チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

手羽先と湯葉のスープ

2018年03月31日 04時14分39秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、11度、72%

 朝早くから家を空けることがたまにあります。早く帰れればお昼過ぎ、ことによれば夕方。買い物もできません。帰宅すればお腹が空いていること間違いなし。そんな時温めるだけですぐに食べられるスープの類を用意します。これにパンかご飯でもあれば十分な量を作ります。

 昨日も朝から用事が詰まっていました。銀行、役所最後は義母の病院。予定よりも早くことが運びました。それでも2時近くです。やれやれ、お家に向かう車の中ではお腹がぐーぐーです。朝出かける前に1時間ほどかけて煮込んだ手羽先と湯葉のスープが待ってます。スープはお鍋に入れて火にかけるだけですから手間いらず。火にかけている間は他の用事ができます。

 帰宅後着替えをしながら温め直して、「いただきます。」パンを添えようかと思ったのですが湯葉がたくさんのスープです。大きなお皿いっぱいのスープでお腹がいっぱいになりました。

 お外で簡単に何か食べることもできますが、お家で食べるご飯はホッとするものです。

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お花見のお弁当を作ったのに。

2018年03月30日 04時32分24秒 | 走ること

曇、14度、85%

 福岡の桜が満開になりました。週末を避けて、お花見ついでにお弁当を広げようと思います。今日は義母の用事で出かけます。そこで昨日朝からお弁当を作りました。午前中に届く予定の荷物が2つあります。それを受け取ったら、近くの七隈川沿いにココさんと出かけるつもりでした。

  手提げ型のお弁当箱が昔からありました。母が使ったのを見たことがありません。何分にも料理をしない人でした。酒器までついたこの弁当箱は父が求めたものかもしれません。ココさんと二人ですから簡単なお弁当です。それでもお外で食べるとなると、胸が弾みます。 干物と切りゴマの酢飯に木の芽を散らしました。柔らかな木の芽の新芽です。 玄海の鯛を桜の葉っぱで包んで蒸しました。蒸し上げている間、桜の葉っぱのいい香りです。春は香りのものが食べたくなります。お漬物の代わりにミョウガの甘酢を添えました。

 10時、佐川急便のクール便が届きました。もう一つも佐川急便です。12時になりました。まだやってきません。しびれを切らして、佐川急便に問い合わせました。応対のお姉さん、「混み合ったおりますので、ドライバーに急ぐように伝えます。」とおっしゃいます。12時半になってもやって来ません。お腹がすいた私は、お庭の真ん中でお弁当を広げることにしました。「まあいいわ、毎日お散歩で見ている桜だし。」

  「ココさん、鯛は骨があるから少しずつね。」ココさんは寿司飯が大好きです。庭の真ん中で日を浴びながら、花吹雪ではなくビワの落ち葉を受けながらのお弁当でした。

 食べながらお庭の方が良かったかなと思います。ココさんのリーシュを握って、お箸を使うのは難儀です。気楽に庭の真ん中でお弁当を広げる楽しさを知りました。手提げタイプの古い弁当箱、思ったより量が入るのがわかりました。出自ははっきりしていませんが、この家の物で残した数少ないものです。大事に使います。

 さて、佐川急便の午前中配達予定の荷物が我が家に着いたのは、午後の3時半でした。すっかり予定をダメにされたのでずいぶん腹立たしく思いましたが、お日様の元でご飯を食べたせいか、気持ちがほぐれていました。

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桜餅

2018年03月29日 04時39分27秒 | おやつ

晴、12度、73%

 義母の骨折入院が思いの外延びています。風邪を拗らせてリハビリが進みません。毎日の病院食だけでは口さみしいだろうと毎日お菓子を届けます。

 お彼岸におはぎを作って持って行きました。「何でおはぎなんか作ったの?」「お彼岸よ。」翌日行くとまた聞きます。「何でおはぎ作ったの?」最近こんな会話ばかりです。出来るだけ餡もの、柔らかいものがいいと思いますが、毎日となるとクッキーなども持って行くことになります。

