暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

かたより

2019年08月26日 | 古民家

 偏食は健康に良く無い・・・・成長期の子供ならなおさら、いろんな食材をまんべんなく食べた方が良い・・・

言わんとしていのは理解出来ても・・・菜食主義者や・・・炭水化物を食べない人・・・

果物だけで生活ている方など・・・・皆さんそれぞれ健康に暮らしていらっっしゃるようで・・・

仕事の環境によっては、食材を準備するのに手間が掛かりそうですが・・・

その方々の、すこぶる健康な話しをお聞きすれば・・・体質・個人差はありますが・・・極端な偏食や・・・

食べすぎなど無ければ・・・人それぞの食文化があっても良いのかな・・・と思います・・・。

動物はある意味偏食で・・・体の造りが違いますけれど・・・草食動物・・・肉食動物・・・

超偏食ですね・・・。

学校の勉強には・・・国語・算数・理科・社会・・・保健体育に音楽などが必須科目かと思っていましたが・・・

高校2年で・・・選択科目システムが表れ・・・文系か理数系を選んで・・・大学受験に向けて得意分野に特化した勉強をするようです・・・。

(恥ずかしながら自分の常識知らずを恥じております。)

多くの知識を持ちたい・・・・知らない事を知りたい・・・人の欲求は太古から変わっていないと思っていましたが・・・。

受験となると・・・余計な負担は極力減らし・・・特化する、専攻したい学部のある学校を目指して勉強する・・・

割り切りの世界なのか・・・?好きな部分を突き詰めて勉強したいこだわりなのか・・・

物知らぬおじさんは・・・何かもったいないように思えてしょうがないのです・・・。

昔ながらの生活を・・・循環型社会のお手本・・・環境負荷の少ない暮らし方・・・として・・・・

多くの言葉伝えている訳で・・・現代建築を否定しているのではありませんが・・・

この先も同じような社会が続くとも思えず・・・あらゆる面で負担を減らなければいけない暮らしが求められています・・。

手に入れた物を少しずつ減らさないといけないのかも知れません・・・。

涼を求める為に・・・外に熱風を生み出す機械が環境に良いとは思えない・・・?と考えながら・・・・

暑さに耐え切れず・・・エアコンを使ってしまうのですが・・・・・大きなリセットが必要なのか・・・・?

大きな震災の後・・・都心のネオンは姿を潜めましたが・・・・今は以前と変わらぬ街に戻っています・・・。

のど元過ぎれば・・・・・・時間が記憶と痛みを薄くしてしまうのは・・・仕方がないのでしょうか・・・?

暮らし方の偏食・・・・自然に近い暮らし方がもう少しあっても良いのかな・・・と想います。

 

 

 

 

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過剰

2019年08月25日 | 古民家

 薪割りをしたことがありますか・・・・?

