チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

あるお鮨屋さんの話

2014年10月31日 05時33分02秒 | 日々のこと

晴れ、24度、85% 

 香港のお鮨のブームは、ブームを過ぎてもう定着した感があります。日本人の板前さんがやっている白木の見事な店から、香港人がやっている回転寿しまで、ちょっと歩くとお鮨屋さんだらけです。今日のお鮨屋さんは、香港ではありません。東京のお鮨屋さんです。しかも、私はたった一回しか行ったことがありません。

 東京の中心から、電車で数駅の武蔵に拡がる古い住宅地にそのお店はあります。一見さんはなかなか入れてもらえないお店だそうで、この店と懇意の知人に予約を入れてもらいました。いえ、本当は、一方ならぬお世話になったこの年若い知人ご夫婦とご一緒にお礼のつもりでお食事にお誘いしたのですが、あいにく、先約があるとのこと。それで、主人と二人で出かけることになりました。

 主人は何度か足を運んだことがあります。ここのお鮨のおいしさを、繰り返し繰り返し話します。私にも食べさせてやりたかったのでしょう。まだ日が沈み切らない東京の住宅街、門構えの家の作りが大谷石を使った関東ならではの家並みです。どうも同じように見える町並みが、主人ですら分かり難そうです。外灯がボーッと灯る頃たどり着きました。

 がらっと、引き戸をひくと、カウンターの席が見えるばかりの狭い店です。カウンターの席数も、5、6席程でしょうか。カウンターの中にいるのはご主人一人。先客がいました。お近くに住むご夫婦と3歳の男の子。きっと常連の方でしょう、お店のご主人と奥さんとで話が盛り上がっていました。

 この店に来るのに、主人がひとつだけ気になっていたことがありました。それはワインが置いていないことです。私は日本酒も飲みます。ただ、ワインの方が好きなだけなんですがね。

 初めはお刺身を作ってもらいました。普通のお店のようにネタが並んでいますが、「何にしましょうか?」と聞いてくださるのですが、ほぼご主人のお任せで頂きました。私が行ったのは、去年のこと、何を頂いたかちょいと忘れています。ただ、マグロの赤身が苦手な私です。でも、ここは関東、築地の市場からの新鮮なマグロ、赤みを口にすると、思わぬ歯ごたえで甘みがじわっと口に拡がります。私のマグロのイメージは、ちょっとぐにゃっとしていて味がないものでした。もちろんトロになると脂身のおいしさで好きです。いやはや、マグロって美味しいに目覚めました。

 ひと通りお刺身を頂いたあとは、握ってもらいます。主人は、こはだ、穴子、のり巻きを欠かしません。のり巻き、かんぴょう巻きのことです。それに、甘い卵焼き。私の作る甘い卵焼きは、香港のお鮨屋さんのご主人直伝の卵焼き、出来るだけ黄色く仕上げます。ところが、こちらの卵焼きは、程々にこげ目のついた香ばしいもの、しかも甘過ぎません。甘い卵焼きも苦手です。卵焼きの火加減などを、厚かましく尋ねます。しかも、ここでいただいた日本酒は、ベタットせずスッキリとしたのど越しです。水の如しなどと言いますが、いくらでの飲めそうな日本酒でした。

 食後に、その日入ったばかりの宮崎のマンゴーを頂きました。私、日本のマンゴーを食べたのは、後にも先にもこの一回切り。とても高価な果物だそうです。と、私の頭を過るのは、香港で買うフイリッピンのお安いマンゴー、日本のマンゴーはあまりにも手をかけ過ぎた贅沢なお味でした。

