申し訳程度に移り住む暮らしは、時間を泳いで・・・
ささやく稲穂に景色が映ると・・・暮らしは豊かに降り積もり・・・
隣人と交わす言葉と・・・同居人の数々は、不意に出会い目くばせしながら・・・
お互い様の助け合いに・・・人も動物も声を合わせる・・・。
特別な場所ばかりが意味を持ち・・・興味が薄れた場所は魅力が引かれて・・・
グルリと廻り、めぐり逢いは・・・暮らしの跡を意味ありげに見つめ・・・
特別でも無い場所が・・・宝物に変わって行く・・・。
土に還るくらしで過ごす毎日と・・・家族が過ごす毎日と・・・
繋がれた文化に、新しい文化が関わると・・・
物珍しさの魅力に時は止まり・・・新しい時計が動き始め・・・
分岐の道のりは・・・倍速の速さで、暮らしの意味を追い越して・・・
おいてきぼりの古い暮らしは・・・100年・200年もウソになるほど姿を消して・・・
お互い様の声は・・・かき消されてしまう。