チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

エルメス「ツイリー」

2017年11月30日 03時26分02秒 | 日々のこと

曇、15度、81%

 この秋は新しい香水が次々に出てきました。デパートの化粧品売り場を通れば新しい香水を匂わせてもらいます。エルメスの「ツイリー」もその一つです。

 先日、主人がお土産に買ってきてくれた2つのコロンのうち一つが「ツイリー」でした。デパートで匂わせてもらった時、「あっ、この匂いダメだ。」と思った「ツイリー」です。コロンが好きで、いろんなコロンをずっと使ってきました。コロンは身に纏うものですから、似合う似合わないの前に生理的に受け付けない匂いのあることもわかっています。頭が痛くなったり、気分が落ち着かなくなったり。生理的な好みです。

 10年ほど前出たシャネルの「チャンス」がその一つです。その事を伝えても主人は忘れて計4回、「チャンス」を買ってきてくれました。その度に訳を話して友人に使ってもらいました。初対面で首を傾げた「ツイリー」です。「ありがとう。」とは言ったもののどうしようかなと困っていました。いつものように「つけてみて。」と主人が言います。何か買っきてくれると、「食べてみて。」「着てみて。」と催促なさいます。仕方なくひと噴き。シュッとした時は苦手な香りだと思います。匂いは時間と共に変わっていきます。その日、「ツイリー」をつけていることを忘れていました。使えそうです。

 エルメスのリボンスカーフにも「ツイリー」と名付けられたシリーズがあります。香水のボトルも小さなスカーフをネックに巻いています。黒いシャポーを被った粋な女の子の様子のボトルです。「ツイリー」は若い女性向けに作られた匂いだそうです。くぐもったようなウッディな香りの陰からピリッとスパイシーな香りが顔を出します。

 スパーシーな香りが出てくる頃にはじんわりと自分の匂いに変わります。生理的な拒絶反応が出ませんでした。もらって以来毎日「ツイリー」です。洗面所の窓辺に並ぶコロンに仲間い入り。 

 ここ数年自分のためにコロンを買うことがなくなりました。全部主人のお土産です。新しいコロンに挑戦して欲しいのでしょうが、私の好みはどちらかというとオーソドックスです。年齢と共に好きなコロンも変わってきました。コロンの使い方も年齢と共に変わってきています。それでも新しいコロンが出ると、ワクワクと化粧品売り場に足を運びます。

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粒胡椒のすすめ

2017年11月29日 03時56分08秒 | 料理

雨、16度、92%

 帰国して間もない頃でした。黒胡椒の粒が切れました。近くのスーパーを探しますが見つかりません。仕方なくデパートまで粒胡椒を買いに出かけました。胡椒を粒のまま使うようになったのはずいぶん昔のことです。おそらく香港に行く前、30年以上前からです。細かくされた胡椒を使うのが当たり前の頃です。当時は白胡椒と黒胡椒のみを使っていました。白胡椒はオールマイティーに使えます。ペッパーミルの力加減で胡椒は荒くも細かくもできます。挽きたての胡椒は香りの立ち方が違います。

 そのうち、胡椒の種類が増えました。白黒に加えて、グリーンとピンクの胡椒です。 胡椒はまだ実が青い頃獲ると緑胡椒、若い胡椒です。そしてよく熟れた胡椒を乾燥させると黒胡椒。この黒胡椒の皮を剥くと白胡椒。ピンクの胡椒は、胡椒と似ていますがコショウボクと言われる木になる実だそうです。かすかに胡椒の匂いがしますが、ベリーの甘い香りも併せ持ちます。

 以前はお肉やお魚を焼く前に、ゴリゴリと胡椒を挽きました。そのうち、食べる直前にもゴリゴリするようになりました。ピリッとくる辛味のためではありません。胡椒の香りをいただくためです。そして粒のまま使うことも増えました。ピクルス液に粒のまま入れます。じんわりと辛味が出ます。ピンクや緑はテリーヌに色のアクセントに入れます。スープにも粒のまま入れます。