 その晩のこのお店のお客は、私たちを含めて2組だけ。子供連れのご夫婦が帰られて、お店のご主人ともゆっくりとお話しできました。さて、ひとつ気になっていたのが、お支払いです。一体いくら程なのかと、興味津々、主人と一緒の時は、主人が支払いをするので、恥ずかしいことですがいくらの食事をしたのか皆目知りません。今日は、目を皿にして見ていようと思っていました。しかも、現金しか受け付けてもらえません。主人が、「お勘定を、」と言うと、お店のご主人、「もう、頂いています。」とおっしゃいます。そうです、又しても、年若い知人がそっと先に払っていてくれたのです。

 帰る道すがら、主人と二人、私たちの気の付かぬボーッとした厚かましさに恥じていました。それにしても、実のある美味しいものを頂きました。先日、主人はまたしてもこのお店でご馳走になって帰って来ました。そんな訳で、未だにこのお店のお値段なるものを知らない私たちです。

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スウェーデンの石鹸 ニューエッグパック

2014年10月30日 05時18分58秒 | 日々のこと

曇り、24度、84%

 主人が日本の出張から帰って、手渡してくれたお土産の中にすごく可愛いきれいなブルーの箱がありました。お菓子かな?箱にはエッグパックなどと書かれています。化粧品かな?主人に何?と尋ねると、開けてみてご覧んとおっしゃいます。こういう箱は私にとって宝物、中身は何であっても構いません。そっときれいに開けました。 あら、なんだ、石鹸じゃない。

 石鹸と一口にいっても、自然派のハーバルな石鹸から、香水と同じ香りの石鹸、バクテリアを殺すなどという石鹸、使用目的も様々ですが、種類も一杯です。なぜか、主人は石鹸はいいものを使いなさいとおっしゃいます。私は普通のもので充分な人です。お顔だって、体だって、手だって同じ石鹸で洗っても一向に気にならない、頑丈な肌を持っています。デリケートなどという言葉からほど遠い人間です。それでも、最近は顔を洗って、さっぱりするのはいいのですが、さっぱりしすぎて張ったようになります。やっぱり、顔の石鹸は別にしないとと思うようになりました。

 このスウェーデンの石鹸、卵白を元にして作られているそうです。 石鹸はやっぱり白がいいなと思います。で、なんでパックと書いてあるのかな?と不思議に思います。どうも、この石鹸で洗顔後そのまま泡を顔にのせておくだけで、ツルツルになるのだとか。泡なんて、顔にのせておくのですら面倒に感じます。確かに泡立ちのいい石鹸です。

 ひとつ気に入らないのが、このスウェーデンの石鹸、日本での発売元が韓国の会社です。韓国で爆発的に売れたので日本にも上陸して来たもののようです。最近の日韓関係で、韓国にあまりいい感情を持たない私は、なんだか頂けません。

 青い箱はスウェーデンらしい色合いです。この石鹸、スウェーデン本国でも長い歴史を持っているそうです。6つもあります。ひとしばらく、洗顔用の石鹸は、このエッグパックにお願いします。

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平塚 コンディトライバッハマンのバームクーヘン

2014年10月29日 05時33分33秒 | 日々のこと

雨、22度、79% 

 主人が出張で日本に帰ったとき、平塚の地元の方から私にと頂いたのが、コンディトライバッハマンのバームクーヘンです。私はとってもバームクーヘンが好きです。何処のバームクーヘンではなくて、バームクーヘンが好きです。それを言ってしまうと、日本からおみえになる方が、皆さん、バームクーヘンをわざわざ持って来てくださることになります。こういうことがありました、香港で日本のサツマイモが売られる前のことです。日本のサツマイモが食べたいと、どこかでうっかり言ってしまったら、皆さんあの重いものを、しかも、形もまちまちなものを携えて来てくださいます。初めのうちは、ありがたいと思っていましたが、段々その数の多さで、もうサツマイモを見たくないという程になってしまいました。

 こうしてバームクーヘンが好きですと言えるのも、香港のそごうデパートにユーハイムのお店が出来て、毎朝、バームクーヘンを焼いています。もう、日本からのお土産に頼らずともバームクーヘンが食べられます。そうそう、ヨックモックだってお店を構えています。香港も便利になりました。

