チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

シルバ-ポリッシュ

2012年03月31日 06時15分54秒 | 日々のこと

雨、21度、89%

 食器棚に入りきれない大きなシルバーのもの、 ワインクーラーや大きなトレイは、空気の流れで酸化し易く、すぐ黄変、黒変してしまいます。毎月月末は、磨いてやります。

 面倒なのよね、とよく仰るのを聞きますが、私は、シルバ−を磨くのが大好きです。確かに、溶剤で手はカサカサしますし、時には爪も黒くなってしまいます。それでも、磨き終わるとピカーンと輝くのが好きです。

 毎月ではありませんがカトラリーも全部出して来て、 磨きます。シルバ−のカトラリーは、毎日使っていれば、磨かなくてもいいなどと、本で読んだことがありました。でも、フォークの先は、熱いお肉に突き刺さったり、熱々のパスタをクルクルなんてするうちに黒くなります。

  大きな変色は、液体の溶剤で磨き落とします。先日、シルバ−の専門店でいただいた  この溶剤は、匂いもキツくなく手もあまりかさかさになりません。少しの黄ばみなら、シルバ−クロスを使います。出来るだけ口に入れるものは溶剤を使わないように。

 ただ座って磨いてるのですが、なぜかいつも頭の中が空っぽになっています。どれもこれもがピカピカになって、私の顔が映っています。それだけで満足。

 手をかけてやるほど、艶を帯びてくる漆器や、我がままを言いたげに、黒ずんで磨いてと言うシルバ−たち。手に取ってやると喜んでいるようです。

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オリーブのパン

2012年03月30日 06時58分32秒 | パン

曇り、21度、85%

 オリーブのパンを焼きました。このブラックオリーブ、先日作ったペストです。主婦ですから、徹底してものを使い切ろうとします。強力粉も、ストレートなパンではおいしくなかった、昨年ベトナムで買って来た強力粉を使いました。

 ペストを作るのにニンニク、オレガノを加えていますので、いつものオリーブのパンとはちょっと違った香りです。

 外のクラストをかりっとさせたくて、 こうして玉砂利を焼いて、水をかけオーブンの中を蒸気で一杯にします。すごい勢いで、蒸気が立ちます。我が家の14歳の電気オーブン、よく持ちこたえてくれています。

  クラストがパリパリ。ベトナムの粉もこうしてオリーブやオイルを加えるパンを作ると、結構美味しくいただけました。

  ご覧のように、中のクラムはしっとりです。食パンやパリジャンのように粉の味がはっきりと出るタイプのパンは、粉を選びます。でも、味の濃いパン、甘みあるパンならば、こうしてうまく使いこなすことが出来ます。

 このオリーブのパン、いつもはライ麦粉を加えるのですが、オリーブが細かいので、粘りを押さえて、普通の強力粉だけにしました。厚切りのチーズがピッタシです。

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イムサエムさんの大鉢

2012年03月29日 06時18分30秒 | 身の回りのもの

 晴れ、20度、66%

 私がパスタや中華の炒めた麺をたっぷりと盛りつける時は、必ずこのイムさんの大鉢を使います。合わせるものが、洋風な時も中華風な時ももちろん和風でも、テーブルの真ん中にどんと置かれるパスタの大鉢です。

  直径が24,5センチ、深さも広がりも程よく、パスタを盛りつけるにはもってこいの器です。

  刻紋といって、模様が彫られています。その模様に呉須が入り、流れや滲みがあります。ずいぶん以前の作品です。土自体が少し青みを帯びています。縁は、少しトリムがかかっていて、軽やかに見せています。

   先日のブラックオリーブのペンネです。染め付けのものは、絵柄にもよりますが、概ねいろんな料理を受け付けてくれます。

 香合などの小さいものから、イムさんの器はたくさんです。この大鉢、一番大きなものではないかしら。25年ほど前に、初めてイムさんの器を見た時のことが未だに忘れられません。20センチほどのお皿でした。染め付けでなく色絵。その赤の色が少しかすれた朱赤でした。そして、上掛けの釉薬が底に溜まって、キラキラしていました。

 決して派手な器ではありません。私がやっとイムさんの器を手に入れることが出来て、この20年。毎日毎日、両手にしっかりとイムさんの器の暖かみを、もらっています。

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お誕生日プレゼント

2012年03月28日 05時33分56秒 | 日々のこと

 晴れ、19度、67%

 もうすぐお誕生日を迎える知人がいます。少し早いのですが、時間があるときにカードと小さいもの送ることにしました。

 香港の郵便局も、postpackなどいい便利な小包用の袋が販売されるようになりました。それで、郵便局のカウンターで荷造りです。

  荷物も入れて、カードを入れようとすると、ちょっと袋の長さが合いません。仕方なく、カードの下をはさみで切り長さを調整しました。

 さて、この包みの中のプレゼントとは、 タイカレーのペーストを4種類。お値段だってたいしたものではありません。タイカレーがお好きなのに、なかなかペーストが手に入りにくいところにお住まいです。