 粒胡椒を4色、スープに入れて最後には一粒一粒を味わいます。緑の胡椒は辛くはありません。香りが澄んでいます。若い胡椒です。黒胡椒はいっぺんに香りが弾けます。白胡椒は穏やかな辛味と香りです。ピンクの胡椒は辛味よりもベリーを思い起こさせる軽やかさがあります。夏に胡椒のスープを飲むと暑気払いになります。冬に胡椒のスープを飲むと体の芯が温まります。

 肉の臭みや雑菌予防に使われ始めた胡椒です。粒のままの胡椒、荒く挽いた胡椒、細かく挽いた胡椒、それぞれに香りの立ち方が違います。胡椒を挽く手間など大したことではありません。粒胡椒を味わってみてください。

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ウッドデッキ

2017年11月28日 03時58分50秒 | 家の改築

晴、12度、70%

 家の改築の設計は全部主人がしました。改築ですから大まかなところは変わりません。部屋数を少なくして、階段の取り付け位置が変わり、水周りが整えられました。部屋が減ったところにウッドデッキが作られました。始めウッドデッキと聞いて、ピンとこない私でした。内心そんなもの要らないと思っています。ウッドデッキは裏庭に面して作られました。

 他所のお宅を見ても、ウッドデッキには通常屋根がありません。ところが我が家は深いひさしが出ています。この深いひさしは居間を暗くしています。デッキの回りにはL字型と直線のベンチも作られました。広さにしてどれくらいでしょうか?そこに古いバタフライのテーブルを置きました。L字のベンチに座ってこのテーブルを囲みます。直線のベンチは私が足を伸ばして横になれる長さです。L字のベンチの後ろには、庭仕事のものを入れた壺やワインの木箱が置いてあり、モモさんが使ったクレートも置かれています。

 帰国して10ヶ月、朝起きればこのデッキの窓を開けるのが私の朝一番の仕事です。モモさん、ココさんの朝のご用達。夏の朝は、窓を開けるとまず蚊取り線香を焚きました。お昼ご飯はほとんどこのデッキでとります。寒からず暑からずの夜には、ワイン片手にデッキで空を眺めます。夕飯もデッキでいただくこともあります。居間が暗くなったので、デッキで本を読んだり、手紙を書いたり、このデッキで過ごす時間が長くなりました。

 寒い時はしっかり着込んでデッキに出ます。春めき始めた3月終わり、このデッキで日向ぼっこをしているモモさんの写真があります。まだ病状が悪くなる前のことです。今ではココさんが庭のドングリやぬいぐるみのおもちゃを散らかしています。 一緒に庭に出てるかと思ったら部屋に残っていたココさん、窓越しにこちらを眺めています。

 起きている間は、このデッキと台所にいる時間が長いと思います。「ウッドデッキ」と聞いた時のあの違和感はどこに行ったやら、このデッキは私にとって大事な生活空間となりました。深い庇のおかげで雨の日はぼーっと座って雨の音、匂いを楽しみます。流石に大雨の時はテーブルやクッションは部屋に避難です。私の育った家、こんな変わり様を父母はどう見てくれているかしら、喜んでくれていると思います。

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小さな香水 バレードブランシュロール

2017年11月27日 04時09分54秒 | 日々のこと

晴、12度、75%

 今回主人は東京の本社への出張の帰りに福岡に戻って来ました。東京の出張でもまっすぐ香港に戻ることもあります。たまたま祝日でした。香港から戻ってくる時は食料品を山のようにトランクに詰めて私へのお土産にしてくれます。東京からですから、「お土産なんていらないよ。」と言ってあったら香水を求めて来てくれました。幾つになっても香水は嬉しいプレゼントです。

 箱を見た時、「あれ。香水?石鹸かな?」と思いました。バレードは香水のメーカーです。出て来たのは細長いスタイリッシュな瓶です。アトマイザーがついていそうにない小さな口。開けてみるとロール状になっています。「つけてみなさい。」主人のおきまりの言葉です。早速首筋に。「まるでアンメルツみたいね。」

