストの状態で売られていて簡単にできます。それだから「スパイスカレー」と呼ばれるものが看板のお店があるのだと解釈しました。インドでは全て「スパイス」から作るので「スパイスカレー」と呼ばれるものはないそうです。

 昨年、孫娘のクリスマスプレゼントにと面白い本を見つけました。「レッツゴーバターチキンカレー」スパイス付きのカレー作りの本です。 別の品も用意しましたので、クリスマスプレゼントが2つになります。一度にたくさんあげてはありがたみの少ない子になると、ババである私はこの本は孫娘の8歳の誕生プレゼントにすることにしました。先日お誕生日でした。そして早速初めてのスパイスカレー作りをしました。

 当日は昼間電話があり、実況中継をLINEでしてくれるといいます。夕方、テレビ電話が入ってきました。まだうまく包丁が使えないので、玉ねぎを切ったり、チキンを切るのは助けてもらいます。キッチンのガスレンジは高すぎるので食卓にカセットコンロを置いて作ります。今まで家ではルー状のカレーばかり、スパイスを個別で見るのは初めてだそうです。スパイスは火を入れる前は鼻につく匂いのものもあります。 スパイスの匂いを検証中。本に書いてある通りに「玉ねぎ」を炒めて「水煮のトマト」を加えてと手を動かします。実況中継でしたのでその様子が写真で残っていないのが残念です。チキンを加えてしばらく煮込みます。「できたら、電話するね。」10分後、すでに食べ始めていました。 

 ハウス食品が作ったこの本、小学低学年向きの本です。スパイスは使いますが、味付けは子供向けにできているそうです。親も子供も「美味しい。」と感想です。

 コロナになる前のこと、小学に上がる前の孫娘一家、主人と私とで「インド料理」を食べに出かけました。インド人が作る日本風にアレンジされていない「インド料理」でした。その店で、モクモクと「バターチキンカレー」を食べた孫娘です。息子一家は顔馴染の店なので孫娘に特別ジュースも出てきました。その時の孫娘の食べっぷりをこの本を見つけた時思い出し、買い求めました。ギャバンの小袋に入ったスパイス付きの本です。ハウス食品も面白いことを考えます。「キーマカレー」版も出版予定だそうです。インドカレーのスパイスの使い方を覚えてくれたら「カレー」はもっと楽しいものになるでしょう。孫娘初の「カレー作り」でした。

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青菜の中華まん(菜包)

2022年02月25日 03時54分44秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、2度、64%

 日本の中華まん、種類が豊富です。「カレーまん」「ピザまん」、日本らしいなあと感心します。中華まんの本場はやっぱり中国大陸北部ですが、香港にだって有名な饅頭、包子(ポーズ)があります。「チャーシュー包」や「カスタード包」です。飲茶のワゴンのせいろに乗って出て来る小ぶりな包子です。飲茶の決め手と地元の人が言うのはこの「チャーシュウ包」です。これが美味しい店は一流だとか。

 先日「チンゲンサイ」を見つけました。冬になると青菜も美味しくなります。「チンゲンサイ」を見た途端、あっ、野菜だけの中華まんが食べたくなりました。中国本土の中華まんの種類は数限りなく、地方、その時の流行もあります。帰国以来毎冬、「青菜の中華まん」を作りますが味が今ひとつでした。昨日のお昼ご飯、やっと好みの「青菜の中華まん」が完成。

 青菜は「高菜」「かつお菜」の方がより中国らしくなります。今まで野菜だけでしたが、コクを出すために「干しエビ」を加えました。これが成功のポイントでした。甘み香り、ちょっぴりの塩味。懐かしい「菜包」ができました。 

 「肉饅」ほどお腹持ちが良くないのが唯一の欠点です。「肉饅」の倍は食べれます。ちなみに「肉饅」は「菜肉包」と呼びます。寒いのは今日までと天気予報、本当に寒い二月でした。 「包子」は暖かな湯気、持った時の掌の暖かさ、子供の頃からの大好物、私には嬉しい食べ物です。

