音楽の喜び フルートとともに

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ヴァイオリン合わせとフルートデュオ

2016-08-31 22:51:12 | 音楽

手と手ジョイフルコンサートが近づいてきました。
プログラムも完成!

今朝は、姪のヴァイオリンと2度目の合わせです。
ピアノとは当日しか合わせられません。

立ち位置を変えてやつてみたら、お互いの音が良く聞こえて、やりやすいです。

もっと、もっとお互いの音を、聞き合わなくてはいけません。
美しいハーモニーを探るのです。

夕方は、Eさん、Sさんのフルートデュオのレッスンです。
「夏の思い出」を演奏します。

メロディや、リズム、フレーズの方向性を合わせることが大切です。
また、同じフルートのデュオは、ハーモニーが合わさった時、格別な響きがします。

長い音符の時に特に、その音の響きを楽しみながら演奏するといいでしょう。

いよいよ演奏会は、今週末に近づいてきました。
最後まで精進、精進!



楽譜作り

2016-08-31 02:46:32 | 音楽
千人の月見の宴を、友だちにてつだってもらって、フルートデュオですることになりました。

名前つけて、プロフィール作って、楽譜を探して…。

月の曲をしようと、探したらドビュッシーの月の光。これは絶対に外せない。

「朧月夜」のデュオ譜にいいのがない。
「月の砂漠」これもありません。

楽器屋さんを探し回って、ネットも見たけど、見当たらない。

結局、作ろうと思って、さあたいへん。

こねくりまわしていたら、昨日はブログを飛ばし。今日もこの時間。

不器用なんです。
まあ、楽譜にはなんとかできたか?
明日、もう一回、吹いてみて確認です。

天鼓

2016-08-26 20:56:42 | 名曲

一昨日、Kさんが来て、千人の月見の宴のポスターとチラシを置いていってくれました。
この写真は昨年の宴の「融」の時の写真だそうです。
美しい!
衣装や面も、長く伝わるものだそうです。

今年の演目は「天鼓」
王伯も王母夫婦に、子どもができた時、
天から鼓が降ってきました。
子どもは、「天鼓」と名付けられ成長します。
天鼓が鼓を打つと、それは美しい音がなるのでした。
それが噂になり、やがて皇帝の耳に入りました。
皇帝は、鼓を差し出すように命じますが、天鼓は、逃げて隠れてしまいました。
しかし、見つかりつかまえられて、殺されて呂水に沈められてしまいます。

さて、鼓を宮廷に持ち帰り、国中の名人に演奏させてみましたが、鼓は全くなりません。
ついに、王伯なら鳴らせるだろうと、宮廷に呼び出すように命じます。

王伯は死を覚悟して宮廷にやってきます。
鳴らないと殺されるからです。
王伯は、天鼓への思いを込めて鼓を打つと、鼓は、素晴らしい音を響かせます。
皇帝は、褒美を与えて王伯を帰し、天鼓の冥福を祈ることにします。

呂水の辺りに、皇帝が行幸すると天鼓の霊が現れ、鼓を打ちます。
天鼓は、一晩中、鼓を打ち舞います。
やがて、白々と夜が明けるにつれ、天鼓も消えてしまいます。

能は、時々の権力者に庇護され愛された芸能です。
子どもを殺された恨みも、理不尽な権力者の押しつけも、美しい音楽や、舞いに昇華されていきます。

しかし、それだけでは終わらず、同じ夜明けに、強者である皇帝も、やがて衰え死に行くという逃れられない儚い存在であることへの共感にたどり着く。

一方で、世阿弥は、武人は、人を殺した罪で、死んでも救われない。修羅道に落ちて苦しみ続けるとも書いています。

足利義満には、重用されましたが、義政、義教と、地位を追われ、最後には流刑になり、客死しました。
それも、残念ながらわかるような気がします。








太古の文明の跡

2016-08-25 22:37:11 | 日記

日曜日、久しぶりの親子揃っての山城の里山。
もう、何年にも渡って通います。
虫を連れて帰ることは、もうほとんどありません。
いるかどうか見て、写真を撮って帰ったり、何もいないことを確認したり。


