たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

春風に誘われて 2/26

2016年02月29日 | 日記

うらうらと惰気を催す早春の今日

眠気覚ましに近辺を 

何時ものコースを変えて芝桜公園方面に足を向けてみた

薄っすらとピンクに染まる斜面では町の委託業者が手入れ中だ

昨年は少々見劣りのする芝桜だったが今年は挽回できるか








ワッ!ミツマタの花が綻び始ましたねェ

産毛が陽光にキラキラ輝いている

そっと撫でてみれば絹の様な肌触りが何とも優しかった


お稼ぎですね!



   

百観音への道を見送り河川敷へと降りてみた

一部舗装されガードレールまで設置されていると言う事は

耕作の許可が下りているのだろう

梅林や田畑、牧草地が開けた山里の河川敷 閉塞感は感じられない






川に沿った道を暫く歩くと

先日の雪で竹が無残な姿を晒していた

積雪としては、驚く程では無かったと思うが重たい雪だったのだろう

余りにも痛々しい姿だ


竹を掻き分け流れに近寄ると、これはこれは!!

クレソンの群落は健在だった

以前、越してきて間もないころ私達は犬の散歩によく此処を訪れた

或る日、集会の時に、その話をすると

「上流に〇〇〇が有るので薬物が混入している可能性が有るから摘まない方が良い」と教えられたものだった

そうそう、此処には沢蟹やカブトムシが沢山いて昔は絵塾の生徒に見せる為に

雄さんは良く捕って来てきてくれたっけ


???箕輪の珍百景?

こんな所に一体になった机と椅子

竹が整理されていると言う事は此処で瞑想に耽る人でもいるのかしら?


竹で道が塞がれ抜ける事が出来ず往時を戻る途中

ドドドドドー

イノシシだー

直ぐにカメラを向けたが猪突猛進

藪に姿を消してしまった

此処にはウサギもいれば狸も狐もいる

でもイノシシは余り会いたくない・・・かな


河川敷を出て農大方面に向かうと農大の生徒が耕運機で畑を耕していた

いよいよ春の種付けが始まるらしい

ご苦労様で~す




グルリと一巡り

今日の散歩も終盤

榛名山の山並みを眺めながら登るここは私のお気に入りの道




霞んでいなければ丁度この梅の木の間に赤城山がスッポリ治まるはずなんだけど






野鳥にも会えた今日の散歩

心地良い疲れが残る気持ち良い11000歩だった

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埼玉 緑の王国

2016年02月27日 | 
鐘撞堂山より続く

和紙の里を後に「ゆっくりと」さんの鐘撞堂山登山と一緒に載っていた緑の王国へと車を走らせる

緑の王国は開拓ボランティアの方達により守り育てられている市民の森との事

温室の有る販売所を抜け自然が広がる森へと導かれた






ゆっくりとさんには事前にオガタマの木の下に有ると言う事を聞いていたので

お目当てのセツブンソウは迷う事無く見つける事が出来た

昨年、小鹿野でみたセツブンソウとは規模は違うが

雪を散らした様な姿は何時みても心が優しくなれる

あぁこんな所に黄花のセツブンソウも

或る女性カメラマンは地べたに座り込み俯せて盛んにアングルを決めている


オッオッオッ、川の端に一輪の雪割草

少し時期が遅かったでしょうかね








広い園内には種類も豊富な小花が無数に散らばっている

一巡して戻れば

セツブンソウの前に跪き体を屈めて向き合っていた女性カメラマンは

辛抱強く未だうつぶせ状態のまま


匂いに誘われて近づけば花木ももう花を付けていた

かなり強烈だが嫌味は無い


これはサンシュユかアブラチャンか

これも春の代表花だ



   





一角には梅林も有りもう満開に近い

花が有る所には人が集まる

仄かな香りに酔いしれて、アチコチから感嘆の溜息が聞こえてきた






温室の中では雪割草や秩父紅(福寿草)、紅花マンサクが先ず目に飛び込んで来た

秩父紅も今頃はオレンジの花弁を一杯に広げているだろうか

あれから一年、年月の流れの速さは驚くばかりだ


とっとちゃん?