 バレードの香水はあまり好きではありません。ユニークな香りです。普通の柑橘系が一番いいのになあと思います。ユニセックスに作られたこの白という意味の「ブランシュ」は透き通った甘い香りです。甘すぎません。爽やかではありませんが重苦しい匂い出ないので、つけることができそうです。薔薇かな?その奥にネロリが香ります。小さな香水は旅行用です。

 お土産のお返しに、頂戴した新米、パンをふた山、試作中のスパイスクッキー、栗のパウンドケーキを帰りの荷物に入れてもらいました。

 今年も残りひと月ほど、たくさんの出張が待っているようです。主人の心遣いに感謝しながら、元気に過ごしてほしいと思います。実は香水、もうひと瓶、家用のものがあります。

 

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スモークささみ、スモーク鯖、スモークサーモン

2017年11月26日 03時55分11秒 | 日々のこと

曇、12度、61%

 主人、息子と揃っての我が家での夕飯はどうしても献立が偏ってしまいます。メインは先月札幌に行った折に買い求めて置いたスモークサーモンです。札幌の空港は地元の海産物、農産物をお土産に売る店がたくさんありました。カニやサーモンが旬の時期です。お店の賑わいもひとしおでした。

 今月に入って我が家にステンレスのスモーカーがやって来ました。台所スモークではない本格的なチップを使うスモーカーです。下味をつけて、風干しをしてゆっくりとチップで燻します。鯖のスモークは2度作りました。鯖は今脂が乗っています。チップの上に滴る油の弾く音まで聞こえます。鯖はヒッコリーのチップを使いました。

 ささみもしっかり下味をつけて、風干しではなく脱水シートを使って水気を取りました。桜のチップを使ってのスモークです。桜のチップは甘い香りがします。出来上がりのほの温かいささみを味見、よくできたと内心ほこほこしました。

 スモークされたものばかりが並んだ食卓、家族揃ってスモークが好きです。ささみも鯖も前もって準備して置きました。 北海道土産のサーモンは美味しいのは言うまでもありません。鯖も脂の乗りが良く好評です。ところがささみのスモークは主人も息子ももっとしっかり味をつけるように言います。出来立ての時はあんなに美味しかったのにと残念です。まだ足りないと言うので、冷蔵庫から鯖もささみも出して来てお皿に足しました。その時思いつきでささみをレンジで温めてみました。すると、主人も息子も「美味しい。」冷製のささみは身が締まり過ぎています。暖かさが味を引き出してくれました。

 本格スモークは始めたばかり、歯に衣着せずに色々言ってくれる家族がいてくれるとますます励みになります。そして、「次は生牡蠣、ラムを作って。」とご要望です。クリスマス、お正月がもう間近、燻製の腕を上げなければと楽しみです。

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北海道の新米

2017年11月25日 03時56分35秒 | 日々のこと

曇、12度、46%

 先日、東京からのお客様と夕飯をご一緒にしていました。ご飯の味にうるさいお孫さんがいらっしゃるそうで、全国のお米を試してるのよとのお話です。昔は北海道ではお米ができなかったのに、北海道のお米がこれまた美味しくて、よく取り寄せているとも話してくださいました。20代になったばかりのお孫さんもこの北海道米がお気に入りだそうです。

 ここ福岡の近くのスーパーでは福岡産のお米しか置いていません。デパートのお米売り場ならおそらく全国の有名どころのお米が置いてあると思います。デパートのお米売り場を覗く必要もないくらい、まだ帰国して8ヶ月の私はお米を頂戴します。お米にうるさいお孫さんの話を聞いてすぐのことでした。北海道の友人が北海道産の新米を送ってくださいました。新米と聞いて喜ぶのはやはり日本人です。

 一昨日主人が久しぶりに戻って来ました。時を同じくして東京から息子がやって来ました。昨日の朝、二人にこの北海道の新米を炊きました。この日のために大事にとって置きました。