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インドのウッドブロックプリントの布

2022年02月24日 03時54分34秒 | 身の回りのもの

晴、1度、52%

 インドの布、特にウッドブロックを使って一つ一つ染め上げられた布が好きです。ウッドブロック、つまり型染めです。40年近く集めた布は中には擦り切れてしまったものもあります。インドに行く度に大きなベットカバーなども買い求めました、日本でもテーブルクロスなどが売られています。人の手で型置きされますから、ズレや染料の飛びがあり素朴な風合いです。先日ウェッブでインドの布を扱うお店を発見、布のカタログを回していると目に停まった布がありました。

 「ペズリー模様」の発祥はこのインドのウッドブロックプリントだそうです。型染めですが精密で多色使いで染め上げられたものは見事です。目に停まった布はそうした古典的な柄ではなく、大きな花が単色で染められています。まるで北欧の布のようなパターンです。送ってもらうことにしました。申し込むと、インドから直接送られて来ることがわかりました。

 先月頼んでひと月半待ちました。現在の飛行機の状況を考えると待たされることは承知です。それに何と言ってもインドです。のんびりした国民性、以前インドから出した手紙が半年後に友人の手元に届いたこともありました。追跡で見ると、ガンジー空港で足止めされています。ちっとも動きません。小さな包みですから、忘れられているのかなと想像します。やっと昨日、私の手元に届きました。

 封を切ると、薄手のコットンに明るく染められた布が出てきました。春から夏の軽いショールにするつもりです。インドには数回足を運んでいますが、ウッドブロックの布を作っているジャイプールの町はまだ行ったことがありません。いつか行きたい場所の一つです。インドに行くと様々な布を体に巻きつけるようにしている人たちを目にします。男性でもお年寄りでも、色も様々、模様も多様なのに不思議な一体感を感じます。手作業で作られる布なのに日本や欧米の機械生産の布の何分の一のお値段です。木綿の質の違いもありますが、心が痛みます。

 この布を待つひと月の間、一つのことを想像していました。封を切った瞬間のことです。予想通りでした。ハサミで封を切ると布と一緒に封じ込められていた「インドの匂い」が出てきました。乾いた、埃っぽい匂いですが懐かしい「インドの匂い」です。今手元にある布はまだ少しこの「インドの匂い」が残っています。嬉しい小包でした。

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アップルケーキ

2022年02月23日 03時53分22秒 | おやつ

晴、2度、60%

 日本に帰国して驚いたのは果物が美味しい!でした。美味しいというか甘い、そしてもう一つ果物の値段が高い!と驚きました。香港では果物はほとんど採れません。一年中、北半球南半球から輸入されてくる果物が庶民でも気軽に買える安さで売られていました。甘過ぎて高い果物が見た目も良く売られている日本に驚きます。

 私は年々食べることが出来る果物が減りました。喉がイガイガします。柑橘類はからっきしダメです。いちごも品種によってはイガイガします。りんごだけは一年中欠かさない果物です。朝ジュースにしてココも一緒に食べます。年末から日本のいろんな品種のりんごをいただきました。今年はどの品種も殊更に美味しいと感じます。美味しい果物はそのまま食べるのが一番、そう思って帰国以来アップルパイを作っていなかったことに気付きました。早速、りんごをキャラメリゼしました。冷凍庫には作り置きの「パイ地」があるはずです。ところが勘違い、冷凍庫にあったのは作り置きの「クロワッサン」の生地でした。「りんご巻きクロワッサン」も一瞬頭を掠めましたが、りんごから水分が出ます。そこで、パウンドにキャレメリゼしたりんごを入れて焼きました。 キャラリゼしたりんごは甘いのでパウンドのお砂糖は減らします。「オイル」に置き換えず「バター」たっぷりの「リンゴケーキ」が焼きあがりました。りんごとバターの香りがオーブンから立ち上がります。幸せの香りです。

 しっかりと焼きました。パウンドの外側はやや硬く、中はりんごの汁気も手伝ってしっとりとしています。 小さく切ってみたのですが、バターの美味しさ、絶妙な硬さと柔らかさのコントラスト、つい何個も食べてしまいます。

 思い付きで作るおやつ、これもまたお家で作るからこそ出来るおやつです。福岡地方、寒いというより冷たい日が続いています。あと2日の我慢だそうです。朝の気温から一向に上がらない一日、おやつは楽しみ!

