音楽の喜び フルートとともに

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年越しミュージック

2021-12-31 21:58:11 | 音楽
今日は買い残した食品を買いに近所のスーパー巡りをして、夜は切り落とし肉で夫婦二人ですき焼き。次男は友だちと何回目かの忘年会だったので。
良いお肉は明日みんなで食べます。
静かな年越しです。
今年一年拙文につきあって下さってありがとうございました。

年越しのコンサートというとジルベスターコンサートです。
ドイツ語で大晦日のことです。
聖シルウェステル1世、ローマ教皇(在位314年1/31-385年12/31)

この方、在位21年で長い在位を記念し聖人に列され、
亡くなった日を聖シルウェステルの日として祝うことになったのが起源です。

ドイツのベルリンフィルハーモニーが毎年行っています。
世界でも広がっていて日本でも1995-1996以来行っています。

演奏のカウントダウンの終了で曲を終え、テープや紙吹雪が舞います。

曲は特に決まっていません。
ベートーベンの第9は演奏されていません。
たぶん、民放でするので、NHKと被らないようにしているのかも。

過去にはラヴェルのボレロ、マーラーの復活、アイーダの凱旋行進曲、レスピーギのローマの松などなど演奏されました。

昨年はベートーベンの5番運命、今年はエグモントだそうです。

それでは勝手に今年の年越しの曲、
モーツァルトの「フィガロの結婚序曲」
よいお年をお迎え下さい。




プーランクの牝鹿

2021-12-30 21:52:02 | 近代
奈良に行ってきました。
年末恒例お礼参り。

東大寺大仏殿…と思ったけれど、行列で断念。

横を通りすぎて

階段を昇って、

二月堂でお参りしました。
ここは、坂を昇って来ただけあって

いい景色です。
ありがとうございます。
今年もお世話になりました。
後は鹿さんと戯れ、

懐かれて、ついてきます。

寄って来ます。

寄りすぎ!
フランシス ジャン マルセル プーランク(1899-1963年)
フランス共和国パリ生まれ、フランスパリ没。

フランス六人組の1人。
1923年にディアギレフに現代版「レ シルフィード」のような曲と依頼されて作曲したバレエ音楽「牝鹿」

ストーリーは無く、マリー ローランサンの絵画に触発されたと言われています。

牝鹿には、若い娘たちとかかわいい子という意味があるそうです。
どの絵かわかりませんが、こんな感じ?


全曲は
  • 第1曲 序曲
  • 第2曲 ロンドー
  • 第3曲 舞曲
  • 第4曲 アダージェット
  • 第5曲 遊戯
  • 第6曲 ラグ・マズルカ
  • 第7曲 アンダンティーノ
  • 第8曲 小舞曲
  • 第9曲 終曲

1939年に手をいれて組曲版を作っています。
第1曲 ロンドー (Rondeau,Largo-Allegro)
第2曲 アダージェット (Adagietto)
第3曲 ラグ・マズルカ (Rag Mazurka,Moderato-Allegro molto)
第4曲 アンダンティーノ (Andantino)
第5曲 フィナーレ (Finale,Prest)









お掃除がはかどるクラシック

2021-12-29 20:57:37 | 音楽
今日は、大掃除。
私はもう第3弾ぐらいですが、今日から休みの夫と次男が参入。
今年は某社の高圧洗浄器を渡したら、頼まれてもいないガレージの屋根まで洗ってくれました。
ガレージのコンクリートは一皮剥けて明るくなりました。

掃除をする時に音楽を流すと作業がはかどるそうです。

そういえば、学校で掃除の時間に音楽が流されていたような。
調べてみると、クラシックも結構選ばれています。

ここで勝手に
掃除ができるクラシックランキング!

第10位
チャイコフスキーのくるみ割り人形から「花のワルツ」
優雅にすいすいと掃除できそう。

第9位
ブラームスのハンガリー舞曲第5番
勇ましく、チャチャッと。

第8位
ワルト トイフェルのスケーターズワルツ
華やかに拭き掃除!

第7位
モーツァルトのピアノソナタ11番の第3楽章トルコ行進曲
賢く機能的に進みそう。

第6位
ショパンのワルツ第6番op64-1子犬のワルツ
細かい所まですいすい。

第5位
ハチャトリアン 「剣の舞」
ほうきでチャンバラが始まりそう。

第4位
リムスキー=コルサコフの「熊蜂は飛ぶ」
はたきさばきが華麗に行えそうでしょ!

第3位
カヴァレフスキー組曲「道化師の踊り」ギャロップ
競争できれいにできそう。

第2位
ヘンデルの水上の音楽
明るく、元気にお掃除、お掃除

第1位
バッハの管弦楽組曲 パディヌリ
細かい所も広いところもサクサクお掃除できそう。
フルートの曲だし!

皆さんのお掃除がはかどる曲は何でしょう?




ハレルヤ!!