 ジャポニカ米といわれる日本のお米、アメリカ、タイ、ベトナム、イタリア、韓国、台湾、中国、ニュージーランド、オーストラリアとたくさんの国で作られています。香港で生活した30年、これらの国のジャポニカ米のお世話になりました。日本産の日本米が手に入るようになったのは最近のことです。日本産の日本米の美味しさは定評です。これもお寿司の流行のおかげかもしれません。日本にいて、日本米を食べるのが当たり前だとこのありがたさはお分かりにならないと思います。

 北海道のお米を研ぎながら、ひと月前の北海道の大地を思い出します。初めての北海道でした。海の幸も山の幸も豊富で美味しいと感じた北海道です。はるばるようこそ。土鍋で炊きます。炊き上がりは艶々、ピカピカです。 ふんわりと甘みのあるご飯が炊けました。蒸らし終えるとお櫃に移します。この一手間がご飯を美味しくしてくれます。お味噌汁だけでもご飯が進みます。

 北の土地のお米をしばらく楽しみます。香港に戻る主人にも持って帰ってもらいます。我が家の食卓はみなさんのおかげで賑やかです。ありがとう。

 

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監視カメラ

2017年11月24日 03時53分35秒 | 日々のこと

曇、12度、42%

 主人が私の身を案じて監視カメラを増やしてくれました。四面が庭の塀のない家です。しかも、ツタや大木を切りました。外行く人から家の中も見えます。住んでいる私は初めのうちこそ人目が気になりましたが、だんだん横着になっています。

 家周りの三面に取り付けられた監視カメラ、初め2台でしたが今は4台になりました。取り付けてもらった当初は、面白さも手伝ってコピーされているカメラの映像を巻き戻して楽しんでいました。ところがそれも束の間、すっかり監視カメラがついていることも忘れています。何か不審なことがあってつけた監視カメラではありません。私の出入り、我が家を訪れる人、庭掃除をする私が映し出されるくらいです。

 先日、香港の空港から福岡に向けて飛ぼうとしていた時のこと、急に家のことが心配になりました。そこで、アプリをプツンと押すと、まさに同じ時間の家の周りを確認できました。「異常なし。」お天気も良好です。4時間もすればこの画像に私が映るはずです。

 離れたところにいても、こうして家の状況が確認できます。取り付けた初めは、主人は香港から息子たちは東京から、時折家のことを心配して見てくれていました。今では私同様、監視カメラのことはお忘れです。半年分ほどビデオとして保管されています。

 家に残している老人、ペットたちの様子を遠隔地から見ることもできるようになりました。こうした技術の発達で安心を買うことができます。「監視カメラがついています。」の張り紙に以前は大げさだと思っていましたが、一軒家に住むようになって、こうした監視カメラの目があることでひとまず安心をもらっています。

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風呂敷

2017年11月23日 04時10分35秒 | 身の回りのもの

曇、13度、57%

 風呂敷、絹の風呂敷はよそ行き、手土産を紙袋でなく風呂敷に包むと気持ちも改まります。この歳ですから、絹の風呂敷もずいぶん溜まりました。絹でない、木綿の風呂敷は本当に重宝します。しかも大判の木綿の風呂敷はざっくりとものを包んでくれます。

 先日、「犬紋」と私が名付けた臙脂色の木綿の風呂敷を頂戴しました。和犬が紋の中に描かれています。「何を包もうかなあ?」

 木綿の風呂敷に包んでは納戸にしまいます。 玄関に飾る「額皿」は季節によって替えます。一時保存のために風呂敷に包んで仕舞います。この「額皿」大人数の時の食卓にも上ります。  父が揃えたと聞く、屠蘇器です。塗りが落ちかかっていますが、この家で迎える久しぶりのお正月に向けて、あとひと月、風呂敷に包まれています。私の刺した刺繍の額も、 クリスマスやお雛様といった季節ものは風呂敷に包んで仕舞います。

 今朝起きたら、贈り主からメールです。「犬紋」は来年の干支に因んだ柄でした。しかも彼女と色違い。「何を包もうかなあ?」そうだ、秋の蚤の市で求めた足つきのお膳が5脚、結構なかさです。お膳を包もうかな。大判の風呂敷で「犬紋」、色も鮮やかですから何かのカバーにでも使えそうです。昔ならお座布団を包んでおいたでしょうが、この家にはお座布団が一枚もありません。気持ちが華やぐ風呂敷をもって「何を包もうかと?」家をうろうろしています。