 バームクーヘン熱が日本で再燃したのはいつ頃からでしょうか、デパートの地下にも何軒ものお店が入っています。その上、ネットで日本中のお菓子屋さんのものが手に入ります。その町その町においしいバームクーヘンがあるのかもしれません。この頂いたコンディトライバッハマンのバームクーヘンもとても有名なのだそうです。 くださった方が、私がきっと知っていると仰ったそうですが、初めていただくバームクーヘンです。ところがほんとに有名なバームクーヘンらしくて、雑誌のターザンで手土産に持って行くお菓子「バームクーヘン部門」で1位になったのだとか。そんなことは全く知りませんでした。直径が15センチ程の小ぶりなバームクーヘンです。封を切った時から、ただ甘いお菓子の匂いではなくスパイシーな香りがします。シナモンが一番匂いますが、それだけではないような香りです。甘さはしっかり、ボロっと崩れるような食感があります。ストレートのアッサムティーを濃いめに入れていただくと合うように思います。

 バームクーヘンといえど、様々。しっとりとしたものから、このボロっと崩れるようなものまで、それぞれ好みでしょうが、元々のバームクーヘンは、ボロットしたものだったのではと思います。幾層にも重ねて焼くバームクーヘン、こればっかりは家で焼くことが出来ません。そごうデパートで、お店の人がバームクーヘンを焼いているのをガラス越しに立ち止まって、飽きもせず眺めます。

 今は「ヒカリエ」など呼ばれる渋谷のビル、以前は東急文化会館といっていました。そのビルの一階にあったユーハイムでよく食べたバームクーヘンは、なんだか最近のユーハイムのバームクーヘンとは、違ったように思います。きっと懐かしさという、おまけの味がしてるのかもしれません。

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息子夫婦にご馳走になる

2014年10月28日 06時14分30秒 | 日々のこと

曇り、24度、60%

 今月の始め、福岡に帰国したおりに、東京から来た息子一家と2回夕飯をとることが出来ました。8ヶ月になる孫に会うのも、お宮参りの時以来ですから、半年ぶり。私の顔を見て泣いたり、笑ったり。この孫にとって、初めての飛行機です。初めての慣れないホテルでの夜を迎えます。お嫁さんが作った生活のリズムを崩しては、家に戻ってからが大変なのは、私も遠い昔に体験済みです。出来るだけ、いつもの時間に食事をとって、いつもの時間にベットに連れて行ってやりたいと思います。

 ホテルの部屋でとる食事が一番楽ですが、ウィークデイの夕方6時、まだレストランも込んではいません。ゆっくり座れる座敷のある店に行きました。皆で顔を見合いながらとる食事は、食べた物より何よりのご馳走だと思うようになりました。私がいな香港の家では、主人がモモさんと私が作り置いたものを食べているはずです。なんだか済まないなあと思いながらも、楽しい時間を過ごしました。

 私が息子を育てた時とは、時代が変わって来ました。食事の間もお嫁さんと息子が、代わる代わるに孫の世話をします。見ていて微笑ましく感じます。父親と母親の間を行ったり来たりしながら、間違いなく子供はその両方の暖かみを肌で感じているはずです。そして、そんな時間が、母親にとっては一番貴重な時間として、過去を振り返った時に思い出されます。

 あまり遅くなってはと、お勘定を頼みました。お店の人がなかなかやって来ません。お手洗いに立っていたお嫁さんが戻って来ました。「支払いは済んでるよ。」、と息子が言います。うっかりしていました、日本はレジに出向いて支払いをします。香港では、テーブルで支払いをします。

 初めから、お嫁さんと息子で決めていたのでしょう。お財布を持って、支払うばかりの私に気付かれぬように、そっと支払いを済ませてくれました。

 息子と二人のお昼には、何度かご馳走になったことがあります。今回は、息子夫婦にご馳走になりました。「おごちそうさま。」なんだか気恥ずかしいような、ムズムズとありがたいと感じました。

