チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

紅茶の缶

2012年02月29日 06時13分48秒 | 身の回りのもの

 小雨、13度、90%

 私のブログに、紅茶の缶で検索して訪ねてくださる人がいます。なんだか、とても身近に感じます。今我が家で使っている紅茶の缶をだして来てみました。思ったより少ないのです。好きな缶は、たくさん同じものがあります。好きでないものは、さっさと好きな缶に移して捨ててしまいます。

 缶が欲しくて、中の紅茶の味も知らないまま、しかも、かなり高いお金を出して求めたのが、 このマリアージュの缶でした。今でも香港では、マリアージュの紅茶を扱っているところは数が少ないのですが、10年以上前に、レンクロフォードで求めました。その当時、マリアージュがどんな紅茶屋さんなのかも知らない私でした。とにかく缶が欲しかったのです。赤い缶には、クリスマスの紅茶。緑と黒には、お誕生日の紅茶が入っていました。それ以来、マリアージュの紅茶は、私にとって大事な紅茶になりました。

  右手の、黒い缶に入ったマリアージュの紅茶は、封を切るとすぐに、上の缶の空いているものに移し替えます。それで、今では、下の黒い缶がたくさんたまってしまいました。缶ではないのですが、いつもはプロバンス地方のハーブが入っている素焼きのポットに、紅茶が入って売られていました。久しぶりにリンゴの紅茶もいいわね、と求めたのですが、開けると紅茶でなく、緑茶でした。ちょっとガッカリ。今はハーブが入っています。

  この2つは、新しいものです。ピンクのフォーションのものと、TWGのものです。ピンクのには、赤ちゃんの誕生を祝う、ベビーソックス。黄色には、ティーパーティ−とはしゃぐウサギの絵が可愛くて求めました。中の紅茶の味は、私には今ひとつでした。

  最近は、この手の紅茶の缶もよく見られます。缶自体はさほど好きではありませんが、空いた後に紅茶でなく、型抜きや、箸置きなどを入れて使っています。黒いのは、クスミティー。左のものは、日本のルピシアのものです。奥は、TWGのものです。ルピシアの桜の紅茶は、桜餅と一緒に飲むと後がさっぱりとします。

  20年以上使っている、今はもう売られていない紅茶の缶を2つ。2つとも、クラブトリーエバリンのものです。20センチほどの高さで6角形。それぞれの面に、中国やインドの茶にまつわる絵が描かれています。絵は同じで紅茶によって、3色ありました。今私の手元に残っているのは、このグリーンが2つだけ。250グラムはいります。いつも何かお茶が入っています。

  このクラブトリーエバリンのもは、20センチの高さの角柱です。4種類のフレーバドティーのティーバックが入っていました。マンゴにチェリー、バニラにラズベリーでした。おそらく、マンゴなどのフレーバドティーは、私にはこれが初体験だったと思います。今はクッキーの抜き型を入れています。20年近く前のクラブトリーの缶も瓶もそれは素敵なものでした。瓶の絵も色あせて仕舞いました。それでも、未だにに使っています。

 好きでない缶は、手元に残っていません。

 

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粉を変えて、プルマンローフ

2012年02月28日 05時44分19秒 | パン

 雨、9度、94%

 香港で簡単に手に入るパン用の強力粉は、地元のスーパーに売っているアメリカ産のものです。値段も手頃、ところが残念なことに美味しくないのです。イギリス、タイ、日本、韓国、入手可能なものは試してみました。一番美味しいのはやはり日本のものでした。値段は、一番高いのですが。

 よその国を旅しても、必ずスーパーマーケットで粉の棚の前で立ち止まってしまいます。粉は重たいので、持ち帰ることは稀です。そういう私を見ているので、家人が先日の帰国の際、パン用の強力粉を買って来てくれました。

  いつも使うカメリアと並んで売っていたものだそうです。CGC、スーパーの開発商品です。日本にいると、カメリアばかりでなく、イーグルや東京製粉のもの、果ては、国産小麦粉を使ったものまで選択肢が一杯です。さて、サンドイッチと連呼する家人のためにプルマンローフを焼きました。初めて使う強力粉の時は、プルマンローフを焼いて、粉の持ち上がりや味、匂いを比べてみます。

