チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

「ギー」

2017年05月31日 03時32分31秒 | 料理

曇、22度、76%

 主にインドで水牛やヤギの乳から作るバターが、「ギー」です。「ちびくろさんぼ」のお話の中に出てくるパンケーキを焼く時の「ギー」です。「ちびくろさんぼ」では虎たちがぐるぐる回って溶けてできたのが「ギー」だとなっていますが、実際は水牛の乳から作ったものです。バターと違うところは製造の仕方らしく、常温でも固形です。24度の台所で、 この状態。色はずっとバターより黄色がかっています。インド料理には欠かせない食用油です。ギーが常温で固形なのは、気温の高いインドで保管に適しているのだそうです。

 インド料理を作り始めてずっとこの「ギー」を使ってきました。無塩の「ギー」を加熱するとバターよりまだ優しい香りがします。バターで代用しても良さそうですが、やっぱり「ギー」と思っていました。数年前、インドの家族ぐるみの友人宅に夕飯に呼ばれました。厚かましくも台所を見せていただくチャンスがありました。料理の下働きの人が二人もいる台所です。香辛料の使い方やチャパティと呼ばれる全粒粉のパンの焼き方を見せてもらいます。チャパティを焼く時にびっくり、オリーブオイルを使っています。「ギー」は動物性のオイルです。インドでもコレステロールが問題視され、植物オイルしかもオリーブオイルが奨励されていると聞きました。翌日インドのスーパーに行った時、オイルの棚を見れば種類も豊富にオリーブオイルが並んでいました。以来、私もインド料理を作るときもオリーブオイルを使うようになりました。インド人のシェフですらオリーブオイルやココナッツオイルを使う時代です。

 インド料理のコクやほのかな甘みは、大量の玉ねぎばかりでなく「ギー」のおかげではと思い当たったの最近のことです。味に奥行きが出るような気がします。そんなわけで久々に「ギー」の缶を開けました。香辛料を炒める時にも使います。ナンやチャパティにも塗っていただきます。

 今回は主人の希望で「ブリアニ」を作りました。南アジアのご馳走ピラフです。普段は「プラオライス」と呼ばれる白いご飯ですが、お祝い事などではこの「ブリアニ」が出されます。マトンや鶏を使います。カシューナッツや金箔が入ることもあります。鶏とくるみの「ブリアニ」を作りました。お米はインド産の「バスマティライス」を使っています。ロンググレインですが、タイ米と一味違った軽く、優しい香りのするお米です。お米もしっかりと「ギー」で炒めて炊き上げます。 そして蒸らしている時にもうひと塊り「ギー」を落とします。ふわっと「ギー」のいい香り。

 たくさん摂取するわけではありません。やっぱり「ギー」はインド料理には欠かせないと思います。「ギー」の香りを嗅ぐと、インドのむせるような重い空気を思い出しました。

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番浦史郎の筒向付

2017年05月30日 04時09分46秒 | 身の回りのもの

晴、21度、64%

 母が持っていた器で残したものは数少なく、片口が数個、銀彩の福の字の角皿が数枚、そして木箱に入ったままの番浦史郎の筒型の向付が6個。それだけです。

 ほかにも箱に入ったままのもので綺麗な状態のものは使ってくださる方に差し上げました。なぜかこの筒向付、粉引の色合いと口元の優しい形に惹かれて手元に置きました。向付です、量は少なくちょっとどうぞと何も入れてもいいはずですが、この形の向付、さて何を入れようかと思います。筒型の向付をほかにも持っていますが、お湯のみに使ったり、お汁粉を少し入れたり、しゃれた使い方ができません。筒型ですから、お箸を入れて覗き込む形です。

 先日、走りの青豆を炊いて入れてみました。お箸に乗せるのに難儀しました。粉引ですから、白っぽい和え物は見栄えが良くありません。主人が帰ってくると必ず作るものの一つが「茗荷味噌」です。茗荷は香港にありません。お味噌料理は自分ではあまりしないようです。茗荷をいっぱい買っても「茗荷味噌」にすると少なくなってしまいます。小皿に杉のように盛ってもちょっぴりです。思い切ってこの粉引の筒向付に入れて見ました。優しくふんわりと入れます。 中の茗荷には白胡麻の擦ったものがたくさん入っています。いい香りです。筒型は香りが上に立ち上ります。

