音楽の喜び フルートとともに

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介護認定

2018-03-30 23:22:31 | 日記

ようやくケアマネと会うことができました。結局、病院がセッティングしてくれました。

その前に介護認定の見直しで市の職員さんに来てもらいました。

「お名前は?」
「山口清。」

「ここはどこですか?」
「…わからん。」

「どこでお生まれになったのですか?」
「…どーでもいいわ。」

「お昼ご飯は食べられましたか?」
「No !」

出た、英語。

「お名前は?」
「…。」

「今の季節は?」
「…。」
「花が咲いてきれいですねぇ」
「…。」
「桜が咲いてますね。」
「春。」

「ご出身は?」
「…。」
「四国。」と母。
「そうなんですか?」
「…。」
「と◯◯◯」と母。
「香川ですか?」
「…。」
「愛媛?」
「徳島。」でたでた。

「徳島は、海のそばですか?山ですか?」
「…。どーでもいいわ!」
「どっちかなぁ?」
「山。」
「吉野川が見えるんやね。」
「いいところですね。」
こっくりと頷きました。

身体の機能が落ちて、24時間介護になります。
母の心臓のこともあり、施設を探すことになりました。

そうするしかないとは、思っていたけれど、やっぱりショックです。


ガスパー ホヨス③ゴーベール

2018-03-29 21:16:51 | レクチャー、マスタークラス

ガスパー ホヨスマスタークラス最後の曲は、ゴーベールのファンタジー。

まず、音の練習をしましょう。
4つの方法で音を出します。
1.表情無く、ppでハーモニクス無しで吹きます。
2.p dolceで、口の中に少し空間ができます。
3.口の中を大きくして口蓋に息を当てて、プリエをしながら、fで、閉じながら支えつきのdim. pを伸ばす。
4.プリエをして、しっかりfで伸ばす

※プリエ…バレエのポーズ、かかとをつけて、足のつま先を180度開き、ゆっくりと膝を曲げ両足を開いていく。

曲の冒頭、ピアノが音を出す前に息を吸っておきます。
3小節を1つのフレーズとして吹きましょう。
8小節目の16分音符はバイオリンの弓でボーイングするように

12小節目はf、次はppコントラストを十分に。
スケールの終わりに向かってクレッシェンド。

15小節目からのフレーズ、音の始めからビブラートをかけて、4分の6拍子からのリズム付点四分を8分音符で刻み、次の2分音符を3連符で刻む練習をしましょう。
16小節目の初めも同じように!付点2分音符は4分で刻み、つぎの小節の4分音符がいい加減にならないようにしましょう。
音が逃げないように、深みのあるビブラートで。

24.首の後ろをリラックスさせて、背中から音が出るように

30の16分音符はバイオリンの弓のように


42espresivo
43も弓のように、
44下りの半音階pで、Sostenuto
55.からカラーを見つけて79からはダンス!


147.オーケストラをイメージして、
154のfは口の中を大きくして
161ビブラートを忘れないで

246 フルートの中に息を入れ過ぎないで
喉を開いて

最後の音は短く。

オクターブの音を交互に出す時には、口を動かさないように、3連符で交互に練習しましょう。

※sostenuto...音を十分に保持して、または、速度を抑え気味に
元はsostenere…支える、維持する、耐える、下から支えると言う意味がある。

ホヨス氏は全体を通して、何回もこのsostenutoという言葉を繰り返し言われました。
テンポが緩んだところ、スケール、ロングトーン、滑らかなアルペジオの部分、スタカートばかりのテンポの速いフレーズ。

下から支える、支えのある音でしっかり音を保持していう風に読み取るとわたしにはしっくりきました。







ガスパー ホヨスmc イベール

2018-03-28 22:03:27 | レクチャー、マスタークラス
ガスパー ホヨスマスタークラス、二曲目は、イベールの「フルート協奏曲」。


1楽章
初めのCの音、低音のCの指で圧力をかけないでHa〜っと吹く。
下の支えのある音で、ピンポン玉を空中に浮かして遊ぶおもちゃを思い描いて。

モイーズのソノリテの跳躍の練習を温かい息で、片脚をあげて練習します。

ゆっくり、ho ho hoで全て吹く、終わったらku ku kuで練習します。

②からのフレーズは楽しい感じ、スケルツァンド スタカートで

④はすこしSostenutoのキャラクター、アタックはクリアで、私はブラジルで生まれました。ラテンのリズムのように吹いてもいいでしょう。


⑥からは、カラーを変えて
12 は、均等に吹くために4つずつ区切って練習します。


4小節目の16分休符をしっかりとります。
13.に向かって滑らかにSostenutoで渡します。
ここまてで、2楽章に
イベールは、1.3楽章を書きあげた後、しばらく置いていました。
その間にお父さんが亡くなってしまいました。そのあと2楽章を書きました。

