たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

黄色の彼岸花

2012年09月28日 | 日記
一昨年、九州にお邪魔した時に頂いた彼岸花

昨年は葉が出ただけで焦らされたが今年ようやく蕾が出

ついに今日、開花したのだ

「これは真っ白なのよ」という訳だった

ところが・・・




でも、これはこれでいいじゃない

黄色を基調に仄かなオレンジ色がとっても優しそう

そして彼岸花と一緒に頂いてきたアマリリス

なにせ九州とは気温が違うので頂いた当初は心配で鉢に植え出窓で育てたが

友人の「大丈夫」と言う一言で今年の春、思い切って地植えにしてみた

「ウオ~、キレイ

早速、写真を送らなくては




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夏と秋のせめぎ合い

2012年09月26日 | 日記
定まらない天気が続いています

彼岸の墓参りに行った時は茹だる様な夏日でした

でも見上げる雲は完全に秋の物




かと思って南西の空を仰げば入道雲のせめぎ合い

まるで「日X中」の様ではありませんか

そしてその雲が引き金となり毎日、激しい雨が屋根を叩くそんな日が数日、続きました






カマキリも雨は嫌いなんでしょう

朝から一日中、身動きもせず網戸に張り付いたままです


26日、ようやく雨があがり清々しい秋空になりましたよ~

そんな日は日没時が楽しみです


おやおや月も満月の仕度ですか?中秋の名月まで いよいよ後4日に迫りましたものね

その か細い光が純白の花を際立たせていました






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木曽駒ヶ岳(5) 千畳敷カールの花

2012年09月24日 | 登山
今年は春の訪れが遅く夏が長いせいかカールは思いもよらず沢山の花を愛でる事が出きました

そうした中に秋も見え隠れすると言うラッキーチャンスにも恵まれたのです

その全部を載せる事は出来ませんが、その内の幾つかを見て下さい


この木は何度、火をつけても燃えないため「ナナカマド」と名付けられました
 
夕食の用意が出来ない~  てくれ~~
         

「トウヤクリンドウ」

漢方薬として用いられますが、その苦さは並みの苦さでは無い様です


10月が最盛期の良く見かける「リンドウ」すべて蕾でした。





群生も良し疎らも良しの「タテヤマリンドウ」


形が舞楽の鳥兜に似ている事からそのまんま「ミヤマトリカブト」


登山道のいたる所に咲いていた「イワツメクサ」


広い草原にたった一つだけポツンと「クルマユリ」


「メイゲツソウ」

普段、見過ごす様な花でも名を聴けば愛おしさがつのります

少しずつ満月に近づく月を見て我が身も白から赤へと飾りたてているのでしょうか

ちなみに今年の十五夜は9月30日

十五夜に晴れ無しと言いますが雨で無ければそれで良し、何故ってその日は我が町の「狐の嫁入り」の開催日だから


「ミヤマキンポウゲ」

ヨーロッパアルプスの山肌には、この花の群落を良く見かけます

前記のトリカブトと同様、猛毒のため放牧牛も敬遠した結果なのでしょうね




「稚児の玩具(かざぐるま)に似ているなァ、チゴノカザグルマ…チゴグルマ・・・チングルマ」

そうして名付けられたのが「チングルマ」ですが、これは花後の実です

穂が朝露に濡れた時の風情は何とも言えません


「ミソガワソウ」

ミソ川周辺に自生しているから・・・葉裏からお味噌の匂いがするからだとか説は様々ですが、はて?


「イブキボウフウ」かな?


「キオン」かも


「ヤマハハコ」

秋の七草の一つハハコグサ(ゴギョウ)に似ている所からつけられた高山の白雪姫です


アザミは種類が多く良く分りませんが「センジョウアザミ」かと


「ウメバチソウ」花の形が紋章の梅鉢紋に似ているんだとか




「ヨツバシオガマ」の赤花と白花ですね


「ムカゴトラノオ」虎の尾に見えますか? 


「ミヤマアキノキリンソウ」

別名「コガネギク」と言われますが皆さんはどちらが好きですか?


「ウサギギク」この名は二枚の対となる葉がちょうど兎の耳に似ているんですね

その葉が無くてごめんなさい

ちなみに花は金車


「クロトウヒレン」?フーム、これもアザミ、難しい


「オオヒョウタンボク」
二つ合わさった実からヒョウタンを連想・・・頷けますね


「クモマニガナ」漢字では「雲間苦菜」要するに苦いんです


「ミヤマホツツジ」花びらが船の帆に見えるから?


「ハクサンイチゲ」

最後になりました

貴人の風格を備えた堂々と力強い高山の代表花

この時期に会えたなんて私はシアワセモノ 







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木曽駒ヶ岳(4) 伊那前岳(2883m)

2012年09月23日 | 登山
朝5時

東の空が赤味を帯びてきました

いよいよ荘厳な時が訪れようとしています




中岳、伊那前岳は今、感激の声に包まれている事でしょう

そして早くに空木岳へと向かった登山者も稜線の何処かで足を止め、この御来光をきっと見つめているはず

ここは人の姿も無く只々静寂に包まれた小屋前の草原です


陽が上り色を失った空の下に富士山を中心に壮大な景色が展開しました

それは、あたかも一幅の水墨画の様な情景です

そう言えば昨日の朝、富士山の初冠雪を放送していましたが 

ここから、その様子を伺う事は出来ず、ただ静かに、穏やかにアルプスを睥睨する富士の姿が目に映るばかりでした




朝食を済ませ今日は伊那前岳を登っていよいよ下山です

小屋のスタッフにお世話になったお礼を言い6時半に出発

砂礫の登山道は終始、穏やかな登りです

振り返ると既に見慣れた宝剣岳は朝の強烈な斜光に、より一層 鋭さを増し

その右方には宝剣山荘と天狗山荘、更に目を右の転じると、中岳と如何にもどっしりした御嶽山の姿が有りました






おやまたまた。朝早くから御苦労様ですね

もしかして、この鳥カヤクグリかも?


