たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

閑話休題  4月も終わりの日 雉がやってきた

2016年04月30日 | 
気が付けば明日はもう5月1日

月日の流れは本当に早いものですね






ケーン ケーン ケーン

ケタタマシイ鳴き声に目が覚めました

窓を開けると裏の畑に珍しく雉の姿が・・・

裏の林を伐採したのでもう見る事もないだろうと思っていたのに・・・

自然が徐々に失われ生き物も少しずつ姿を消していく昨今です

(眠気眼で写した写真、ちょっと写りが)




後ろで何やらクスクスと笑い声

「健在だったんだ、早く相手を見つけて赤ちゃんを産んでね!」そう言い合ってるみたい

    




4月に写した庭の花たちの写真が溜まってしまいました

その内の幾つかを見て下さい

ヒトリシズカとエイザンスミレ  ソバカススミレ

私の大好きな花たちです




ミヤコワスレ

この色(紫)が欲しいと皆さんに言われます

その度に株分けして嫁に出しました

御姑さんと上手くいってるかな?




オダマキ

しずやしず しずのおだまき くりかえし

この花を見ると何時も義経を想う静御前が詠んだ歌がよぎります




庭が一段と華やかに・・・牡丹とミツバツツジ


昨年は花を持たなかった藤が今年は驚く程の房の数

開花が楽しみで毎日、眺めておりました






数日後、藤は見事に開花しました

何とも言えない香りを今、撒き散らしています


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閑話休題  みのわ芝桜公園に狐の嫁さんがやってきた

2016年04月29日 | アウトドア

山里に芝桜が咲き春の空気に覆われた4月の吉日

今日は山に潜んでいた狐が里に下りてきて婚礼を催すと言う

「今年は、どんな嫁っこだべか」

村人は期待に胸を膨らませ芝桜さく丘へと急ぎます






と言う事で今日は「狐の嫁入り」のイベントが芝桜公園で催されました

  

(ミス狐さんと見かけた美人さん)






儀式が始まるまで花を愛で記念の写真を撮り合い


出番までの一時をはしゃぎ合い




すると何処からか「ドンドンドン、ドンドンドン」

現れました、花の陰から静々と音も無く

そして「こーん」と一声


再び行列は太鼓の音に合わせ花の中を歩き始めます


その頃、式場では舞い手が花婿・花嫁の到着を待ちわびておりました




やがて花婿花嫁が到着しいよいよ狐の舞が披露されます

一瞬、静まり返った式場に鼓の音が鳴り響くと

踊り手は静かに立ち上がり歓びを体全体で表現し舞い始めました

かくして式典は厳かに執り行われたのでした

    


    

すっかり二人の世界に入ってしまっっているカップル

♪ 二人の為 世界は有るの~  芝桜も狐の嫁入りも関係ないわ~だって


因みにみのわの狐の嫁入りの本番は10月

かがり火が焚かれる中での幻想的な嫁入りです


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紀伊半島の旅(16) 伊勢神宮 ・ おかげ横丁

2016年04月27日 | 
続き

昔、伊勢参拝の途上、二見が浦で日の出を拝み身を清めたと言う風習が有ったそうです

それに習った訳では有りませんが、やって来ました伊勢神宮です


3時半になろうかという時刻

宇治橋を渡って・・・(緊張に背筋がピンと・・・いえ寒かったのです)

  

五十鈴川の清流で手を洗い


三重の銘酒を横目で眺め・・・(オー、目の毒)


第一の鳥居を潜れば、そこはパワー漲る神域

何処か空気が変わります

海の向こうの団体さんも、話を慎むよう言われてやってきたのでしょうか

此処では、やけに静かでした




人の多さの割に此処では誰もが厳粛な気持ちになるのでしょうか

鳥の囀りさえ聞こえる静けさに包まれた参道です

神楽殿を左に見て石が敷き詰められた参道を進みますと


古代から信仰のナンバー1を誇示している正宮が目の前に

石段を踏みしめる時には俄か信者の私でも、神妙な気持ちになりました

ここは元々皇室の御祖神である天照大御神を当時まん延した疫病を静める為に

2000年余り前、ここに移されたのだと言われますが

俗に言うお伊勢参りが庶民の間に流行したのは江戸時代になってから

その後、色々な遍歴の中で存続に苦労した時代も有った様です

今、私達は入手が非常に難しいかったと言う通行手形を携帯する必要もなく

旅の途上、フラッと立ち寄る事が可能となった訳ですから良き時代と言えば良き時代ですが

大半が物見遊山的な参拝に変わって来つつ有る事も事実でしょうか


ここは神殿脇のロープが張られた立ち入り禁止の一角です

そう言われれば緑濃い木々を通して荘厳な空気が漂っている様に感じられないでも有りません


2000年の重みが感じられる古木ですね


来た参道を少し戻り右に上がりますと御稲御倉が有りました

この中には神に供える稲が納められているそうです


人の波に乗ってなおも進みますと荒祭宮(あらまつりのみや)が有りました

祭神は天照坐皇大御神荒御魂(あまてらしますすめおおみかみのあらみたま)