悲しいけれど、peacefulな曲。
ぼかした音、ビブラートがかかったespresivoで

ラベルのボレロ、パバーヌ、ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲などの曲がこのような音色を使います。

26から前進あるのみfのD♭は、悲しみを表します。

28.4小節は怒り。5小節目の頭の休符はドンと足を踏み入れました。

30.の2小節前、空を見上げるように、これが人生。そして平和が訪れる。

31 appasionate


30.静かに消え入るように
36.からのffクライマックス passionを感じて
37.molt Sostenutoで悲しい感じを
38.下から音を探して、息を止めないで!
最後のD♭ハーモニクス
喉の奥から、息の圧力をかけて、gho〜という感じで
口の中の空気だけで吹いてみる。

口蓋を指差して、この上の方から。

3楽章は時間がなくなりました。
明日はゴーベールのファンタジー。


ガスパー ホヨス マスタークラス

2018-03-27 22:27:18 | レクチャー、マスタークラス

昨夜は、ガスパー ホヨス 氏 フランスナンシー歌劇場交響楽団 首席フルート奏者のマスタークラスを聴講に行ってきました。

一曲目はニールセンの「フルート協奏曲」
これはやってなかったので、楽譜が間に合いませんでした。IMSLPでスコアを手に入れました。

まず開始前にチューニングです。
ピアノと同時に音だすとわからなくなるのでまず自分が吹いてからピアノを鳴らしてもらいましょう。低音のAから合わせて中音、高音のAを合わせましょう。

ニールセンはテンポにこだわりのある作曲家です。書いてあるテンポで演奏しましょう。

ニールセンは木管五重奏の5つの楽器すべてにコンチェルトを書いています。
それぞれのキャラクターが立つように作曲しています。
フルートは親切、優しさ、ユーモアそして少し性格が悪い。

出たしは、バスが気持ちよく演奏していると悪いキャラになって邪魔をします。

次の第2テーマはpで軽くなる感じです走らないで。
テンポを守って。

🅱️ここからはまたキャラクターが変わって疑問を投げかけるように、なぜアジタートなのか?


ppの高音のGは、高音のGの指で低音のGを出し中音、高音と吹く練習をしましょう。
E♭のは指でも、これはアンブシュアをリラックスさせます。


この早いフレーズは、4つずつブロックして練習します。1音ずつずれて4つずつというような練習をしましょう。


テンポはAllegro Moderato
叫び、怒り、鳴らす。
奥の方まで息をとって、口の中のスペースを広げて出しましょう。
後に続く一連の動きを、しっかりと流さないで吹きましょう。


レガートで、1音1音dimしない。
このHの練習。
オクターブ下で息を天井に向けて吹いてみる。雑音を消して、押さないで、息が自由に飛んでいきます。

Sostenutoのテンポが大切。この32連符は3つずつではありません。

明日はイベールのフルート協奏曲を書きます。


手当ての成果

2018-03-26 23:38:21 | 日記

病院に行くと、4人部屋でカーテン仕切りで暗くて狭いので、父を車椅子で同じフロアのロビーに連れ出します。
王仁公園、生駒山が見えていい景色です。

そこでフェルデンクライスの真似事をして、父の身体のあちこちに手を当てて身体を動かしていると、肌の色が変わってきます。
右脚を触ると血行が悪くて紫色のまだら模様だった皮膚が、肌色になってピンクが差してきます。

むくみもとれて、左脚と比べると全然違います。
置いておくと、すぐに戻ってしまいますが…。

背骨、肩甲骨、手の指、手の甲、手のひら肘、首、頭と触っていると、金曜日には次男も肩をさすってくれました。
母も3人がかりでさすって、首が落ちて、虚ろな目の父の生気が戻ってこないか待っていました。

今日で、二週間。
毎日行ってさすります。
今日、さすった後、ベッドに戻そうとしたら、一瞬ですが、腰が伸びてすくっと立ちました。

入院してから初めてです。
帰ろうとしたら、「置いて行くんか?」としっかりした声で言いました。

今まで病院にいるのもわかっているのかどうかわからない様子だったのに、すごい進歩です。

看護師さんがやっとケアマネさんを捕まえてくれました。
30日に市の介護認定を受けてその後相談に乗ってくれるそう。
よかった!

お見舞いの後、今夜は、ホヨスのマスタークラスを聴講に行きました。
報告はまた明日!