私は、水辺で森林浴をするだけ。

萩の花が咲いていたり、

小さな滝の飛沫を見たり

これは、石の矢じり?
山奥に見えて、蟹満寺や神童寺、恭仁京の近く、もう少し上流では遺跡が見つかってもいます。原始文明があってもおかしくない…あったに違いないと、私は確信しているのです。

栄えた文明が、移動していった後のような気配が、そこここに漂っています。


太古の人々も見たであろう夕陽。
私たち親子、この里に力を得て、育ってきた気がします。


ルーシーチョコレートアイス

2016-08-24 22:09:12 | 哲学

ルーシーチョコレートアイス。

次男が、箱を持ち上げたので、思わず撮ってしまいました(;^_^A

失敗した私の過去の経験と、お店の中の失敗した誰かさんの経験が、お店と客という関係を超えて、共感を呼んでしまう。
急にそこに人が見えた感じがして、心が動いたのです。

人はそれぞれ存在としては完璧です。が、人との関係において、失敗をしない完璧な人間はいません。

人は無人島にでも、いかないと、全く1人では、生きていけません。

無人島でも、衣服やナイフなど、誰かが作ったものを着たり、使わないと生きていけないでしょう。

一歩歩む度に、誰かの命をこめたものを、使い、消費するのです。

音楽をするということは、そういう物の先にある人=生命を見て、生命と繋がるということだと思います。

強さも弱さも、失敗も成功もあって、初めて人として完璧なのだと思います。








クレジットカードとドライブと

2016-08-23 21:12:35 | 日記

これは?

次男が、免許をとりました。
長男は、家を出てからいつのまにか取っていたので、息子の若葉マークに乗るのは初めてです。

さぞかし、たどたどしく運転するだろうと思っていましたが、結構慎重。
ブログのネタにもなりません。
実家にも無事着きました。
と、思ったら、母が「クレジットカードが無い。」と、騒ぎだして、みんなで一生懸命探したけれど、見つかりません。

「お母さん、いつから無いの?」
「いつかな?先週かな、」
「もう止めた方がいいよ。電話しよう。」
「どうなったんやろ?」
「考えてわかるんやったら、もう出てきてるよ。誰かに悪用されたらえらいことになるから、」

ようやく諦めてカード会社に電話。
すると、警察に届けを出すように言われて、近所の交番までドライブ。

「駐車しとくわ。」と、次男が言うので、母に付き添って交番へ。

「キャッシュカードを無くしました。」と、母。
「どこでなくしたのかな?はっきりわからなくてもいいですよ。」
「近所のスーパーだと思います。」

お巡りさんが、電話して届いてないか、聞いてくれました。その後、
「届けを出してください。」
紛失届けに書き入れ出したら、「携帯の番号なんやったっけ?」
「調べとくから、次の書いといて。」
と、言って調べようとしたら、窓から、次男の車が駐車場の中で、方向転換しているのが見えます。

幸い他に車はありませんが、3台停められるスペースは、膝までのブロックで入口以外固められていて、そこに左前のライトスレスレにハンドルを切るのが見えて、気が気でありません。

母の書類も佳境に入ったようで、
「キャッシュカードの紛失」と書いた後、お巡りさんが「どこの銀行ですか?」
「銀行?えっとどこかな?京阪?」

えっ?とあっそうか。横から私が「クレジットカードです。」
「クレジットカードですか?」
「そうか、クレジットカードなの?」
「そうそう。」
「これを二重線で消して、書き直してください。」
「カードの名前は、なんですか?」
「えっと英語やったっけ。」
「E…」
「違う、違う。」私のカードを見せて写してもらいます。
それでも苦労していると「カタカナで、いいですよ。」

