チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

寒いから肉まん!

2018年01月31日 03時56分45秒 | 昨日のお昼ご飯

晴、0度、70%

 昨日の朝はベットから出る前から寒いと感じました。また寒さが戻って来ています。起きて、PCを開けると友人が聘珍楼の肉まんの話をアップしています。蒸籠に入れた美味しそうな写真です。そこで、「今日のお昼ご飯は肉まん!」と決めました。何故お昼ご飯かというと、毎朝パンを焼きます、そのオーブンの余熱を使って次の日のパン種を仕込みます。パン種を作るついでに肉まんの皮を仕込もうという魂胆です。そうすればちょうどお昼には熱々の肉まんを食べれます。

 中国で食べたいくつかの肉まんの味が忘れられません。特に椎茸や青菜だけの肉まんは日本では見ることのないものです。昨日手元にあったのは豚肉、椎茸、筍の水煮。皮を仕込んで種を作りました。お肉も椎茸も筍も全部包丁で叩きました。重い中華包丁で叩くといい具合に粘りのあるミンチになります。その上、叩く行為にはストレス発散もあるようです。頭には朝見た聘珍楼の肉まんの残像があります。そこで今回は大きな肉まんを作りました。

 皮が十分に発酵しました。その皮にたっぷりと肉種を詰めました。11時すぎ、予想より早く蒸しあがりました。 早めのお昼ご飯です。 半分に割ると椎茸の香りが立ち上ります。皮はふっくらと柔らかです。「やっぱり寒い日は肉まんだわ。」ネギ類が手元になかったのでネギなしです。ココさんにもあげました。パクパク食べました。肉まんは大きいのに限ります。ふっかりした肉まんに限ります。丸い形も暖かさも食べる人を幸せな気分にしてくれます。蒸しあげた肉まんは手のひらから温もりをくれました。心もお腹も満足な昨日のお昼ご飯でした。

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京都の白味噌

2018年01月30日 03時56分56秒 | 日々のこと

曇、3度、51%

 普段遣いのお味噌は、柳川のツルみその米、麦合わせを使っています。香港でもここのお味噌が売られていました。柳川は義父のふるさと、義父もツルみそが大好きでした。全国的な信州のお味噌より甘めです。長く関東に住んでいる息子は、福岡でお味噌汁を飲むと決まって「甘いなあ。」と言います。日本中各地のお味噌がスーパーでも売られています。塩加減や米、麦といった素材が違います。豆味噌の赤味噌、そして京都の白味噌は作りたい料理があるときに買います。

 先日、京都の白味噌を頂戴しました。「粕汁などに少し加えるとコクが出ますよ。」と添え書きがされています。西京漬を作るときぐらいしか使うことがない甘い京都の白味噌です。早速、お味噌汁に使います。メリハリはないもののほんのりとした甘いお味噌汁、「これが京都のお味ね。」と香りを深く嗅ぎました。

 子供の頃のお味噌屋さん、味噌桶に山高く積まれたお味噌をおしゃもじですくって買いました。しゃもじから小指でひとすくい、味見をすることもありました。普段遣いのツルみそとこの京都の白味噌をなめて味比べをします。合わせのツルみそは米や麦が残ったままですが、京都のお味噌は米の姿はありません。滑らかな口どけです。麦、米が残るツルみそは無骨ながらお味噌らしく感じます。京都のお味噌を舐めていて、「花びら餅」を思い出しました。お正月のお茶菓子、甘いごぼうと味噌あんを餅皮で包んだお菓子です。この「花びら餅」のお味噌こそ京都の白味噌です。まったりと甘いお味噌、「花びら餅」はお雑煮を模したものだと聞きます。ついつい、舐めても美味しい京都のお味噌を舐めすぎてしまいました。そこでお茶を入れます。

