暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

東西

2024年04月25日 | 古民家
 薄埃の影と・・・隙間を開けた朝日は・・・
畳に差し込む、季節の距離を測りながら・・・
やがて訪れる営みを数えるように・・・
遅い歩みも気が付けば・・・振り向く背中を指さしている・・・。

新鮮な言葉遣いと・・・古臭い言い回しが行き交い・・・
世代のズレは変わらないけれど・・・
耳にする雑音の多さと、自由過ぎる言い訳が・・・
あの頃は良かった、と・・・
何度も・なんども廻し続けては・・・
それを癒しと、輪廻の暮らしは・・・衣装を変えて着飾り続ける・・・。

貸家と住み・・・長屋住まいに、アパート暮らし・・・
住まい造りは、夢のまた夢と・・・嘆いては・・・
いつしか手の届き始めた住まい造りに・・・
夢と想いはバラバラと・・・家族は隙間を通ってやせ細り・・・
無いものねだりを一度は手に入れて・・・
行き着く先に光がさして・・・東と西へ繰り返す。




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訪れ

2024年04月24日 | 古民家
 顔の見えない人が続いて・・・
言葉の邪魔をするのかと・・・愛想をついて目も合わせずいると・・・
そろそろ心地良くもあり・・・度々煩わしくもあり・・・
目が口ほどに物を伝えても・・・
言葉垂らすにもほどがあり・・・
身振り手振りの忙しいあなたを・・・
懐かしく想い出せる・・・幸せが訪れたのかも・・・。




遠くへ旅立つ境を踏んで・・・
積まれた記憶を頼りに探し物は始まるけれど・・・
喜びと悲しみが、互い違いであればあるほど・・・
落ち込んだ心の傷は我を忘れて・・・
誤魔化しの間で笑っている・・・。




早い遅いと議論は尽きなく・・・
幸せも不幸せも、両手で受け止めてくれるから・・・
1人と2人と・・・その他大勢が、ガラクタの中から探しだし・・・
お節介とお互い様を持ちし出して・・・
似たような顔と、可笑しな顔と・・・
いつもの声を聴きながら・・・
僕は前に進んでいる。



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あるがまま

2024年04月23日 | 古民家
 木目をキレイと撫でる人・・・
節がコワいと背ける人・・・
隙間が目障りと、嫌う人・・・
傷がみっともないと、嘆く人・・・
自然の成り立ちと・・・老いる姿は美しいと・・・
身を立てて・・・暮らす人には重い言葉も・・・
なりふり構わずそのままでいられる幸せに・・・
幾通りもの言葉は廻り続けている・・・。




永遠の未来を見るのは自分では無く・・・
渡された手と手を次に繋いで・・・
教えも学びも・・・全ては覚えられなくても・・・
想いもよらない空想や妄想が・・・少しづつ現実になれば・・・
それは未来へ託した宝物・・・。




教えの一歩を踏み出して・・・
口伝えと読み書きと・・・降って湧いたトキメキと・・・
暮らしの世界を広げる力を持ちながら・・・
あきらめた・・・と、嘘吐く前に・・・
無限の想像と・・・子供のような理想を立てれば・・・
叶うはずの夢と希望が・・・無邪気に着替えている。
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時計

2024年04月22日 | 古民家
 二つとない歯車を廻し…両の手で噛み合う行き先は…
大きく廻って些細に進み…小さく廻れば、トクトク進んで…
足りないピースを奪い合い…正確に時を刻むには…
似たような…声のカタチを整え
眠るように廻り続けている…。




ろくでなしの暮らしを境に想いを蓄えて…
爆発しては諭し…物覚えはバラバラとこぼれ落ち…
神頼みを何度重ねて、空を見上げて祈っても…
二つ合わせはお互いに…無くてはならない両輪になる…。




流した涙を舐める度…おひさまに感謝の手
を合わせ…
落書きした指先を書き加え…
世界を変える呪文を唱えてみては…
チクタク…モノクロの世界を手探りに…
古い時計のネジを戻して…
大きな歯車と小さな歯車を、噛み合わす。











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青い春

2024年04月21日 | 古民家
 タクタク刻む音は、黒板を削り・・・
ザワつく心を抑える昼間の暖かさは・・・窓に這い出して・・・
机を転がる落書きに心奪われ・・・明日を夢見る幼稚さは・・・
薄汚れた床も・・・削られた机も、たいして話しもしない隣の友達も・・・
同じ空気と音に酔い・・・踊る輪の中で目も合わさずに・・・
青い春の、知恵の輪を一緒に解きながら・・・
出口を向いて黒板を写している・・・。

1年が永遠で・・・10年が一瞬に過ぎて行く・・・
何も知らない苦労の末に・・・見るモノすべてが初めての経験で埋め尽くされ・・・
誰も知らない夢の中に・・・落し込まれた小鹿の様で・・・
生きる意味も、恋愛も・・・家族も勉強も友達も・・・
散らばる明日が見えすぎて・・・
何度も繰り返し・・・答えの無い、白いパズルは渡されるのかも・・・。

一度きりの教室に・・・二度と入れない世界を造り・・・
妄想と現実を渡り、何度となく踏み外せば・・・
大人の言い訳に唾を吐き・・・ぬるま湯と蒸気を浴びながら・・・
取り繕う事に命を懸ける未来を振り払い・・・
愛する順番を待ち焦がれる列の中で・・・町と街を売り渡し・・・
いつかは落ちる暮らしの中で・・・丸い空は瞬いている。










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