 昨日は桜餅を作りました。道明寺粉の色付けに一番気を使います。やたらに桃色になっては興ざめです。ほんのりを心がけますが、そこが難しい。桜餅は桜の葉っぱの香りをいただくお菓子と思います。かすかに暖かさの残る餅を葉っぱに包むと、桜の香りが立ち上がります。

 最初はお仏壇に上げてから、お茶を点てました。新しい抹茶の封を切りました。 日差しの暖かな庭を眺めてのおやつです。おはぎの時は何も反応しなかったココさんが、桜餅について回ります。「ちょっとだけよ。」 できたての桜餅を食べたのはココさんと私です。

 義母にも2つ、小さめに作った桜餅を持って行きました。一晩冷蔵庫に入れても固くならない桜餅です。

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チューリップの思い出

2018年03月28日 04時23分08秒 | 庭仕事

晴、12度、69%

 昨年の秋、90個のチューリップを植えました。雪が降る寒い冬を越して芽が出てつぼみを持ち、色付いたつぼみがほころびました。数にして70本ほど。帰国して土のある生活を始めて約1年経ちました。去年の今頃はモモさんの闘病生活で庭仕事どころではありませんでした。気持ちが落ち着き庭と向き合うようになったのは夏過ぎです。

 香港にいた頃は、チューリップは切り花でしかも希少価値の花でした。オランダからの輸入品が花市にあるときもあればない時も、あまり高くて手が出ないこともありました。日本の家の庭にチューリップを植えたいと思い続けます。

 この家は私が育った家です。この家の庭でチューリップが花を咲かせたのは3回目です。初めてのチューリップはかれこれ47、8年前のこと、花作りなどしない母が珍しく畝を作ってチューリップを咲かせました。そのチューリップの球根は中学生の私がオランダの土産で買って帰ってきたものでした。母はどうやって球根を保存したのか、翌年も咲かせてくれました。まだ、1ドルが360円の時代で持ち出し金額も制限があった頃の海外旅行です。中学生の私が持ち帰った球根の数は知れていたと思います。どんな色だったか覚えていません。ただ母が「日本に無い珍しい色だわ。」と言ったことだけを覚えています。

 オランダからのチューリップが2年連続で咲いて以来、40年以上が経ってこの庭土に私がチューリップを植えました。昨日の朝です。 まだ開いてはいません。昼過ぎに見ると、 ほころんでいます。一斉に咲いて欲しいのですがまだ硬い蕾のものが数あります。午後も遅くなって、また見に行きます。 日差しと気温で1日で色付き開き始める花があります。 硬いつぼみが午後には黄色く染まっていました。よく見ると蕾のままのチューリップは全部黄色です。

 90個の球根は全部日本の球根、ごく普通の球根を選んだつもりでしたが、5個ほど尖った花びらにクリーム色と赤の混ざった珍しいものがあります。

 チューリップを切り花にして家に飾りたいのですが、それには数が少なく思います。この秋はもっとチューリップを植えるつもりです。どっさりと切り取ったチューリップを家の中に飾る楽しみは、来年まで待ちます。家ではチューリップを、散歩では桜を、花の季節になりました。

 庭仕事などしなかった母が咲かしてくれたチューリップ、花よりも記憶に残るのは無精な母が花を咲かせてくれたということです。

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庭採れのアスパラガス

2018年03月27日 04時19分07秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、11度、67%

 主人と園芸店に行くと思わないものを買って帰ってきます。「アスパラガス」がその一つ、観賞用のアスパラガスではなくて食用です。観賞用のアスパラは造園の方が植えてくださっています。徒長しすぎるのでしばしば刈り込みます。細い葉っぱは夏には涼しげに見えます。太いアスパラガスは高級品ですが、細いお安いアスパラガスも出回っています。