その間に次男は、うまく回りきって、駐車していました。

最後に、携帯番号を入れて、紛失届けを、頂いて、手続き完了。

小さなメモ大の届けを持って、母は「え?もういいの?」
「これが、紛失届けだから、なくさないでね。」
「あ、そう。」

無事、母を実家に送り、すぐに牧野へ。
4時から、ピアノのSさんと打合せです。
遅れるかもしれないと連絡したら、Sさんも遅れると返信です。
結局4時10分前、充分間に合いました。

いつの間にか、私たちが、守っていたはずの次男は成長し、私たちを守ってくれていた母は、助けを必要とするようになってきました。

親の姿は数年後の私の姿でもあります。
どのように生き、どのように去るのか?をたぶん教わることになるでしょう。

1日でも、幸福に人らしく生きるお手伝いができるといいと願っています。







つまみ細工の髪飾り

2016-08-22 22:38:22 | 手作り
今日は、Mさんと子育てサロンの製作会議。
年3回、サロンでちょっとした手づくり講習会をします。
1回目はこどもたちが遊ぶ、プレイボードを作ったので、今回は、お母さんたちのつまみ細工の髪飾りを作ります。

製作時間、30分位。
こどもたちは、同室保育なので、針や、金具はあまり使わないように、誰でも簡単に作れるなど、制約がたくさんある中で、「素敵だな」と思ってもらえて、「持って帰って、使いたい」と思ってもらえるようなもの。

LINEで、Mさんと検討。
ピンに仕立てることにしました。
バッグチャームや、ネックレス、ブローチは、金具を取り付ける必要がありますが、髪飾りなら、要りません。

それにABCクラフトに行くと、8月末で、移転のため大安売り。
飾りにつけるビーズ付きの造花を束で50円で手に入れました。
すごいラッキーです。

縮緬は高いので、サロンの手持ちのコットンを使えば、ほとんど新たなコストもかかりません。

さて、試作品出来上がり!


ポスター用の写真をYさんに送って、後は準備作業です。


花と欲望

2016-08-19 22:09:02 | ガーデナー
今日も猛暑です。
陽の当たらない北側に置いていたインパンチェス。
アフリカ原産、日陰で大丈夫。高温多湿でも大丈夫な花のはずですが、先週までは、暑くても花をいっぱいつけていてのが、今週は、葉が白く焼けたような色になったなと思うと、もういけません。
どんなにお水をあげても、ポロポロと葉が落ちていき、茎だけになってしまいました。

昨年も、同じ。花の体内温度計が、ある温度になると、みごとに変化してしまうのです。

インパンチェスと正反対で、先月買ってきたペンタスは、全く花が無かったのが、今週になって一斉に花をつけ始めました。

マダガスカル原産 学名
Egyptian star claster エジプトの星の房
乾燥、高温に強い花です。


Melampodium paludosum
メラン 黒い
ポジューム 足
パルドスム 沼地の
メキシコ、フロリダの高温地帯原産
半日陰で、高温多湿で元気という、珍しい花です。

例年にない異常な暑さがどこまで続くのかと思いますが、この暑さにも咲く花をという、私のようなエセ園芸家の強欲。

カンダタが、小さな蜘蛛の生命のためにチャンスをもらったけれど、一瞬の我欲のために天へと通じる糸を切られてしまう。そうなら、私は、もう何本も切られたはず。

先進国に生きるとは、業が深い…。

千人の月見の宴 中秋の名月 薪能とタンゴ

2016-08-18 18:31:25 | コンサート

昨日、生徒のKさんから、突然の出演依頼のメール。

「千人の月見の宴」9月15日(木)16時〜21時
淀川河川敷公園 枚方地区
能楽師 辰巳滿次郎〔重要指定無形文化財〕

無料 協賛桟敷席 お弁当付きなど有り

16時頃から、@Campersの演奏
和太鼓「龍の会」
地元意賀見神社から、火入れ式
18時50分 薪能「天鼓」
19時45分「LAST TANGO」の演奏
月の俳句コンテスト
終演21時頃

