チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

あこちゃん、またね。

2016年02月29日 05時43分21秒 | 日々のこと

晴れ、14度、81%

 孫娘一家、一昨日の夜には無事に東京の家に戻りました。長っかたような、短かったような不思議な4日でした。

 香港に初めてのお嫁さん、夕食は全てお外の中華にしました。初日は、ヨンキーでアヒルのロースト、 皮の下の脂の美味しさを堪能する料理だといつも思います。少し五香スパイスの香りがしますから、孫娘、最初はべろっと出しましたが食べます食べます。

 翌日は庶民的な上海料理、一体何個の小籠包を頼んだものか、孫娘七個ほどペロリと平らげました。エビが好きなお嫁さんに川海老の料理を食べてもらいました。おこげもエビのあんかけ。この食事中、孫娘、私の膝の上でしたので写真がありません。

 最後の晩は、ビクトリア湾を見下ろすミッシュランをとったこともある中華のフュージョン料理です。オーソドックスな北京ダックも頼みました。 ご存知のように薄い米粉の皮に包んで食べるこの北京ダック、孫娘、包みはしませんが米粉の皮とダックをまあ良く召し上がってくれました。

 親子3人で2階建てバスにも乗ってそうです。 2階の最前列の席は、子供なら一番好きな場所のはずです。

 3日間お昼間我が家で私とモモさんと過ごした孫娘、見出し写真のようにモモさんのご飯の世話もしてくれました。

 私がカメラを向けて写真を撮っていると、自分も撮りたいとせがみます。そこで、モデルは目の前のモモさんお願いしました。 孫娘が撮ってくれたモモさんの写真です。

  モモさんとのお散歩もしました。孫娘2歳ですからこの4日の思い出は記憶に残らないと思います。写真を見て、こんなことがあったのねと大きくなって振り返ってくれるでしょう。私たちには大事な思い出になりました。ありがとう、あこちゃん。

 あこちゃん、また香港に来てくださいね。じゃじゃもモモもかかも待ってます。

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あこちゃん、またやって来ました。

2016年02月28日 06時37分29秒 | 日々のこと

晴れ、13度、82%

 半日保育園一回切りでお仕舞いにしようと思っていたのですが、小さな子供を人ごみの中に連れ出すのは良くないと、短時間お預かり保育園を開きました。今回は、ジャジャ先生もほんの短い時間参加です。

 市場でお夕飯のお野菜や果物を買って帰ります。お野菜を洗っていると、赤ピーマンをイチゴと間違えて、大喜び。大きな大きなイチゴです。 イチゴの歌を歌ってとか、ピーマンの歌を歌ってとか、挙げ句に踊りも付けなくてはなりません。まあなんと賑やかな台所でしょう。踊るのも歌うのももちろん私です。モモさん、台所の隅っこで鑑賞。

 お昼ご飯、お肉も卵も拒否。孫娘が欲しいのは、蜂蜜パンとイチゴだけ。蜂蜜パンとは言いません。「あこのぱん」です。 この蜂蜜パンがお好きなもう一方、モモさん「ください。」と頼んでも、「だめ。」の一点張りの孫娘。仕方ないので、頂き物の犬のおやつを  上げてもらいました。イチゴ好きは知っていましたが、エプロンも拒否、真っ白なTシャツに赤いイチゴの汁だらけ。そんなのご本人も私も構いません。イチゴ8個見事に平らげました。

 お昼寝をしてもらいたいので、滑り台を何回も滑ります。私にも、お誘いがかかります。久しぶりの滑り台です。ぐっと滑り落ちるときのあの感触、思い出しました。いいね。

 家にはジャジャ先生が戻っていました。寝るどころではありません。滑り台に行っている間、モモさんはお昼寝しています。寝てるモモ先生にバイバイをして、ジャジャ先生と私とでお父さん、お母さんのところまで送り届けました。