 一次発酵の時の様子で、その粉が膨らみ易いかどうか判断します。このCGCの粉は、持ち上がりはいいようですが、香りが今ひとつです。この香りは、焼き上がりの香りではありません。こねて行くうちに生地が熱を持って、発する香りです。

  焼き上がりの香りも、強くは立ち上りませんでした。

 家人のいうサンドイッチ、朝や昼の軽いサンドイッチではなく、夕食にいただく、白ワインと一緒に味わうサンドイッチです。そんなわけで、薄く薄くスライスします。

  2斤をいつもは21枚に切り分けますが、今回は24枚に。

  CGCの粉は、カメリアよりも、香りや味の深みには劣りますが、柔らかくし上がりました。そのうえ、こねるときに扱い易いように思います。甘みの強いパンや調理パンには向いています。

 次回のプルマンローフは、韓国製の強力粉で焼いてみることにします。

 

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グルグルケーキ

2012年02月27日 06時13分55秒 | 菓子

 曇り、12度、82%

 昨晩は、単身赴任で香港にみえている男性の方から、ご自宅に夕食の招待を受けました。男性の方です。しかも、家人や私と同い年。永い香港生活でも初めてのことです。メインはおでん。家人と私以外に、若いお嬢さんもご一緒です。食後、お腹の隙があればと、ケーキを作りました。 

  グルグルケーキ。もしくはうずまきケーキと自分では思っているケーキです。直径15センチの小さなボールで作ります。グルグルケーキ、もう20年以上作り続けているケーキです。ボールに入れたまま持ち運べるので、あちこちに出前をしました。

 ボールをひっくり返してお皿にあけます。 皆さんが、ワーと、言ってくださるのが嬉しくて。この緑はなに?と聞かれます。抹茶でもピスタッチオでもありません。ほうれん草です。

  切り分けると、ほうれん草のババロアと普通のババロアが、段々に入っています。香り付けは、コアントローで。かすかに香ります。

 パン作りと違って、一つ一つを組み立てて作るお菓子作りの楽しさがあります。

 このケーキのほんとの名前は、エピナール。ほうれん草です。ずいぶん昔のヨックモックの喫茶室でだされていたケーキです。

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マルニのジャケット、アーキャスタムのダッフルそしてプラダのダウン

2012年02月26日 06時12分05秒 | 日々のこと

 小雨、13度、89%

 昨年に続いて、今年も寒かった香港です。おととい20度を超したと思ったら、今日はまた気温が下がっています。少し暖かくなると、いそいそと厚手の服を仕舞いにかかります。

  昨年のクリスマスに家人からもらった、マルニのジャケット。厚手ではないのですが起毛しています。そんなに寒くない日は、ほとんどこのジャケットを着ていました。かなりグリーンが大柄なので、この冬はブローチなしでした。

  そして、古い古いアーキャスタムのダッフルコート。大好きなコートです。ダッフル自体には古いも新しいもないのですが、最近のダッフルはとても細身に出来ています。薄くて温かな衣料品がたくさん出て来た昨今です。以前のように厚手のセーターやジャケットを着て、コートを着ることが無くなってきました。セーターの上にこのコートを着ると、肩や胴の周りがずいぶんもたつきます。10年近くほとんど手を通していませんでした。リフォームを考えましたが、古い形を新しく変えても、どんなに好きだったものも、あまり着ませんでした。昨年の秋、やっぱり思いきってリーフォームに持って行きました。

 香港は小さなリフォーム屋さんが街のあちこちに見られます。小さい私にとって、リフォーム屋さんは、大事な味方です。しかも20年以上同じお店です。ご夫婦とも、私の好みを良く解ってくれています。厚手のコートですから、リフォームの代金もかさみました。それでも、今回のリフォームは大成功。肩にぴったり治まり、脇も体にそっています。雪の日本でも、活躍してくれたダッフルです。