ガラスの破片が幾つも突き刺さった様な山が伊那前岳です

現在、植生保護の為、山頂を踏む事は残念ながら出来ませんでした


さーて、八丁坂の下り 気を抜かず頑張りましょう

目が痛くなるほどの碧い空、流れる雲、緑の草原、厳つい岩壁

下るのが惜しくなる光景に足を引き留められる事しばしば、パーティを組んで居たら二度と誘いの声は掛からないでしょう

すると、またイワヒバリです

何処までサービス旺盛なんでしょうね

お蔭で大変助かりしましたよ。ありがとう








倍以上の時間を費やして千畳敷カールに戻ってまいりました

ナナカマドの真っ赤な実を前景に此処で一枚

そして又、休憩


「アー重てえなァ・・・クソォッ 」 と静かなカールにそんな声が・・・

エッなになに?

宝剣山荘へ食料を運ぶ歩荷さんでした

そんな事でも言いながら登らないとやってられないんでしょうね

「御苦労様です。頑張って下さい」なんて声を掛けたら絶対怒られそう。ここは心の中で 


・・・・・・

いよいよ駒ヶ岳とお別れの時がきました

売店でバッジを購入し標高差950mをロープウエイの力を借りて、しらび平まで約8分

深い中御所谷には幾つもの滝があり、これらを廻るハイキングコースもあるのだとか

でも一寸きついハイキングとなりそうな

                                          
                                       (クリックして下さい。大きくなります)
・・・・・・

無事、しらび平らに到着しました

ここは標高1662m、駅周辺にも山野草が群れています

何処までも何処までも楽しませてくれる山域、気温も涼しい








10時20分発、大型バスは狭い林道を掛け下ります

スイス、ザースフェーで巧みな運転のドライバーさんは拍手ものでしたが駒ヶ根の運転手さんも中々

途中、営林署の車がバスを止めました

林道わきにいるカモシカを教えてくれたのです

バスは5分程、停車し数分先のトリカブトの花の所でも停まってくれました

こういう事って何よりも嬉しいサービスですよね




駐車場に帰り着いた私達はリュックを置き太田切川に掛かる全長146mの吊り橋に向かいます

さすが標高850mまで下りると強烈な暑さでした



                          

さてさて何はともあれ2日間の汗を洗い流さなくては・・・ですね

一昨日、光前寺を訪れた時にチェックしておいた「こぶしの湯」(500円)

この温泉は早太郎温泉郷に有る日帰り入浴施設の一つで

僅かに塩素臭は有りますが「美人の湯」と歌われているだけに肌がしっとりして大変、気持ちの良い温泉です

そんな  と、ゆったり過ごした今回のた山旅は

十分なほど私の心に豊かさを与えてくれました


R254は時間帯が良かったのかトラックも数は少なく快適そのもの

峠に差し掛かると霧に包まれた幻想的な荒船山、爺と婆山が見えてきました

我が家へは後もう少しです






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木曽駒ヶ岳 (3) 宝剣岳へ(2931m)

2012年09月20日 | 登山
十分、休息を取り、その後の事は成り行き次第で先ずは宝剣山荘へ向かいます

駒ヶ岳の下り、馬の背付近もお花畑と言う事ですがサスガここまで来ると花の数はグンと減ります


草紅葉の中に夏の名残のコマクサを一株

これから主役の座を占めるトウヤクリンドウと「高山の星」と称されるコマウスユキソウを見つけました

しかし山に咲く花はどうしてこうも美しいのでしょう









居ましたね、ここにも


穏やかな草紅葉の斜面と深く切れ落ちた滑川本谷

そして宝剣岳から続く空木岳への縦走路がクッキリ、いい景色です





中岳の手前に巻き道の木札を見つけました

登りを敬遠してそちらに歩を進めましたが端に積雪期は危険と有った様な・・・




谷を見下ろしながら一歩一歩、ちょっとスリリングでしたが、そんな時に綺麗な黄葉を見つけるとホッとするものですね

(巻き道だから楽かな?と思いましたが、ここは例外でした。看板に偽りなしです)


岩を登りきるとアレ~目の前に宝剣山荘


何はともあれチェックインです。今日の泊り客は12名ほどとか

しかも通常料金で個室が割り当てられると言う幸運、こんな有難い事はありません


さて、どうしよう。時間は未だ2時

「今日中に宝剣岳に登ってしまおう」と言う事になりました

空の様子は余り芳しく有りませんが天狗様のご機嫌は先ず先ず(宝剣の右に突き出た天狗岩)


何も書くまい・・・集中集中










登頂できました。でも下りは登りよりも慎重に


はーい、お疲れ様~


・・・・・・

夕食まで未だ時間はたっぷり

そこで小屋前の草原に咲く花を見つけにブラリと散策タイムです














少々肌寒くなってきました

談話室のストーブに当たり同宿の人達と山談義を交わしたり

部屋の窓から見える伊那前岳を撮影したりしている内にトントン「お食事の用意が出来ました」

写真は西日が当たり輝く伊那前岳


こんな感じの夕食(すまし汁、コアラの顔になってますよ

ここは2900m地点です。贅沢は禁物。いただきまーす



・・・続く・・・
                                

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