 そうはいっても、カレーのペーストをお誕生日に受け取る人もそういないでしょうね。開けてびっくり、どうか、笑って受け取ってください。私だって、カレーのペーストをお誕生日に送るのは初めてです。

 相手の負担にならないようなプレゼントがいいとはいっても、 投函しながらちょっと胸が痛みました。どうか無事に着きますように。

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崎陽軒のひょうちゃん

2012年03月27日 06時15分46秒 | 身の回りのもの

晴れ、18度、47%

 崎陽軒といえば、赤い箱に入ったシュウマイです。そのシュウマイと一緒に箱に入っている醤油入れがひょうちゃん。

 今我が家にあるひょうちゃんは、7つになりました。2年ほど前まではこの3倍もありました。崎陽軒のシュウマイをお土産に持って来てくれる人がいました。息子です。

 高校から、独りで日本に帰りました。休みのとき香港に戻ってくる彼の荷物には、必ずと言っていいほど、崎陽軒の赤い箱がありました。中華の本場香港ですが、我が家は、香港の中華と同じくらい日本の中華も好きです。とりわけ、崎陽軒のシュウマイは、持ち帰ってくれる人が、一番好きです。

  我が家のひょうちゃん、全てオサムグッズで有名な原田治さんのデザインの物です。原田さんは、ひょうちゃんの2代目のデザイナーだそうです。

 20個以上もあったひょうちゃん、お醤油を入れてお弁当に添えることもありませんでした。箸置きに使おうかとも考えました。ちょっと、高さがあります。そんなわけで、この7つだけを残すことにしました。

 現在は、3代目のデザイナーのひょうちゃんだそうです。しかも、コルクの栓でなくゴムに変わったそうです。それを聞いたとき、急に子供の頃、駅で駅弁と一緒に売られていた熱いお茶を思い出しました。熱い熱いお茶が、素焼きの小さな土瓶に入っていました。しばらくすると、それがプラスチックに変わりました。熱いのが直に手に伝わってきました。それでも、熱いお茶を手渡してくれる駅弁売りのおじさんがいました。

 今では、ペットボトルに入って、売ってくれるのは、自動販売機です。

 コルク栓のひょうちゃん、せめてこの7つは大事に手元においておきましょう。

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ブラックオリーブのペスト

2012年03月26日 06時11分01秒 | 料理

 晴れ、15度、61%

 サラダに使ったブラックオリーブが、たくさん残ってしまいました。そのままつまんでもいいのですが、一手間かけて、ブラックオリーブのペストを作りました。

  と言っても、私のことですから、面倒なことはしません。オリーブオイルとニンニクとオレガノを少し入れて、後はブレンダーにかけてガ~~ッと。それだけです。

   ちょっと一なめ。まろやかですね。野菜のスティックに付けても良さそうだし、パンにひと塗りしても美味しそう。塩水につけてあったオリーブですから、お塩は加えませんでした。実は先日、グリーンオリーブがやはり残ってとってあったのですが、すぐにいたんでしまいました。大好きなオリーブです。もったいないことをしてしまったと、今回は急いで再利用を。

 きっとグリーンのオリーブで作るペストは、もう少し青々しい味がするかもしれないと、想像します。

 さて、早速、ペンネを和えてみました。 我が家のセルフィーユとイギリスのチーズと合わせてみました。なかなかの組合わせです。

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私の好きな道 香港 グレナリー

2012年03月25日 06時22分17秒 | 香港

晴れ、15度、79%

 我が家から香港のセントラルまで、世界一長いといわれているエスカレーター沿いに10分ほどです。このエスカレーター沿い、SOHOなどといい、飲食店ばかりになりました。毎朝の市場通いにはこの道が一番近いのですが、銀行、本屋などがあるもっと中心部に行く時は、人通りの少ない緑の多い道を通ります。グレナリー道。

  我が家を出て東に5分ほどで、見晴らしのきくところに出ます。このビルの群れがセントラルです。天気がいいと、九龍サイドまで見渡すことが出来ます。

 ここから、上は車、下は歩道という奇妙な  フライオーバーを

 だらだら下ります。天井のようなところの上を車が走っています。これを下りきると、こんもりと緑が見えます。 涼しい夕方は、パグ犬モモの散歩道にもなります。香港島のピークからの水の流れもあり、 ロビンソン道の下には、水門があります。水の流れと、真夏でも日を遮ってくれる背の高い木たち。

  香港島のセントラルのすぐ上の光景です。 モモさんの目に前の香港動植物園の入り口が見えてきました。 でもね、モモさん、ここ犬は入れないそうですよ。仕方なく、モモさん、門柱におしっこをかけて行きます。