 母がいつ頃この向付を買ったか知りません。番浦史郎が亡くなる前か没後かもわかりません。おそらく料理をほとんどしない母はこの向付を持て余して一度も使ったことがないのではと思います。好きで求めた器も自分の料理の技量で使いこなすことができないものがあります。色鮮やかな吉田屋風の九谷焼、色に負けて何をのせてもパッとしません。ある時会心のいく盛り付けができると、手を叩きたくなります。薄く軽いこの粉引の向付、「茗荷味噌」をうまく受け止めてくれました。今度は何を盛ってみようか、思い巡らせるのも楽しみのひとつです。

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17歳のアマリリスが咲きました。

2017年05月29日 04時12分42秒 | 日々のこと

晴、19度、67%

 今日はモモさんの初月命日です。主人も戻って来ています。そんな私達の気持ちに寄り添うように、今年17歳を迎えるアマリリスが真っ赤な花をつけました。昨日の午後からはその蕾がゆっくり開き始めました。

 香港で最後に住んだ家に引っ越した時に、新しい家へのプレゼントにと思って買った大玉のアマリリスの球根でした。10年近くは毎年咲きました。ところが14歳で最後に花をつけて以来一度も花芽をつけません。狭い出窓の場所ふさぎでしたが、球根の横からは子供の球根もできて、昨年の秋には小玉の球根を合わせると4個になりました。球根類は国際間の引っ越しの荷物に入れてはいけません。それを承知で昨年の年末に土から上げて日陰に置きました。引っ越しの荷物には新聞紙を幾重にも重ねて忍ばせます。

 まだ寒い2月の中旬、この4個の球根を土に戻しました。ずっと鉢植え育ちの球根です。モモさんが逝った頃から球根の先には芽が出始めました。やはり土の力です。葉っぱの芽と花芽は似ているようで違います。親玉の17歳の球根に花芽を見たのは、ココが来てすぐのことでした。急に気温が上がる日が上がると花芽の茎はグイッと伸びて来ました。葉っぱが好きなココは、このアマリリスの葉っぱにもいたずらをします。花芽を食べられてはと思い、囲いを作ります。

 4つの固い蕾です。昨日は朝から気が気ではありません。午後には花先から穏やかなアマリリスの表情が見て取れます。順に花を開いてくれるでしょう。 親玉の横の子供達も鉢植えの時より緑がしっかりした葉をつけています。

 昨日は主人も1日庭にいました。土からの恵みを感じながら、モモさんのことを静かに思います。 初収穫のサラダ菜です。葉っぱが好きなモモさんに食べさせて上げたかったなあ。

 

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カラスミ

2017年05月28日 04時28分06秒 | 日々のこと

晴、16度、67%

 ボラの卵を干して作ったカラスミが大好きです。台湾では薄く切った生の大根と一緒に炙った薄切りのカラスミをいただきます。ねっとりとした魚の卵の脂を生の大根がさっぱりとさせてくれる一品です。私は大根は食べません。もっぱらカラスミ専門です。しかもその食べっぷり、早い、多い。そんな私のカラスミ好きをご存知の台湾の主人の会社の取引先の方がいつもお土産の持たせてくださいます。高価なカラスミを一腹ではありません。大事に冷凍庫にとっておき、思いつくと出して来てパクパクと食べます。

 昨今、カラスミのスパゲッティが流行したのだとか。イタリアでもカラスミのスパゲッティは実存するのだそうです。スパゲッティなんぞ好き勝手に作ればいいのですから、適当に冷蔵庫にあるもので作ってみました。ただしカラスミをいっぱい入れます。カラスミを切りながら塩加減を見るために、一切れふた切れお口に放り込みます。以前は塩がきつかったカラスミも最近は薄塩が多くなりました。ズッキーニとカラスミをソテーして、全粒粉のスパゲッティと合わせます。仕上げに生クリームを少々。そしてアクセントに山椒の実をパラリ。酸味と香りづけの山椒です。

 一腹が少し残りました。塩味を見ると言っては口に放り込んでいますが、流石に数切れ残ったカラスミはクリームチーズを挟んで夜のワインのと一緒にいただきます。 クリームチーズはいろんな食材を自己主張しつつうまく受け止めてくれます。もう少しカラスミを残して置けば良かったと後悔。

 今年の私の誕生日に主人が連れて行ってくれた有名なフランス料理のお店でも、カラスミを削ってアクセントにしていましたが、その量たるやほんのちょっぴりです。せめてカラスミの香りがするくらいは振って欲しかった。昨晩、新しいカラスミが到着しました。さて今度はどうやって食べようか?