今朝、早速 Kさんが、やってきました。

「大阪府のファンドに通ってですね。」

「能楽師の辰巳滿次郎さんが、とにかくすごくて、お弟子さんに話を持っていったら、俺がやるって!」

「びっくりですよ〜!重要無形文化財ですよ。これは、去年の写真、そのまんまなんです。衣装や、面も何百年も伝わってきた本物ですよ。」

「舞台は、篝火と月明りだけでね。あの面、試させてもらったんですけど、目が細くしか開いてないんです。能舞台は柱があって、それを目印に動くそうです。」

「今回は、野外なので柱が無い。普通の人だったら、落ちてます。でも、滿次郎さんは、無しでいいって言うんです。すごいもんです。身体に染み付いているんです。」

「去年は、2000人来たんですけどね。」

「とにかく、雨が心配で…。取材も受けたんですけど、載ったのは3日まえなんですよ。」

「どうも、雨が降らないか?様子を見てたみたいです。」

「雨が降っても、メセナ枚方でやるんですよね。」
「そうなんですが、そうなると桟敷席だけで、他の人は入れないから。300しか入らないでしょう。」
「なるほど。」

「市民会館予約しようとしたんだけど、先約があってダメでした。」

「平日ですね。」
「中秋の名月にこだわってます。全国あちこちでもできるといいと思って、平日だと重ならないでしょう。」
「へー!」

「四万十でも、検討中なんです。」
「すごいですね〜。そんなすごいところに私でいいんですか?」

「フルート聞いたこともない人もたくさんいるから、聞いてもらいたいんです。」
「童謡、3曲でいいから、お願いします。」

「ビール会社や焼き鳥の店も協賛してくれて、河川敷で飲みながら見る人もいっぱいですよ。ビール付きの席をつけますから。」

って、魅力的な申し出、最後だし、酔っ払って誰も聞いちゃいないから、いいっか。

と、言うわけで、終演時にお客様を送る曲をちよこっと吹くことになりました。
おっと!詳細は未定。

協賛桟敷席、まだ、空いているそうです。
昨年は、満席になったそうです。
お早めにお申し込み下さい。
もちろん、立ち見無料です。
ぜひおいで下さい(^-^)/


お墓まいりのあとで

2016-08-17 22:31:34 | 日記

お盆に、両親を連れて母方の祖母のお墓まいりに行きました。
父はカートを押して歩きましたが、駐車場から、お墓までのわずかな距離でも、何度休んだか。
来年は、一緒にはこられないかもしれません。
先のことを心配するより、今を生きようと思っていますが、時々ふと浮かんできて怖くなってきます。

四條畷の飯盛霊園から、京田辺の実家に帰るのに、

なんだか、細くて暗い道をぐるぐる。

いや、もう道が森に侵食されて

危ない…。

小さな入り口の中は、くろんど園地。
くろんど池は
昔から、子ども会や、校外学習などで来ていましたが、こっち側から入ったのは初めて。
こんなに深い森かあったのに気がつきませんでした。
父は歩けないので、母と私と地図の前で森林浴。
夫と次男は、しばし探索。

森も深いですが、コンクリートを覆うこの緑。






緑の苔。圧巻です。

樹液のにじむクヌギの木。
蓮池も誰も見る人もいません。

「轢いてしまうから、よけてきて。」
と、運転を停めて夫が次男に言いました。
私が「え?なになに?」と言ってると、次男が、走り出て、道にしゃがみ込み、写真を撮って、何かを道の横に運んではなしました。

蟹!
卵をお腹にいっぱい抱えていました。
黒アゲハが何匹も交尾していたり、大きなオニヤンマが回遊していたり、
なんだか、エアーポケットに入ったような不思議な場所でした。