いかにも優しげに乙女ラン?

   





〆は強烈に


遊びに来た孫たちが「山へ行こう」と言って少し前に帰っていった

急に背が伸びたと言うRyoは178㎝だそうだ


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埼玉 鐘撞堂山~小川和紙の里(世界無形文化遺産) 2/22

2016年02月25日 | 登山

春と冬が交互に行ったり来たりと目まぐるしい2月

温かさが戻った22日、「ゆっくりと」さんが歩いた道をなぞってみた

円良田湖への道に入ると上空に彩雲

これは幸先よさそう ♪




円良田湖はヘラブナ釣りで知られるダム湖だ

太公望がノンビリ釣糸を垂らす光景を横目に登山口に近い駐車場に車を停めた

鐘撞堂山は忘年山行で鍋を担ぎ上げもう十回以上は登っているが

何時も登るのは寄居駅からのルートなので、こちら側からは初めて


「見て見て!雪で傷められたこの木「ゆっくりと」さんのブログに有ったのと同じ」

この木ですよね、ゆっくりとさん!




椎茸栽培の榾木がを見る辺り熊に注意ではない頭上倒木注意の案内

確かに倒木が目立つ

斜面を見ると表土の薄い岩盤地層の為、根が十分に張れないのが原因なのかもしれない




動物たちがヌタ場に利用しているらしい湿地帯を右に見て木漏れ日の道を進むと

これはニワトコだろうか、早春の息吹きを見つけた


このコースは山頂までの最短コースらしい

かなり、ゆっくり歩いてきたのに40分でもう山頂に到着してしまった




鐘撞堂山の山名の由来は

戦国時代、見張り場で有ったこの山に鐘を置き危急の役に建てた事によるらしい

確かに330・2mの低山で有るにも関わらず展望はすこぶる良く


寄居の街や比企丘陵、外秩父の山波が一望だ





赤城山と子持山の間には雪を白い武尊山が

そして家から眺める形そのままの榛名山

倍率の高い双眼鏡で見れば我が家が探せそうだ




蝋梅と桜の若木に僅かな花を付けていたのが印象に残る山頂を後に

次の目的地、世界遺産に指定された小川和紙の里へと向かいます


山間部にはこんな棚田風景も


   


   



運の悪い事に今日、会館は休業

近くに工房が見えたので寄らせて頂いた

コウゾの汚れた部分を取り除く作業をしているほか女性がもう一人

職人さんは昼食に出たとかで留守だった

色々お話を聞かせて頂く中で

昔は自転車に障子紙を積み群馬の富岡まで配達したもんですよ

学校から帰れば冷たい水の中に手を入れてコウゾのごみ取り

何が嫌かってコウゾのごみ取りと農家の仕事くらい嫌なものは無かった

でも、そうしなければ食べていけなかったしね

当時、紙は米の不足を補う為に年貢の代用として納められていたのだそうだ

嫌だと言いながらも結局は現在も紙漉きをする女性は

苦笑いを浮かべ慣れた手つきで作業をこなしているのでした

嫌だ厭だよ紙すきゃぁ嫌だ 夜詰め早起き暇がない ヨカコイ ヨカコイ

小川甚句と言うのでしょうか、そんな歌が何時しか謳われる様になったのだとか

次は深谷の緑の王国に向かいます

続く


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顔振峠~黒山三滝~生越梅林

2016年02月23日 | 登山
続き




14時を過ぎても風のないウラウラと暖かな標高500mでした

桜の並木と小さな梅林に差し掛かると行く手が開け

いよいよ顔振峠(こうぶりとうげ)に到着です

●日本武尊が東征の折り妻の弟橘姫を想って故郷を振り返りながら峠越えをしたとか

●義経、弁慶一行がその美しさに左右を眺めながら歩いた

そうした諸説が語り継がれている峠

そんな事も有り何時か通ってみたいと思っていた峠でした




いにしえ人になったつもりでと足を止めれば

帯の様に連なる大岳や御前山等々の奥多摩の山々が一望され

空気が澄んでいれば富士の秀麗な姿も眺める事ができた事でしょう

「顔振峠」そう命名した感性の素晴らしさには、ただただ脱帽するばかりでした


ロマンに満ちた「顔振峠」は悲しい歴史を秘めた峠でも有りました

戊辰戦争で官軍と戦い僅か22歳で自決した若き平九郎の目に

この峠の景色はどう映ったのか

何故か割り切れない寂しさが残ります


ここで舗装路を敬遠して黒山三滝までの山道へと分け入ります (14時20分)