ケアマネをおさえよう。

2018-03-23 22:55:48 | 日記

母が帰ってきて、父をいつ退院させるか?
はかっています。

介護認定を受けようと予約したのですが
、その間にインフルエンザで入院してしまい、たぶん介護度が上がってしまいました。
ケアマネさんに相談して、使えるケアプランも立て直さないといけません。

ところが予約しようとしたらケアマネは出張。しかも、4月で変わるらしいです。

レッスンの間に母と病院に父を見舞いに行った時に看護師さんから、「退院いつにしますか?」と聞かれて、???

「ケアマネさんに電話してみますね。」と看護師さんが言ってくれました。
しかし不在。
話がなかなか進みません。

来週のいつか?に話をつけないと、病院にも長くはいられません。
こんな状況で練習もなかなか思うようにできないこの頃ですが、一日に一度はなんとか途切れることなく吹いています。

病院と卒業

2018-03-22 22:42:53 | 日記

福山にはもう行かないと思っていたけれど…20日、次男の卒業式の日に行くことにしました。

と言っても、レッスンがあってお式には間に合いません。
車で出張帰りの夫と福山で落ち合い。当日は次男は友だちと宴会。
私たちは食事してホテルに泊まって翌日、引越しの最終便と、大家さんにご挨拶して車で帰るという予定です。

ところがそこに、父のインフルエンザ入院。
19日から母の心臓の検査入院が入ってきて、頼りの妹も長女が20日卒業式。

先週は2つの病院とケアマネ、妹と長男の予定調整に追われて、なんとか救急病院ですが父を長期入院してもらえることになり、一安心。

19日から母は入院。これは自力で京都医療センターまで行ってもらいました。
私は仕事の合間を縫って父の病院へ行き、パジャマを持って帰って洗濯。
妹は自分の勤務先なので、母を夕方見舞います。

20日、私は午前中父の病院へ、


父は自力では動けないものの、熱は下がり、車椅子に乗せてもらって同じフロアのロビーに連れ出すことはできるようになっていました。
身体をマッサージすると、少し顔色が戻ってきました。
パジャマを置こうとすると、そこに二枚のお持ち帰りのパジャマが、これは持ち帰ると持ってこられません。
妹は長女の卒業式の後、母の病院に行くので父の病院には回れません。
長男を頼んで解決。
総動員です。

夕方、レッスンし新幹線で福山へ。
妹から夕方、母はたぶん今回は検査だけで手術無しなので、21日には帰宅できるとLineがありほっとしました。

さて、福山の夜。
「今晩は2人だけかな?」と夫。
「私たちと一緒の方が心配でしょ。」
次男からLineで「今日は友だちと食べることになりました。」
よかったです。

大荒れの福山の天候で寒いです。
ホテルの側の店を急遽予約しました。
薄着で来たので寒くてウロウロできない💦

「広島焼き、福山ラーメン、蕎麦屋…。」と夫は未練があるみたいでしたが…。


デキャンタワインは美味。

農家直送野菜のイタリアンラコルタ

ピクルスとシーザーサラダ

サーロインステーキと豚レバーとプルーンのテリーヌ、分厚かった!パンにつけながら食べたら最高!

玉ねぎの魚のパテ詰め
玉ねぎの極上の食べ方でした。

野菜と生ハムのピザ❣️

福山最後の夜もおいしかったのでした。
コンサートに保育にレッスンに病院。怒涛の一週間がおいしい料理に溶けて行くのでした。



ギターアンサンブルとの共演御礼

2018-03-19 22:01:47 | コンサート

ありがとうございました!
神大ギター部とアンサンブル ベヒラインの合同コンサート、無事終了しました❣️


灘区民ホールの前の桜はつぼみが膨らんで、もう咲きそうです。


米澤さんとは会ったことがありますが、他の人とは初めて、案内しようと入り口で待っていて下さったのに気づかずスルー。

追いかけて来てくれました。
着いたらすぐに舞台へ、私たちのデュオ、ジュリアーニのリハーサルからスタートでした。

いいホールです。
音響が良くて気持ちいいです。
米澤さんが「繰り返しありありで行きましょう。」
「えっ!そうなのですか?長すぎませんか?」
「そうですか?」
「だったら一楽章は繰り返しアリで、3楽章は、最初のところだけ繰り返しましょう。」
「わかりました。それで行きましょう。」
前にやってから、時間が経っているので、少しテンポも早くなっています。
「ゴールウェイを聞いちゃって!早くなってしまいました。」
「いいですよ。1楽章も、もう少し早くしましょうか?」
土壇場変更もだんだんなれてきました。