 夕方、主人と2人の夕飯の支度をはじめました。あれ、赤ピーマンが何処にもありません。まさかこんなところに、 孫娘が大好きなタッパの入っている棚に赤ピーマン発見。

 見出し写真は、半日保育園終了後、お父さんお母さん私とモモさんの散歩に行きました。リーシュを持ちたくて、得意満面な孫娘です。

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半日保育園

2016年02月27日 05時48分49秒 | 日々のこと

曇り、14度、82%

 孫娘の祖父母である主人と私、彼女が産まれてこの2年、一度も一緒に顔を揃えて会ったことがありません。出張で度々東京に帰る主人は、3人と一緒に夕飯をとることがあります。私が福岡に帰国した時は、曽祖父母に会わせるためにまだ小さい孫を連れてやって来ました。今回の香港への家族旅行、単なる観光ではありません。主人と私と揃って、おじいちゃんおばあちゃんですよとご挨拶も兼ねています。

 2歳の子供にとって、日がな一日外を連れ回されたのでは可愛そう、息子夫婦にも2人だけでの時間を作ってやろうと、短い時間ですが我が家で保育園を開きました。お相手するのは私だけではありません。モモさんにもお手伝いしてもらいます。大好きだというアンパンマンの動画もYouTubeで取り込みました。掃除も終わりました。お昼ご飯も見当をつけてあります。何をするかは孫次第、さあどんな半日になることやら。

 孫が、お野菜をあまり食べないと両親心配しています。私「野菜食べなくても大丈夫よ。」と言ったものの、お昼ご飯のお野菜何にしようかと考えます。 人参の付け合わせを一緒に作ることにしました。ウサギとカメとお花の型抜きで人参を抜きます。小さな手では力が足りません、私も加勢します。

 お鍋に入れて、 ちょっとのお塩とお砂糖、バターで煮ました。

 フレンチトーストを作ろうと蜂蜜パンを出して来ると、そのまま手に持って食べ始めます。 ヨーグルトと人参の付け合わせと蜂蜜パンでお昼ご飯です。初めは人参をべっと出しました。その人参をモモさんが喜んでパクリ。それを見た孫娘、両手で人参を食べ初めました。シメシメ。 モモさんも僕にも少しとテーブルに手をかけています。「人参、もっと食べる?」「うん。」 そこで、型を抜いた後の人参もご覧の通り。パクパク。蜂蜜パンひとつとちょっと、ヨーグルトお代わり、人参5センチほどのお昼ご飯でした。

 ご飯のあと、お絵描きが始まりました。お絵描きの道具の用意をする孫を見守るモモさん。 クレヨンと一緒にマスクまで出して来ています。

 お絵描きにも飽きました。マンションのプール側にある小さな滑り台に行こうとお靴も履いてスタンバイ。私が靴を履いている間に、台所で音がします。行って見ると、タッパを出して何やらはじめています。 息子の家では、台所の扉や引き出しにはストッパーが付いていて、孫の手では開けられないようになっています。台所の扉の中は、女の子にとっては玉手箱。このタッパ遊び延々と続きます。おままごと気分です。気が付けばモモさんが見えません。 いち早く、お昼寝していたモモさんに「おきて、おきて。」と声をかけます。あらあら、もう2時前。滑り台のことはすっかり忘れています。お昼寝をさせようと、手を替え品を替え。ミニモモのフェルトのぬいぐるみを抱きしめて寝始めたのは2時少し過ぎ。やれやれ。

 これから2時間ほど、孫もモモさんも熟睡です。お昼寝から起きてしばらくするとお父さんお母さんも戻って来ました。モモさんのいつもより早めのお散歩に、みんなで出かけました。モモさんと私の短い半日保育でした。

 

 

 