 この晩のことは、いつまでも私の胸の中で、息子夫婦にありがとうと、思い続けると思います。ほんとに嬉しい晩でした。おごちそうさま。そして、ありがとう。

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札幌丸山動物園 シロクマラーメン

2014年10月27日 05時33分32秒 | 日々のこと

曇り、23度、87%

  主人が出張にいって、帰って来ると、彼のトランクは大きく膨らんで帰って来ます。行く先々の、珍しい食べ物や本にいたるまで、トランクから出て来る出て来る。毎度毎度のことですから、私もモモさんも主人が帰って来るとトランクが開けられる間、じっと床に座って待っています。最近の香港、日本の食べ物にはほとんど不自由しません。それでも、おカブなど手に入らない野菜を荷物の隅に必ず入れて帰って来てくれます。これは、モモさん。これは、真奈。これは、会社。これは、僕。と分けてくれます。

 先日の日本の出張は南関東。平塚から羽田に入り香港に戻って来ました。平塚のスーパーで買ったというのが、「札幌円山動物園ラーメン塩」です。一目見て、ラーメンとは気付きません。シロクマ君の顔の袋。

 サッポロラーメンではなく、旭川市の藤原製麺というところが作っています。封を切ると、

液体のスープもシロクマ君の小袋です。麺はノンフライで、細めのやや縮れ麺。これが、インスタントラーメンかと思う程に腰があります。スープはさっぱりとした塩味です。ご当地のラーメンは、時々大きく外れることがありますが、このラーメンは、おいしい。

 袋の裏書きに、絶滅品種のホッキョクグマの飼育に励んでいる円山動物園に、このラーメンの売り上げの一部がえさ代として寄付されると書かれています。

 日本に帰って、スーパーのラーメンの棚をマジマジ見たことはありませんが、初めて見るラーメンです。ネットでも買うことができます。ピンクの色の醤油味もあるようです。もし見かけたら、ひとつ試しに買ってみてください。円山動物園のえさ代にも寄与します。今も、この空き袋を見ながら、行ったことのない札幌の動物園にいる動物たちのことを想像します。空気の匂いが、こんな南の香港とは全く違うだろうなあ、と。

 お天気のいい日曜のお昼ご飯、主人とモモさんとで食べた「札幌円山動物園ラーメン塩」でした。

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歯間ブラシ

2014年10月26日 05時26分11秒 | 日々のこと

小雨、23度、84%

 歯と歯の間に食べ物が挟まると、なんとも嫌な感じです。おまけに私など、口を大きく開けて笑うので、前歯にネギや海苔が挟まっていると、みっともない。自分一人でのご飯の時なら、すぐに洗面所に立つことが出来ますが、会食中はそうもいきません。口の中でどうにか取れてくれるように願うばかりです。

 香港の人は、食後楊枝を使ったらそのままくわえてているのか、歯に挟んでいるのか、楊枝が口から出たまま歩いている姿を見かけます。もちろん、若いお嬢さんたちではありません。口から飛び出した楊枝は、滑稽ですがあまり見たくない光景です。数年前、日本からいらしたやや年配の方に香港をご案内することになりました。待ち合わせ場所は、地下鉄の改札口。目指す改札口の側の壁際にすでにお待ちになっています。遅れてしまったとばかりに駆け寄った私は、びっくりしました。私より少し年上のその方、口に楊枝をくわえたままでした。ヨーロッパでの生活も長かったという方が、楊枝をくわえて、待ってくださっていました。今でも、なんだかショックな出来事として記憶にあります。ところが、後日、そのご主人も交えた夕食後、なんとご主人も楊枝をくわえたまま帰られました。その時、夫婦ってこんなものなんだな、と思ったものです。