五右衛門風呂の姿も見る機会も減って・・・

薪ストーブが流行りだとしても・・・住宅街を見回して・・・ニュっとそびえる煙突が・・・

必ず数件見つかるほど・・・みんなが持っているのでも無く・・・

一家に一台に薪ストーブを!!などと、コマーシャルをしている訳でもありません・・・。

そもそも・・・丸太も、その辺りで見かける代物でも無く・・・・

斧を持っているご家庭も、そうそう無いと思います・・・。

日本刀の居合切り・・・・簡単に振り回しているように思えても・・・

以外と重い日本刀(真剣)・・・上段から不用意に振り下ろせば・・・

もれなく足の指先か甲の辺りなど・・・ブスリと大けがしてしまうようです・・・。

斧も同じく・・・渾身の力で頭の上から振り下ろせば・・・・円軌道を描いた切っ先は・・・・

丸太をカスリながら・・・足の向う脛の辺りに、ガツン・・・と・・・大変な大怪我となります・・・。

刃物を取り扱う注意点はいろいろありますが・・・

普段あまり接触しなくても・・・流行りで何となく触れる機会があり・・・手軽そうに体験出来る・・・

そんな所に・・・大きな落とし穴が待っています・・・。

鉄鎚・鋸・スコップに鍬などの道具や・・・マッチ・紐の結び方・雑巾の絞り方など・・・・

普段の暮らしで使われなくなった・・・生活する上で大切な文化が伝わらなくなっています・・・。

サービスは・・・お客様の満足度を上げる仕組みで・・・今では・・・

感動頂ける取り組みが当たり前になるようなサービスが求められています・・・。

それだけお客様に興味を持って頂き・・・購買意欲を高めて・・・・

会社や商品のファンとして・・・固定のユーザーを増やすような動きなのですが・・・。

人口減もあって・・・モノであふれる時代・・・特別な何か・・・・

他とは違う差別化をしなければいけません・・・それが・・・過剰なサービス・・・・

そんな動きになっているような気がします・・・。

ワガママな考え方かも知れませんが・・・痒い所に手が届くようなサービスや商品・・・

補助的に使う・・・社会的弱者の方が利用する・・・などの場合は良いのですが・・・

面倒・・・手間・・・自分の時間を優先したいなど・・・

各家庭にあって・・・その家庭ならではの、とても小さな伝統や歴史・・・・大切な部分に触れないまま・・・・

失われてしまうものが多くなっていると思います・・・。

刃物を使ったワークショップ・・・薪割りの体験・・・・土壁・竹小舞いの左官体験・・・・

多くの仲間が、そんな取り組みを行っています・・・。

夏休みの宿題もそうですが・・・子供が本当に学べる場を本当は・・・

各家庭で作れたら良いな・・・と想います。

 

 

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裏腹

2019年08月24日 | 古民家

 フロントガラス越しに、車のテールライトを眺めていると・・・・

それが雨の日でも・・・晴れの日でも・・・・・

ワイパー越しに見え隠れして・・・ギラリと光る赤いライトも・・・

視線を横切る街灯やネオンを意識しながら赤く光るライトも・・・

なぜか物哀しく思えたり・・・これから訪れる物語の序章のような時間を感じます・・・。

高速道路の渋滞に連なるテールライトの光には・・・あまり情緒を感じませんが・・・

首都高速や海岸線を流すように走る車・・・・助手席を埋めるのが・・・

妻や恋人だったり・・・・疲れて夢見る娘であれば・・・

・・・目の前を走る車のテールランプが、時間の流れをゆっくり進めてくれるようで・・・

いつまでも続く時間であってほしいと思う・・・そんな気持ちになります・・・。

機能的な意味で・・・LEDやHIDのヘッドライトは明るく・・・消費電力も少なく・・・

科学・・・とは、すばらしいと思うのですが・・・針が飛んで来るような白い光は目に刺さるようで・・・

街灯も・・・信号も、電気の球交換が無くなり・・・これも安全・安心で良いのですが・・・

頭の上から威圧するような光の束が降り注ぎ・・・・無機質な赤・黄・青の光では・・・

物思いにふける気分にもならず・・・曖昧な時間を感じる余裕も無くなってしまっているようで・・・

昭和的な時間を感じるのは・・・そんな不便で・・・性能の良くないモノに囲まれていた時代だったから・・・?

人間味ある機械が、そこかしこにあって・・・アナログな社会だったからでしょうか・・・?

職人が手造りしているような時代の車だからこそ感じる・・・哀愁なのかもしれませんが・・・

不便は人を育てる・・・・物が無ければ造り・・・人がいなければ、1人で出来る方法を考える・・・

人の手が物を造り出す喜びや幸せは・・・便利と裏腹にあるのかな・・・と想います。

 

 

 

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神様

2019年08月23日 | 古民家

 ステンレスは錆びないと言っても・・・鉄の釘やヘアピンなどをうっかり置いてそのままにしてしまえば・・・

数日後には、見事な錆が生まれています・・・。(もらい錆びと言います。)