 パグ犬モモの散歩、車での移動には、やはり長いコートは不向きです。 そこでダウンを。と言っても、最近の薄くてスタイリッシュなものとは違います。よく考えると、このダウンも10年前のものです。むくむくとダウンが入っているタイプです。流石に袖もダウンにすると、レスラーみたいになるからでしょう、袖はニットのリブ編みになっています。香港でも日本でも、薄手のダウンを着た人を見ると欲しいなと思います。でも、このジャケットが、すっと頭をかすめます。いけません、あるものを大切に使わなくては。

 今朝のように少し寒さがぶり返しても、厚いものがうっとしく感じられるのは、春が近づいているからでしょうね。

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ベトナムの豚まんの粉

2012年02月25日 05時27分00秒 | 料理

 ガス、16度、98%

 昨年9月にベトナムのホーチミンに行きました。東南アジアの国には、衣料品から食糧品まで売っている市場が必ずと言っていいくらいあります。歴史的建造物よりもどちらかというとこの市場を見るのが、私は好きです。どの国に行っても、必ず市場とスーパーマーケットに出かけます。

 ホーチミンで行った先はベンタイン市場。平屋の大きな建物でした。生鮮物から身につけるものまで、観光客も多くごった返していました。

 そこで買ったのが、 この豚まんの粉です

 ベトナムは北の中国の影響を受けているので、 街角にはこうして豚まんを売っているのを見かけました。

 粉をボールに明けたところ、中から イーストが出てきました。ちょっと不思議に思って、袋の裏を読むと、なんと豚まんミックスなのです。こういう初めてのものは、袋書き通りに作ってみます。

 書いてある通りに、20分ほどおいても膨らみません。しかも、きめがボソボソです。1時間置いてやや膨らんだので、肉を詰めて蒸しました

  豚まんの下には、台湾製の便利なワックスペーパーを使いました。

 出来上がりは、いびつな上に口も大きく開いてしまって、大失敗

 味はそれなりにいいのですが、粉の匂いが豚まんのそれとは違うように思います。楽しみにしていた粉ですが、こういう失敗もつきものです。次回は、いつもの台湾製の中力粉に戻りましょう。

 

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コバタン 香港

2012年02月24日 06時22分53秒 | 香港

  ガス、20度、100%

 暑くも寒くもなく、湿度も低くさらっとした天候の頃、窓を開けたまま休みます。朝早く、野鳥の声が聞こえます。香港島の北の山沿いの斜面にそって暮らす我が家にとって、その時期は僅かしかありません。今朝は、既に20度で湿度は100%です。

 亜熱帯の香港、日本の鳥と重なるものも多いのですが、亜熱帯らしい鳥も数多く見かけます。日本の都市部で朝から、物悲しくなくカラスは、どうも南限があるらしく、香港では見ることがありません。カラスの猛烈な食欲と香港人のゴミ捨ての状況からすれば、もしカラスが香港にいれば、もっと大型化することでしょう。

 朝から鳴く野鳥達、熱帯的なちょっと間の抜けた声が岩山に反射して聞こえます。その中で、一際うるさくなく鳥がいます。それがコバタンです。

  オウム科の鳥で、人が飼っていたものが逃げて野生化したもののようです。そういえば以前、多摩川のほとりの草むらにも、逃げ出したきれいな色のインコ達が、野生化していたのが見られました。

 2年ほど前、このコバタンを調査した人がいました。コバタンは香港島の北のハッピーバレーからセントラルまでの山側に生息しているそうです。その数28羽。多少の増減はあるかと思いますが、春にかけて、木のむろに雛の動くのを私も見かけます。なんといっても、この真っ白な鳥はよく目立ちます。その上、常に5、7羽で集団行動をします。そして、例のうるさい鳴き声です。

 頭には黄色の冠羽を持っています。羽を広げると、意外に大きいのにびっくりすることでしょう。今年の冬は、例年より寒い香港でした。えさが少なかったのか、青いパパイヤを食べるコバタンを見ました。