 とにかく歯に挟まったものは、気持ちが悪いものです。時折、女性ばかりで昼食をすることがあります。よくご一緒になる方、もう60を過ぎてらっしゃるのに、スタイル抜群、いつも先端の洋服を着こなしていらっしゃいます。お孫さんが4人もいらっしゃるなんて想像もつかない方です。その彼女が、食事が終わり、コーヒーが運ばれて来るその少しの間に、決まってすることがあります。歯間ブラシと小さな鏡を取り出して、入念に歯と歯の間の点検をしています。じっと見ては失礼ですが、小刻みな動きがありますから、チラチラと目が行きます。確かに、歯に挟まったものが気持ちが悪いのは、よく解ります。それでも、人前で口を開けて歯間ブラシを使う勇気は、私にはありません。きれいな彼女だから、まだ許されるようなものです。

 家で、歯間ブラシを使っていると、洗面所に主人が入って来ます。やっぱり、口を開けた姿などお見せできるものではないので、小さな歯間ブラシを握って、もう一つに洗面所に向かいます。歯間ブラシは便利です。この歯間ブラシのことを教えてくれたのは、香港人の歯医者さん。日本人は、便利なものを作るわねと、一セットくれました。15年程前の話です。以来、私も歯間ブラシをバックに入れて持ち歩いています。

 歯に挟まったものは、どうも気持ちを落ち着かなくさせます。食後、洗面所でやっと取れた食べ物のかすをペッと吐き出してみると、小さな小さなかすにしか過ぎません。こんな小さなものに、イライラしても仕方ないのにと、思います。

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足置きをモモさんに買いました。

2014年10月25日 05時37分27秒 | もも

曇り、24度、82%

 モモさん、あと3ヶ月で11歳になります。小さい時から高い所に飛び乗るは、得意中の得意。体重が12キロ近くあった時ですら、助走も付けずに私の膝上10センチ程のところに飛び乗ります。5歳の頃、一度、後ろ両足を同時に痛めたことがありました。坂を上るのも厳禁、飛び乗るのも厳禁。散歩で坂を上がる時もベットで一緒に寝る時も、いつも私が抱き上げました。抱く方の私も、重たいので一苦労でした。

 今年に入って、階段を駆け上がるモモさん、時々、階段を踏み外します。あれっ?何があったのかな?とモモさん自身キョトンとすることが増えて来ました。家の中で飛び上がるといえば、主人のベットに私のベット、ソファーと食卓の椅子です。この中で一番高いのが私のベットです。私のベットに上る時のモモさんを見ていると、最近は助走します。そして、顔つきはというと、まるで息を止めてピョンという感じです。夜中などは、それも面倒なのか、ガリガリとベットを掻いて、私に抱き上げてもらいます。

 少しでも、楽な生活をさせてやりたいと思います。そこで、ベットに上がる時の足台にソファーのオットマンを買いました。足置きです。要するにベットに上がるのに、2段構えを考えたのです。低めの足置きにのって、次は、ベットへ。飛び乗りますから軽いものでは困ります。IKEAで、安くてしっかりしたものをみつけました。 白いバラのシーツが私のベットです。たかだか15センチ程低い足置きですが、少しはモモさん楽になるかもしれません。2日前に届きました。モモさんに、2段構えを教えますが、まだよく解っていません。いままで通りに、ベットに直接飛び乗ります。

 足置きに乗ることを教えてみました。乗ったはいいが、そこで、ご覧のように寝始めました。主人などは、私の意に反して、直接ベットに飛び乗って、下りるとき、この足置きから下りるかもね、などとちゃかします。モモさんと同じ年頃の犬と家の中で生活している人は、皆さん、階段の上り下りやこうしたベットの上り下りに工夫をしています。

 両親の介護、犬の介護、そんなことを考えていると、自分ももうすぐこうしたサポートが必要になるんだなと思います。モモさんとは一緒にゆっくり歳をとって来ました。モモさんのお疲れも手に取るように分かります。モモさん、うまく足置きを使ってくださいね。まあ、初めはベット代わりでもいいことにしましょう。