 この品の良い甘さは色々なものの隠し味に使えそうです。お肉料理にも使えます。牛肉を焼いて京都のお味噌を忍ばせたソースでいただく、ハンバーグのタネにちょいと入れる、水菜の味噌和え、などなど次々に想像してみます。「でも、やっぱりお魚を一晩漬けたいなあ。」と思い浮かべるのはマナガツオ。マナガツオの厚い切り身をお味噌に浸けて焼くときの香ばしい匂いを思います。美味しいお味噌を頂戴しました。お味噌一つでいろんな料理を考えます。台所を預かるものの楽しみです。今日はマナガツオを探しに出かけます。

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春待つ庭

2018年01月29日 03時54分15秒 | 庭仕事

曇、4度、67%

 落葉樹の葉はすっかり落ちてしまい、常緑樹の葉も春の新芽が付き始めぱらぱらと散り始めました。寒さの中、寂しさを覚える庭の風情です。

 クリスマス、お正月と祝い事が続く時期に表の道に面した庭には寄せ植えをいくつか作り置きました。台所から見ていると、我が家の前を通る人たちは寄せ植えの花に目を留めてくださいます。作った私も嬉しいのですが、寒さの中懸命に花をつけている植物たちも喜んでいるように思います。

 エリカダーレンシスにフランス小菊をあしらった寄せ植えです。 エリカの特徴ある赤い色が映えます。色とりどりのプリムラやジュリアンにフランス小菊を寄せました。先日の雪に当たって花びらが霜焼けをおこした花もありますが、玄関先に彩りを添えてくれています。寄せ植えを作るのは初めてです。しかも、花選びをしたのは主人です。色合わせや配置、高低を考えながらの楽しい作業でした。

 裏庭はオリーブの緑がよく見ると脇に新芽をつけています。レモンは冬の間も綺麗な緑の葉っぱです。モモさんにいただいた「花桃」は葉を落としていますが、新芽が大きく膨らみ始めました。緑を誇っているのはローズマリー。ハーブを植えていた一角にはパセリ、イタリアンパセリの2種類が今も綺麗な葉っぱをつけています。 多年草の、オレガノ、ミント、タイムは葉こそ落ちていますが根は元気に冬眠中です。昨夕、パセリを摘みに庭に出ました。ハーブの植わっているのはびわの木の根っこ、パセリは葉蘭の葉っぱに守られるように生きています。雪も凌げました。「元気ねえ。」と声をかけてやります。。パセリを摘む時葉っぱを持ち上げてびっくり、 こんなに大きな根っこを持っていました。しっかりと地に根を張っています。元気な秘訣はこの根っこです。

 ゆっくりと土の天地返し、新しい土を入れ始めています。90個のチューリップ、幾つ咲くでしょうか。父の命日にと思った水仙はまだ花芽もつけていません。立春が過ぎると、一斉に春に向かって動き出す気配の我が家の庭です。寒さの中じっと息を潜めている庭の生き物に、元気をもらいます。

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寒い日のココさん

2018年01月28日 03時55分45秒 | ここ

曇、3度、61%

 寒い日が続きます。ココさん、2度目のヒートもどうやら終わったようです。犬のヒートは20日前後も続きます。大きな粗相はなかったものの、数日かけてベットカバーなどを洗濯するつもりです。ヒートだから、寒いからといってココさんの毎日は変わりません。でも少し成長したようです。

 寒くても雨が降っていてもお散歩に出たがります。お庭にいるのは私が庭で用事をしている時だけです。玄関を出て冷たい風に当たっても、怯まずに出て行きます。数日、北からの風が強く吹きました。部屋着の上に赤いコートを着て出かけました。

 ココさんの成長の一つ、洋服を嫌がらず着るようになりました。夜は一緒に休みますから服は着せません。朝起きるとベスト状の服を着せます。すんなり着てくれるのは、モモさんのお古2枚と先日頂戴した黄緑、パグ柄の2枚です。袖付き、フード付き、ボタンがあるものは嫌がります。 お散歩に出てもご覧のように表情が固まったままです。首を通すと、前足を交互に自分で上げて穴に通してくれます。ちょうど良い時期に洋服をいただきました。以前だったら、ひっくり返って脱ごうと暴れたものでした。