 アスパラガスは植えて2年目から収穫できるのだそうですが、今年から採れると書かれた大株を買いました。買うのは主人ですが、育てるのは私です。土に植えて水だけあげました。気温が上がるとすぐに芽が出ました。あっという間に、15センチほど。 太いアスパラではなくて細いアスパラです。先の穂が開いては美味しくありません。もう少し太らせようと、予定より1日置いて昨日刈りました。たった2本です。サラダに入れようと思っていたのですが、お昼の一皿があまりに色どりが悪いので緑をいただきました。

 シメジとステーキ用のお肉を細切りにしたものを炒めただけのお昼ご飯、最後にアスパラを入れました。香港ではこの手の細いアスパラはもっぱらタイかベトナムから入ってくるもので、美味しいというほどではなかった記憶があります。細いアスパラガスは根元の方もすじばっていなくて食べられるのがいいところ。我が家のアスパラガス、細いくせに根元はすじだらけです。ところが細いアスパラガスで味わったことのない甘みを感じます。アスパラガス特有の青臭さはありませんが、とにかく甘い、これこそ採れたての甘さです。

 2本のアスパラガスを採った後の地面は何もありません。また出てくるのかと地面を見つめます。次は生でかじってみようと決めています。採れたては美味しい。

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ローズマリーとミツバチ

2018年03月26日 03時53分11秒 | 日々のこと

晴、9度、75%

 

 裏庭の真ん中に高さが60センチのローズマリーの木があります。この家で使っていた古い火鉢に植えられています。1年間全く手も掛けませんでした。放ったままでしたが薄紫の花をつけて冬を越しました。雪を被ること3回、薄紫の花をつけたままでした。「丈夫だわ。」と感心します。庭の真ん中、遮るものがないのでお日様を十分に浴びています。伸び放題に伸びている枝を刈ることにしました。

 香港でもローズマリーを育てていました。種からはいつも失敗ばかり、苗もいいものが見つかりませんでした。それでも香港を離れる前の3年間は大きな株に成長しました。今料理で使っているドライのローズマリーはこの香港で育てたものです。

 ボサボサのローズマリーの枝は切って、ドライにするかお風呂に浮かべるつもりでハサミを持ちました。切っていると耳元で微かに羽音が聞こえます。よく見ると小さなミツバチが幾匹か薄紫の花に頭を突っ込んでいます。 昨年はこの庭のオリーブとトマトそれにレモンの花にミツバチがいるのを見ました。小さな花に群がるミツバチです。

 日本ではあまり馴染みのないローズマリーの蜂蜜ですが、ポルトガルでいつも買うお土産の蜂蜜はローズマリーの花のものです。生のローズマリーの強い匂いこそしませんが、ローズマリーの蜂蜜はそこはかとなくハーブの匂いがします。クリーミーな蜂蜜の味を思い出しました。

 急に養蜂ができないかと思います。たくさんでなくても私が食べる分だけでも蜜が取れないものかと考えます。と言っても雪の降る福岡です。そんな時、主人から電話がありました。養蜂の話をしましたが、あまり取り合ってはくれません。ローズマリーは挿し枝で増やすことが容易です。切り取ったたくさんの枝をひとまず水につけました。 発根したら土に挿します。どのくらいローズマリーがこの夏増えてくれるでしょうか。ヨーロッパの家の玄関先によく見るローズマリーのブッシュ、魔除けや厄除けの意味もあると聞きます。

 庭の小さな生き物から夢がどんどん膨らみます。今日もまたいいお天気です。地面とにらめっこ、空を仰いで木の芽を見ます。また新しい発見があるはずです。

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お腹が空いて、お腹が空いて。

2018年03月25日 04時25分35秒 | 日々のこと

晴、8度、77%

 秋でもないのに、一日中お腹が空きます。朝起きた時お腹が空いているのは毎日のことですが、朝の10時にはお腹がぐーぐー。午後もおやつ前にお腹が空き始めます。夕方もお散歩から帰った6時にには何かお口に放り込みます。何か食べるものはないかなと、冷蔵庫や食品の引き出しを見ることもしばしばです。