舌がもつれてしまいそうですね

でも、この神様、事に当たって動きを示す荒く猛々しい御魂で

要は困った時に救済の手を差し伸べてくれる有り難い神様なんですって

この神域で一番のパワースポットかもしれませんね






私はやはり、こんな場所が心が落ち着くかな!


昔から参拝者がお蔭詣りの後に立ち寄ったというおかげ横丁

いわゆる門前町ですが今の街並みは

三重県に点在する江戸、明治期の家を移築し当時を再現したものなのだとか

しかし賑わいは今も昔も変わらない様です




甘いものに目が無い私は先ず最初に目に留まった名物赤福を購入


ここで夕食を済ませましょうと食堂を物色しますが

どの店も暖簾を下げ閉店の仕度に取り掛かり始めていました

時刻は17時、仕方なく松坂牛コロッケ(250円)を購入し・・・でもこれ美味しかった~!






食堂は閉まっても通りの賑わいは衰えません

静かな路地で何やら食べながら話をする女性、懐かしい射的に興じる若者

老若男女入り乱れて雰囲気を楽しんでいます


ここは寄席等も催される神話の館

その手前にジャンボ宝くじの旗が・・・

買っても当たらない宝くじ、しかし買わなければ当たらない宝くじでも有ります

さて私はどちらを選択したでしょうか




町並みも大分、影って参りました

土産やさんを覗くと猫が気持ち良さそうに大の字になって・・・

私も疲れました

一風呂浴びて車の中の寝室で大の字を決めたいと思います


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紀伊半島の旅(15) 道の駅「まんぼう」で鳥と遊び海女小屋~二見が浦へ

2016年04月25日 | 

一夜を明かした道の駅「まんぼう」

此処には、このまま直ぐに立ち去り難い散歩道が有りました








早朝の片上池は偶にジョギングする人の姿を見かける位でとても静かです

橋から身を乗り出して下を覗きますとフグでしょうか







鴨さん、只今ブレックファーストタイム

そしてお腹が満ちれば行動開始

生き物はみな同じですね






行動開始した彼らが何をするかと言えば

仲間同士の縄張り争い

「やい、マガモ! ここは俺らヒドリガモの陣地じゃー」

「わ、分かりましたよ~~ どけばいいんでしょ、どけば」

追い出されたマガモは一目散に走ります




そんな光景を冷静な目で見つめているのは

アオサギです


ここにも居ました イソヒヨドリの幼鳥か


散歩から戻っても道の駅は未だ開店前

マンボウとやらを食して見たかったのですが・・・残念でした


(御座へ向かう海岸風景)


(磯人という小屋内部)


(予約者のみ体験できる海女さんとのバーベキュー)


(ポスターの写真を拝借)

次の目的地を何処にしようか迷ったあげく志摩半島の突端に有る御座に行ってみようと言う事になりました

途中、見るべきものも無くただ、ひたすら走ります

やがて前方に海が見え右の高台に小屋が見えました

周りには一軒の家も無く閑散とした所です

勿論、海に潜る海女さんの姿も有りません

高台に上がって行きますと人待ち顔の男性が「ご予約された方ですか?」と

どうやら此処は採れたての魚介類を戴くために予約が必要な様です

はるばると、とんだ無駄足でしたが展示会館に有ったポスターの写真を写し

歩きでしたら「とぼとぼと・・・」と言った感じで引き替えし二見が浦へと向かいました




二見が浦と言えば夫婦岩

高校の修学旅行以来ですから何年振りでしょうか

雄さんも修学旅行は関西だったと言う事ですが此処まで足は延ばさなかった様です

先ず最初に現れしは「天岩屋」

天の岩戸伝説と言えば全国津々浦々に・・・

天照大神様もさぞやお忙しかった事でしょう

因みにここに有る輪注連は一つ200円です




そう易々と夫婦岩は見せてやるものかと

猿田彦大神を祀る鯉玉神社が立ち塞がり

その先に満願蛙が呑気そうに水に打たれています

何故ここに満願蛙かと言いますとこの蛙は猿田彦大神の使いで

天照大神様が降臨の際のエスコート役に任命されたのが蛙だったのだとか

居るは居るは海岸は蛙の大群です


ここにもおりました


そして懐かしの夫婦岩

独身時代に夫婦岩を見た者は連れ合い同伴でもう一度・・・すれば増々円満に

  

可愛いでしょう!この少女二人

お互いシャッターを押し合ってお友達に・・・これも夫婦岩の縁結びだったのかな?