 この緑を抜けきると、左手に、 香港で一番大きなカソリック教会が見えます。この敷地も、ここ1,2年前から犬は立ち入り禁止になりました。

 この教会の向かいに、私が二抱えしても無理なほど大きい白蘭の大木があります。頭のずっと上で白い小さな花が清々しい香りをを振りまいています。その下で、ちょっと佇んで、一息下りると、 右手に地下道が見えます。これを下りて行けば、セントラルのランドマークまで一直線。モモさんとの散歩はここから左に折れて、別の道を上って帰ります。水音と緑がくれるひとときの幸せです。

 

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フランスパン

2012年03月24日 06時06分42秒 | パン

 小雨、14度、71%

 バターに卵、お砂糖も入った柔らかいリッチなパンも好きですが、時に素っ気ないくらいのフランスパンが食べたくなります。粉と、塩とお水だけという単純明快な素材です。

 パリッと焼き上がった外側のクラスト、ちょっと噛み応えがある柔らかなクラムとのコントラストが魅力です。単純な素材だけに、粉の美味しさがはっきりと解ります。

  イギリスのメーカーのフランスパン用の小麦粉です。調べてみると、フランスの製粉所で作っているらしいので求めてみました。

 イーストも、ほかのパンに比べるとこれだけでいいの?と心配になるくらい少なく使います。ゆっくりと発酵させるので、水からこね始めます。

 家庭では生地が500gを超える大きなものは難しいといわれています。今回、320g。発酵時間が4時間以上もかかるので、朝からの仕事です。

 クラストがパリッと仕上げる為には蒸気を注入して焼きます。玉石を、オーブンプレートに入れて焼き、パンをオーブンに入れる直前に水をかけ、蒸気をたたせます。

 オーブンプレートに移す前に、キャンバス地にパンがくっ付いてしまい、ちょっと不格好になりました。

 それでも、 クラストとクラムのバランス、中の気泡も十分です。

 ある方が、オリーブオイルで食べると美味しいそう、と仰ってくださいました。

 粉のうまみ香りとも、 噛み締めるほどにおいしいパンです。

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チーズという名前のバック エンリーベグリン

2012年03月23日 05時47分48秒 | 身の回りのもの

曇り、21度、92%

 まだ、アンリー クイールさんがデザインしていた頃から、エンリーベグリンのファンです。クイールさんデザインのベグリンのバックも持っています。最近のクイールさんのデザインはあまり好きではありません。ベグリンもちょっとデザイン過剰な感じがします。革のなめしはどちらもいいのですが、以前のもののように何気ない形なのに、存在感があるものが少なくなって来たように思います。

 きちんとした手縫い、そのステッチに心がそそられます。

 もちろん、 ステッチの一つ、オミノ君。

 このバックも10年以上前のものです。赤の色が、私の好きな赤でなく朱赤でしたが、小振りで、穴がポツポツあいているのが面白く求めました。

 ベグリンの物には、 こんなカードが付いています。バックの名前と何個目のバックかが手書きで書かれています。

 このバックの名前は、チーズです。エメンタールなどの穴あきチーズ。

 バックって、毎年たくさんのデザインの物がいろいろなメーカーで作られています。丈夫で持ち易く、装飾過多でないもの、それでいて持っていて楽しいものが好みです。

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香港から花便り

2012年03月22日 06時40分45秒 | 

 曇り、18度、85%

 3月に入ると、気温の上昇とともに、一雨ごと、風の後、春の気配が強くなってくる香港です。

 曇った日が多い中、遠目にも目を楽しませてくれるのが、ブーフェニア。香港の国の花です。そして、その風情から  日本人は香港桜と呼んでいます。近くでみると、似ても似つかぬ花ですが、山間を薄紅色で染めるこの花、山桜の趣があります。ピンクばかりでなく白、色の濃い紅色もあります。

  ブーフェニアと同じく、春先から秋口まで花をつけ続ける、ブーゲンビリア。

 もうすぐ終わりを向かえる、 ツツジ。

 真夏の花のハイビスカスも  この時期から咲き始めます。

 香港例年、3月の中旬に政府の共催で花の展覧会が行われます。場所は、香港島のビクトリアパークです。繁華街のトンローワンと近接したこの公園、プールやテニスコートも有する大きな公園です。今年のテーマの花が、ヒヤシンス。 政府が管理する道脇の花壇は2月の終わりからヒヤシンスが植えられました。ヒヤシンス、花の期間が短いので、枯れると、また、すぐに新しく植えられます。おかげで、いい香りです。

 香りといえば、香港の木犀は、銀色。 金木犀のようにびっしりと花をつけることはありません。匂いも微かです。この銀木犀、年に2回花を付けます。今は、春咲き。

 足元に目を向けると、 たちつぼすみれや  こんな花達がみられます。

 こんな時期まで咲いているのが珍しい、 煙火花。煙火、花火のことです。以前は、香港、年に1度だけしか花火があがりませんでした。旧正月の2日目だけでした。この花、旧正月頃咲きます。花火のように見えることから、香港では煙火花と呼ばれています。

 コットンツリーのつぼみが大きく膨らみ始めました。アカシアの花のつぼみがポツポツみられます。今週末は、また、冷え込むそうです。短い春のまっただ中の香港です。

 

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