暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

恩恵

2020年07月31日 | 古民家

 風を操りながら舞う鳥や・・どこから入って来たのか部屋の中を飛び回るハエ・・・

隙間から次の隙間へと、かくれんぼしている猫も・・・

何か、慌ただしく・・・それでいて自由で優雅に自然を生きている・・・。

自然と共に暮らしているのは・・・豊かになった今でも変わらず・・・

甘い蜜のように、たくさんの授かり物がある時もあれば・・・

手厳しい災難や・・・ひもじい思いをする時もあるので・・・

やっぱり、自然と共存する暮らしを考えないと・・・楽しい暮らしは出来ないのだと思う・・・。

動物たちは、どんな時も命の危険を感じながら生きているので・・・

優雅に空を飛ぼうが・・・日向ぼっこでモアモアとふんぞり返っているようで・・・

実のところ、結構大変な暮らしをしているのです・・・。

鳥のように飛べたらな・・・クモやハエのように便利機能を手に入れたいな・・・

そんな夢は・・・箱の中の物語として楽しんで・・・

自然の恩恵をありがたくいただき感謝して・・・暮らしに役立てる・・・

時間が育ててくれた教えを忘れないように、これからの暮らしを考えて行きたいと思います。

 

 

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素材と道具

2020年07月30日 | 古民家

 素材を上手に生かして使うには・・・ひと手間ふた手間掛けないといけないのですが・・・

柱や床板の表面をツルツルに仕上げるのは・・・見た目を良くする意味と・・・

汚れにくいように・・・それと、雨切れしやすいように・・・

お手入れされた鉋で、トウルリと仕上げられると・・・紙やすりで削られた表面とは違い・・・

はじける水滴に、その仕上がりの違いが感じられます・・・。

砥ぎの甘い鑿で穴を加工したりすると・・・

柔らかい杉材はつぶれ、硬いヒノキ材などは歯が立たず・・・その違いがはっきり出て・・・

つぶれたり引きちぎった木の繊維は・・・むなしくみすぼらしい仕上がりになってしまいます・・・。

刺身を良く研がれた包丁で引くように切れば・・・細胞がつぶれず、食感の良いお刺身となるように・・・

素材を生かすも殺すも・・・道具の使い方や、手入れの良しあしで決まり・・・

少し経験したくらいで手に入れられる技術では無く・・・5年10年と努力が必要です・・・。

焼杉を見る機会が増えて来て・・・耐候性や仕上がりの美しさが特徴ですが・・・

手がススまみれになるのが難点と・・・以外に簡単と言いながらも、杉を焼くコツがあって・・・

パンパンと燃える様を見ると・・・慣れないと、少し引いてしまうかもしれません・・・。

DIYがずいぶん身近になって来て・・・ホームセンターで大抵のモノは手に入ります・・・。

人が集まるには、遠慮の必要な時間が続いている今・・・住まい造りを学ぶ時間を作ってみませんか?

 

 

 

 

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太陽にむかい

2020年07月29日 | 古民家

田園風景が広がり、サラサラ育つ稲穂の美しさをの中に・・・

ポイっと存在感のあるモノが目に入り・・・

自家水の小屋かと思えば・・・なぜか祠・・・?

誰も気づかないようで、石ころのような存在のお地蔵さまや・・・お釈迦様・・・

ずいぶんな時を同じ場所で過ごし・・・姿・形が危うくなるほど風化しても・・・

まだまだ当分の間はその場所に立ち続けるのだろう、そんな予感のする存在感・・・。

道祖神や・・・ある地域では石敢當などが、道端に意味を持って築かれて・・・

人や地域を見守り・・・疫病や得体のしれないモノを寄せ付けない、迷信ではあるのだろうが・・・

誰もその存在を声高らかに否定はしない・・・

妖怪や幽霊となれば・・・気の遠くなるくらい昔から語り継がれはしても・・・

風化もせず・・・新しい魅力を発信し続けています・・・。

上棟した時に飾る幣串や・・・火を使う竈・・・家に福をもたらす座敷童・・・。

井戸にも感謝の祈りをしてみたりと・・・暮らしに中で、信仰と呼ばれる行為や・・・

神様のような存在を感じる場面はたくさんあります・・・。

地域によっては、恐怖を覚えそうな習慣もあるようですが・・・

歴史ある住まいだからこそ・・・霊や神の存在を意識し、継がれて来た歴史がそう感じさせているような気がします・・・。

火や水のありがたさを感じられない暮しでも・・・一旦何事か起きれば、快適な生活は出来なくなります・・・。

毎日・・・すべてに感謝する・・・朝起きて太陽に向かって手を合わせる・・・

そんな気持ちからが始まりなのかな・・・?と、思います。

 

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たのしみ

2020年07月28日 | 古民家

 帰りの時間が待ちどうしくて、授業も4時間目となれば気もそぞろ・・・

この後どこで誰と遊ぶか・・・昨日出来なかったあの遊びを途中から始めるのか・・・

前に行くはずだった場所に、もう一回チャレンジしてみるのか・・・?

日が暮れるまで走り回り・・・昆虫を捕ったり、廃墟に忍び込んでみたり・・・

適当な悪さも思い切りしてみたりと・・・1日が長くもあり・・・短くもあり・・・

朝早く出かけて、夜遅く帰るのに・・・なぜか1日が早く・・・

こんなにも1週間が・・・1年が早く感じるようになったのは何時の頃か・・・・?

繰り返される毎日が・・・時計仕掛けの歯車のように変わらず時を刻めば・・・

変わり映えしない毎日がそう思わせるのだろうか・・・?

住いのお手入れは、とても忙しい毎日が待っていて・・・

庭木の雑草・・・風で緩んだ雨樋・・・カタキシと動きが悪くなった雨戸や・・・

色あせた外壁・・・小さな手の跡がはげしいガラス戸も・・・

家族の営みが暮らしを支え・・・そのわずらわしさも愛おしく思える・・・。

お手入れ要らずの住まいが・・・家族の楽しみを奪ってしまった・・・。

そんな風に思うようなりました。

 

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魅力的な

2020年07月27日 | 古民家

 古くなった木材や、解体される木材は・・・チップにして燃料となる場合が多いようで・・・

接着剤で固められた木材のような素材は・・・いろんな煙が出てしまうので燃料にはならず・・・

埋め立てやら、なんやかんやで再利用は出来ないそうです・・・。

土壁の土は、自分の敷地に撒いて・・・古い瓦は砕いて庭の砂利にして・・・

金属は、廃品回収屋さんに買い取ってもらう・・・。

古い住まいは・・・何かとゴミにはならず、なんとなく自然に戻り・・・

環境には良いのだろうと思います・・・。

断熱材や新建材の外壁材・・・樹脂素材など、埋め立てるしかないモノで作られる住まいは・・・

高耐久の住まいとして、温かく涼しい密閉された環境を提供できますが・・・

100年200年住み継がれる事は無く・・・世代が変わり、社会が変われば空き家となるか・・・

再生出来ないゴミとなるか・・・・・?(あくまでも個人的な見解です。)

古民家を使ったテレワークがおしゃれと言われ・・・古民家のCafeが各地に増えて・・・

100年も前には思いもしなかった住まいの姿が、地域を豊かにしてくれる・・・

現代の建物が、100年後魅力的な姿に生まれ変わる・・・自分はあまり想像出来ないような気がします。

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