相性の良し悪しはあるようで・・・双方すばらしい能力を持っており、個々の能力は秀でていても・・・

一緒になると、打ち消し合うように存在感を失ってしまう・・・。

木材同士は巧みな木組で繋げば・・・加工をして組み合わせない時よりも、強度が増す場合もあるのに・・・

木と金属・・・一見強固に繋ぎ合わさりますが、温度差や強度の違いで、カビや結露など・・・

お互いにとって良くない環境になる場合もあります・・・。

込栓(コミセン)と言う方法で、柱と土台などを繋ぐ技術があります・・・。

土台にホゾと言う穴を掘り・・・柱の先端を細くした部分を入れて・・・

抜けないように柱の脇に開けた穴に堅木の栓をします・・・。

がっしりと結合され・・・ある程度の地震にも耐えますが・・・

この所の大きな地震の時など・・・建物が大きく上下に動き・・・・

左右に揺すられると、柱に亀裂が入ったり・・・・土台が割れて柱が抜ける場合もあります・・・。

現代の建築では・・・専用の金物で柱と土台などを、太く長いビスを使い、数十本以上止めますので・・・

地震で揺らされても・・・外れてしまうような事は少ないようです・・・。

そうなると・・・木で組んだ込栓の施工は弱いのか・・・?と思われますが・・・・

どちらの施工についても・・・どれだけ丁寧で正しい施工をしているか・・・?になります・・・。

木組みで行う場合・・・施工精度が大きく関係します・・・。

親方と・・・弟子では・・・同じ材料、同じ道具を使っても技術の差があります・・・。

どこまで丁寧に妥協無く行うか・・・同じ木組みでも、細かな部分こだわりを持って・・・

自分なりの工夫を見つけて、加工技術を向上させて行くかです・・・。

金物取り付けのネジ止めも・・・電動工具でそのままネジを取り付けてしまえば・・・

狭い場所に数十本も取り付けますので・・・当然木が割れてしまいます・・・。

下穴を開けて・・・それからネジを取り付ける・・・木が割れてしまっては・・・

どんなに良い部材も・・・その性能を発揮すること無く・・・壊れてしまいます・・・。

木組みがすべて・・・金物施工が当たり前・・・・ではありません・・・。

どんな施工でも・・・当り前と言われる、基本中の基本が教えられて来ていないように思います・・・。

これぐらいでいいんだ・・・今までこのやり方だった・・・言われないから・・・・・見られていないから・・・

受け売りですが・・・・どんなところでも・・・・神様は見ているんだと想います。

 

 

 

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担い手

2019年08月22日 | 古民家

 地域で伝わる昔し話・・・・神話や童話・・・怪談・・・・

夏の定番きもだめし・・・百物語など、涼を感じるイベントはこのところ少なくなっていますが・・・

猛暑を感じながらも・・・建物の中に入れば極端な温度差と・・・

自宅に帰っても・・・異世界の環境が整う空間ばかりで・・・

・・・体や心で体感する日本の夏は、どこか遠い世界の話になってしまいました・・・。

各地に伝わる民話・・・・口づてで伝わる話し・・・おのずと内容が少しづつ変わったり・・・

伝わらなかったり・・・方言や、実際あった話も時代とともに変化していくのは世の常で・・・。

それも文化と歴史だと言われればそうなんだと思えて・・・

史実として残るものすべてが本当にあった事なのか・・・創作なのかは実際の所解らない・・・・

でも・・そのあいまいさが、多くの話題を造り、妄想を生んで・・・

結論の無い・・・話題の尽きない楽しみになっていると思います・・・。

語り部として、話しをされる方々も少なくなり・・・そんな話を聞く子供も少なくなり・・・

時代に埋もれてしまう文化は数多く・・・

古民家に見られる技術もそうですが・・・森に働く人・・・田畑で汗をかく人達・・・

海の荒波に耐えて励む人も・・・働き手が少なく・・・その技術の継承も・・・・

日本の食文化を伝える担い手の行く末を憂いてしまいます・・・。

古臭い考え方思われるのかもしれませんが・・・

積み重ねて・・・継続されて来た事で今がある・・・そう思えば・・・

それらを次の世代に残せるのは・・・自分達の役目なのかな・・・と想います。

 

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