チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

ポワラーヌのエコバック

2024年05月28日 05時02分38秒 | 身の回りのもの

雨、16度、89%

 日本でエコバックが定着したのはここ10年ほどでしょうか?欧米ではそれより以前、30年ほど前からエコバックを推奨していました。最近のエコバックは軽くてデザインも豊富です。以前の欧米のものは、コットンや麻で作られていました。

 「ポワラーヌ」はカンパニューのパンで有名なフランスのパン屋さんです。確か、伊勢丹ではクッキーなどの取り扱いがあります。「ポワラーヌ」は日持ちのするカンパニューを昔からアメリカなどに送っていました。香港でも「オリバース」という高級食材店に週2回ほど届きます。スライスして売るようになって一度求めました。丸のままは手が出ません、お値段が高いのです。しっかりした焼き色、香ばしさ、噛み締めると歯応えがグッと来ます。ボソッとしているのではありません。その「ポワラーヌ」が麻のエコバックを出していました。今のようにポチッとすれば世界中の品が手に入る時代ではありませんでした。おそらく私が海外のものを取り寄せたのは「ポワラーヌ」のエコバックが初めてでした。

 支払いは終わっているものの本当に送られてくるか心配でした。支払い方法は「PayPal」でした。注文して数日で送られて来ました。感激したのを忘れられません。大きめのエコバック、小さな私に合わせてバックも持ち手も縫い詰めました。香港の市場での買い物は肉や魚から血が漏れることもあります。シミをたくさんつけてしまいました。7年前帰国する時、主人に使ってもらおうと置いて来ました。

 主人はよく使ってくれたのでしょう、先日持ち帰って来た「ポワラーヌ」のエコバックの持ち手はボロボロになっていました。 新しい布で作り替えようと、考えていました。

 使用頻度は高くないのですが、kitchenaidのスタンドミキサーがあります。 戸棚にしまってあったのですが、出し入れの重さが腕に負担に感じるようになりました。10キロほどはあるかと思います。ワゴンの上の出しておくことに決めました。窓辺のワゴンの上では埃や日焼けが心配です。カバーを作ってと思っている時、「ポワラーヌ」のエコバックが頭にピンと来ました。色は地味で目立ちません。周りの雰囲気を壊す心配なし。昔、私のために縫い詰めたところを丁寧に解くとピッタリサイズです。

 シミもついていますが、丈夫な麻布です。文字は逆さま。 「ポワラーヌ」のような美味しいパンが焼けますようにとの思いも込められています。

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キャッベのノッティング

2024年05月14日 04時58分09秒 | 身の回りのもの

晴、14度、74%

 義母が昨年11月に亡くなりました。老人施設の義母の部屋の荷物から来客用にと実家から運び込んでいた籐の小ぶりな椅子を2脚、この家に持ち帰りました。座面の低い小さな椅子です。座面の低い椅子は小柄な私には落ち着くことができます。私の部屋と2階の主人の部屋に置きました。籐椅子は長年使い込まれて艶が出ています。サイズ感は私にピッタリですが、滑るので安定感がありません。そこで、「ノッティング」座布団の様な絨毯を頼みました。

 他の椅子には「MUNI」という日本の会社が作っている「ノッティング」が置かれています。 中国で作られている物ですが、毛質、毛足の長さ、柔らかさは最高です。ウールですが一年中使えます。 紋様もクラシックです。

 籐椅子用に求めた「ノッティング」はペルシャ製の「キャッベ」です。「キャッベ」と呼ばれる絨毯はその色使いから日本でも人気があると聞きます。「幸せの木」と「山羊」が必ず織り込まれます。

 2階にはこの「キャッベ」の絨毯が敷かれています。 緑の絨毯に籐椅子に置いた黄色の「ノッティング」。4角のフリジンも多色で好もしく思います。

 私の部屋には、 ブルーのものを求めました。 ビューローの椅子には「MUNI」のブルーのものを使っています。ここは陽がよく入ります。夕方になるとこの椅子で本を読みます。落ち着く椅子です。

 先月の主人の帰宅に合わせて買い求めたのに届くまで時間がかかりました。「MUNI」のものほど高価ではありません。それでも十分な毛足の長さです。部屋のアクセントになりました。

