暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

人造り

2020年08月31日 | 古民家

 基本的な、歩く・・・と言う事・・・。

単純なようで意外と奥が深く・・・動物で2足歩行する動物は少なくて・・・

2足歩行のロボットは、益々大変な苦労が必要になって・・・。

登ったり降りたり・・・横に飛んだり跳ねたり、つまづいて倒れそうになって・・・

身体能力は動物に劣ってしまった部分が多くても・・・両手足を起用に使い・・・

暮しを支え、文明や文化を育てて来ました・・・。

道具を作り出して生きる術を生み出して来た頃から・・・

暮しを豊かにする為に必要なモノを生み出して・・・

モノは生み出さなくても・・・その仕組み造りで富が得られる社会になりました・・・。

ずいぶんと変わりはしても・・・生活するのに大切なモノ造りは必要で・・・

・・・多くの人の手で、人が生きて行く為のモノは造り続けられています・・・。

土壁や、竹小舞・・・三和土を作り作業の中に、特殊な技術はそんなに必要ありません・・・。

少しづつ皆でやりくりすれば出来る作業です・・・。

ただ、時間が掛かり・・・多くの手が必要で、人件費が多くを占める作業の古民家は・・・

高価な住い造りになってしまいました・・・。

時間が空いた時・・・地域のみんなで・・・モノ造りが好きな人達が・・・

そんな気持ちで関わり合い、大切な住いも・・・地域の暮らしも皆で支え合える・・・

古民家の暮らしは・・・人造りが支えているのだと思います。

 

 

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やさしさ

2020年08月30日 | 古民家

 あてがある訳でも無く、どこ行くでも無い放浪の暮らしを夢見る・・・

一昔前ならいざ知らず・・・やさしくない社会に、とても寛大な包容力は期待出来ず・・・

おにぎりを分けてもらい、一宿一飯をお願いするなんて・・・何かの番組でも無ければありえない・・・

世知辛い世の中なのか・・・?平和な世の中になったなったのか・・・?

家族が待つ家に急いで帰る・・・。

当たり前のようで・・・多くが個人を楽しみ、一緒に食を囲む機会も減り・・・

家族が集まるのは、盆と正月だけ・・・それさえも危ういようで・・・

富の象徴は・・・個・・孤・・・?であるあるかのように・・・

家族も友達も・・・恋人も、繋がりはあっても・・・自分時間が優先される気がします・・・。

自分の部屋は期待できない、3世代・・・一つ屋根の下暮らし・・・

古民家と来れば、田の字の部屋・・・和室だらけの暮らしを思い浮かべ・・・

何かしらの話題も、あっという間に広がる田舎暮らしも・・・

隠し事の出来ない、距離の近い暮らし方・・・。

人のやさしさに安堵して・・・人の関り合いに愛想が尽きて・・・

それでも頼りになるのは人の心・・・。

古民家暮らしの紆余曲折を、楽しむ余裕がやさしさを生むのでしょうか。

 

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洗濯物

2020年08月29日 | 古民家

 テラテラの入道雲が眩しい夏空と・・・

ねずみ色の、うねる様な北風雲の冬空と・・・

洗濯物が泳ぐ姿を思い浮かべるのはどちらだろう・・・?

お日様の温かさが残る、取り込んだ洗濯物のお山がならぶ縁側・・・

少しワシワシしてても・・・下着や靴下が一緒になっていても関係なく・・・

大きく開いた鼻でお日様を吸い込んで・・・ひだまりの香りを楽しんでいました・・・。

冬の大切な晴れの日に・・・少し埃っぽくても温かく膨らんだ布団は・・・

薄べったい体を大きく膨らませて・・・早く夜が来ないかな、と・・・

待ちどうしいお日様の布団に、心は奪われていました・・・。

住環境や立地条件の変化で・・・たかが洗濯も様変わりして・・・

心躍る時間が無くなってしまっています・・・。

風で飛ばされる・・・夕立に急いで取り込む・・・そんな面倒なやり取りも・・・

子供や・・・家族の、大切な心の遊びなのかも知れません。

 

 

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和やか

2020年08月28日 | 古民家

 いろいろな手立で、寒い冬や暑い夏をしのげるように・・・

辛い作業や、やり場のない憤りをまぎらわすように・・・

今ある暮しをどうにか楽しもう・・・笑顔でいられる心を持とう・・・

おおらかな考え方があったと思います・・・。

花一輪・・・石ひとつ・・・毎日袖を通す洋服にも・・・

ハラリと光るひと工夫で・・・一日が大切なモノになります・・・。

気遣いや・・・おもてなしの心は、厳しい暮らしの中から生まれ・・・

普段見過ごしていて・・・当たり前にあるモノに意識が向くように手を加えると・・・

全く違う心持で・・・和やかな日々になるのかも知れません・・・。

夏の夕暮れ・・・パラパラと打ち水がされた玄関に・・・軒下で遊ぶ風鈴の音・・・

丁寧に添えられた草履や下駄・・・開けられた障子の先には、無造作に見えて整えられた居間と和室が続いている・・・

古そうな箪笥や照明器具も・・・時間を感じるいで立ちの中に調和する歴史の重さがあって・・・

古民家の住まいが・・・細やかな暮らしを守っていると思うと・・・

日本の暮らしを残すには・・・これからの住まい方と向き合う大切な古民家を・・・

守って行かなければいけないのだと思います。

 

 

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疲れ

2020年08月27日 | 古民家

 空気が重く、元気を奪われそうな空気が漂う・・・。

無いモノねだり・・・誰もが望んで、なかなか手に入らない厄介な代物で・・・

健康だとか、お金だとか、夢だとか・・・

意識しないと手に入らなくて、意識しすぎると逃げて行って・・・

ますます、厄介な代物です・・・。

木々に抱かれてくぐり抜けて来る風はとても爽やかで心地よく・・・

打ち水された土間を通り抜ける風も、案外心地よくて・・・

人の体に、やさしい風は・・・疲れ知らずです・・・。

昔遊んだ雑木林が無くなり・・・道路事情や、住宅事情を言い訳に・・・

危険だからと小川を埋め立てたり・・・無かった事にして・・・

道路も、庭の造りも、住まいの造り方も・・・ゾワゾワする騒がしい暮らしでは無くなってしまい・・・

いろんな顔の見えない暮らし方になってしまえば・・・

自然が見せてくれる、出会いもふれあう時間も少なくなり・・・

疲れが溜まってしまっているのかも知れません・・・。

夏の重たい湿度がのしかかるだけで無く・・・

無くしてしまった暮らしの考え方の違いが、今になってドボンとのしかかって来たのかも知れません。

 

 

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