 家の中の物音にも反応しなくなりました。 ルンバ君が近づいて来ても、ちょっかい出すこともありません。ダイソン君の音にも付いて回ることがなくなりました。ただ、インターフォンの音とテレビから聞こえてくる動物の鳴き声には飛び起きて辺りを見回します。 テレビの前に釘付けなココさんです。

 我が家に来て9ヶ月になろうとしています。痩せっぽちだったココさんが丸くなりました。私が話していることも理解しています。 お留守番を言い渡しているところです。ココさんの成長のおかげでお互いの生活ペースができて来ました。ただ一つ、夜中にお布団の中を駆け巡るのはごめんです。顔も胸も喉もお構いなく踏んづけられます。毎晩、ちょっとの間安眠妨害されます。まあ、元気で太ってくれればそれで丸です。

 寒いので小走りのお散歩です。「ココさん、もうすぐ暖かくなりますよ。そしてたら長いお散歩に出かけようね。」

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寒さの中の走り

2018年01月27日 03時55分27秒 | 走ること

曇、1度、55%

 朝目覚めると暑さ寒さに関わらずピコンとおきます。目覚まし時計は使いませんが、ほぼ毎日決まった時刻です。起きて1時間ほどしたら、家を出て走りに出かけます。年中同じ時間です。夏ならすぐに日が昇りますが、この時期、日の出前に家に帰り着きます。香港の頃と変わらない生活です。

 日本に帰って来てそろそろ1年、帰国前は寒い中を走ることができるかと心配でした。香港は気温が下がっても10度を切るぐらいです。スパッツを履いたこともありません。せいぜい上着は2枚で十分でした。日本で走り始めた昨年2月、用意して来た防寒用のランニングウェアーは大活躍しました。この冬は殊の外寒いと聞きます。以前にも増して走りに出る時の服装に気を使います。

 足元はスパッツ一枚ですが、走り始めて10分もすると太もものところからじんわりと温かくなります。背中も肩甲骨の周辺がホカホカとして来ます。体は薄いものを5枚も重ね着しています。薄いものですが動くことで保温する繊維が使われたウェアーです。足先は年中同じサポートタイプのソックスとシューズ、こちらも寒さを感じません。首にはスヌードを被ります。襟元からの寒気を防ぎます。頭も耳もちっとも寒くないので帽子や耳のマフラーはしません。ところが防寒しても冷たく感じるのが両手です。手袋をしてもかじかみます。走っているから尚更ですが、横を走り抜ける自転車の人はもっと手先が冷たいに違いありません。

 暗い中を走りに出かけると聞くと大胆に思われます。ところが私は小心者ですから、走るルートには交番が1軒、コンビニエンスストアーが4軒あります。向かう大濠公園はすぐ隣接してアメリカ領事館があります。おかげで周辺には警官が常駐しています。私一人走っているわけではありません。走る人も歩きに来ている人も犬の散歩の人もいます。残念なことにパグの散歩にだけは遭遇しません。柴犬やシュナイザーが安全ランプを付けてお散歩です。

 家の玄関を出て空を見上げます。張り詰めた冷気が身を包みます。この時なぜか、「幸せだなあ。」と感じます。玄関を出て雨や雪が降っているとすぐに中に引き返します。若い頃と違って雨の中は走りません。香港の時より距離を減らしました。小1時間で帰宅します。

 一昨日、大濠公園のすぐ近くに住む友人から「大濠公園の日の出」の写真をいただきました。私が走るときは、水面も真っ暗、少し高い建物の黒い影が見えるだけです。その様子も美しいので写真に収めたいと思いますが、如何せん指先が思うように動きません。寒さで空気は澄み切っています。大濠公園の日の出はダイナミックとは言い難く、都会の静かな日の出です。私が大濠公園の日の出を見れるのは数ヶ月後、柳の芽が膨らみ始める頃になると思います。さあ、今日も博多湾から吹き付ける北風に向かって家を出ます。

