暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

かりそめ

2024年02月29日 | 古民家
 尋ねる度に・・・ことさら笑顔が似合うのは・・・
偽りの無い目の前の出来事に・・・一幕引いた境が見えなくて・・・
空虚な顔も・・・嘘くさい音も、細い線を手繰り寄せて打ち付けても・・・
同じ空気に包まれ、生きている様子に安心して・・・
かりそめの会話の中で・・・なれ合い過ごしてる・・・。

ドアの前に立ち・・・真上の意味は考えもせず・・・
左右は気まぐれに見渡しても・・・
大切な頭の上の、過ぎた考え方は・・・時に殺める鋭さを振りかざし・・・
前に進むばかりが能では無いと・・・後ろ向きに逃げ帰るか・・・
フラリ、左右に交わす技を覚えると・・・
踊る振る舞いばかりは上手くても・・・受け止める真面目さは無くしてしまうのかも・・・。

正直が何かと問われはしても・・・真面目に答えなければ正解とも言えず・・・
嘘も方便と・・・事なかれで進めば、それも偽りにはならなくて・・・
正しいかと詰め寄れば・・・三方丸く収まれば・・・
それが正直なのかと、言い訳も始まる・・・。
廻る暮らしの真ん中に・・・正しさが居座り続ければうっとおしくも想え・・・
理不尽でも、お互い様と静まり返れば・・・咳が乾いて行き詰まり・・・
かりそめに真剣な暮らしが清々しいと・・・おもてなしにも裏と表が、入れ替わるのかも知れない。

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嘆く

2024年02月28日 | 古民家
 手をかざして隠れる様は、及び腰の助けを求め・・・
見渡す眺めに疑問は持てず、明けて暮れて・・・気の遠くなる姿を想像すると・・・
細い影の行く先に・・・小さな頭を抱えて薄くなり・・・
暮れる宵闇も、明ける曙も・・・与えられ、奪われはしても捨てられはしない・・・
永遠と競い合う人の暮らしは・・・罪の中にいる・・・。

雲を渡る鳥の群れに、フラフラと・・・
星の数を追いかけ・・・まだ見ぬ暮らしを遠く覗き・・・
離れる人を追いながら・・・町に見知らぬ住処は育ち・・・
一末の明かりが命を与えてくれる・・・人の暮らしが暖かく・・・
小さな胸の、躍る音に耳を寄せ・・・生きる音楽に癒される・・・。

リンリン華やぐ幼い声に・・・
パリパリ爆ぜる・・・囲炉裏の音に・・・
煙たがれる粗雑な言葉で汚しながら・・・無くして気付く文化を追い・・・
口伝えを探して意味を知れば・・・誰もが見捨てた嘆きが聞こえて来る。


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物好き

2024年02月27日 | 古民家
温もりに駆け出す季節の節目に…
数える煩わしさを吐き出し生きる力を受けながら…
何も変わらない境を超えて行くのが、道の様に…
手のひらを重ねながらの暖かさは…
相も変わらずおひさまを迎ている…。




寒さに凍える古民家の宿に…
物好きに震える旅人が集い…
囲炉裏の煙を纏いながら…燻る暮らしを経験して…
薄紙1枚と…戸板の隙間に景色を透かし…
2度と戻りたく無い暦を数えると…
経験と知識の溢れた隔たりも、伝え繋げる大切さを知る…。




暮らしの時が止まれば変わらない…
人の気持ちに偽りは無く…変わるはずもない心の内は…
些細な言葉で裏返り…時代に弄ばれての七変化は…
苦労に笑える想い出と、計れるくらい持ち出され…
世代で埋められないほど成長して行く、想いの丈は…
2度と歩くことの無い、足跡になる。


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仮面

2024年02月26日 | 古民家
 踵を刈って悲しみ・・・背中を抱いて微笑んで・・・
動じないはずの心の内に、剥がれず残った無垢のカケラは・・・
落として見捨てた過去のトラウマか・・・
手の中で事切れそうな命の始まりなのか・・・
未来を覗ける水溜りの・・・心の底を弄る様に・・・
暮らしの先は、脆さに溢れている・・・。

悩みに打ちひしがれて・・・カラダを燃やす若さがあれば・・・
行き先を囲い過ぎて、道に迷う老いもあり・・・
苦楽を囲んで夢に向かった時代の勢いには・・・
仮面を被って踊ったまやかしと・・・撒かれた未来を拾う餌があり・・・
ほんの少しの目新しさと・・・ロマンを求める夢があったのかも知れない・・・。

手を伸ばして掴み始め・・・差し出せば繋がらない・・・
おもちゃ箱を満たすには大人過ぎ・・・
十分過ぎる暮らしの中で、まずまずと・・・高く積み上げた部屋の中で目まいを浴びれば・・・
子供ではいられない暮らしの続きに・・・夢の重さを無粋に想うと・・・
派手な仮面のその奥に・・・老いぼれに追われた大人がいる。




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舞台

2024年02月25日 | 古民家
 飛び抜けて目立つ性格でも無く・・・
特技に、派手な姿カタチでも無いモノが・・・
努力と演技と、まやかしで成り上がるには・・・
飛び抜けた、頑張りがあったはずで・・・
それが特技と努姿カタチとなれば・・・
誰もが表舞台に歩もうと・・・認められる場所を探し、彷徨っている.。

裏舞台に多くがまとめられ・・・
三角、四角の立ち位置を・・・行ったり来たりの輪の中で・・・
なんと無く過ごし、扉の前で立ち尽くせば・・・
締め出された日も・・・覗かせてくれる日も・・・
諦めと慰めと・・・続ける潔さは目を塞いで・・・
伝家の宝刀・・・「運」・の巡り合わせが、神通力ほどに意味を求めてしまうもかも・・・。

歴史に残された文字を読み解いて・・・声や姿を想像してみれば・・・
伝わる逸話に流されて・・・変わり続ける解釈に呆れ果ると・・・
遠い昔の、湧かない実感は争い始め・・・
これから向かい合う暮らしを、何度も読み返してしまえば・・・
認め合い、分かち合える自画自賛になるのかも。



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