  主人がこの椅子を使うかどうかわかりませんが、次の帰国時にこの「ノッティング」に気づいてくれるといいな。

 庭に蚊が出始めました。デッキで過ごす時間よりこの椅子を使う時間が増えます。

 

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器の鳥たち

2024年05月08日 05時19分24秒 | 身の回りのもの

雨、15度、88%

 遊びに来ていた友人が食器棚を見ていて言いました。「花柄の食器がないのね。」昔、同じことを別の方からも言われたことがありました。毎日見ている食器棚を今一度見ると、確かに花柄の食器は見えない。

 好きでよく使う食器に、 こんな柄が描かれています。私はこれは「カワセミ」だと思い込んでいます。鳥の中でも好きな鳥です。色といい、目つきといい、嘴といい「カワセミよ。」棚に仕舞いながら、手を止めました。花はないけど、鳥の絵柄はありそうです。この皿の下の皿には、 「スズメ」です。 兜鉢の底には川鳥かな?物思いに耽る鳥。 盃にも緑の鳥。 盛り皿の淵にはつがいの鳥。急須の蓋の裏にも  鳥一羽。向付けに描かれた  綺麗な鳥。 瓢箪に乗っている「カラス」、面白い図案です。 ポルトガルで買ったエッグスタンド、お土産品の匂いがします。 ジアンの手描きの野鳥。 染め付けの志野焼の鳥は渡り鳥です。アンティークのヴェニエにも  つがいの鳥が。 コンポートには「つばめ」らしい小鳥が描かれてます。大事な方からいただいた盃  私の干支の「酉」です。日本のものには欠かせない「千鳥」 薬味入れに飛んでます。我が家の最古参の手塩皿  この図柄の名前がわからない、どなたかご存知ですか?「スズメ」だと思います。教えてください。ジノリと皆川明さんのコラボの皿にも   青い鳥。見出し写真は青い鳥とピノキオのマグカップです。ジノリと言えば外せないのが  伊万里の赤の色と絵付けを真似たと言われている「レッドコック」。

 花はないけど食器棚には鳥たちが囀っています。

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陶器の菓子型

2024年04月11日 05時18分06秒 | 身の回りのもの

曇、14度、66%

 可愛い絵付けの陶器の「クグロフ型」を見たのはフランスの料理の本の中でした。1990年代の初めです。陶器ですから火の当たりが優しいだろうなと想像します。このアルザス地方の菓子型を手に入れたのはそれから20年も経ってからのことでした。 金属の「クグロフ型」より溝のカーブが優しく、キリッとした焼き上がりではなく、丸みを帯びたクグロフが焼き上がります。

 アルザスには他にも「イースター」向けの焼き型があることを知ったのは5年ほど前です。羊やうさぎの形のケーキが焼けます。不思議な形の菓子型です。 この型は「アニョーパスカル」と呼ばれるものです。陶器が真半分に割れて焼く時は太い針金で貼り合わせて使います。アルザス地方のイースターのケーキはパサパサ、ポソポソ、お世辞にも美味しいケーキだとは言えません。菓子型ですから何を焼いてもいいでしょうと言うわけで、「アーモンドとにんじんのケーキ」を焼きました。

  この型は型から外すのが難しく、温度調整が悪かったので後ろ足の部分が焦げてポロリと壊れました。 うさぎの目と耳の部分です。

 和菓子も中国菓子もいろんな焼き型や抜き型があります。その土地の人たちが代々使って来た菓子型には現代のシリコン型では出せない温もりを感じます。

 クリスマスは「クグロフ」、イースターは「アニョーパスカル」。優しいお菓子お菓子が焼けそうです。

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ペロションさんのピンクの器

2024年03月30日 05時15分37秒 | 身の回りのもの

曇、16度、86%

 料理の記事をアップしているとその中で私が使っている器についてよくご質問をいただきます。「どこの焼き物ですか?」「どこで買えますか?」ピンクの器の時は「ピンクですよね?」と色を確認される方もいらっしゃいます。一番よく聞かれるのがこのピンクの器です。たった2つしか持ちませんが好きな器です。

 イタリア、トスカーナで焼き物を作っている女性作家「ペロション」さんの器を集め始めたのは20年以上前のことです。香港にも少しですが入って来ました。そのうち日本でも知る人ぞ知るでお名前が浸透していったように思います。薄い薄い艶がある器、ぽってりとしている艶なしの器、どれをとっても小柄な「ペロション」さんの作るものは手に馴染みます。