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チキンレバーテッカ

2018年01月26日 03時54分46秒 | 昨日のお昼ご飯

曇、2度、53%

 インドのオーブン、縦長いタンドールで焼かれたチキン料理に「チキンテッカ」があります。ヨーグルトにスパイスを効かせてチキンを漬け込み串に挿して焼き上げます。ヨーグルトに浸かったチキンは柔らかくスパイスの香り豊かな「チキンテッカ」、我が家の大好物です。アツアツにレモンをぎゅっと絞っていただいきます。モモさんも大好きでした。

 先日主人が、 こんなスパイスを持ち帰りました。「チキンテッカ」を作る簡単スパイスです。これをまぶして焼くだけで、「チキンテッカ」になると書かれてます。でも、これ南アフリカのスパイスです。アフリカもスパイシーな料理です。「チキンテッカ」はインドの料理、内心半信半疑です。いつもはヨーグルトに  このインドのマサラを加えてチキンを浸けます。

 チキンレバーの大きくて綺麗なものを見つけました。若い頃貧血気味でしたので、チキンレバーは私の大事な栄養補給源です。レバーペーストを作ったり、赤ワインんで煮込んだり、生でお刺身でいただくこともあります。残念なことに今ではお刺身用のチキンレバーは売られていません。ちょっと目先を変えて、このレバーに主人が持ち帰ったスパイスをまぶして一晩おきました。「マイルド」と書かれていますが、スパイスの色はパプリカの赤が強く、辛そうな香りがしています。お塩も入ったミックスですから控えめに使います。

 オーブンではなく、上火下火の調節の利く魚焼きで焼いてみました。滅多にこの魚焼きを使いません。最近のガスレンジは頭が良くて火加減を自動でやってくれます。レバーですから火を通しすぎると美味しくないのですが、火がちゃんと通っていないと食べる気が失せます。様子を見ていると、レンジが勝手に火を止めてしまいました。テッカのいい香りはしています。レバーの所々に焦げ目もつきました。もう一息火を入れたいのに、レンジはすぐに消えてしまいます。そこで、一口味見を。見事な焼き加減です。

 懐かしいテッカの味はレバーの独特な臭みを消してくれています。缶に書かれているように辛さもマイルド、控えめに使ったので塩加減も程よく美味しいと唸ります。ココさんにも味付けを拭ってあげました。チキンばかりかこのお手軽スパイスは、お魚にも使えそうです。白身のお魚に一振りでさっと焼く。食べながら、次々に想像します。ガスレンジの自動火加減にも助けられた「チキンレバーテッカ」です。

 南アフリカのスパイス、「ケープハーブアンドスパイス」と書かれています。ケープはケープタウンです。思わぬところに思わぬ美味しいもの、南アフリカのインドのスパイス、主人のお土産は我が家の食卓に賑わいを添えてくれます。

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モモ缶 ココ缶

2018年01月25日 03時55分48秒 | 日々のこと

曇、1度、53%

 私は空き缶が好きです。素敵な缶を見ると、中身でなくて缶欲しさに物を買うことがあります。昨年の誕生日の日、北海道のお菓子「白い恋人」をいただきました。ラングドシャーにチョコレートコーティングされたお菓子です。缶は小さな金具で留めます。「あら可愛い缶だわ。」と早速チョコレートをお口に入れました。一つでは終わりません。また缶を開けて、チョコレートを口に入れます。その時、「あれ?」よくよく缶の表を見ました。 缶のど真ん中には赤い洗濯カゴに入ったモモさんの写真が刷り込まれています。「モモ缶」です。テーブルの上に出しておきました。主人も開けてはチョコレートを食べているのにモモさんに気付きません。「ここにモモさん。」と教えると「洒落たことするね。」と「モモ缶」は以来私のお宝缶です。中には集めたグリーティングカードが入っています。