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ココの首にタフタフが

2017年05月27日 04時13分37秒 | ここ

晴、14度、76%

 ココが我が家にやって来て3週間が過ぎました。肉がつかないので心配でした。パグなのに「太らせなさい。」と動物病院の先生に言われます。お首の周りのタフタフもありません。おしりだってシワができません。ある方曰く、最近はタフタフ無しの足長、細めパグがいるというのです。確かに足も長い。食べる量も食べる速さも驚くほどですが、朝晩の散歩に加えて庭を走り回ります。摂取量より消化量が上回っているのかもしれません。その代わり、足の付け根ががっちりとして来ました。

 遊び疲れるとお天気のいい日はデッキで、 雨の日は、 とよく眠ります。小さな物音でも起きていたのが、最近では眠りが深くなって来ました。

 昨日の朝、散歩の時後ろ姿を見ていると、「あれ?首の周りにタフタフが。」首輪をしてもタフタフができなかったココです。夜お風呂に入れて体を拭きました。背中から腰が細くて骨が触れたのに、パンと肉がついています。

 お顔のシワも少し出ていました。先日動物病院で会ったパグは、パグとフレンチブルの合いの子でお顔にシワがありませんでした。ココもこんなになるのかなあ?と心配しました。

 お散歩に出れば、道行く人はみんな声をかけてくれるものだと近づきます。知らない犬がやって来ても近づきます。そして知らん顔をされても上機嫌。なんとも女の子っぽい天真爛漫さです。少しづつココがパグらしくなって行く姿をお届けしました。

 

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レーズン酵母のパン

2017年05月26日 04時11分46秒 | パン

晴、19度、66%

 香港で起こして大事に使い続けた自家製の酵母は、さすがに引越しの時に捨てて来ました。日本の家には炬燵も炊飯器もジャーもありません。新しく酵母を起こすのを暖かくなるまで待ちました。気温が20度を越し始めたのを機にレーズンを水につけて酵母ができるのを待ちます。香港では5日ほどで十分にいい香りがし始めたのに、倍ほども時間がかかりました。そのまま酵母液を使ってパンを焼いてもいいのですが、中種を作るのにこれまた5日ほど時間を必要としました。 十分に膨らんだ中種を使って早速パンを焼きます。

 しばらくイースト発酵に慣れていましたから、遅々として進まない発酵にうんざりします。この時間がかかる発酵が美味しいパンを育てます。急に暑くなったので冷蔵庫に入れて発酵をを続けました。トータル発酵時間丸一日です。我が家のオーブンで焼く初めてのフランスパンになります。このガスオーブン300度近くまで温度が上がります。フランスパンを焼くにはもってこいのオーブンです。オーブンの前に座り込んで中を見ながら焼き上がりを待ちました。

 いい焼き色のクラストです。手のひらに乗せるとその重みがなんとも言えません。粉と水と酵母だけで作るリーンなパン。プルマンローフとは対照的なパンです。毎日自分が口にするものを自分の手で作る楽しみ、一緒に食べてくれるのはココだけですが、飽きもせずパンを焼き続けます。厚めに切って、美味しいバターをコロリと乗せて、ガブリ。

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梅酒を作りました。

2017年05月25日 04時10分27秒 | 日々のこと

雨、19度、94%

 家の庭にはお歳のいった梅の木があります。2月ともなればいい香りの花をつけます。白梅です。今の季節には丸い実をつけています。この梅の実で梅仕事をするのが日本に帰ってからの楽しみの一つでした。

 さて、この梅の木、一体何年もの間木の手入れをされていなかったのか?要するに枝ぶりを揃えたり、ひこばえを払ったり、おそらく10年以上放置されています。つまり伸び放題です。背は高く高くなって、枝も八方に伸びています。こ梅の下は薄暗いほどです。4月も終わり頃から梅の実が落ち始めました。大きさはありますがひ弱な梅の実です。年内には植木屋さんを頼んで、来年の梅の実に期待しようと諦めました。