  ピンク以外は香港時代から使っている器たちです。今より求めやすいお値段でした。5個、3個と数も揃っています。ピンクは帰国後求めました。「ペロション」さんのピンクの器に初めて出会ったのは香港でした。シャイニーなピカピカのピンクのティーセット一揃いがディスプレイされていました。「本当にピンク!」当時30代後半の私は「このピンクは私は使いこなせない。」と買いませんでした。あの時の判断を後悔したのは60歳をすぎてからです。私自身が作る料理や菓子がピンクの器にでも合うと気づいてからのことです。日本での取扱店は限られていて、イタリアから入荷すると人気のものはすぐに完売します。ピンク、ブルー、イエロー、色鮮やかなものからマットな黒やグレーもあります。

 ピンクは色のバリエーションが豊富で5色ほど出ることがあります。昔見たシャイニーなピンクも健在です。私が選ぶのは少し赤みがかったマットなピンク、写真の写り具合ではピンクに見えないことも多い色合いです。 何でもかんでもに使いません。食卓に温かみが欲しい時、地味な料理をピンクに乗せると華やかさが生まれます。

 やや大きめな鉢はピンクも焦茶も「抹茶椀」としても使います。抹茶の緑とピンクのコントラストはこれからの季節を映し出します。両手で器を掲げると、収まり良い器を感じます。

 もしあと一つピンクの器をと言われたら、大きめな盛り鉢を選ぶでしょう。何もかもピンクで揃えるつもりはありません。出会いのあることを願ってます。

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菜切り包丁

2024年03月29日 05時20分17秒 | 身の回りのもの

曇、14度、89%

 「菜切り包丁」は私にとって一番大事な包丁です。 燕三条のグローバルの「菜切り包丁」を使い始めて20年は経っていると思います。今ではどこでも売られているグローバルの包丁は海外で評価をもらって日本でも人気が出ました。私は香港で買いました。一体化された持ち手と刃が見た目の美しさと手入れのしやすさにつながっています。20年、自分で研いで使いました。刃の幅は狭くなっていると思います。下手くそな私が研ぐので直線ではなくややカーブを描いた刃になりました。昨年末、刃物屋に研ぎに出そうと決意しました。留守中の包丁をまづ用意しました。木の持ち手の昔からの「菜切り包丁」を2本求めました。

 刃物屋には予め電話をしてどのくらい時間がかかるか尋ねました。「長くてもひと月です。」お正月料理の準備には間に合う!と急いで持ち込みました。翌日、刃物屋から電話です。「刃もカーブがついているので、ひと月半時間がかかります。料金は2万4000円です。」値段にびっくり!お正月月には間に合わない。一瞬考えて、「わかりました、研がなくていいです、明日取りに上がります。」と返事しました。この値段を出せば新しいグローバルの包丁が買えます。

 手拭いに巻いて持ち帰る間、この包丁は最後まで私が研ごうと心に決めました。今まで通り、切れないなと思ったらすぐに研げば、以前と変わらぬ働きです。

 「菜切り包丁」は日本固有の包丁だそうです。両刃で素人の私にでも研ぎやすいタイプです。持ち手が木のものよりはやや重いのですが、まだそこまで私の腕の力は落ちていません。留守を預かってもらおうと求めた2本の「菜切り包丁」はほとんど出番なく包丁立てに並んでいます。

 昨晩、一体私は刃物を台所にどのくらい持ってるかなと考えました。小さな「パン用のクープナイフ」大きな「中華包丁」までかなりの本数です。どれがなくても台所仕事がうまく回りません。朝一番からカウンターに出ている「菜切り包丁」は私の一番の右腕です。大事に使い続けます。

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春のコート

2024年03月26日 05時09分29秒 | 身の回りのもの

大雨、12度、97%、雷

 三月の半ばを過ぎると道行く人が軽装になります。風も吹けば気温も上がらない日でも重い上着を着ている人を見かけません。お若い方ばかりではなく、私年配の方も颯爽と春物の上着をお召しです。この私まだ厚手のコートを着ていたいと思います。たった2日でしたが香港に帰っていたのでしみじみ寒いと感じます。でも、周りがみなさん薄手の物を着ているので私もやっと春のコートを出して来ました。