 昨日、小包が届きました。贈り主と持った時のその感覚から「もしかして?」と急いで包みを開けました。「当たり!」出て来たのは、「ココ缶」です。 ココさんの顔写真の横にはバレンタインのメッセージ付き。もう一つ私のお宝缶が増えました。まだチョコレートが入っていますが、「空いたらこれには何を入れようかな?」手紙周りの物を入れて、「モモ缶」と「ココ缶」は同じ引き出しに仕舞われると思います。

 お菓子の「白い恋人」は中国人や韓国人にも人気のお菓子です。香港にも売っています。ここ福岡の国際線のお土産売り場にも山積みされています。普通の缶の「白い恋人」です。大きな袋いっぱいに買って帰る人を見ます。「モモ缶」や「ココ缶」は、地元の北海道でしか作ってもらえません。

 二つの缶を並べてご満悦な私、テーブルの下でココさん見上げています。 「ココさん、これはチョコレートだからあげられないのよ。」と台所に行ってこっそり口に放り込みました。

 私が少しお疲れ気味なのをご存知の贈り主、疲れを取ってくださいとのご配慮です。ありがとうございます。嬉しいので、昨晩は枕元に二つの缶を置いて休みました。

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毎日違うお顔のフランスパン

2018年01月24日 04時02分59秒 | パン

曇、2度、53%

 毎朝一番、コーヒーを入れながら、一晩寝かせたフランスパンの生地を冷蔵庫から出して来てベンチタイムをとります。16センチほどの小ぶりなフランスパンです。毎日焼くのに毎日同じ顔をしてオーブンから出てくることはありません。

 家庭のオーブンです。業務用のような高機能なオーブンではありません。朝の室温だってこの時期13度から7度と大きな差があります。その上、作る人がこの私です。お店屋さんのフランスパンを目指しているわけでもありません。焼きたてのフランスパンを食べたい、それだけです。 必ずくるみのオイルをつけて食べます。 ふっくらと可愛く焼き上がった時は、 取って置きのボンヌママのジャムをくるみのオイルのあとに乗せて食べます。うんとハンサムに焼けた時は、 くるみオイルのあとに蜂蜜を乗せて食べます。そして不細工な顔をしてオーブンから出て来た時は、 何を乗せようかと考えました。たまたま、作り置きの粒あんがありました。くるみオイルのあとにあんこを乗せます。 ジャムも蜂蜜もあんこもたっぷりと。

 同じ水、同じ粉、同じ塩。なのに毎日違う顔です。違う顔を見るのが楽しみなので、オーブンに入れたら焼き上がるまでは中を覗かないことにしました。

 あんこと一緒に食べる時、あんこはパンに乗せた方が美味しいと思います。あんこを口に入れてパンにかぶり付くより、あんことパンが調和しています。一緒に口に入って入れば同じようですが、微妙に違います。サンドイッチを中身とパンとを別々に口に入れない、太巻きだって外の寿司飯とお海苔、中の具を別々には口に入れません。がぶりと食べてこそ一体感のある美味しさを味わえます。

 今、パンはベンチタイム中。朝7時には今日のパンが焼きあがります。さて、今日はどんな顔をしてオーブンから出てくるか楽しみです。

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友人との電話

2018年01月23日 03時59分02秒 | 日々のこと

曇、9度、65%

 年明けから落ちつかない毎日です。家でゆっくり椅子に座ることもありません。昨日も朝早くから外に出ていました。運転中、急にこんな毎日を送っている自分に嫌気がさしました。新聞読むのもそこそこ、まして読みさしの本など年が明けて開いてもいません。自分自身にがっかりしてしまいます。

 午後はわざと椅子に座り、今の生活を立て直したいと考えます。一人での生活ですが、時間を全部自分のために使うわけにはいかない状況です。周りのことにどんどん流される、巻き込まれる自分が見えて来ます。そんな時、電話がなりました。長い付き合いの友人からです。