また何処かでお会いする事も有るかもしれないね


二つの岩の間から太陽が昇る劇的なシーンは勿論、時間的に無理でしたが

それでも何処か幸せが感じられる夫婦岩

それで十分でしょう

続く


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閑話休題  嵩山(たけやま)789m 小粒だがピリリと辛い

2016年04月23日 | 登山
数日前、孫にせがまれて久し振りの山を楽しんで参りました

区の用事で出かけている雄さんの昼食を用意して8時出発です

  

(親都神社の樹齢約700年の大ケヤキと様変わりした登山口)

登るのは28年前に登った事の有る中之条の嵩山

あの時、私は迂闊にも登山靴を忘れ近くの農家で運動靴を借りたのでした

今、道の駅が出来、周辺が整備され当時の面影は何処にも有りません

靴を貸してくれた農家は何処へ行ってしまったのだろう

親切な御婆ちゃんの笑顔がおぼろげに浮かぶだけだ


アッと言う間に着いたここは五合目

一応、合目は切って有りますが登山口の標高が既に545mなので標高差は僅か223m

ですが・・・稜線からはアップダウンが激しくそれなりに体力を要求されます




28年前の記憶を取り戻すべく榛名山が一望される見晴台に寄り道する事にしました

でも、やはり此処にも記憶の糸口は見つかりませんでした

どうやら私の記憶力も大したこと無いと言う事がわかりました


今回、不動岩はパスし第一の難関小天狗に挑戦します

「R君、その先、切れ落ちてるから気を付けて!」

なんの心配も要りません

軽やかなステップを切ってズンズン登って行きます




この写真は28年前の不動岩です

愛犬マー君、爪が岩にかからず少し登ってはズルズル、少し登ってはズルズル

それでも決して諦めませんでした


小天狗をクリアして中天狗へ参りました

見晴らしは得られない小ピークです

彼はお年頃なので写真は小さく・・・




此処は御城平で嘗て城が有ったとされる場所です

雑然と並んでいた石仏も綺麗に整理され28年前(写真)何処となく感じた不気味さは何処にも有りませんでした

そうなのです

歴史を紐解きますと

真田幸隆(幸村の祖父)率いる武田軍の急襲により岩櫃城は落城

父・斉藤憲広 兄・憲宗親子は武田信玄を頼って越後へ、末子の城虎丸は嵩山城に立てこもる

2年後、兄の憲宗が戻り上杉氏の援助を得て2万騎を集め攻撃するも結局は敗戦

憲宗は自刃し城虎丸は大天狗岩から身を投げて自害し斉藤氏は滅亡した


大天狗手前の経塚から左に延びるトレイルを烏帽子岩・五郎岩に向かい其処で昼食タイムと致しました

この烏帽子岩には登れませんが途中までR君、挑戦です


五郎岩にて・・・何思うR君

  



経塚に引き替えし、さて大天狗への鎖場

私は左手を考えて今回は敬遠しましたが、この上にも2か所の鎖が有るはずです

28年前、私達が立った大天狗の頂を見事、制覇したR君と娘達

初めての鎖に意気揚々と戻って参りました


大天狗から緩く下って一升水

岩壁から水がポタポタと落ちてくる冷んやりとした空間ですが覆いかぶさる岩は威圧感が

  




小粒ながら、なかなかスリリングに富み面白いねと言いながら下れば

今度は「弥勒穴」

穴神様とも呼ばれ人体に有る目・耳・鼻・口などありとあらゆる穴に関する病気に対して

御利益が有るのだそうです

ただし、穴に辿り着くまでが困難です

でも、我が隊の二人は何のその、スルスル絶壁を登って行きました




アッアッアッ!!

見つめる方向に目をやれば大きなスズメバチの巣


またまたです

ガンバレ!!


岩室に観音様が祀られていますが嵩山山中には33体の観音様を至る所で目にします

この観音様は斉藤氏一族の霊を供養する為に置かれたものだと言われております






さて!

スリムで有るか無いかが試される体内潜り

何も掴まるものの無い土の急斜面を鎖に便り腕力で5~6mほど登ると

此処にも観音様が祀られておりました

私の腕力も限界・・・でもカメラを向ける・・・案の定ピンボケ

ハイ、万歳して 大きく息を吸って

おめでとう! クリアです \(^o^)/


今日、山を彩ってくれたのはスミレやカタクリ、サンシュユでしたが

なにしろ腕の力を使いすぎ何とか撮れたのはこの花だけでした

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