2021-12-28 21:50:29 | バロック
仕事仕舞いの今日は、夫も次男も会社の人と打ち上げ。
一年間お疲れ様でした。

家で久しぶりの個食。
たまにはいいです。
クリスマス気分が消えて年末感が街に満載で買い物にいっても早足になってしまいます。

日本の年末ではベートーベンに次いで、ゲオルク フリードリヒ ヘンデル(1685-1759年)神聖ローマ帝国ハレ生れ、グレートブリテン王国ロンドン没。

のオラトリオ「メサイア」HWV56が演奏されることが多いです。
1741年4/13日にアイルランド旅行中のダブリンで初演されました。

イザヤ書、マタイ伝コリント前書で、年末に演奏する内容では無いそうです。

初演の後、年々演奏の時の人数が増え続け、1750年から捨て子養育園で演奏すると人気が高まりました。

後に「メサイア」の楽譜をこの養育園に贈っています。

第1回万国博覧会で建てられたロンドンの水晶宮の前で500人のオーケストラと2000人の合唱によって1857年に演奏されました。

その後も演奏人数が増え続け、1887年には500人のオーケストラと4000人の合唱で演奏されました。

1818年アメリカでクリスマスイブに演奏されると、これが恒例となり日本に入って来たと思われます。
1890年奏楽堂(東京音楽学校=現東京芸術大学)でハレルヤがオーケストラ伴奏により演奏されたそうです。

私見ですが、年末に演奏されるのは関わる人数が多いことと、演奏の途中で主を讃える「ハレルヤ」コーラスにあると思います。

客席も一緒に立ち上がって歌うハレルヤは圧巻です。

日本では歌詞をあらかじめ客席に配っておくことが習慣化しいて、全曲演奏の後、もう一度全員で歌われることもあります。
この一体感とおめでたい感じが年末を締めるにふさわしい曲と受け入れられたのだと思います。



リストの雪あらし

2021-12-27 22:22:49 | ロマン派
南天の実が赤くなって来ました。
今日は枚方でも少し雪が舞いました。
大きな寒気団が来てこれどころではない雪に見舞われている人々がいます。
大きな被害が無いことを祈らずにはいられません。

フランツ リスト(1811-1886年)

オーストリア帝国 ハンガリー帝国ドボルヤーン生まれ、ドイツ帝国 バイエルン王国ザルツブルク没

ハンガリー系ドイツ人の家系に生まれ、ハンガリー人と自認していましたが、ハンガリー語は生涯話せなかったそうです。

とにかくピアノがうまく、エピソードが絶えません。

初見でどんな曲でも弾いたとか、12度も片手で弾いたので、指が六本あるのではないか?と噂されたとか…。

イケメンで、素晴らしい演奏でアイドルのような扱いで、演奏途中に女性たちが失神をしたりしました。

雪あらしは、超絶技巧練習曲
12曲のうちの12番目の曲です。変ロ長調。
ヨーロッパはこの頃も今も雪が多いです。


クリスマスキャロル

2021-12-25 21:46:05 | 民謡
今年最後の西宮ギター練習会でした。
ヴァイスのソナタop14のアダージョ、ブーレ、シャコンヌを本庄定雄さんと久米で演奏しました。
今年も共演下さってありがとうございます。
zoomオンラインコンサートになったり、順延になったりいろいろたいへんでしたが、膿まずたゆまず主催の古橋さんが対処してくれました。

今回も熱演揃いで今年最後を締めました。
ありがとうございました。

今日はクリスマス。

終演後、ケーキを買って帰りました。

キリスト教信者では無いけれど、クリスマスは大好きです。
サンタクロースが子どもに贈り物を持って来る。
もみの木のツリーを飾り、靴下をつるす。
そのストーリーを子どものために大人が守っていることが素敵だと思います。

クリスマスキャロル
(Christmas Carol英語、Chant de Noel仏語)
は、キリスト教文化圏で歌われるキリストの生誕に関する歌のことで13世紀には歌われていました。

16世紀の宗教改革で衰退しましたが、19世紀には復活しました。

1625年に出版された

ピエ カンツィオーネスには13世紀発祥の歌がおさめられています。

この復活では、宗教的な歌ばかりではなく、世俗的な音楽も含まれています。
牧人羊を(The First Noel)は13世紀から歌い継がれているクリスマスキャロルの内の一曲です。






シューマンは子だくさん

2021-12-24 23:05:39 | ロマン派
長年使ったガスコンロと換気扇を替えてもらいました。

古いコンロ、お疲れ様でした。

換気扇…べたべた一年に一回は外して拭いていますがここまでは取れません。

全部とった後。

コンロも。

すっきり。
今晩は鶏肉をグリルで焼いて食べました。油が落ちてカリッと焼けて美味しかったです。

ロベルト シューマン(1810-1856年)