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あこちゃん、市場にも行きました。

2016年02月26日 05時16分25秒 | 日々のこと

曇り、14度、82%

 孫娘がやって来て一番お疲れは、モモさんです。モモさんにとっては突然、しかも、疲れしらずの小さな身体。きっと、不思議不思議な存在に違いありません。モモさんや私を気遣って、昨日は息子一家は3人で外出しました。

 朝はいつも私が行く市場まで一緒です。興味があるのはやはり動くもの、 野良猫さんにもご挨拶。 お父さんに抱かれて手を振っています。この写真を見ていると、息子の小さい時の写真と重なります。犬が怖かった2歳頃、主人に抱かれて犬に手を振る息子の姿です。

 夕方戻って来ました。モモさん、ご飯の最後のお野菜を食べています。小さく微塵に切ったレタスの芯です。お野菜がまだあまり食べれない孫娘です。お母さんに、「モモちゃん、お野菜食べて偉いね。」と言われ、 「えらいねえ。」と背中を撫でています。

 日中ずっと動き詰め、夕方戻って来たときはお父さんの胸の中でぐっすりでしたのに、起きて来るなり動き回ります。台所で用事をしていて振り向くと、孫娘とモモさんワンセットで飛び込んできました。

 さあ、お疲れも取れたモモさん、今日は、半日保育園を開きます。モモ先生と真奈先生、園児はあこちゃんです。まだ2歳、出来るだけ規則正しい生活をさせてやりたいと思います。モモ先生、園児が登園して来るまでもう一眠りしてください。

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初めましてモモちゃん、初めましてあこちゃん。

2016年02月25日 04時04分01秒 | 日々のこと

曇り、13度、76%

 孫の海外旅行の第一歩は香港です。真夜中に羽田を出て、早朝香港に着きました。機内では寝付けなかった一家3人、お疲れのようです。エアポートエクスプレスの香港ステーションに出迎えた私に、か細い声で「かか。」と孫娘。真っ直ぐ、主人とモモさんが待つ家に向かいます。

 主人のことは、「じゃじゃ。」と呼びます。「じゃじゃ。」も「かか。」も息子が小さい時の私達夫婦の呼称です。家のドアを開けました。モモさん定位置で寝ています。ドアの向こうに沢山の人。興奮する様子もなく、みんなの間を行ったり来たり。孫娘が「モモ。」と声をかけました。モモさんクンクンと匂ってご挨拶。お互い「初めまして。」の儀式です。

 主人は会社に、息子夫婦は孫を置いて外出しました。家には、孫とモモさんと私の3人です。寝ていないにも関わらず、お元気な孫娘。モモさんのおしっこのために敷いてある新聞をビリビリ破ったり、台所の引き出しや扉の中を覗きます。 目が離せません。モモさん、当然私と一緒に動きます。孫娘、「モモ。」と声をかけては、お顔をくちゃくちゃと触っています。モモさんされるがままです。台所の引き出しから製菓用の刷毛を持ち出した孫娘、私が掃除をしている真似をしてモモさんを「きれいきれい。」と刷毛で撫でます。 我慢の子のモモさん。流石に  「もういいです。」と身を引いています。

 2歳って赤ちゃんかと思えば、いえいえ、パワーの塊。孫娘が行く先々に私とモモさん目を走らせて、3人が塊になって動きます。

 急にモモさんが孫を追いかけ始めました。 走る孫を追いかけるモモさん。モモさんの様子を見ていると、孫のお尻をクンクンとしています。「ハハーン。」おむつが汚れてるなと知らせてくれました。おむつ取り替えお知らせ犬、モモさんです。

 夜寝てない上に遊び疲れて、おむつを替えると私の胸で寝息を立て始めた孫娘。ベットに寝かしつけると、モモさん、孫のちょっと汗ばんだ頭を匂っています。そっとドアを締めて、モモさんを「よく我慢したね。」と抱きしめてやりました。

 しばらくして息子夫婦も帰宅しました。ソファーに座っているお嫁さん、次は息子の膝を借りてモモさんもグーグーと寝ていました。いつもならずっと寝ているモモさん、大活躍の1日目です。

 あと3日、パワーの塊とモモさんお付き合い願います。

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WELL COME TO HONG KONG !