大分、陽が延びて山肌に強い木漏れ日を投げかける急斜面の道は

目が光に奪われ危険極まりなし


相変わらず杉だけが支配する面白みの欠片も無い山道

写すとしたら、こんな奇怪な根っこくらいなものです


アチコチで雪の重みで倒れた杉が道を塞ぐ個所も




(此処に何故か飛騨のトタン屋根の合掌造りが出現)




そろそろ、そんな山道に飽きてきた頃笹郷と言う山間の集落に出ました(15時)

何時でしたか埼玉でバナナが採れたというニュースが新聞に載った事が有りましたが

それは、この笹郷だったのでしょうか

川沿いの民家の脇に真っ黒なバナナ

其の儘になっているところを見ますと食用になる程の甘味にはならなかったのかもしれませんね


黒山三滝の駐車場に戻ったのは1(5時20分)

満腹感は味わう迄には至りませんでしたが久しぶりの自然の中のウオーク

満足・満足としましょう






帰り道で見た越生(おごせ)の梅林






(17時)日没間近な新町辺りの夕景は今日のハイライト

今夜は雨と言う予報が出されていますが

それを伺わす空の色でした

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黒山三滝~パノラマコース (2/19)

2016年02月22日 | 登山
今日は風もなく麗らかなハイキング日和です

未だ無理が出来ないので埼玉の黒山三滝に行ってみました


無料駐車場から越辺川(おっぺがわ)沿いに約15分

マスを焼く煙を浴びながら奥へと進みますと左に天狗滝の案内板が有りました






大丈夫かな?と思いながらも足はもう滝に向かっています

落差20m、先日の雪害か、近づく事は出来ませんでしたが

チムニー状の岩間を舐めながら落ちる姿がとても優美です






天狗滝を一旦、引き替えし更に奥に進んだ所に有るのが女滝(5m)と男滝(12m)

今日は光が強すぎて男滝、女滝を一体とした写真は撮れませんでしたが

二つの滝を併せた写真が披露できたなら新日本観光地百選に選ばれた事が頷けて貰えたかもしれません


ハイキングコースも整備されていました

パノラマコース

これは歩いてみる価値はありそう

時刻はこの時12時




暗い杉林の中、思ったよりシンドイ道です

   



「手は大丈夫か~?」

「ダイジョウ 


しかし、キツイ

ストックが持てないので余計きつく感じます


滝から1時間

あらら、車道に飛び出してしまいました

ちょっと興醒めですが此処が傘杉峠

このまま車道を歩いても顔振峠に出られますが

いくら手が心配でも、それでは余りにも味気ない

少し休憩を入れて迷う事無く矢印方向に歩を進める事にしました




根に躓かないよう注意して尚も続く傾斜を踏ん張ります

途中で山道は二手に分れ真っ直ぐ行っても左に折れても顔振峠に至りますが

私達は左の急斜面を登る事にしました

山と付く高みを踏みたかったのです


山名標識は有りませんでしたが杉の林を通してみてもも、これ以上、高い所は無さそう

多分、いや絶対 大平山 と確信しカメラに収めました (13時20分)

元の山道に合流し15分も歩きますと又々車道に出てしまいました

「ところで何処がパノラマコースだ?見えるのは杉ばかりじゃないか」

「看板に偽り有りね」

文句たれたれの舗装路歩き

ちょっと変化が欲しくなりました (13時45分)


其処で見つけたのがベラヴィスタというカフェの看板



テラスからやっと開けた奥多摩方面の展望を眺め一服しながら客と談笑する雄さん

漸く人心地着いたでしょうか

続く


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