ザクセン王国ツヴィッカウ生まれ、プロイセン王国エンデニヒ没

彼は結婚したクララの献身。


クララを支えたブラームスとの関係が有名です。

実は子だくさんであったことはあまり知られていません。

8人の子どもがいて、長男エミールが一歳で亡くなりましたが他は全員成人しています。

シューマンは子どもはいくらいてもいいと考えていたようです。
世界的に成功したピアニストのクララは子育てと仕事の両立でたいへんだったと思います。

1853年に現れた20歳のブラームスは家族と旅行したりしました。
10歳の長女マーリエを筆頭に7人の子どもたち、一番下のフェリックス一歳。

シューマンは1854年に自殺未遂、精神病院エンデニヒに入院

1856年に亡くなります。

死因はいろいろ言われていますがおそらく梅毒によるものではないかと言われています。

子ども好きなシューマンは長女マーリエのための七歳の贈り物として
「子どものためのアルバム」
64番の初めの第1部の7曲を書いています。
1851年まで版を重ね
60曲あまり書いています。











雪娘

2021-12-23 21:33:42 | ロマン派
山茶花は冬の庭木の女王です…勝手に認定。

お花の少ない時季に咲くのは、他の花と競合しない為の生存戦略です。


戯曲「雪娘」(1873年)はアレクサンドル オストロフスキー(1823-1876年)

ロシアの作家により書かれました。

この戯曲のあらすじ
先史時代ベレンディ国で雪娘が太陽神ヤリーロを怒らせたため、春が来ません。

に住むことになった雪娘。
歌のうまいレーリが歌ったあと、キスしようとしますが避けて花を渡します。

雪娘は心が冷たいことを後悔します。


クパヴァとミズキールは結婚しようと準備のためやって来ます。

雪娘を見たミズキールは一目惚れしてクパヴァを置いてきぼりにします。

クパヴァは怒って皇帝に訴え、皇帝はミズキールに流刑を言い渡します。

しかし、雪娘を見た皇帝は美しさに感動し、愛を知らない雪娘に愛を呼び起こした者に褒美をとらすと約束します。

レーリは歌を歌った後にクパヴァにキスをして愛を育みます。

雪娘はそんなレーリをなじりますが、レーリに「愛を知らないじゃないか。」と逆に言われてしまいます。

ミズキールは皇帝に言われてから何度目かの求愛をします。
雪娘は愛を知るためにミズキールを受け入れます。

愛を知った雪娘は太陽神ヤリーロに見つかると溶けてしまいます。
日差しをよけていると、皇帝がヤリーロの日を祝います。

ミズキールと雪娘は結婚しようとしますが、太陽が差し込み、雪娘は溶けて消えてしまいます。
絶望したミズキールは湖に身を投げて死んでしまいます。

皇帝はヤリーロの怒りが終わったとヤリーロを称えます。

この戯曲は「春のおとぎ話」という副題がついています。

ピョートル イリイチ チャイコフスキー(1840-1893年)

劇付随音楽「雪娘」として1873年作曲上演されました。

その後
ニコライ リムスキー=コルサコフ(1844-1908年)

1882年オペラ「雪娘」を書き初演されました。
二人の曲には同じ民謡が使われたりしています。
リムスキー=コルサコフは自分の作品の中の最高傑作と書き残しています。
同じ、道化師の踊りをチャイコフスキーとリムスキーコルサコフで聴いてみましょう。
違いますか?



オトテールフルートに革命を起こした人

2021-12-22 21:57:06 | 楽器
ヒイラギナンテン。
ホワイトクリスマスは枚方では望めませんが、ヒイラギナンテンの花が咲いています。

ジャック=マルタン オトテール(1674-1763年)


フランス王国パリ生没。
あまり知られていませんが、フルートという楽器にとって大革命を起こした人です。

宮廷音楽家としてフルートのほかにもファゴット、ミュゼット

を演奏しています。

1719年 「アート プレリュード フルート」というヨーロッパ初のフルート教則本を書いています。

フルートの演奏家として最も活躍し、作曲はフルートの楽器の幅を広げています。
フランス室内宮廷管弦楽団とパリのグランドオペラで初めてオーケストラでフルートを吹きました。

オトテールの引き起こした最も大きな功績は、従来のフルートトラヴェルソを改良したことによるものです。

ルネサンスフルートは、

円筒形でキーが無く、半音を出す時にホールを半分押さえるので、音がくぐもり、音程も正確に出せませんでした。

6つだったホールが7つになりました。

キーが1つついて、円錐形になったことで半音が出しやすくなり、音程がよくなりました。
また、3分割して持ち歩けるようになりました。

この改良がなければ、オーケストラに残れなかったかもしれません。
オトテールフルートで吹かれた演奏見つけました。


京都レッスンとradiotalkアップロード

2021-12-21 21:32:49 | 音楽
京都のF先生のところでギターの本庄さんと合奏レッスン。

1月名古屋ドルチェ楽器で発表会コンサートの合わせです。
曲はヴァイスのリュートソナタ14番から

アダージョ、ブーレ、シャコンヌです。

レッスン室もクリスマスヴァージョン。

今回は5時からで慌てて買い物をして帰ったら8時。
夫と次男が待ちきれず夕食を作っていてくれました。

かた焼きそばとピラフ、厚揚げ。
サラダは私作。
炭水化物多めですが、ありがたいです。

radiotalkアップロードされました。
フォーレのレクイエムからピエ エスを番組の中で流してくれました。スマホ録画で音良くないです、後、しゃべりは難しいです😢
聴いて頂ければ嬉しいです。

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