2016年02月24日 04時52分47秒 | 日々のこと

曇り、12度、85%

 息子一家、香港にやって来ます。早朝、香港に着くフライトです。今頃、空港ビルに入った頃でしょうか。2歳になったばかりの孫娘がいるのに夜中飛ぶ便にしなくてもと思いますが、そこは自分たちの予算もあるのでしょう。

 国内の家族旅行は私達夫婦の実家のある福岡やお嫁さんのご両親のご実家には行っていますが、3人揃っての海外旅行は初めてです。息子がそうであったように、孫のパスポートに押される最初の入国証は、香港。ようこそ香港へ。

 モモさんと孫娘が会うのも初めてです。私など、何よりもその時の二人の反応が楽しみです。モモさんの抜け毛が多くなって来ました。これは大変と、家中のありとあらゆる物を洗濯して用意しました。美味しい中華料理をいっぱい食べてもらいたいと思います。でも、2歳の孫娘食べれない物があるかもしれません。そこで、携帯食に蜂蜜のパンを焼きました。持ち易いようにかまぼこ型。 

 ようこその気持ちで、作ったのがックッキープレート。孫娘とモモさんの名前を入れたクッキーにヒビが入っています。あらあら。

 お天気は相変わらずぱっとしません。気温も急に下がりました。丸々4日間、事故もなく無事に帰ってくれるようにと願います。

 さあ、お迎えに出かけましょう。

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京都からのお土産

2016年02月23日 04時51分01秒 | 日々のこと

雨、16度、98%

 若い友人が香港にやって来ました。2月から4月にかけては、香港観光をお勧めしません。朝から霧です。日本より気温が高くても霧のせいで肌寒く感じます。100万ドルの夜景などと言われるピークに上がっても、見えるのはガスばかり、微かに明るネオンがみれればいい方です。何度も香港に足を運んでいる友人は兎も角、今回初の海外旅行の甥御さんにしては、香港はいい町とは思えないかもと心配します。お天気が悪くても、乗り物一杯、美味しいものも一杯の香港です。

 彼女が日本から運んで来てくれるお土産は、いつも沢山、一遍に我が家が京都の匂いに包まれます。

 八坂にある庚申堂のお猿のお守り。 我が家には申年が2人いますから、今年一年しっかり守ってもらいます。因幡薬師のペットお守りはモモさんに。

 何百年と続く唐紙「唐長」の厚紙カード。 「唐長」の物を実際にみるのは初めて、実際に手にするのも初めて、これ欲しかった物です。

 私が毎朝走る道でハリネズミに出会うことを心に留めてくれていたのでしょう。 ハリネズミのピンクッション。このピンクッション、刺繍用に使うつもりです。針仕事がきつい歳になって来ました。針箱を開けて好きな道具があると、仕事をするのが楽しくなります。

 いつものことながら、 モモさんにもお土産です。

 彼女から頂くもの、お土産ばかりではありません。小包で届くものも一日で買い集められた物ではありません。何日も行く先々で気に留めて買い置いてくれた物ばかりです。しかも、私がずっと以前に好きだといった物まで覚えていてくださいます。

   ヴォリーズの建築物が好きです。近江から関西にかけて多くみられるヴォリーズの残した建物を見にいつかゆっくりと廻るつもりにしています。何処かでそんなこと書きましたが、 こんなパンフレットまで持って来てくださいました。家で、パラパラめくっていると、中からひらりと  まさに京都といいたくなるようなにほひ袋が。

