雨、22度、96%
急にメモする事が必要な時、どうしますか?メモをする仕方が、最近、違って来たと自分の事を振り返って思います。バックから出て来るのはスマホ、メモのところをタップするならまだしも、カメラのところをタップして、メモすべき事を写す事も屢々。まず打ち込む時間が要りません。失礼は承知で、人様からいただいた名刺も写真に収めて保存。でも、やはりアナログな私です。
ここ数年、手帳で悩みます。手帳をどれにするかではなく、手帳が必要かなと思い始めます。でも、字を書くのが好きです。オーガナイザー型の手帳を使い始めて20数年、見出し写真のアンリクイールのオーガナイザーは、2代目。10年以上使っていますが、びくともしません。縫い目もまだまだ。買った頃よりツヤツヤです。年末になると、このレフィルを買いに行きます。 オーガナイザーを使い始めた頃は、このレフィルが、本屋の文房具コーナーに沢山並びました。ところが需要が減ったからでしょう、12月になると品切れが出るようになりました。
しかも、香港、モレスキンが大流行、専門店まで出来ました。 革の重いオーガナイザーよりゴムで止めるモレスキンの手帳はしゃれています。行く旅先の都市ごとに、地図付きのダイアリーのモレスキンがあります。西欧の都市ばかりですが、そんな発想に心ひかれます。
書き込むタイプの手帳は持たなくても生活できるようになりました。荷物の量や重さを減らしたい歳になりました。この11月は、手帳の事をうーんと考えました。
そして、やっぱりオーガナイザーのレフィルを買って来ました。仕事をしていた頃は1週間が2ページ見開きのものを使っていましたが、今は、一週間1ページのものを使っています。
このオーガナイザー、20数年分の自分の足跡が残っています。大晦日、新しいレフィルに入れ替えて、古い物はリボンで綴じて取ってあります。古い物を見ると、何月何日に、この人と会ったとか、何処に食事に行ったとか、モモさんが病気になったとか、もちろん、知人友人の住所、よく利用するいろんなお店の連絡先、手持ちのカード情報などなど、無くてはならない私の情報が詰まっています。これらの情報は、スマホと共有していますが、クリスマスカードを書く時、住所をめくるのはやはりこの手帳です。旅先から友人に手紙を書くときも、やはり、手元にはいつもこの手帳があります。
このオーガナイザー、日本のパスポートがぴったり納まります。香港では銀行の通帳を使っていない私ですが、旧態然として通帳のある日本では、通帳もぴったり納まります。
毎日使うもの、意外に当たり前になりすぎてありがたさも考えずにいます。手帳の事をうーんと考えたこのひと月は、もっとオルガナイズされた手帳に仕上げようという事でした。来年の年初め、今までの古い情報をふるいにかけて、無駄なものを削ぎ落とすつもりです。また来年もよろしくね。