 コバタンの悪い癖の一つが、食べ散らかすことです。実のなる木の下に、小枝や実が食い散らかされてあったら、上を見てください。必ず、コバタンがすまして木に留っています。

 家人も私も、私の車もよく鳥達の糞のターゲットにされます。車はまだ解りますが、よくも見事に頭をめがけて、糞を落としてくれるものだと驚きです。糞を掛けられたら、ショックですぐに上を見ることが出来ません。私は内心、コバタンに違いないと思い続けています。

 

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アボガドオイル

2012年02月23日 06時14分03秒 | 日々のこと

 ガス、19度、99%

 中華料理で意外に知られていないことがあります。中華料理に使う油は、ピーナツオイルだということです。日本で普段よく目にするサラダオイルは、日本独自のものではないかしら?まして体に脂肪がつきにくいオイルなどというのに至っては、日本しかないと思います。香港にだって、日系のスーパーに行けば、それらのオイルも入手可能です。

 以前私は、世界のあちらこちらのオイルを使って料理をしていました。それがここ7,8年、オリーブオイルをメインにして、オイルの数を減らしました。それはお酢に関しても同じです。

 ちょっと流しの下を覗いたら、減らしても5種類のオイルがありました。自分で作っているハーブオイルなどは除いてです。オリーブオイル、ごま油、くるみオイル、アボガドオイルにインドのマスタードシードオイルです。

 アボガドが大好きな我が家です。アボガドは、日本より香港の方がずっと値段が高く、甘くないからでしょうか、果物屋さんと八百屋さんの両方で売られています。我が家のオイルのニューフェイスが、アボガドオイルです。ニュージーランドのものです。

 まずは、蓋を取って匂いを嗅いでみます。どちらかというと無臭です。無臭ですが、ふわっと、オイルの丸みが残る無臭です。オイルの使い始めは、生でと思いドレッシングを作りました。普通のフレンチドレッシングです。 瓶に注いだところ、バージンオリーブオイルより鮮やかなグリーンに驚きました。合わせたお酢は、日本の米酢です。米酢のまろやかな香りがしますが、口に含むと、アボガドがしっかりと顔を出します。そう、あの濃厚さです。やっぱり、アボガド!と手を叩きたくなります。パンに付けると、オリーブオイルよりは精彩に欠けますが、うまみは十分。ぱさついたお魚のグリルに一滴、これはかなり効果があります。

 炒め物に使ってみました。熱々のパンにタラ~と流しても、やはり香りが立ちません。熱を加えずに食べることを考えた方がいいかもしれません。

 ピーナッツオイルが主流の香港でしたが、最近は、オリーブイオルを買って行く人がずいぶんと増えました。インドでも、台所を見せてくださったベリーさんの奥様から、今は、ギーでなくオリーブオイルを使う人が増えていると聞きました。オイル一つで、料理が新しい顔を見せてくれます。

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チョコレートとマザーテレサ

2012年02月22日 08時12分29秒 | 日々のこと

 小雨、17度、97%

 チョコレートを見ていると、あの色なのにとっても派手に見えます。薄い板チョコだってそうです。食べようと、お皿に移しました。

  イムサエムさんの手塩皿。

  こちらは、土もののぐい飲みに。

  ジノリのスワンの小皿なんか、もちろんのこと。

 何にのせても、しっかりと存在感を持ってます。和菓子の、見るからに雅やかなのとは、全く違う世界です。近頃流行の、マカロンが少女だとしたら、チョコレートは、れっきとした女性でしょうか。

 チョコレートを食べる度に思い出す人がいます。マザーテレサです。何かの本で、マザーテレサの唯一の楽しみは、チョコレートだと知りました。そのおかげで、マザーテレサは、虫歯がいっぱいだったそうです。

 カルカッタに行ったおり、マザーテレサの棺のある部屋を訪ねました。石棺の上に手をおいて、壁の大きなマザーテレサの写真と向き合った時、私はやはりチョコレートのことを思い出してしまいました。マザーテレサとチョコレート、その組み合わせは、とても心温まるものです。