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アラカブのアクアパッツァ

2022年02月22日 03時54分17秒 | お夕飯

晴、6度、53%

 アラカブとかカサゴと呼ばれる魚が魚屋さんに並び始めています。白身の魚ですが、旨味がある魚です。義母の「アラカブのお味噌汁」は最高です。お味噌汁にするにはちょっと大きめ、唐揚げにするのはちょっと小さめ、あさりと合わせて「アクアパッツァ」を作ろう!とあさりを探しますが、あさりが売っていません。偽装事件であさりが本当に姿を消しています。仕方ないので、アラカブだけで簡単「アクアパッツァ」を作りました。

 にんにくとトマトとオリーブオイルたっぷり、この最強トリオの香りは否が応でも食欲が湧きます。 ピザが日本に入ってきた頃から「オリーブオイル」「にんにく」「トマト」の香りに釣られてお腹が鳴ったものです。ピザなどのパン類にもお肉にも魚介類にもこの3つがあればなんでも美味しくなります。凄いなあと単純に喜びます。おいしいトマトのおかげで「あさりなし」でも甘みのある汁が出ました。もちろんパンに吸わせてスープも食べあげます。身離れの良い「アラカブ」はホロリと口に入ります。

 あさりがないのは残念です。ほかの貝類も売り場に並んでいません。お雛様の時の「ハマグリ」はどうなるのかしらと心配です。

 美味しいお魚の季節は秋よりも冬かもしれません。お魚屋さんの前を通るのが楽しみな毎日です。

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生乳の破棄

2022年02月21日 03時54分09秒 | 日々のこと

曇、4度、50%

 昨年暮れでしたか、生乳が破棄されていると報じられていました。心が痛みました。酪農家の方達の大変さを思うのもありますが、牛達が折角出した乳が捨てられるという事実に心が痛みます。牛の乳で多くの幼い生き物がが育っているかと思うと、牛の乳への感謝があります。それを無下に捨てなくてはならないそういう社会情勢を悲しく思いました。幸いすぐに解決されたと聞きました。本当だろうか?と疑問が残ります。

 以来スーパーでの買い物時にほかの方の牛乳購買をチェックするようになりました。小さなお子さん連れのお母さんのカゴには牛乳のパックが見えています。何か安心します。高齢の方もやはり牛乳を求められる姿が多いと感じました。昔に比べて「乳」の選択肢が増えました。「豆乳」「アーモンドミルク」も牛乳と同じ並びで売られています。そちらのパックに手が伸びる人が増えています。

 「生乳破棄」は春休みになるとまた起こりかねないそうです。つまり学校給食が休みになると牛乳のダブつきが出るのです。「生乳破棄」が起こる前に対策が取られるはずです。日本は国産「バター」が非常に高い国です。最近ではフランスなどの高い「バター」まで当たり前に売られています。牛乳を原料に作る「バター」「チーズ」「粉ミルク」の生産量を増やすことは、搾乳制限をするよりいいのではないかと感じます。

 私自身は1日500mlほどの牛乳を摂取しています。1日の乳脂肪の摂取量が多いと感じたので「豆乳」に切り替えようかと考えていました。その矢先の「生乳破棄」のニュースでした。少ない量ですが少しでも貢献できればと「牛乳」を飲み続けています。乳製品アレルギーの人は当然避けるべきですが、もうすぐ春休みです、「生乳破棄」という言葉を耳にしないで済むようにと願います。

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ヒヤシンス

2022年02月20日 03時53分59秒 | 

曇、6度、64%

 ヒヤシンスの球根を園芸店でもらったのはつい3週間前のことでした。「売れ残りですが、おひとつどうぞ。」といつものお兄さん。球根はネットに入ったままいろんな種類がありました。チューリップ、水仙、ヒヤシンス、クロッカス。どれも秋の終わりには植え付ける球根たちばかりです。緑の小さな芽が出ているものもあります。欲張りなので、5個入りのヒヤシンスを選びました。お兄さんのお勧めで家に帰りすぐに水栽培にしました。