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香港のブタまん 菜肉包

2014年10月24日 05時35分52秒 | 香港

曇り、24度、80%

 昨日、ブタまんの話をこのブログに書いたら、またしてもブタまんが食べたくなりました。でも、香港ではポピュラーでないブタまんです。ブタまんは中国の北の地方では、万民の朝ご飯。朝早く仕事に向かう人が、湯気が上がる店の前に行列をして買って行きます。いつ見てもこの光景は、元気をくれます。香港は中国でも南、ここの主食はお米です。餃子だって北の食べ物、ましてや日本人の大好きな焼き餃子は、なかなかお目にかかれません。飲茶に行くと、蒸し器で運ばれて来るチャーシュー包、これは香港の飲茶の代表選手です。地元の方も、チャーシュー包の美味しい店がいい飲茶屋だという程です。チャーシュー包はブタまんではありません。

 香港で、日本風のブタまんは「菜肉包」と書いて、「チョンヨッパオ」と言います。これを売っている店は、香港島に限って言えば、ワンチャイの市場と北角の市場とシャウケイワンの市場です。香港は中国各地から移住して来た人で出来た街です。土地土地で食べ物も違います。このブタまんを扱っている店がある辺は、上海からの移住が多いと聞きます。昨日は、ワンチャイまで足を伸ばしました。以前は3軒あったブタまん屋さん、今は1軒のみ。しかも種類も少なくなっています。

 菜肉包、字の如く、野菜ほとんどキャベツと豚肉が少々、 キャベツのざく切りがなんともいえません。ザックリと二つ割りにすると、フワッと中国のスパイス「五香粉」が香ります。

 この菜肉包とカスタードの入った饅頭と小豆のあんこが入った饅頭は定番ですが、この店、カスタードの饅頭は置いていませんでした。

 そこで、  小豆のあんこ入りを買いました。「豆沙包」と書いて、「ドンサパオ』と読みます。黄色い点がついているのは一般にはカスタード入り、あんこ入りには赤の点が打たれています。ところが、  切り分けてその理由がわかりました。あんこの中に塩卵の黄身が入っていました。甘いあんこと塩味の卵の黄身、不思議な組み合わせですが、食べ慣れるとその妙味が分かるようになります。黄色い点は、卵の黄身の色でした。

 ひとつ70円程のお腹抑えのスナックです。家に帰って、もう一度蒸し直してポーレイ茶(プアール茶)と一緒に、パクパク。

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「肉まん」「豚まん」

2014年10月23日 05時38分08秒 | 日々のこと

曇り、23度、85%

 私は九州の福岡の育ちです。つまり、関西以西、福岡では、「豚まん』と呼んでいるのか、「肉まん」と呼んでいるのか、定かではありません。きっと、「豚まん』だと思います。小さい頃は、食べ物に興味も無く、食の細い子供でした。それが、アイスクリームとイチゴと餃子と豚まんだけは、よく食べました。好物です。しかも、一人っ子ですから、大人たちは私の好きなものは、全部私のものとして取って置いてくれました。

 餃子と違って豚まんは、今のように一年中食べられたわけではありませんでした。今は倒産して無くなった「鹿鳴春」という中華料理にテェーン店に、北からの寒い風が吹き始める頃になると、「豚まん』ののぼりが上がって、店の前で蒸かしていますから、いい香りにあの暖かな湯気がたっていました。必ず、この前を通ると豚まんを買ってもらいます。夕方だと、この豚まんだけでお腹が一杯、夕飯など食べれませんでした。