  20年以上前の「エルメス」のシルクのコートです。なんでもないデザインはいつまで経っても着ることが出来ます。軽い上にシルクなのでシワができません。幾度もトランクに詰めて旅行に持って行きました。ヨーロッパでの早朝の飛行機の乗り換えの時など重宝したコートです。

 もう一つは「マルニ」のトレンチコート。これも10年以上前のものです。今のデザイナーではなく初代のデザイナーの「マルニ」が好きです。トレンチコートはこの「マルニ」の前に「エルメス」のものを持っていました。正統派トレンチコートでした。肩のストラップ、背中は雨除けに二枚重ね、ゆっくりした身幅。いい品でしたが重いコートでした。小柄な私は着ているだけで疲れました。自分には不似合いと判断して若い友人に譲りました。その後、見つけたのが「マルニ」のトレンチコートです。

 肩ストラップはありませんが、大きなベルト、背中の雨除けの二枚重ねはトレンチコートそのものです。一番小さなサイズですので身幅が私にぴったりです。「エルメス」のトレンチコートで懲りている私でしたが「これ!」と決めた理由は実は襟の形です。 フラットカラーではありません。優しいカーブの襟が二枚重なるようなこの襟が決め手でした。こんな襟を作っていたのが初代のデザイナーです。この襟には仕掛けがあります。襟ぐりにぐるりと回った紐を襟の下でボタンで留めます。 するとこんな表情のある襟が出来上がります。紐の端が襟から出ているのが嫌なのですが。コットン素材ですが細身なので軽いのがありがたいコートです。

 季節の服を出してくるとボタンやほつれをチェックします。どれも古い服です。この2着のコート、思わぬ類似性を見つけました。黒のコートは一番上に2つボタンがあるだけのコートです。風除けをしたい時は細い共布のベルトを回します。 一番上の小さなボタンは紐状のストラップに留める仕組みで、襟元が閉まります。この2着ともに襟下のストラップで襟を締める仕組みでした。10年以上経って発見した共通性、こういうのが私の好みなんだと改めて教えられました。

 ここ数日、雨が続いています。お家でズボラな服装でもお散歩の時、このどちらかを羽織るとすっかり隠されて重宝です。コートの下には厚いダウンのベストを着込んでいます。コート一枚で出かけるにはまだ私には早過ぎるようです。

 

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ムートンのモカシン 冬の靴

2024年03月11日 05時05分47秒 | 身の回りのもの

晴、5度、75%

 一年で、10度を下回るのはわずか10日ほどの土地に30年間住みました。7年前、日本に帰国したのは2月の初め、寒さが辛かった。防寒具も十分ではなく、急ぎ買いました。朝晩のモモの散歩の時、意外なところの寒さに気付きました。足の裏です。

 厚手のソックスでその冬は乗り切りました。次の冬、寒くなる前に買い求めたのが「ムートンのモカシン」です。靴底、足首周りがムートンでモコモコしています。くるぶしを越す長さの長靴状のものもありますが、雪の少ない福岡では日常履きには不要です。デパートで売っている商品数も少なく、比較もできないまま買いました。最初の年はムートンがふっくらしていますが、2年目からは日光浴させてもムートンはすり減り、暖かさが減ります。3年目には先端のスレも見え始め、長持ちする靴ではないと知りました。普通のローファーは30年履いているものもあります。「ムートンのモカシン」はある意味消耗品だと気付きました。値段もうんと高いものではありません。

 この冬は2年目の「アグ」のモカシンからスタートしました。2年目ですから、ムートンの毛足は寝ています。履きやすく歩きやすいこの靴を長持ちさせるために、予備の「ムートンのモカシン」を用意しました。全く同じものを買っても良かったのですが、出向く先のことも考え、違うものを2足求めました。「アグ」「ミネトンカ」を選びました。普通の靴よりややルーズな作りです。本来のサイズより下のものを選びました。同じ「アグ」の靴でもデザインが違うと雰囲気が変わります。見出し写真の左端が2年目の「アグ」、真ん中が「ミネトンカ」、右は「アグ」です。

