暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

同じ

2023年09月30日 | 古民家
 急ぎ始めた伸び盛りの草花達を・・・慰める息の下で飾り合えば・・・
遠ざかる景色の色は・・・日ごと模様を移し替えて行く・・・。
想像も・・・創作も、真似出来ないほどのカタチを造り、ゆっくり導いて・・・
それが同じ事ばかりのように感じるほど・・・嫌になるくらいのやさしさになる・・・。

耐えきれない暮らしに、程よくこらえる環境を抱いて・・・
乗り切れない厳しさに・・・フラフラと甘えながら迷い・・・
自然と過ごす暮らしに・・・居心地悪さを変えようとしても・・・
何処かで切り替わり・・・満足しようも無い時間は、大またで迎えに来て・・・
一緒に暮らすよりも程よい感じで・・・使い切る容易さに浸かってしまう・・・。

過ちも数知れど・・・元に戻れるほど黄昏もせず・・・
真っすぐ前を向いているはずでも・・・
どこか寄り道に勘違いしてしまい・・・道草をしたくなるのもので・・・
子供の遊びであれば、ほどほどの・・・
向こう見ずな合間にはまれば、後戻りも困難に・・・
大人の仕草が邪魔をして・・・裸の大様に姿を変えながら・・・
人の波をかき分け厳かに・・・迎える拍手に色は無く・・・
同じ時間の無限ループに・・・気付かないほどに酔いしれた、夢の住処に潜り込んでいる。
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2023年09月29日 | 古民家
 にぎやかな表向きの暮らしを支えて・・・裏返る間際の怖さに怯えながら・・・
目の前に並ぶ豊かさを、拾い集める仕草が愛おしくて・・・
見間違え・・・見過ごして、ずいぶん浮ついた眺めの中にいる自分を後にして・・・
抱えるうわさ話さえも、重く受け止めてしまうと・・・
聞こえて来る一日の出来事が・・・知らぬ顔で微笑んで、しかめっ面で覗いてる・・・。

大きな町を守る前に・・・小さな町が後になり・・・
暮らしも記憶も深く沈んで・・・答えられない人が場所を変えて・・・
簡単に分かれてしまい繋がる暮らしは・・・チリジリの中で声を上げても・・・
手にする未来と将来に・・・古ぼけてしまう手元から、奪われる色あせた顔も目の色も・・・
白黒の奥底へと沈んでしまう・・・。

豊かさの中に闇は生まれ・・・生まれた闇は忘れられ・・・
同じ出来事が、何度続いて繰り返されても・・・
消えない繋がりに・・・人の記憶は造り替えられ、痛みは与えられても・・・
ひどくずさんに打ち上げられ・・・鈍感に打ちひしがれてしまえば・・・
居場所を奪われる暮らしを描いて見ても・・・
鮮明な夢の奥を邪魔されるのは・・・幼い記憶と年老いた言葉だけなのかも。

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有り余る

2023年09月28日 | 古民家
 有り余るすべてを手に入れて・・・ふくよかな姿で歩いて見ても・・・
遠ざかる人の目や・・・交わす言葉のあちこちに、豊かではいられない見過ごしを覚えて・・・
いつも何かを見上げて探すように・・・手探りの歩幅で進んでしまう・・・。

価値観が入れ違う時間に生まれた頃は・・・受け入れて一喜一憂どうにも止まらないけれど・・・
憂鬱だと長く思える時間程・・・歴史の中では見過ごす時間で・・・
埃の書物の、曲がりくねった文字にたどり着くまでは・・・
気にも留めない出来事と・・・水面に映るほどでも無いと、すり抜けて行く・・・。

貧富の差と人の想像が・・・現実か夢かも解らない時間を駆けて・・
幼い人を惑わせ・・・導き、人種も世代も超えて、暮らしを育てても・・・
知らない人や・・・会う事も無い人ばかりの世界で文化が生まれるのは・・・
創ろうとも・・・繋がろうと無理をしなくても・・・
ただそのままが・・・なすがままに・・・
足元で転がる風のように・・・感触の無いすれ違いを幾度も交わしながら・・・
前に進む暮らしを交わし合う・・・見知らぬ出会いが尽きないからなのかも知れない。
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ふわり

2023年09月27日 | 古民家
 昨夜の灯りのほろ苦さに・・・酔いしれ見とれて浮かぶのは・・・
数千年も・・・数万年も、およそ変わらないほろ苦さに、魅了された顔を見合わせて・・・
自分勝手に、指折り描いた暮らし向きを・・・
相も変わらず背中に背負い・・・空を見ても・・・
フワリと構えるその姿は・・・当分変わりもしないとうつむきながら・・・
まんまる笑顔は欠けて行く・・・。

ボヤけた白黒の・・・見知らぬ人が景色になって・・・
褪せた極彩色が・・・色めき立ち・・・
変わらない景色が、人の世の中にどれほどあるのか数えても・・・
100年過ぎればみんなで数えて・・・1000年過ぎれば指折り数え・・・
10000年遠ざかれば、誰も見えない景色に入って行く・・・。

自然が造る暮らしはほど遠く・・・生きる力がどれほどか試されて・・・
ようやく整えた暮らしも・・・瞼を閉じたら消える、夢の合間に・・・
自分をけなすやり取りは・・・相手の姿を忘れ去り・・・
求めるワガママばかりを探していても・・・辿る道先は誰も同じに・・・
相も変わらない空を見ていると・・・
小さな暮らしに伸ばす手は・・・フワリ暖かく広がっている。

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流行廃り

2023年09月26日 | 古民家
 でんぐり返しの行き先の・・・廻った先の景色に見とれて・・・
我慢の雑草も・・・気ままな雲も、頑張りやさんのおひさまも・・・
ブルンと巡れば一昨日の・・・書き残した言葉と同じくらい・・・
間違い探しの重なりに・・・安堵の声と笑い顔・・・。

デザインの忙しさに・・・想いも言葉も文字のカタチも・・・
色とりどりの時代を越えて意味を伝えて・・・
男らしく女らしく・・・時代錯誤も伝統の中に織り込めば・・・
つかの間の折り合いに・・・暮らしの装いも落ち着いて・・・
流行廃りの世の中に・・・文化の色を文字が表している・・・。

造られた当時はいささかの程でも無く・・・時間の味が加わると・・・
魅了される時代の寵児が生まれ変わり・・・流行を繰り返そうともがいても・・・
同じ様子に上手くは無く・・・似て非なる姿でお茶を濁す・・・。
古民家に似たモノを造っても・・・暮らしの通りはぎこちなく・・・
上手くは行かない整いも・・・色あせて離れてしまえば、箱だけ残り・・・
変わり過ぎた暮らしの繰り返しは・・・追いつけない方向に廻ってしまったのかも。


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