暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

さくら

2023年03月26日 | 古民家
 感覚の違いが大きすぎるて・・・時間の流れ方に差がありすぎると・・・
可哀そうだとか・・・何の為に、とか・・・浮かんでしまうけれど・・・
空に登って・・・宇宙を漂って、もっと大きく浮かんでみると・・・
ちっぽけなモノのほうが多すぎてどうにもならないけど、それぞれがてんでバラバラ見たいでも・・・
流れる方向は一緒なんだと思う・・・。

手元が狂った舞台の桜が舞うくらい・・・サクラの笑顔は一瞬でも・・・
命を繋ぐ一瞬がそこにあって・・・大きな葉を広げてチカラを蓄える・・・。
木目の美しさ・・・木肌の潤いに、伝統の技は桜をいくつも手にして・・・
自然から頂く暮らしに無駄なモノが無いように・・・
ささやかな出会いが、愛おしい時間を造って来ました・・・。

別れや旅立ち・・・散る意味に悲しい想いもあれば・・・
我を忘れて・・・かしこまる時を離れようと、暖かな日差しが造る一瞬の時間を思い出したくて・・・
何度も同じ花を咲かせて・・・暮らしに与えてくれている時間は・・・
ほんの一瞬でも・・・暮らしの中に大きな流れを生んでくれていると思う。




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2023年03月25日 | 古民家
 生きる力が強すぎると・・・周りの人と手を繋いで引いてくれのか・・・
その力に倒されてしまうのか・・・。
自然は遠くから眺めて・・・理を守っていればやさしいけれど・・・
一歩踏み出してしまうと・・・どうにもこうに、手に負えなくなってしまう・・・。

自然に生かされて・・・自然に翻弄されて、調子よく暮らしに取り入れていた先人の知恵は・・・
程よいバランスな中に、居たんだろう・・・。

夏は涼しくて・・・冬は凍える古民家の暮らしは・・・
どちらかと言えば・・・夏をどうにかしようと住まいを整えて・・・
どれもこれもと・・・すべては上手く折り合いが出来なかったのだろうけど・・・
アレコレと工夫が出来たのが、夏向きの暮らしで・・・自然の大きな理と手が繋げたんだと思う・・・。
恥ずかしくて繋がれないのか・・・
届くはずの指先は・・・どれくらい離れてしまったのだろう。

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チカラ

2023年03月24日 | 古民家
 人のチカラで出来ない所は多すぎて・・・それでもコチョコチョと広がる小さな力が・・・
いつのまにやら大きな居場所をこしらえていた・・・。
一瞬で景色が変わるほどの、自然のチカラとは比べ物にならないけれど・・・
繋いで繋げて守れるものがあるのは・・・暮らしを育てられる文化があるからだと思う・・・。

ぺんぺん草が生えそろう・・・殺風景な景色から、見違える居場所になる田園風景・・・
トンネルを抜けて・・・海や雪山が広がる時と同じように・・・
人の手が造る田園風景に・・・記憶の広がりを感じるのは・・・
どこもかしこも・・・同じような風景を昔から見て来たからなんだと思う・・・。

海や山で育つ違いはあって・・・南と北で住まいのカタチは変わっているけれど・・・
田畑で暮らしを育てて来た毎日に・・・変わりは無くて・・・
平らだったり・・・トンガリ屋根だったり、造りは違っても・・・
木の文化の土地に住み着いて来た暮らしは・・・大して変わらないように思う・・・。
水が張られ・・・おひさまが降りて来て、小さな虫達が生きるチカラを頂く・・・。
一人では生きられない・・・毎日の暮らしがあります。
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装い

2023年03月23日 | 古民家
 急き立てられるように春が降りて来る・・・
かと思えば・・・春は風も雨も手を繋いで通り過ぎ・・・
うっかりすると梅雨に出くわし・・・ソロソロと日照りの中に吸い込まれて行く・・・。

うっかりすると忘れてしまいそうな事だらけで・・・季節を糧に暮らしを整えると・・・
こんなにも毎日が彩られるかと思うほど・・・目の回る忙しさで・・・
何かと手仕事の時代こそ・・・四季を相手に気ぜわしかっただろうに・・・
艶のある毎日を送っていたのかと・・・うらやましくなるけれど・・・
いざ自分が立ち上がれば・・・どこまで覚えていられるのか空を見上げ・・・
いつの間にやら夏の雲を探している・・・。

下駄箱の上に季節の花が浮かんで・・・
暖簾が季節の香りを運んで来る・・・。
古民家の空き家に、桐ダンスは行儀よく並んで・・・
今度は誰れが開けるのか・・・当分あても無く・・・
こまめに気をかけてもらえた暮らしは・・・箪笥の中にも四季が訪れて・・・
せわしく・・・季節の便りを届けてくれた・・・。
住まいの中で変化する装いは、豊かな暮らしに目を向けさせてくれます。
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つまらない

2023年03月22日 | 古民家
 考えながら暮らしを育てるのは・・・自然と会話をするように・・・
経験で感じて過ごして来た大体が・・・人も増えて、守るモノが多くなれば適当では進まなく・・・
無造作に暮らすだけでは追いつかなくなってくる・・・。

育てる楽しさや、つらさが増えて行き・・・体に嬉しい食べ物があれば益々うれしくなって・・・
独り占めするか分け合うかは・・・どこまでが許されるのか解らないけれど・・・
そこに「結」の気持ちが育たないと・・・暮らしの豊かさは膨らむことなく・・・
次の世代の受け渡しも続かなくなってしまう・・・。

100年住み継がれる住まいを手直しする頃に・・・造った人は手を掛けられなくて・・・
技術が伝わらなければ・・・直す事もままならない・・・。
一子相伝はどこかで儚く・・・伝統技術だからと堅物過ぎれば変化に追いつかず・・・
暮らしの中で守られて来た文化は、カタチを変えながら続いて行き・・・
どこかで生まれ変わる意味が育つと思う・・・。
繰り返す時代の流れに芽が育つ・・・つまらない自然が一番うれしいと思う。





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