 なんでもいいというのではありません。こういう時に効き目があるのがチョコレートです。頂き物のチョコレートを片端から食べました。並ばなければ買えない、 このチョコレート、コニャックの入ったものなどは一つもう一つと手が伸びます。ニュージーランドから送られて来たチョコレートは組み合わせが絶妙です。世界的にも流行の「お塩とキャラメル」風味のチョコレート。「プラムとアーモンド」の組み合わせ。これらのチョコレートをココアと一緒にいただきます。昨日はチョコレートが家のどこにもありません。仕方ないので、ジャムをそのままスプーンで食べる始末です。先ほど体重を測ったら、案の定ずいぶん太っています。でもお腹が空くのは止まりません。いつまでこの状態が続くのでしょう。

 ちょっとご報告。私、「花粉症」ではなかったようです。皆さんのアドバイスを聞いて、マスクなどを用意しました。風邪かなと思った月曜日、いやいやきっと花粉症に違いないと思った火曜日、杉の植林されている山の墓地に墓参りに行った水曜日の祭日。木曜日には病院へと思っていたのですが、木曜日の朝には目の痛みも、鼻水も出ませんでした。3日間、くしゃみは一度も出ないまま。でも、とても辛かった3日間でした。

 金曜日の夜、息子のお嫁さんと電話で話していました。「真奈お母さん、以前にもこんな症状があったんじゃないですか?」急に思い出しました。そうです!3年ほど前のやはり春先、目が痛い、鼻が出ると不快感を抱えて香港から福岡に向かいました。空港であまりにもきついので、敏感性の鼻の薬を買ったことがありました。お嫁さんお方が覚えてくれたのです。その時も、3日ほどで治まっています。せっかく「花粉症」にかかるようなデリケートな体質になったと思ったばかりでしたが、束の間の夢。デリケートとは無縁になりました。3日間の辛さで花粉症の方は大変だと痛感しています。「花粉症」でないとわかったので、思い切り庭仕事に励んでいます。ご心配おかけしました。

 それにしてもこの食欲はいつ頃納まるのやら。

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花が咲き、種を蒔きました。

2018年03月24日 04時27分38秒 | 庭仕事

晴れ、6度、81%

 福岡地方、3日降り続いた雨が上がり、朝の寒さを打ち消すように昼間は日差しで暖かくなりました。庭の蕾をつけた花たちが昼前にはほころび始めました。 チューリップの花壇です。どんな種類どんな色を植えたか忘れています。一斉に咲き揃って欲しいところですが、まだ蕾のものもあります。昔ながらのチューリップを選んだつもりでしたが、スタイリッシュなチューリップまで咲きました。

 水仙もいく種類か植えたのに、 こんな綺麗なラッパスイセンを植えたことすら忘れています。 玄関先のビオラは秋に植えました。幾度も雪をかぶって元気がなかったのに春を感じたのかまた咲き誇っています。このビオラの品種は、「ももか」です。もちろん名前で選びました。表にはホトケノザがたくさん咲いています。 こんな小さな花が一番好きです。

 昨年10月、北海道の友人がジャガイモを送ってくれました。その芋を2個、種芋にとっておきました。先月、土に植えました。 ジャガイモも芽を出しています。「キタノアカリ」は人気の品種です。

 雨上がり、まずは雑草をむしりました。いよいよ種播きの始まりです。 昨年の秋この庭で採れた種、友人たちが自分の庭の種も送ってくれています。友人が送ってくれたのは種だけではありません。誕生日の翌日、クール便で届いたのは、 大きな袋の「培養土」3袋でした。贈り主は私の腰まで気遣ってくれます。車のトランクに土や庭砂利まで詰め込んで帰って来ます。庭仕事に慣れた方がわかる苦労です。種に土、そして苗。誕生祝いのアカシアは早速地植えしました。 先日、友人が新幹線に乗せて持って来てくれたバラの苗、 このまま鉢でおくか、地植えするか思案中です。種はハーブを数種類蒔きました。 花の種は寒の戻りが心配でもう少し先にします。 香港に置き去りにした植物を主人は忙しいにも関わらず育ててくれています。大きく育ったポトスをこっそりと持ち帰って来ました。無事、見つからずに通関。発根を待っています。根が出れば土に戻します。