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手袋

2017年11月22日 04時12分19秒 | 日々のこと

曇、12度、54%

 朝の散歩の時、手指の先がかじかみます。それよりもっと辛いのが走っている時です。足はソックス、靴で守られていますから、さほど寒さを感じません。ところが手指は、握っても開いてもずんずん冷たくなってしまいます。今年の2月の極寒の中、帰国後一番最初に買ったのは手袋でした。それは近所で求めたフリースのお安いものです。それでも寒さはしのげました。

 この冬に入って徐々に防寒着を揃えました。日本の寒さを30年ぶりに迎えます。香港で30年暮らした身体は寒さには敏感に反応します。ボア付きの靴を散歩用に求めました。ウールの普段のスカートを一枚も持ちません。スカートも買いました。ソックスも厚手のものを買いました。下着も進化しています。暖かいと書かれたものを求めます。散歩時、走る時フリースの手袋をはめて出かけていましたが、温かそうな手袋が売られています。

 香港では手袋をする機会は滅多にありませんでした。 手持ちの手袋はこんなものばかりです。一つだけ、母に買い求めた手袋は裏地がカシミアで暖かです。ミトンを求めました。毛糸の手袋は学生時代以来です。子供の頃のミトンの手袋には紐がついていました。片方だけ無くさない為です。両方ないと手袋は役に立ちません。5本指の手袋に比べれば器用さは欠けますが、ミトンの手袋の形はほっこりと暖かく見えます。

 極寒地ではありません。それでも日に日に寒さが増す中で、あれもこれもと気づきます。軽くて暖かなものがたくさん売られています。繊維の進化です。毛糸の手袋も二重になっていました。散歩中も走るときも寒さからしっかり守ってくれそうです。

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ふたつの長靴

2017年11月21日 04時02分16秒 | 日々のこと

晴、9度、52%

 日本に戻ってきて長靴を2つ買いました。一つは庭仕事用、もう一つは雨の日の散歩用です。同じ頃に買いました。買って9ヶ月くらいです。

 庭仕事用の赤い長靴はホームセンターの園芸売り場で同じ物がたくさん並んでいるのを買いました。買って以来、雨の日も晴れの日も暑い夏も毎日履きます。すぐに履けるようにデッキのところに出したままです。土を掘るときも、石を運ぶときも、木を切るときもこの長靴を履いています。気がつくと、可愛い赤色がすすけた色に変わっています。

 散歩用の長靴はデザイナー物です。雨の日の散歩以外には履きません。履いて乾かすと靴箱にしまいます。モモさんが雨の日でも散歩に出るので買いました。この長靴を履いて雨の日にはモモさんの導尿のために病院にも行きました。ココさんも雨でも散歩に行きたがります。雨が降ればこの長靴で散歩に出ます。

 ふた月前、散歩の途中で長靴の中敷きがずれて上に上がってきました。履く度に右側の中敷が動きます。家に帰ると敷き直します。そのうち左側の中敷のゴムの上の布が破れてきました。そして相変わらず右側の中敷はずれます。

 庭仕事の長靴、散歩用の長靴、値段にして5倍ほど違います。庭仕事の長靴は色こそみすぼらしくなりましたが、頑丈に毎日仕事をこなしてくれます。雨上がり長靴を乾かす為にデッキに2つを並べました。散歩用の長靴は、どんな雨の日でもモモさんと散歩に出れるようにとの思いがあります。庭仕事の長靴は、必要性から買いました。

 ふたつの長靴を見ながら、そろそろ10ヶ月になる日本での生活を振り返ります。物は値段でないと感じます。散歩用の長靴の中敷を新しいものに替えましょう。庭仕事用の長靴は、これからも当たり前のように庭に出したまま、庭仕事、道路掃除、といつも一緒です。そして履いていることすら意識していません。

 たった10ヶ月、いろいろありました。家も庭も私も少しずつ馴染んできています。

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