 まだまだ、一杯あります。鰹のなまりの味噌漬け、ひと月以上置いて食べてくださいと念を押されているロワールのブランデーケーキ、田丸彌のお菓子。

 私よりひと回りもお若い彼女のこの心配りにいつも頭が下がります。何を贈るか、相手を思う気持ちが基本ですが、相手の人の一言を心に留めているその繊細さに教えられます。お土産を開けている間中、私はキャーとかワーとか、ギャーとか口にしていました。お雛様を飾ったのはいいのですが、菱餅なんて省きましょうと思っていると、可愛い干菓子の詰め合わせ、お雛様の形の干菓子も入っています。

 そういえば昨年も、彼女の節分のお豆で年が開け、彼女の干菓子で祝ったお節句でした。いつもありがとう。

 

 

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「EXPATRIATES」JANICE Y,K,LEE

2016年02月22日 05時10分42秒 | 

雨、14度、92%

 週に一度配信されるニューヨークタイムズのブックレビューを携帯のPodcastに落として聞いています。 その週の本のベストセラーや新刊の書評、作者とのインタビューなどが流れて来ます。1月の最後の週でした。新刊の作者とのインタビューを聞いていると作者は香港生まれ、香港育ちと言っています。彼女の2冊目の本が刊行されたばかり、しかも舞台は香港だといいます。早速、Amazonに頼みました。

 「EXPATRIATES」(駐在者)が題名です。香港には、いろいろな職種の駐在者が世界中から集まって来ています。この本の主人公は3人のアメリカ人女性、ご主人の駐在に付いて来た2人の中年女性と20代で駐在として香港に来た韓国アメリカ人の女性です。

 アメリカ人の駐在というと、銀行、商社、弁護士などのハイソサエティな方達を想像しがちですが、実際は職種も多岐に渡ります。この話は、香港島の南側に住まいを持つハイソな方達の話です。子供がいないHilary、子供を行方不明にしてしまうMargaret,ドロップアウトしてしまったMercy。この3人が、複雑に絡んで行く話です。

 地名やお店の名前が分かりますから、読むのに苦労はいりません。アメリカ人の駐在社会も日本人の駐在社会も変わらないものだと思い読み進めました。香港が狭いのもありますが、駐在のその中だけで生活している人にとっては、ほんとに狭い社会です。

 作者JANICEは、韓国から香港に移民した韓国香港人、アメリカの大学で学びニューヨークで仕事をして暮らしています。香港の諸事情、香港の韓国人世界もこの本では垣間見ることが出来ます。

 読んでいる間、外に買い物に行けば、HilaryやMargaret、Mercyに出会えそうな気がしました。Hilaryは養子縁組で子供の母親になります。香港では地元の子供を養子にする白人を良く目にします。子供を行方不明でなくしたMargaret は中国の精神科医のおかげで自分を取り戻して行きます。ドロップアウトしている韓国アメリカ人のMercyはHilaryのご主人の子供を身ごもります。

 泥沼の話にならずに、最後は、赤ん坊を産んだMercyの病室で3人が赤ん坊の将来を話すところで終わります。非常にスッキリとした筋立てです。ハーバードで文学を学んだという作者JANICEの米語の使い方はとても為になりました。この作者の第一作目の「THE PIANO TEACHER 」も香港が舞台だと知りました。もちろん、もう読み始めています。

 本を読み終えると余韻が残ります。そんな余韻の中、ふと携帯を見ると、昔の私の教え子が無事に出産したと知らせてくれています。心にぽっと灯が灯ります。

 

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お雛飾り

2016年02月21日 05時04分36秒 | 日々のこと

曇、15度、73%

 毎年、2月の最後の日にちょっと丁寧な掃除をして出して来るお雛様、そして4日になると直ぐになおします。お雛飾りといっても、親王飾りだけ。私の3代目のお雛飾りです。何段かの飾り雛、3人官女やお道具のあるその段飾りの親王飾りが記憶にありません。2代目の親王飾りは、今のこれとそっくりな立ち雛でした。以前書いたことがありますが、お雛様の頬のちりを払った私の指跡に怒った父が投げて首が取れました。そして、そのすぐ後にやって来たのがこのお雛様です。