 5個はミックスで色は何が出るかわかりません。赤が3個白が2個。まあゆっくりと待つつもりです。「咲くのは五月ごろかなあ。」二日もすると、白い根が球根の水際に目立ち始めました。そして白い球根2つの水が濁ります。朝一番水を換えても数時間で濁ります。白い球根一つは三日目で水際にカビが発生しました。カビを取ってもすぐに生えてきて腐り始めました。すぐさま捨てました。カビは伝染します。今までの経験からもヒヤシンスの白い球根は傷みが出やすい品種です。

 白ひと玉はカビがあるものの、芽が出ています。赤玉の根の発育は順調です。真っ白な勢い良い根を、緑の芽もぐんぐん大きくなりすぐに葉と花芽に分割しました。花芽は最初緑で何色に染まるかわかりません。2日前、一番大きな花芽が開き始めました。紫です。しかもグッと深いビロードのような紫です。 昨日全開しました。朝起きてくると部屋の中がヒヤシンスの匂いで満ちています。赤玉残り2つも今朝は花芽が頭一つ出てきて開花間近です。

 園芸やのカゴの中で放って置かれた球根たち、じっと球根の中の栄養で春の準備を進めていたのでしょう。幾度お客さんの手に取られたのか、結局私のところで花開きました。まさかの3週間目です。生き物の持つ生命力を信じています。家の中にも春の訪れです。

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シフォンケーキをクグロフ型で焼く

2022年02月19日 03時53分19秒 | おやつ

曇、5度、68% 

 シフォンケーキを焼き始めて40年近くになります。当時はまだ馴染みのないケーキで「シフォンケーキ」のあの型をやっと合羽橋で見つけた時は大喜びでした。以来「シフォン型」は錆びたり、サイズが大き過ぎたりといくつか買い換えてきました。この数ヶ月、一つ疑問が。「シフォンケーキはこの型でなくては焼けないのかしら?」シフォン型の特徴は筒があることでケーキへの熱の入りが良くなります。焼成後の縮みを防ぐために逆さまにして冷却するので滑り落ちないように型には油を塗りません。冷めたらナイフを回して剥ぎとります。そのためには、型はつるんと凸凹があっては取れません。考えられたシフォン型です。理屈は理解していますが、どうしても「クグロフ型」でシフォンケーキを焼きたくなりました。 

 どっしりと重たい「クグロフ」の生地を焼くのですら、この型はカーブがあるのでうまく取れないことがあります。油を塗ることは必須です。時には油の上に粉を叩きます。油を塗れば逆さまにできないので、縮みが出ます。でも、普段通りのレシピで「クグロフ型」でシフォンケーキを焼いてみました。私のシフォンケーキのレシピは最近更新されてオイルを使わずホワイトチョコレートで油分を補います。膨らますためのベーキングパウダーなどは使いません。生地を持ち上げる力は卵白の力だけです。

 問題は縮みを防ぐ方法でした。香港に「紙包」という庶民の菓子があります。小さなパン屋のショーケースに紙に包まれてケーキが横倒しにされて売られています。この「紙包」はシフォンケーキのような軽いケーキです。そこで焼き上がった「クグロフ型」入りシフォンケーキを横倒しにして冷ましました。結果、見事に成功です。縮むことはありませんでした。 キメもご覧の通りシフォンそのもの。

 重いパウンドケーキなども生地を軽くする試みをしています。型だって、決まり切ったものではつまりません。今回試しですので、小さい型で焼きました。あっという間に一切れ残すのみ。 大きい型で挑戦してみます。

 ケーキの小型化、私の年齢とともにたくさん食べれて軽いケーキへと、レシピも変化しています。ビーガンケーキにも興味はありますが、バターやミルクの美味しさは捨てがたく、どの辺りで折り合いをつけるかが問題です。お菓子作りを始めた頃、いつまでも作り続けたいと思いました。お家の菓子です。私が食べるためのお菓子です。

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