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テレジアンタールのグラス

2012年02月21日 06時14分57秒 | きれいな形

 晴れ、17度、78%

 ドイツにテレジアンタールという、きれいな名前のガラスの工房があります。古くは、ロザリオのビーズを作っていた工房で、バイエルン王国ルードウィッヒ1世のとき、その王妃の名前テレジアを授かって、テレジアンタールとなったそうです。

 テレジアンタールの、バッカスというシリーズのグラスに出会ったのは、もう17,8年前のことです。香港のレンクロフォードの食器売り場でした。 危ういくらいに薄手のグラスです。バカラなどの重厚感はありません。とにかく華奢で、愛らしい雰囲気でした。好きなものがあると、毎日でも見に通います。買う買わないを決めるのも、見ないことには決まりません。それにもう一つ、買っても、我が家の食器棚に納まるか、食器棚の場所も作らなくてはなりません。

  この、バッカスには、小さなラズベリーのようなガラスの固まりが4つ付いています。その下には綱のような細いラインも付いています。人によってはラズベリーをロゼッタといい、綱をリボンだとも言います。後から付けられるこの装飾、ビーズ工房の名残でしょう。ほかのシリーズも、テレジアンタールのものは、細工がほんとに細かくて、見惚れてしまいます。

 結局、この高さ9センチほどのグラスを6個と、ラズベリーがグリーンのワイングラスを2個求めました。

 裏には、 テレジアンタールのマークの王冠が見えます。残念なことに、ワイングラスの方は、ワインを飲みながら鰹節を削っていた私の手が滑り、ガシャン。もう一つも、カップの部分がコロットとれてしまいました。小さなグラスは今も作られています。ワイングラスは、製造中止です。軽い軽いテレジアンタールのグラスは、カリグラスだそうです。

 さて、製造中止のワイングラス、アメリカのReplacementに頼んで見つけてもらおうかと考えています。

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かにスフレ

2012年02月20日 06時12分05秒 | 料理

 曇り、13度、80%

 家人が、日本からカニ缶を買って来てくれました。カニ缶、香港にないわけではありません。冷凍のアメリカ産やタイ産の缶詰があります。カニですから、決してお安くはありません。でもどうも、匂いが気になります。カニの匂いではなく、味を損ねるような匂いがあるように思います。

 家人は出張に行くと、それがどこであれ、忙しい合間を縫って、食べ物、本などを土産に持って帰ってくれます。家人が帰宅する前は、それを見越して冷蔵庫は空っぽにしておく始末です。

 さて、2つのカニ缶、 カニコロッケと言う家人。いや、かにスフレよ、という私。2つあるので、かにスフレから作りました。

 どちらもベシャメルソースから作るので手間がかかります。かにスフレは、カニコロッケをもう少しゆるくして、そこに、卵白を泡立てたメレンゲを入れて焼きます。このメレンゲの力で持ち上がるわけです。でも、料理のメレンゲには砂糖を入れません。ちょっとの塩だけで泡立てます。滑らかなメレンゲではなく、ボソボソとしています。それを、カニの身を入れたベシャメルソースと合わせて、オーブンで蒸し焼きにします。

  とってもふわっとしていて、お腹にすっと入って行きます。

 お菓子のスフレもそうですが、暖かいうちが勝負のスフレです。オーブンからだして、すぐに食べれるようにしておきましょう。だって、しぼんでしまうのです。

  口溶けのいいスフレ、28センチの長径の、ルクルゼのパイ型で焼きました。卵は4つ使います。黄身ももったいないので、ベシャメルソースに入れました。それで、スフレ地が黄色に見えます。ほんとは、ベシャメルソースにエシャロットか、少しの玉ネギを入れるのですが、パグ犬モモにあげようと思い、今回はマッシュルームだけです。

 熱々のスフレ、 しぼんでしまうので、お店でもなかなか食べれません。深めのスフレ皿より、浅いこうしたパイ皿で焼いた方が、早く火が通ると思います。

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