 そんな思いもあって、八百屋さんの店先に熊本産の梅の実を見つけた時は急いで買いました。まだ走りだそうで、お値段もお高いと知ったのは後のこと。砂糖漬けにしようか?梅酒にしようか?梅酒なら放っておけば美味しくなるはずです。手間いらずの梅酒を作ります。

 八百屋さんから帰ってすぐに洗ってヘタをとりました。その間に保存容器を消毒します。煮沸消毒ではありません。食品用の消毒アルコールを瓶の中にシュシュと吹きました。知人は漬けるときのホワイトリカーで消毒するのだそうです。氷砂糖やお砂糖を使わずに蜂蜜だけを使います。 はちみつを入れたところで、ホワイトリカーを買い忘れているのに気づきます。急いで近くのスーパーに走ります。ホワイトリカーと並んでサントリーの果樹酒用のブランデーが売られていました。同じ35%です。すごく迷います。ちょっとお高いブランデーに決めました。透明な澄んだ梅酒にはならないようです。 

 梅の実を引き上げたら、何年も寝かせてみたいと思います。梅の出盛りには、砂糖漬けも作りたいと思います。香港でも梅の砂糖漬けを作りました。ところが苦味が強くて食べられませんでした。確かパンに入れて焼きました。日本に戻って来て初めての梅仕事です。

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「みつば動物病院」

2017年05月24日 04時39分34秒 | もも

雨、21度、70%

 モモさんが日本に来てお世話になった動物病院、そしてココがおそらくずっとお世話になる動物病院は我が家から歩いて10分ほどのところにある「みつば動物病院」です。日本に帰国を決めてまずしたことは日本でのモモさんの病院探しでした。動物病院の数も昔に比べて増えています。外から見ただけでしたが、近くの「みつば動物病院」は良さそうに見えました。

 モモさんが排便困難が始まって、「前立腺だ。」と思い病院に連れて行ったのは3月の半ばでした。香港の先生からは去勢手術をすれば良くなると言われています。去勢手術をしてもらうことを予め心に決めて病院に行きました。もちろん先生を見て決めるつもりです。私は手短に状態を話し病院内の設備などもそれとなくチェックします。単刀直入に「去勢手術をしてください。」と申し上げました。直感的にこの先生、この病院を信じようと思いました。

 香港のかかりつけの動物病院では診察室にスキャンできる機材などありませんでした。香港では一番大きないくつも診察所を持つ動物病院でした。香港という土地柄、その上香港人のペットを飼うということの歴史が短いという背景があります。各国出身の獣医さんがローテンションで診察所を回ります。もちろん言葉は英語が主です。モモさんが大きな病気をしなかったので病院の設備などさほど気にもなりませんでしたが、日本の個人の動物病院でさえ機材も含めてこれほどしっかりしているとは驚きです。

 モモさんが排尿困難の状態になってからは、ひと月以上毎日導尿に通いました。「みつば動物病院」が3日続けて先生の研修でお休みの間、紹介で別の動物病院に通いました。設備はどこも立派です。ところが先生や看護師さんの応対はとてもがっかりさせられました。この3日を除いては、「みつば動物病院」のお休みの日でも、夕方、先生はモモさんの導尿のためにドアを開けて待ってくださっていました。短いお付き合いなのに本当によくしてくださいます。

 先生ご夫妻が獣医さん、看護婦さんたちも気持ち良く対応してくださいます。そして何よりこの「みつば動物病院」のいいところは、交通事故にあった引き取り手のない犬や猫が院内にいることです。患者が少なくなる時間には診察室にもやって来ます。 受付にはこれらの犬たちの名前と簡単な紹介も出ています。ココが狂犬病の注射を打ってもらっている最中の様子です。奥さん先生にココはしっかり抱かれ、ご主人先生にあっという間にお注射してもらいました。モモの導尿の時もこのお三方励ましにやって来てくれました。

 ココは狂犬病の注射も済みました。2週間で800グラム太りましたがもっと太らせてくださいということです。日本の病院設備に驚いたこと以上に本当にいい病院に巡り合ったと思っています。