 花や種、苗を見ながら、たくさんの人の気持ちを思います。皆さんのおかげで我が家の庭造り、2年目に入りました。

 

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黄釉の花入

2018年03月23日 04時18分03秒 | 日々のこと

晴、3度、85%

 誕生日の夕刻、香港から戻ってきました。そんな私を待っていたかのように荷物が届きました。開けると、ふわっと明るい花入が一つ。置いておくだけでも明るさを連れてくる色合いです。早速、居間のガラスの戸棚に飾りました。我が家の花入はどれも地味な色ばかり、黄釉の花入に心踊ります。

 それから数日、飾っておくだけではもったいない、何か花を挿そうと思います。庭を見渡しても、我が家の「アミガサユリ」ではか細すぎます。枝ものを入れてみたいのですが、椿は陽気で落ちています。桜の開花が言われた翌日、ココさんのお散歩道でつぼみが膨らみ始めた桜をひと枝手折って来ました。空気がひんやりする座敷の床の間に飾りました。

 昨日見ると、一つ二つと花がほころび始めました。桜の花は強い匂いはありませんが、間近で匂いを嗅ぐとかすかに感じる優しい匂いです。 

 桜の色合いは幼い少女のようです。黄釉の花入の淡い色と一つになっています。志村ふくみさんの桜で染めた古袱紗を合わせてみました。

 福岡の桜の満開は、次の週になるそうです。しばらく降り続いた雨もやっと上がりました。寒さもそろそろ終わりでしょうか。花を愛でていると、いつものようにココさんもやって来ました。 「今年は一緒にたくさんお花見をしようね。」

 友人からの贈り物は我が家に春を運んで来てくれました。

 

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銀座若菜のお豆腐のお漬物

2018年03月22日 04時02分32秒 | 日々のこと

雨、8度、82%

 私がまだ、サザエさんに出てくるワカメちゃんヘアーだった頃からの友人がいます。60数年の人生の中、途中、高校を卒業してからはお付き合いがありませんでした。数年前、再会しました。時間の溝などひょいと飛び越えてしまうから、小さい頃からの友達は不思議です。彼女が東京の美術展を回って、飛行機に乗る前の羽田で「燻製」という言葉で私にと思ってお土産を選んでくれました。銀座若菜のお豆腐のお漬物です。

 私もこのお店を利用します。銀座のお店の前は素通りですが、羽田で時間があるときは必ずお店を覗きます。お目当はチーズのお漬物、昨年はちょうど桜の時期でした。期間限定の桜の花がのったチーズを求めました。

 彼女が選んでくれたお豆腐のお漬物2種、 味噌漬けにしたお豆腐と味噌漬けにしたお豆腐を燻製したものが入っています。

 早速、昨晩ワインのお供にいただきました。 手前が燻製のお豆腐。奥が味噌漬けされただけのお豆腐です。漬物になっているのに、とても柔らかです。朝焼いたバゲットを取っておきました。味噌漬けだけのお豆腐は大豆の香りがしますが、その奥からお味噌がふんわり顔を出してくれます。燻製された味噌漬け豆腐は、燻製の香りがまず口に広がります。お次にお味噌の濃厚な味がやってきます。

 お豆腐だと言わずにお出しすると、チーズだと思われる方もいるのではと思うほどねっとりと味濃いお豆腐です。ゆっくりいただきながら小さい頃からを振り返りました。友人たちが何かの拍子に私を思い出してくれること、嬉しい限りです。お彼岸のお中日、静かな雨音を聞きながらの時間でした。

 全部食べちゃったよ、おごちそうさま。

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