 18歳で福岡を出てから、確かに東京では「肉まん」と私もそれなりに呼ぶようになりました。東京の肉まんは、福岡のに比べて大きく皮もしっかりして、美味しいと思いました。横浜の中華街の肉まんなんて最高です。そんな私が、ここ香港に住むようになりました。香港は、焼きギュザ、豚まんは、それほどポピュラーな食べ物ではありません。焼き餃子は上海料理、豚まんは北の方の食べ物です。中国に入ると、夏でも至る所でこの肉まんが売られています。湯気と匂いでその場所を突き止めます。種類だって豊富です。カレーまんなどはありませんが、シイタケの一杯詰まったものやチンゲンサイだけのもの、それぞれのおいしさがあります。「狗包」と書かれたものだけは絶対に手を出しません。犬の肉を使ったものです。肉まんの朝ご飯、でんぷん質とタンパク質が手軽に取れて、中国の冬の朝、肉まんの屋台には人が並びます。主人も私も、そういう人の列に並び寒い朝の空気の中、立ったまま、肉まんにガブリとかぶりつきます。ほんとに幸せな瞬間です。

 先週、東京の本社に戻っていた主人が買って来てくれたのは、崎陽軒の「肉まん」でした。早速、朝ご飯に蒸し直します。決して、チンなどはしません。日本の肉まんです。一口、かぶりついて二人して、やっぱり日本の味だね、と喜びます。ところが、全部食べ終えた私、何となく満足いたしません。皮も、中のお肉ももう少し柔らかな甘みが欲しいなあ、と欲を言います。

 東京に住んでいた頃は、たまのご馳走に、維新號の肉まん、高菜まん、あんまんを食べました。とても高い肉まんですが、中のお肉はしっかりと饅頭状です。今でも、時折香港に買って帰ります。「肉まん」と呼ぶのか、「豚まん』と呼ぶのか、私の中では並立状態。どちらでも構いません、おいしい豚まんは、この年になっても大好物です。

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片口と番浦史郎の皿

2014年10月22日 05時36分59秒 | 身の回りのもの

曇り、26度、77%

 女の人って、せっせと家にいろんなものを持ち運んできます。毎日の食べるものから、身に付けるもの、家の中の細々したものを日に日に持ち込みます。食べるものは、目の前から消えて行きますが、衣類や食器は、溜まる一方。義母や母を見ていても分かりますが、食器などもう要らないだろうと思うのに、色々理由付けをして買って来ます。ましてや私の母は、ほとんど料理らしきものをしませんでした。それでも、皿小鉢を買い込みます。

 食器に至っても、好みが全く違う母と私です。食器の整理も潔く始めることが出来ました。香港から食器の類いを持ち帰るまでの、当座の主人と私の使う皿とお椀、これらは、いずれ処分するものです。それ以外に、私が使い続けようと思ったものをごく少々残しました。先日、荷物を開けて使い続けるつもりの残したものの少なさに、選択した私ですら呆れる程です。

 見出し写真は、京都で焼き物をなさっている番浦史郎さんの銀彩の15センチ正方の皿です。これは母が最後に求めた食器だと記憶しています。亡くなる10年程前のことです。福岡で個展をなさった時に求めたのだと言っていました。ちょうど、番浦さんが見えていて、一枚お皿をおまけにくださったとも言っていました。和食器は普通5枚一組、ここには6枚あります。「福」の字も伸びやかで、この皿に何をのせようかと想像が膨らむ皿です。

 これ以外は、6つの片口だけが私の食器になります。 片口やピッチャーなどの口のついた食器が大好きです。丸でも四角でもない、ちょっと口がついているだけで、アクセントになって、大きいものも小さいものも片口はテーブルに変化を付けてくれます。元々、お酒を注ぐ酒器が片口の初まりとされていますが、片口に残った汁物は、始末よく元の瓶に返すことも出来ます。

 母の使っていた片口を見て、私の片口好きは、母譲りだったのだと気付く有様です。母の片口は古くから使っていたものばかり、今では見かけないやさしい形をしています。片口、ひとつ難があります。このかわいい口が欠け易いことです。母の片口、欠けの入ったものもあります。母の使ったもので残したのはこれだけ、そう思うと大事しなくては。

 

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