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モモのクレート ココのクレート

2017年05月23日 04時12分57秒 | もも

晴、19度、67%

 モモさんはクレートに入って香港から日本にやってきました。国際線です。たくさんの書類、たくさんの審査があって半年以上かけて準備をしました。おまけに高齢パグです、飛行中の健康状態にも気を遣いました。一方、ココは東京から飛行機でやってきました。種類などいりません。小さなピンクのクレートに入って、国内線ですから高度低めで福岡に着きました。生まれて9ヶ月、パグですが飛行中の危惧は暑さも厳しくなかったので考えもしませんでした。

 モモさんもココも同じ9ヶ月までペットショップにいた犬です。モモさんはクレートもゲージもない我が家で12年過ごしました。そして日本に帰ることになり半年かけてクレートトレーニングをしました。クレートは自分にとって安全な場所だと教えることから始めます。期待に応えてクレートにも慣れました。キャリーバックにも慣れてくれたモモさんです。ところが、日本に着いて以来、決してクレートに入ろうとしませんでした。どんなことがあっても入らないという気構えです。もう飛行機に乗せるつもりもありません。モモさんのクレートはデッキの横で庭仕事の細々したものが放り込まれていました。

 ココは違います。私が買い物に出かけて帰って来ると、クレートで寝ています。まだ掃除機が怖かった頃はクレートに隠れます。つまり、クレートは一番安全な場所だと知っています。昼間庭に出していると、ごちゃごちゃとしたモモさんのクレートで寝ていることもあります。

 先日、大型犬を飼っていた友人から聞いたことです。クレートをハウスとして犬に認識させることは大事だそうです。車に乗せる時だって、病院に入院するときも、クレートに入る習慣があれば、犬自身が精神的負担が少なくて済みます。ココのクレートは小さいので、大きさがいっぱいになったらクレートは捨てるつもりでした。考えを変えて、クレートをココのハウスとして使おうと思います。ココが大きくなればモモさんのクレートを使おうと、モモさんのクレートの大掃除をしました。モモさんは国際線に乗るので、国際基準に合格しているクレートです。大きさばかりか、作りがしっかりしています。

 モモさんを病院にお預けして東京から帰って来ると、先生が「モモ君、クレートに一度は入ったけど次からは絶対に入らなかったね。」と話してくださったのを思い出します。モモさんかなりの頑固者でした。友人の話からいろいろ学びました。犬によって性格も違います。ココの育て方がモモさんの時と違って当然です。モモさんとは三食一緒でしたが、ココとは夕飯は別にしています。

 ココの好きな大小のクレート、ココのハウスです。

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モモさんに「花モモ」の苗をいただきました。

2017年05月22日 04時17分08秒 | もも

晴れ、18度、69%

 モモさんが逝って3週間が過ぎました。3週間がとても長く感じたり、とても早く感じたり、まだ上の空のような感じです。私のペットロスを心配してくれていた友人からモモさんにと「花モモ」の苗をいただきました。

 桃の花を春節には愛でる中国で桃の花を観賞するために作られた「花モモ」です。優しいピンクの花がつきます。香港でも新界の方に行くと旧正月前にはこの「花モモ」の木が花をつけ売りに出されるばかりの様子が見られます。懐かしい光景です。

 モモさんの名前を香港の人に聞かれると、「モモ」ですと必ず「桃の花の意味です。」と言葉を足していました。中国人にとっては馴染みの深い花の名です。モモさんは香港で産まれて、13年香港で生活をしました。今考えると、いい名前をつけたと思います。

 このところ、モモさんのお参りとココの顔を見に寄ってくださる方が続きました。人間には超無愛想なモモさん、お花が絶えることがありません。 主人と私にしか尻尾を振らないモモさんでした。小刻みに揺れる尻尾を思い出します。

 「花モモ」はすでに花の時期を過ぎています。葉陰には、 実をつけています。主人が戻ってきたら、場所を決めて土に下ろします。モモさんを偲ぶ木です。木姿をいつも見れる場所、日当たりの良い場所を考えます。来年、まだ寒い最中花を付けてくれるはずです。「花モモ」の花を見ながら、モモさんをそしてモモさんと過ごした香港を心の中で蘇らせることでしょう。いつもお心遣い、感謝しています。

 

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