 「ミネトンカ」のデザインが好きです。色違いでベージュのものを部屋履きにしています。 外履きに比べて履いてる時間が長いので、ひと冬ですでに毛足が寝てしまいました。

 この冬は「ムートンのモカシン」しか履きませんでした。暖かい。冬の服の着方も自分なりに決まって来ました。この冬は中起毛のタイツに挑戦、昨年まではウールのタイツでした。中起毛のタイツの保温性に驚きました。もっさりと着膨れしていた数年前と違いうまく重ね着の仕方をマスター中です。

 この冬は暖冬だそうです。やっと生まれ育った土地の冬に慣れて来ました。

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クリスマスプディングの容器

2024年03月09日 05時00分39秒 | 身の回りのもの

晴、7度、58%

 40年前、香港で売られていた「クリスマスプディング」は陶器の入れ物に入っていました。当時まだ中国返還前でした。「クリスマスプディング」はブランデーで火を灯して食べるイギリスらしいクリスマス菓子です。イギリス領の各国ではこの菓子がなくてはクリスマスは来ないと聞きます。当時、香港ではスーパーでも山積みの「クリスマスプディング」が売られていました。まだ数軒しかなかった高級食料品店の店先にはこうした陶器の容器に入った「クリスマスプディング」が積まれていました。

 モモが我が家にやって来たのは2004年、モモのご飯入れはこのプディングの容器を使いました。大きさ違いで3つ持っています。 モモは日本に来てすぐに逝きました。亡くなってすぐ我が家のやって来たのがココです。ココに初めてご飯を与えた時、この器を使いました。ペットショップで十分な食べ物をもらっていなかったのか、ココは餓鬼の様に食べ物を前に興奮しました。幾度もハイジャンプをします。その勢いで文字入りの器を大きく壊しました。切手四枚分ほどの欠けを作りました。モモが亡くなってすぐのことです。モモの思い出の器が欠けてしまい大層落胆しました。以来7年間、箱にしまっていました。

 先日、こうした欠けの補修を簡単にできる「エボキシパテ」というものを知りました。 外壁などの補修に使うものらしいのですが、陶器にも使えると書かれています。欠けはわずか数時間で埋まりました。グレーの色がチグハグですがとりあえず使用可能です。熱を加えるのは考えもの、卵をといたり、粉を計ったりにと使い始めました。

 一番大きなサイズはずっと毎朝パン種をこねるのに、小さいサイズはバターを湯煎したりにと使っています。7年ぶりに3つが揃いました。

 ココには壊してすぐに大小の白い器を買いました。ココにご飯前落ち着く様に教えるのは大変なことでした。モモの器が3つ揃って、ココが我が家に来た当初のことも蘇って来ました。来月はモモの七回忌です。

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BRAUNの温度湿度計

2024年03月07日 05時00分00秒 | 身の回りのもの

曇、9度、70%

 このブログに台所のカウンタートップで写した写真を載せることがあります。その写真に写り込んでいる黒い真四角なものは何ですか?と幾度も尋ねられました。中には拡大して見られたのでしょう、「BRAUN」と書かれているので時計ですか?そんな時計見たことがありません。と書かれたコメントもいただきます。5センチ四方の「BRAUN」と書かれたものは「温度湿度計」です。 香港の頃からずっと台所を居場所にしています。

 パンを毎朝焼きます。室温は大事です。温度と同じくらい湿度も気を使います。発酵時間を長く取ったり発酵をガスレンジのそばでとったりその日の状態で変えます。温度、湿度が数秒で代わる代わる表示される仕組みです。これは実は「子機」です。「親機」は居間にあります。 こちらは時間、天気、気温、湿度が表示されています。「BRAUN」の「ウェザーステーション」という品です。日本の「BRAUN」のお店では見たことがありません。香港でも1点2点しかないとお店の人が言っていました。

 「親機」、「子機」は連動しているかと思えばそうでもない?気温、湿度はそれぞれの部屋のものが表示されています。よくわからない仕組みです。おそらく「子機」だけでも「温度湿度計」としての役目を果たすと思います。「BRAUN」の品はデザインが簡素で好きです。時計はひとつ私の枕元にあります。 あとひとつ、ラジオ付き時計を持っています。 ラジオがついているので災害時には助かると思っていたのですが、先日、電池交換の時、ラジオが繋がらないとわかりました。どれも長く使って来たものです。「BRAUN」のラジオで調べてもどこにもありません。ラジオは使えないのですがデジタル時計で使います。

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