アンコールの「主よ人の望みの喜びよ」が心配だったのです。
だってスコアを渡されて「どこを吹くの?」と聞いたら、米澤さん「ふわっとして、いい感じのところ。」それは、コラールの1stのことかなぁ?と思っているところに

「あれ?ステージに私の椅子が無いのですが?」そうそう後ろの方に一台とか舞台袖でやってると
「指揮者の井上さんがソリスト位置でって言っておられます。」と舞台スタッフ。
「えーっ!聞いてないよ〜!」
スタッフさん、ニタニタ笑っています。

さて、リハ。
しまった!入るところ間違えました。
井上さんがニコッと笑って「合図します。」と言ってやり直してくれました。
人の声の楽譜なので、フルートらしく高音域で吹いてみたらどうなるかと、後半を上げて吹いたら
「ちょっと浮くので、そのままで行きましょう。」
「わかりました。」

お昼を食べて本番。
やっぱり合奏は楽しい!
神戸のお友達も何人か来てくれて嬉しかった❣️
アンコールもうまく行きましたよ!

打ち上げもおじゃまして、気持ちのいい人たちと共演できて最高❣️

米澤さん東京にベヒライン支部を立ち上げると約束していました。
できたら、またよんでくれるそう。
お待ちしてまーす!


ピッコロの世界

2018-03-16 21:52:36 | 音楽

ピッコロの楽譜を探しました。
ピッコロアルバム ダマレ、ブロケットなどなど。
ダマレの白つぐみ。
有名な曲です。


アイザックソンの「11月の歌」、ショッカーの「ピッコロ イタリアーノ」
人気のショッカー!


1960年生まれのピート スウェルツの「ラベルの墓」
「クープランの墓」を書いたラベルへのオマージュ。

ダマレが1814年生まれ、1919年没。
ダマレ以外は現代の作曲家です。

苦労して探していると、一覧にしてくれているサイトを、見つけました。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mitosui/w2_cd_picc.htm
みと吹族官別の一覧です。
編曲や、他の楽器の曲でピッコロで吹かれるスタンダードもあります。

結構あります。
今度はここから当たってみようと思います。


父の入院

2018-03-16 00:23:06 | 音楽

斜め向かいのご近所さんの庭からミモザの花がこぼれ落ちています。

昨夜父が入院しました。
2月末にインフルエンザにかかって熱が収まって来ました。
ところが、立てない、話せない、食べられないとなり、もう、ベッドの上から動かすことができなくなり、母と悪戦苦闘。

ケアマネに相談すると、「インフルエンザが治ったとお医者さんに診てもらわないと何も使えないんですよ。」

しかし、車椅子に何とかのせても、上がり框の段差、庭の階段。「どうやって病院に行ったらいいのか見当もつきません。

「往診頼みましょう。」
かかりつけ医は往診無しです。
「それでは病院に行って紹介書を書いてもらいましょう。」
で、病院に行ったら、2時間待ち。
でもその先生が特別に往診してくれることになりました。
次の日、往診。
血液を取って帰ると、「炎症反応がすごいので、入院しましょう」と、先生が救急車を手配。毛布にくるんで救急車に乗せて1番近い総合病院へ。

そこまで、ケアマネに相談してから3日。

「肺炎だったんだって。
付き添いしないとあかんねん。一回帰って泊まる用意して10時に来てくださいって。」と母が病院から電話してきました。
「はぁっ?!」
「なんで?」
「点滴抜くかもしれないから。」
「そんな力ないやん。」

母を病院に迎えに行ったその足でナースセンターへ。
「泊まりの付き添いって、母は77歳。来週、心臓の検査入院するんです。
泊まりの付き添いは無理です。」
「それならばいいです。」とあっさり。

いろんな書類の中に、「危ない時は拘束してもいいですか?」という項目があったような…。

認知症の人の中には、暴れるタイプの人もいるけれど、うちの父は穏やか。
そんなことはないでしょう…と、納得するしかありません。もう母には無理。

「お父さん、またくるからね!」と、置いてきました。
なんだか後ろめたい。
しかし、共倒れは避けたい。
父が入院したおかげで、久しぶりにゆっくりしましたし、
今夜は従姉妹の息子のクラリネット、チェロ、ピアノのトリオコンサートにも2人揃って出かけることができました。
素晴らしい演奏でした。

母の弟の孫に当たりますが、おはさんはすい臓がんで余命宣告されています。
病院を抜けて聴きに来ていました。
久しぶりに母の弟家族と写真を撮りました。

父から貴重な時間をいただいたと感じました。