 一瞬、昨日の積雪で何かあったかと心配でしたが、電話の向こうは明るい声。関東に住む友人に雪の話を聞いたり、歳とった猫が糖尿病になった話を聞いたり、いつものように心置きない話が続きます。長い付き合い、家族同士も知り合いです。つい、胸の中のわだかまりが堰を切ったように私の口から流れ始めました。家族のことなど普通には人に話せません。勢いついて全部吐き出してしまいました。あと少しで日本に帰って来て1年になります。すごい速さで時間が過ぎました。この1年、友人たちとじっくり話したこともなかったと気付きます。この1年、たくさんの仕事をこなし次々とやるべきことを見つけてはやっつけて来ました。珍しく風邪をひきました。きっと心身共に疲れが出たのだと思います。

 気が付けば小1時間も話し込んでいます。電話を切って庭に目をやりました。陽が少しずつ長くなって来ました。胸の中のモヤモヤが消えています。話して曝け出すだけで心が軽くなりました。周りには申し訳ないけど、横着して自分を取り戻そうと思います。関東に雪の積もった午後、友人は何を思って電話をくれたのでしょうか。一本の電話で救われた想いの夕暮れでした。ちょっぴり年上の友人です。ありがとう、また甘えますね。庭には一輪スノードロップが咲きました。

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真鍮のドリッパー

2018年01月22日 03時58分30秒 | 身の回りのもの

曇、7度、64%

 先日、主人が帰国していた時に珍しく小綺麗なお店が入っているビルに入りました。買い物の目的はありません。ウィンドーショッピングをしていると、目に留まったものがありました。小ぶりな一人か二人用のコーヒーのドリッパーを集めたコーナーでした。きっと主人は私の視線の先を追ったのだと思います。「今のドリッパーは大きすぎるから小さいのを買ったら?」

 しばらくコーヒーを自分のためには入れなかった私が2年ほど前に買ったケメックスです。香港はコーヒーでは後進国、日本ではどこにでも売られているケメックスを見つけた時は大喜びで求めました。 ケメックスのオリジナル、今では細いケメックスも出ています。大きなケメックスは五人分ほど入れることができます。このケメックスの形が大好きです。でも、主人が言うように首の部分を持って注ぐこのケメックス、よほど手の大きい人でないと握れません。女性にしては手が大きいので使えています。しかも、朝のコーヒーは起きてくる人毎に入れます。いっぺんに数人分入れるのは来客時だけです。

 たくさんドリッパーが並んでいるコーナーに近寄りました。たくさんの中でたったひとつだけ初めから目に飛び込んで来たものがありました。優しい艶を放った形の綺麗なドリッパーです。手に取ると思ったより軽い。主人が後ろから、「買ったら?」値段を見てびっくりでした。1万円を超えています。「高いから要らない。」と返事しました。翌日香港に戻る主人は、「あのドリッパーを買っておきなさい。」と言いました。

 高すぎます。そこで、ネットで調べると同じものが8千円台で出ています。しめしめと注文しました。年末年始をはさんで我が家に届いたのは今月の10日過ぎでした。「やっぱり綺麗だわ。」と見惚れます。真鍮ですから熱のあたりが優しいと思います。手持ちのガラスポットにセットすると、 こんな感じです。カリタの製品です。表に刻まれている文字を読みました。「MAID IN TUBAMESANJYOU  JAPAN」新潟の燕三条で作られたものでした。燕三条のものつくりには目を見張ります。日本らしい丁寧さ、デザインの良さ。あえて、燕三条と銘打ったものと思われます。このシリーズにドリップ用のポットやコーヒーメジャーなどもあります。真鍮ですからどれもいいお値段ですが、すっきりとしたデザインです。さっきも朝の一杯をこのドリップで入れました。日本のものつくり、世界に発信されるにふさわしいものがたくさんです。台所の小さなものですが、気持ちよく日々を過ごせます。

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