 実家の整理の中、私が探し求めていたのはこのお雛様です。もう半ば諦めかけていた頃、茶箱の中にひっくり返って入っていたのがお雛様達でした。裸のまま、長い月日誰の目にも触れられず、お雛様達は茶箱に入れられていました。お道具の塗りは剥げ落ちていました。2代目の首の取れたお雛様もありました。ガラスのケースごと逆さまになっていたこの親王飾り、お雛様の髪はボサボサでした。思い切りこの親王飾りの立ち雛以外は捨てました。立ち雛を厚めの和紙の包んで、トランクに入れて香港に持ち帰ったのは3年前のことです。

 最近のお雛様小さくなっています。昭和30年代のこの雛飾り、高さが30センチ弱と大きめです。お顔の作りも当時の物です。一昨年、孫娘のお雛飾りをと思って見ている時に、売り場の方にお雛様の顔の流行があることを教えて頂きました。お顔にも流行があるのです。

 香港に来る時、母が持たせてくれた貝雛。  

 20年ほど前に刺したお雛様の額。

 これらを部屋に設えると、静かな空気が流れます。小さい時も、雛飾りを出して来て飾り終えると、華やかさはあるものの空気が静まるように思いました。

 いつもよりも早く飾り付けたのは、もちろん可愛いお客様のためです。小さなお客様、もうすぐやって来ます。我が家の刺繍より遥かに手の込んだお雛様の額を初節句に孫に贈りました。可愛いお客様が私のこの3つのお雛様と会うのは初めてです。

 お雛様を見ると、自分の過去を親の思いを振り返ります。そして、これから先の私を思います。

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アボガドのパン

2016年02月20日 04時06分59秒 | パン

雨、12度、93%

 バナナブレッド、バナナを潰して焼き上げるアメリカっぽいパン、あれを考えついた人はフルーツバスケットの中で黒くなったバナナを消費しようとしたのではないかと思います。ベーキングパウダーで作るマフィンのようなクイックブレッドのバナナブレッドもイーストを使って作るバナナブレッドもあります。

 先日、小ぶりなアボガド6個のネット入りを買いました。日本に比べると香港のアボガド値段が高いと思います。小ぶりですが、お安かったので買いました。メキシコから入って来たアボガドです。袋を切って一つ一つ触ってみると、それぞれ熟れ具合が違います。順々に食べれるはずでした。リンゴの入った籠に入れたのが失敗、たった一晩で一気に熟れが進みました。

 そこで、アボガドを練り込んだパンを焼こうと思います。アボガド1つに強力粉200gからはじめてみました。アボガドはよく熟れていましたので、軽くフォークで潰して混ぜ込みます。べたつく生地です。少しずつ粉を足して行きます。50グラムほど足した段階でやっと手に取れる生地になりました。 ほんのりとグリーンです。初めはアボガドオイルを足すつもりでしたが、オイルなし。アボガドの香りのする生地に仕上がりました。べたつきます、イーストは少なめですから、ゆっくり発酵させました。

 このグリーンの色が残るか、香りが残るか、食感がどうなるか、焼き上がりが楽しみです。グリーンの色もアボガドの香りも思ったよりしっかりしたパンが焼き上がりました。柔らかな食感です。

 そのまま食べても、サンドウィッチにしても、そう、目玉焼きなんか挟んで食べてもよさそうです。

 アメリカ南部、メキシコではアボガドがボテボテと道に落ちていると聞きます。そんなところで思う存分アボガドが食べたいと思います。アボガドの種を発芽させても、背が高くなるだけで実が付きません。自分のアボガドの木も夢です。アボガドに限らず、熱帯の果物を早く熟らしたい時は、紙袋にリンゴと一緒に入れるといいと聞きます。

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